JP2519701Y2 - パチンコ玉検出装置 - Google Patents

パチンコ玉検出装置

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JP2519701Y2
JP2519701Y2 JP1990052480U JP5248090U JP2519701Y2 JP 2519701 Y2 JP2519701 Y2 JP 2519701Y2 JP 1990052480 U JP1990052480 U JP 1990052480U JP 5248090 U JP5248090 U JP 5248090U JP 2519701 Y2 JP2519701 Y2 JP 2519701Y2
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豊 岩月
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パチンコ台において使用されるパチンコ玉
(セーフ玉)の検出装置に関する。
(従来の技術) 第5図は、従来例のこの種のパチンコ玉検出装置とし
ての近接スイッチの概略化回路ブロック図である。
同図において、2は発振回路、4はスイッチ出力処理
回路である。発振回路2は、コルピッツ型とかハートレ
ー型の発振回路であって、検出部2a、および発振回路本
体2bから構成されている。検出部2aは、フェライトコア
FCに発振コイルHCを取り付けてなるものである。発振回
路本体2bは、発振回路2の他の回路部分を構成するもの
である。
検出部2aにおける発振コイルHCの漏洩磁場に検出対象
物である金属が、接近していないときは該漏洩磁場に変
化がなく、発振回路2は、そのときの発振コイルHCのコ
ンダクタンスによって発振条件が成立して発振状態とな
る。一方、発振コイルHCの漏洩磁場に該金属が接近した
ときは該漏洩磁場によって金属に過電流損が発生して発
振コイルHCのコンダクタンスが増大し、これによって発
振回路2は発振条件が不成立となって発振停止状態とな
る。
スイッチ出力処理回路4は、検波回路4a、シュミット
トリガ回路4b、および出力回路4cから構成されているも
のであって、発振回路2からの発振周波数出力を検波回
路4aによって検波し、発振回路2が発振状態にあるとき
の検波出力と、発振停止状態にあるときの検波出力と
を、あるしきい値の持ったシュミットトリガ回路4bで弁
別し、この弁別出力を出力回路4cからスイッチオフ信号
(金属が非接近状態のため発振回路2が発振持続状態に
あるときの信号)として、またはスイッチオン信号(金
属が接近状態のため発振回路2が発振停止状態にあると
きの信号)として出力するようになっている。
上記動作をさらに詳しく説明する。
まず、発振コイルHC自体のインダクタンスをL1、フェ
ライトコアFCの見掛け上の透磁率をμappとすると、検
出部2aの全体のインダクタンスLは、次式であらわさ
れる。
L=μappL1 …… 発振回路2の発振周波数fは、当該発振回路2の発振
容量をCとすると、前記式から次式であらわされ
る。
また、発振コイルHCのコンダクタンスglは、次式で
あらわされる。
gl=1/2πfLQ=1/2πfμappL1Q …… ただし、Qは発振回路2のキュー値である。
さらに、発振回路2の負性コンダクタンスを−giとす
ると、発振回路2は次式が成立するきに発振する。
gl+(−gi)≦0 …… このような関係式において、金属が発振コイルHCに非
接近状態と接近状態にあるときについて第6図を参照し
て説明する。第6図において、横軸は発振回路2の発振
周波数fを示し、縦軸は発振コイルHCのコンダクタンス
glを示している。
まず、発振コイルHCに金属が非接近状態にあるとき
は、発振コイルHCのコンダクタンスglの周波数特性はI
になっている。そして、この場合の発振回路2の発振周
波数f1であると、第6図に示すように、発振コイルHCの
コンダクタンスglは負性コンダクタンス−giよりも絶対
値で小さくなって、前記式の発振条件が成立し、発振
回路2は発振状態にある。その結果、スイッチ出力処理
回路4からは、金属が近接していないことを示すスイッ
チオフ信号が出力されることになる。
これに対して、発振コイルHCに金属が接近すると、発
振コイルHCのコンダクタンスglが増大して、そのコンダ
クタンスの特性はIIになる。ここで、式から明らかな
ように、発振回路2の発振周波数はf1のままであるか
ら、結局、発振コイルHCはコンダクタンスがその発振周
波数f1においてはΔgl分だけ増大することになる結果、
前記式の発振条件が不成立となって発振回路2の発振
が停止し、スイッチ出力処理回路4からは金属が近接し
ていることを示すスイッチオン信号が出力されることに
なる。
このようにして、従来例の近接スイッチでは金属であ
るパチンコ玉の近接状態を検知し、その検知出力を行っ
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この近接スイッチにおいては、検出部2aの
フェライトコアFCに検出対象物である金属ではなく、例
えば磁石のような直流磁界が与えられると、そのフェラ
イトコアFCの見掛け上の透磁率μappが徐々に低下し、
例えばμapp′(<μapp)となる。そうすると、式か
ら明らかなように、発振回路2の発振周波数f1が次式
であらわされるようにf1′にまで上昇する。
また、式から明らかなように発振コイルHCのコンダ
クタンスglも増大してその特性は第6図のIIIのように
なる。
そして、その発振周波数f1′での発振コイルHCのコン
ダクタンスgl′は次式で与えられることになる。
gl′=1/2πf1′μapp′L1Q …… その結果、第6図に示される発振コイルHCのコンダク
タンスの増大分Δgl′によって、発振条件の成立式であ
る式が成立できなくなって、発振回路2は発振停止状
態となってしまう。
このような状態において発振停止が発生すると、パチ
ンコ台において磁石の使用により実際にはセーフ玉が検
知されていないにもかかわらずセーフ玉が誤動作により
検知されたこととなり、すなわち、不正行為が行われる
こととなる。
また、他の不正としては、遊戯者がパチンコ台のガラ
ス面に磁石を当てて、パチンコ玉を磁石により入賞口に
誘導する不正行為を行って、センサがセーフ玉を検出し
てしまうことがある。(この場合はセンサとしての誤動
作でなく正常動作であるが、不正行為による動作であ
る。) したがって、本考案では、パチンコ台において、磁石
等を使用しての不正行為ができないようにすることを目
的としている。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために、本考案のパチンコ
玉を検出する検出装置は、パチンコ玉検出用の発振コイ
ルを含む発振回路と、パチンコ玉の接近による発振回路
の発振状態の変化に基づいてパチンコ玉を検出する処理
回路と、からなるパチンコ玉検出部と、パチンコ玉検出
用の発振コイル近傍に設けられ、パチンコ玉検出部とは
異なる原理によって直流磁界を検出する直流磁界検出部
と、を具備し、直流磁界検出部の出力が有りの場合に
は、パチンコ玉検出部のパチンコ玉検出出力を出さない
ことを特徴としている。
(作用) パチンコ台において、磁石等が不正使用されると、磁
石が形成する直流磁界を直流磁界検出部がパチンコ玉検
出部とは異なる原理によって検出し、その直流磁界検出
部の出力が有りの場合には、パチンコ玉検出部のパチン
コ玉検出出力は行われない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る近接スイッチの概略化
回路ブロック図であり、第5図と対応する部分には同一
の符号を付し、その同一の符号に係る部分についてのこ
こでの詳しい説明は省略する。
本考案では、発振回路2とスイッチ出力処理回路4と
によりパチンコ玉検出部が構成される。
本実施例における近接スイッチは、直流磁界検出部6
と、AND回路8とを具備したことに特徴を有している。
すなわち、この直流磁界検出部6は、磁気検出素子6a、
増幅回路6b、および出力回路6cをこの記載順序で接続し
て構成されている。磁気検出素子6aはホール素子等で構
成されており、フェライトコアFCに印加される直流磁界
を検出できる。AND回路8は2入力部を有しており、か
つ、各入力部がそれぞれシュミットトリガ回路4bと出力
回路6cそれぞれの出力部に接続されており、出力部が出
力回路4cの入力部に接続されている。
第2図のタイムチャートを参照して第1図の実施例の
動作を説明する。
第2図(a)は検出部2aによる金属の検出の有無を示
しており、ハイレベルが金属の検出有り、ローレベルが
金属の検出無しを示している。すなわち、時刻t0以前、
時刻t1〜t3、時刻t4以降では波形がローレベルであるこ
とから、金属の検出無しを示しており、時刻t0〜t1、お
よびt3〜t4では波形がハイレベルであることから、金属
の検出有りを示している。
第2図(b)は、磁気検出素子6aでの直流磁界の検出
の有無を示しており、ハイレベルが直流磁界の検出有
り、ローレベルが直流磁界の検出無しを示している。す
なわち、時刻t2以前が直流磁界の検出無し、時刻t2以降
が直流磁界の検出有りをそれぞれ示している。
第2図(c)は、シュミットトリガ回路4bの出力Aを
示しており、出力Aは金属の検出有りのときでも、直流
磁界の検出有りのときでも、ハイレベルとなり、金属の
検出無しでかつ直流磁界の検出無しのときにローレベル
となる。これは、発振回路2が、金属の近接によって発
振コイルHCのコンダクタンスが増大することによって
も、またフェライトコアFCに直流磁界が印加されること
によっても発振停止し、その発振停止による発振回路2
出力がシュミットトリガ回路4bでハイレベルの弁別出力
Aとして出力され、その結果、その出力Aがハイレベル
になったことが金属の近接によるのか、あるいは直流磁
界が印加されたことによるのかが不明である。
第2図(d)は、直流磁界検出部6内の出力回路6cの
出力Bを示しており、磁気検出素子6aで第2図(b)の
ように直流磁界の印加を検出すると、出力回路6cからは
ローレベルの出力Bが出力される。つまり、出力Bがハ
イレベルであるときは、直流磁界が印加されていないこ
とになり、ローレベルであるときは直流磁界が印加され
ていることになる。
第2図(e)は、出力回路4cの出力Cを示しており、
出力Aと出力Bとが共にハイレベルのときにのみ、つま
り、金属の検出有りで、かつ、直流磁界の印加無しのと
きにのみ、ハイレベルの出力Cが出力されることにな
る。したがって、このハイレベルの出力Cをスイッチオ
ン信号として出力することで、当該近接スイッチは、金
属の近接の場合、すなわち、パチンコ玉の近接した場合
のみ出力を行う。
第3図は本考案の他の実施例に係る近接スイッチの概
略化回路ブロック図であり、第4図は同近接スイッチの
パチンコ台での使用例を示す図であり、第1図と対応す
る部分には同一の符号を付し、その同一の符号に係る部
分についての説明は省略する。
この実施例の近接スイッチにおいては、シュミットト
リガ回路4bと出力回路4cとの間にフェライトコアFCに印
加される直流磁界に応答してオンする上記直流磁界検出
部6に相当するリードスイッチ10が設けられていること
に特徴を有している。すなわち、フェライトコアFCに直
流磁界が印加されると、発振回路2が発振停止してシュ
ミットトリガ回路4bからは金属を検出したときと同じ弁
別出力が出力されるが、このときには、リードスイッチ
10は、直流磁界の検出に応答してオンしていることか
ら、その弁別出力が出力回路4cに与えられることがな
い。したがって、金属の近接の場合、すなわち、パチン
コ玉の近接した場合のみ出力を行う。
パチンコ玉が通過する穴12を有し、かつパチンコ台の
適宜の位置に取り付けられる板体14にプリント基板16を
取り付け、このプリント基板16において、該穴12の近傍
位置にフェライトコアFCと発振コイルHCとからなる検出
部2aを設けるとともに、その検出部2aの近傍にリードス
イッチ10を設けている。
そして、パチンコ玉が穴12を通過したときは、検出部
2aで該パチンコ玉の通過を検出する一方、磁石をその穴
12に近付けてパチンコ玉が穴12を通過したようにする不
正な行為に対しては、リードスイッチ10がその磁石から
の直流磁界を検出してオンすることになり、これによっ
て、出力回路4cからはパチンコ玉が通過したことを示す
スイッチオン信号が出力されないようになっている。
(考案の効果) 以上説明したことから明らかなように、本考案によれ
ば、磁石等が不正に使用された場合には、磁石が形成す
る直流磁界を直流磁界検出部がパチンコ玉検出部とは異
なる原理によって検出してその際にはパチンコ玉検出出
力は行わないので、これにより、磁石等を使用しての不
正行為を防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る近傍スイッチの概略化回
路ブロック図、第2図は同実施例の動作説明に供するタ
イムチャート、第3図は本考案の他の実施例に係る近接
スイッチの概略化回路ブロック図、第4図は第3図に示
すものをパチンコ台で使用した例を示す図である。 第5図は従来例の近接スイッチの概略化回路ブロック、
第6図は発振コイルのコンダクタンスの周波数特性を示
す図である。 2……発振回路、2a……検出部、FC……フェライトコ
ア、HC……発振コイル、4……スイッチ出力処理回路、
6……直流磁界検出部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ玉を検出する検出装置であって、 パチンコ玉検出用の発振コイルを含む発振回路と、パチ
    ンコ玉の接近による発振回路の発振状態の変化に基づい
    てパチンコ玉を検出する処理回路と、からなるパチンコ
    玉検出部と、 パチンコ玉検出用の発振コイル近傍に設けられ、パチン
    コ玉検出部とは異なる原理によって直流磁界を検出する
    直流磁界検出部と、を具備し、 直流磁界検出部の出力が有りの場合には、パチンコ玉検
    出部のパチンコ玉検出出力を出ないようにすることを特
    徴とするパチンコ玉検出装置。
JP1990052480U 1990-05-18 1990-05-18 パチンコ玉検出装置 Expired - Lifetime JP2519701Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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