JP2001242260A - 金属体検出装置 - Google Patents

金属体検出装置

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JP2001242260A
JP2001242260A JP2000053721A JP2000053721A JP2001242260A JP 2001242260 A JP2001242260 A JP 2001242260A JP 2000053721 A JP2000053721 A JP 2000053721A JP 2000053721 A JP2000053721 A JP 2000053721A JP 2001242260 A JP2001242260 A JP 2001242260A
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Masahisa Niwa
正久 丹羽
Fumihiro Kasano
文宏 笠野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させることがなく、金属体の
誤検出を防止できるようにする。 【解決手段】 検出コイル1を含むLC発振器3と、金
属体の近接に影響を受けること無く略一定振幅でLC発
振器3を駆動する発振駆動回路5と、検出コイル1に直
列接続され金属体が近接してもインピーダンスが略不変
なインピーダンス不変素子4と、検出コイル1とインピ
ーダンス不変素子4との分圧点振幅Vsにより金属体を
検出する信号処理回路8と、を備えた構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉等の金
属体を検出する金属体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の金属体検出装置として、
検出コイルを含むLC発振器、LC発振器を駆動する発
振駆動回路、LC発振器の発振振幅を検波する検波回路
を備えたものが存在する。このものの検出コイルは、発
振駆動回路により駆動されて、パチンコ玉(金属体)の
通過する通過孔内に高周波磁束を発生し、その高周波磁
束の中をパチンコ玉が通過すると、パチンコ玉の表面に
おける渦電流損失でもって、検出コイルの実効抵抗が増
大してLC発振器の発振振幅が低下することにより、L
C発振器の発振振幅が所定の閾値以下になることを、検
波回路が検出して、パチンコ玉の通過を検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の金属体
検出装置にあっては、機械式の金属体検出装置とは異な
り、パチンコ玉(金属体)を非接触で検出できるため、
寿命が半永久的であり、また、異物の付着による接触不
良等も起こらないという長所がある。
【0004】しかしながら、このものは、悪意のある遊
戯者により強力な電波が放射された場合に、発振駆動回
路が停止してしまって、LC発振器の発振振幅が閾値以
下となり、パチンコ玉が通過孔を通過していないにも関
わらず、パチンコ玉が通過孔を通過したと、誤った検出
をしてしまうという問題点がある。そのため、パチンコ
玉が通過した場合に、発振停止しない程度に振幅を下げ
ることも考えられるが、ばらつきを考慮すると、実際に
は困難である。
【0005】この問題点を解決するため、特許公報第2
925120号公報により開示された金属体検出装置
(図9)のように、電波を検知する電波検知回路部を設
けることも考えられるが、電波検知回路部を設けると、
本来のパチンコ玉を検出するための構成に加えて、別の
回路部を設けることになるので、部品点数が増加し、全
体構成も複雑になるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、部品点数を増加させる
ことがなく、金属体の誤検出を防止できる金属体検出装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の金属体検出装置は、検出コイル
を含むLC発振器と、金属体の近接に影響を受けること
無く略一定振幅でLC発振器を駆動する発振駆動回路
と、検出コイルに直列接続され金属体が近接してもイン
ピーダンスが略不変なインピーダンス不変素子と、検出
コイルとインピーダンス不変素子との分圧点振幅により
金属体を検出する信号処理回路と、を備えた構成にして
いる。
【0008】請求項2記載の金属体検出装置は、請求項
1記載の金属体検出装置において、前記インピーダンス
不変素子は、抵抗である構成にしている。
【0009】請求項3記載の金属体検出装置は、請求項
1記載の金属体検出装置において、前記インピーダンス
不変素子は、コイルである構成にしている。
【0010】請求項4記載の金属体検出装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の金属体検出装置にお
いて、前記発振駆動回路の発振周波数が5〜30kHz
である構成にしている。
【0011】請求項5記載の金属体検出装置は、金属体
の近接に影響を受けること無く略一定振幅で発振し強電
界下で発振停止する発振回路と、発振回路に接続された
バッファ回路と、バッファ回路の負荷として接続された
検出コイルと、検出コイルに流れる電流により金属体を
検出する信号処理回路と、を備えた構成にしている。
【0012】請求項6記載の金属体検出装置は、請求項
5記載の金属体検出装置において、前記発振回路の発振
周波数が5〜30kHzである構成にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図4に基づいて以下に説明する。このものは、パチンコ
玉(金属体)を検出する金属体検出装置である。
【0014】1は検出コイルで、コンデンサ2と共に、
LC発振器3を構成する素子であって、一端が接地され
ている。この検出コイル1は、パチンコ玉の通過する通
過孔(図示せず)の近傍に配設され、真空に比較して高
い透磁率を有したパチンコ玉に近接されてインダクダン
スが増大することにより、また、パチンコ玉表面の渦電
流損やヒステリシス損により、インピーダンスが増加す
る。なお、この検出コイル1は、通過孔の周囲に巻回さ
れてもよく、このときは、パチンコ玉が通過孔を通過す
るときに、インピーダンスが増加することになる。検出
コイル1のインピーダンス変化率は、図4に示すよう
に、周波数が5〜30kHzのときに最大となってい
る。これは、次の理由による。すなわち、インピーダン
スは、周波数及びインダクタンスに比例して大きくなる
はずであるが、インダクタンスが周波数の増加に伴って
減少するために、5〜30kHzのときに最大となるの
である。
【0015】4はインピーダンス不変素子で、抵抗4a
からなり、パチンコ玉が近接してもインピーダンスが変
わることはない。この抵抗4aは、その一端が検出コイ
ル1の他端に直列接続され、他端がコンデンサ2に接続
されている。
【0016】5は発振駆動回路で、例えば、図2に示す
回路からなり、定電圧下で駆動して振幅制限するととも
に、帰還抵抗Rfの抵抗値を適宜設定して、正帰還率を
大きくすることにより、パチンコ玉の近接に影響を受け
ること無く略一定振幅でLC発振器3を駆動するように
している。この発振駆動回路5の発振周波数は、5〜3
0kHzとなっている。
【0017】6は検波回路で、抵抗4と検出コイル1と
の分圧点での振幅Vsを検波する。7は弁別回路で、検
波回路6により検波された振幅Vsと閾値Vthとを比
較弁別する回路であって、検波回路6と共に、検出コイ
ル1と抵抗4aとの分圧点振幅Vsによりパチンコ玉を
検出する信号処理回路8を構成している。9は出力回路
で、信号処理回路8によるパチンコ玉の検出結果を出力
する。
【0018】次に、図3(a)乃至(d)に基づいて、
このものによるパチンコ玉の検出について説明する。L
C発振器が、同図(a)に示すように、発振している場
合に、同図(c)に示すように、パチンコ玉が近接し
て、「玉なし」の状態から「玉あり」の状態になると、
前述したように、同図(b)に示すように、検出コイル
のインピーダンスが増大し、検出コイル1と抵抗4aと
の分圧点での分圧比が上昇して、分圧点振幅Vsが増加
する。従って、「玉あり」の状態と「玉なし」の状態と
で、分圧点振幅Vsが異なることになり、「玉あり」の
状態と「玉なし」の状態との中間に、閾値Vthを設定
することにより、パチンコ玉の検出が可能になる。
【0019】一方、不正遊戯者により、同図(d)に示
すように、強力な電波が放射されたときには、同図
(a)に示すように、「玉あり」及び「玉なし」のいず
れの状態でもLC発振器3の出力Voscがゼロにな
り、同図(b)に示すように、分圧点振幅Vsがゼロに
なって、「玉あり」のときの分圧点振幅Vsとは異なる
ことになるので、「玉あり」として判定させるために電
波を放射する不正遊戯者の狙いは達せられないのであ
る。
【0020】かかる金属体検出装置にあっては、検出コ
イル1とインピーダンス不変素子4である抵抗4aとの
分圧点での振幅Vsが、パチンコ玉の近接に応じて変化
しても、強力な電波を放射されたときに起こる発振停止
とは区別することができ、よって、検出コイル1とイン
ピーダンス不変素子4である抵抗4aとの分圧点での振
幅によりパチンコ玉の検出を行うことで、電波検知回路
部のような別の回路部を設けて部品点数を多くすること
により構成を複雑にすることなく、パチンコ玉の誤検出
を防止することができる。
【0021】また、抵抗4aは、一般に、精度が高いか
ら、分圧比のばらつきを小さくすることができる。
【0022】また、検出コイル1のインピーダンス変化
率は、図4に示すように、周波数が5〜30kHzのと
きに最大となるから、発振駆動回路5の発振周波数が5
〜30kHzであることにより、検出感度が最大となっ
ている。
【0023】次に、本発明の第2実施形態を図5に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する素子には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、イン
ピーダンス不変素子4は、抵抗4aであるが、本実施形
態では、コイル4bからなり構成にしている。
【0024】かかる金属体検出装置にあっては、第1実
施形態と同様に、検出コイル1とインピーダンス不変素
子4との分圧点での振幅によりパチンコ玉の検出を行う
ことで、パチンコ玉の誤検出を防止することができる。
【0025】また、パチンコ玉が近接している状態では
検出コイル1のインダクタンスが増加するから、LC発
振器3の発振周波数が減少してしまい、インダクタンス
及び発振周波数に比例して増加するインピーダンスが、
インダクダンスの増加分ほど増加しなくなるけれども、
インピーダンス不変素子4としてのコイル4bも、パチ
ンコ玉の近接によりインダクタンスが増加し、このイン
ダクタンスの増加分ほどインピーダンスが増加しないの
で、結果として、検出コイル1のインダクダンスの変化
に略等しい分圧比の変化を得ることができ、よって、分
圧点での振幅に基づくパチンコ玉の検出精度を高くする
ことができる。
【0026】また、検出コイル1及びコイル4bは、通
常、銅線を巻回してなるのであるから、有限の直流抵抗
を含んでおり、この直流抵抗分が銅の抵抗率の温度特性
相当の変化をして、高温ほど抵抗値が共に増大してイン
ピーダンスが増加するので、分圧比が殆ど温度の影響を
受けなくてすむ。
【0027】次に、本発明の第3実施形態を図6及び図
7に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有する素子には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、検出コイル1の一端が接地され、抵抗4aの一端が
検出コイル1の他端に直列接続されるとともに、抵抗4
aの他端がコンデンサ2に接続されているのに対し、本
実施形態では、検出コイル1の一端がコンデンサ2に接
続され、抵抗4aの一端が検出コイル1の他端に直列接
続されるとともに、抵抗4aの他端が接地された構成に
している。
【0028】さらに、このものは、「玉あり」となって
分圧点振幅Vsが小さくなっている状態とゼロとの中間
に、いたずら弁別用の第2の閾値Vth2を設定し、い
たずらを弁別するいたずら用弁別回路10を接続すると
ともに、いたずらされたことを出力するいたずら用出力
回路11を接続している。
【0029】次に、図7(a)乃至(d)に基づいて、
このものによるパチンコ玉の検出について説明する。L
C発振器3が、同図(a)に示すように、発振している
場合に、同図(c)に示すように、パチンコ玉が近接し
て、「玉なし」の状態から「玉あり」の状態になると、
前述したように、同図(b)に示すように、検出コイル
のインピーダンスが増大すると、検出コイル1と抵抗4
aとの分圧点での分圧比が下降して、分圧点振幅Vsが
減少する。従って、「玉あり」の状態と「玉なし」の状
態とで、分圧点振幅Vsが異なることになり、「玉あ
り」の状態と「玉なし」の状態との中間に、閾値Vth
を設定することにより、パチンコ玉の検出が可能にな
る。
【0030】一方、不正遊戯者により、同図(d)に示
すように、強力な電波が放射されたときには、同図
(a)に示すように、「玉あり」及び「玉なし」のいず
れの状態でもLC発振器3の出力Voscがゼロにな
り、同図(b)に示すように、分圧点振幅Vsがゼロに
なって、「玉あり」のときの分圧点振幅Vsとは異なる
ことになるので、「玉あり」として判定させるために電
波を放射する不正遊戯者の狙いは達せられないのであ
る。
【0031】さらに、不正遊戯者により、同図(d)に
示すように、強力な電波が放射されたときには、同図
(b)に示すように、分圧点振幅Vsがゼロになって、
第2の閾値Vth2よりも小さくなるから、いたずら用
弁別回路10により、いたずらされたことが弁別され、
いたずら用出力回路11により、いたずらされたことが
警報として出力される。
【0032】かかる金属体検出装置にあっては、第1実
施形態と同様に、検出コイル1とインピーダンス不変素
子4との分圧点での振幅によりパチンコ玉の検出を行う
ことで、パチンコ玉の誤検出を防止することができ、イ
ンピーダンス不変素子4として、抵抗を使用することに
より、分圧比のばらつきを小さくすることができ、発振
駆動回路5の発振周波数が5〜30kHzであることに
より、検出感度が最大となっている。
【0033】また、いたずら用弁別回路10により、い
たずらされたことが弁別され、さらに、いたずら用出力
回路11により、いたずらされたことが警報として出力
することができる。
【0034】次に、本発明の第4実施形態を図8に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する素子には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、検出
コイル1は、LC発振器3の一部として設けられている
のに対し、本実施形態では、発振回路12とは別に設け
たバッファ回路13を設け、そのバッファ回路13の負
荷として設けられている。
【0035】12は発振回路で、パチンコ玉(金属体)
の近接に影響を受けること無く略一定振幅で発振し、強
電界下で発振停止する。この発振回路12の発振周波数
は、5〜30kHzとなっている。13はバッファ回路
で、発振駆動回路12に接続されている。前述したよう
に、このバッファ回路12の負荷として、検出コイル1
が設けられている。
【0036】6は検波回路で、抵抗14と検出コイル1
との分圧点での振幅Vsを検波する。7は弁別回路で、
検波回路6により検波された振幅Vsと閾値Vthとを
比較弁別する回路であって、検波回路6と共に、信号処
理回路8を構成し、第1実施形態と同様に、検出コイル
1と抵抗14との分圧点振幅の検波を行い、さらに、こ
の検波結果を通して、検出コイル1に流れる電流を間接
的に検出することにより、パチンコ玉を検出する。9は
出力回路で、信号処理回路8によるパチンコ玉の検出結
果を出力する。
【0037】このものは、図3(a)乃至(d)と同様
に、LC発振器が、同図(a)に示すように、発振して
いる場合に、同図(c)に示すように、パチンコ玉が近
接して、「玉なし」の状態から「玉あり」の状態になる
と、前述したように、同図(b)に示すように、検出コ
イルのインピーダンスが増大し、検出コイル1と抵抗1
4との分圧点での分圧比が上昇して、分圧点振幅Vsが
増加する。そして、この分圧点振幅Vsの増加を検波す
ることにより、検出コイル1に流れる電流を間接的に検
出して、パチンコ玉を検出するのである。
【0038】かかる金属体検出装置にあっては、パチン
コ玉の近接に応じて、検出コイル1に流れる電流が変化
しても、強力な電波を放射されたときに起こる発振停止
の状態とは区別することができ、よって、検出コイル1
に流れる電流によりパチンコ玉の検出を行うことで、パ
チンコ玉の誤検出を防止することができる。
【0039】また、発振回路12は、発振周波数が変化
しないために、検出コイル1のインダクタンス変化量に
相当するインピーダンス変化量をそのまま検出すること
ができる。
【0040】また、抵抗4aは、一般に、精度が高いか
ら、分圧比のばらつきを小さくすることができる。
【0041】また、検出コイル1のインピーダンス変化
率は、周波数が5〜30kHzのときに最大となるか
ら、発振回路12の発振周波数が5〜30kHzである
ことにより、検出感度が最大になる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の金属体検出装置は、検出
コイルとインピーダンス不変素子との分圧点での振幅
が、金属体の近接に応じて変化しても、強力な電波を放
射されたときに起こる発振停止とは区別することがで
き、よって、検出コイルとインピーダンス不変素子との
分圧点での振幅により金属体の検出を行うことで、電波
検知回路部のような別の回路部を設けて部品点数を多く
することなく、金属体の誤検出を防止することができ
る。
【0043】請求項2記載の金属体検出装置は、請求項
1記載の金属体検出装置の効果に加えて、抵抗は、一般
に、精度が高いから、分圧比のばらつきを小さくするこ
とができる。
【0044】請求項3記載の金属体検出装置は、請求項
1記載の金属体検出装置の効果に加えて、金属体が近接
している状態では検出コイルのインダクタンスが増加す
るから、LC発振器の発振周波数が減少してしまい、イ
ンダクタンス及び発振周波数に比例して増加するインピ
ーダンスが、インダクダンスの増加分ほど増加しなくな
るけれども、インピーダンス不変素子としてのコイル
も、金属体の近接によりインダクタンスが増加し、この
インダクタンスの増加分ほどインピーダンスが増加しな
いので、結果として、検出コイルのインダクダンスの変
化に略等しい分圧比の変化を得ることができ、よって、
分圧点での振幅に基づく金属体の検出精度を高くするこ
とができる。
【0045】請求項4記載の金属体検出装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の効果に加えて、検出
コイルのインピーダンス変化率は、周波数が5〜30k
Hzのときに最大となるから、周波数が5〜30kHz
であるときに、検出感度が最大になる。
【0046】請求項5記載の金属体検出装置は、金属体
の近接に応じて、検出コイルに流れる電流が変化して
も、強力な電波を放射されたときに起こる発振停止の状
態とは区別することができ、よって、検出コイルに流れ
る電流により金属体の検出を行うことで、金属体の誤検
出を防止することができる。
【0047】請求項6記載の金属体検出装置は、請求項
5記載の金属体検出装置の効果に加えて、検出コイルの
インピーダンス変化率は、周波数が5〜30kHzのと
きに最大となるから、周波数が5〜30kHzであると
きに、検出感度が最大になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の回路図である。
【図2】同上の発振駆動回路の回路図である。
【図3】同上によるパチンコ玉の検出を示す説明図であ
る。
【図4】検出コイルのインピーダンス変化率を示すグラ
フである。
【図5】本発明の第2実施形態の回路図である。
【図6】本発明の第3実施形態の回路図である。
【図7】同上によるパチンコ玉の検出を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態の回路図である。
【図9】特許公報第2925120号公報により開示さ
れた金属体検出装置の回路図である。
【符号の説明】
1 検出コイル 3 LC発振器 4 インピーダンス不変素子 4a 抵抗 4b コイル 5 発振駆動回路 8 信号処理回路 12 バッファ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出コイルを含むLC発振器と、金属体
    の近接に影響を受けること無く略一定振幅でLC発振器
    を駆動する発振駆動回路と、検出コイルに直列接続され
    金属体が近接してもインピーダンスが略不変なインピー
    ダンス不変素子と、検出コイルとインピーダンス不変素
    子との分圧点振幅により金属体を検出する信号処理回路
    と、を備えたことを特徴とする金属体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス不変素子は、抵抗で
    ある請求項1記載の金属体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンス不変素子は、コイル
    である請求項1記載の金属体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記発振駆動回路の発振周波数が5〜3
    0kHzである請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の金属体検出装置。
  5. 【請求項5】 金属体の近接に影響を受けること無く略
    一定振幅で発振し強電界下で発振停止する発振回路と、
    発振回路に接続されたバッファ回路と、バッファ回路の
    負荷として接続された検出コイルと、検出コイルに流れ
    る電流により金属体を検出する信号処理回路と、を備え
    たことを特徴とする金属体検出装置。
  6. 【請求項6】 前記発振回路の発振周波数が5〜30k
    Hzである請求項5記載の金属体検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230451A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 遊技球検出装置並びに遊技球検出方法
JP2011062468A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016209718A (ja) * 2011-08-18 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機

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