JPH08173595A - 遊戯球検出器 - Google Patents

遊戯球検出器

Info

Publication number
JPH08173595A
JPH08173595A JP32092794A JP32092794A JPH08173595A JP H08173595 A JPH08173595 A JP H08173595A JP 32092794 A JP32092794 A JP 32092794A JP 32092794 A JP32092794 A JP 32092794A JP H08173595 A JPH08173595 A JP H08173595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
oscillation
frequency
abnormal signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32092794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Niwa
正久 丹羽
Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
Hideki Fukusono
秀樹 福園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP32092794A priority Critical patent/JPH08173595A/ja
Publication of JPH08173595A publication Critical patent/JPH08173595A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外部磁界による誤動作を防止し、かつ1個の発
振コイルを外部磁界の検出と遊戯球の検出とに兼用す
る。 【構成】発振回路1はコア付の発振コイルを含むLC共
振回路を備え、発振コイルを金属製の遊戯球の通過経路
の近傍に配置してある。第1の比較回路4は発振コイル
の近傍を遊戯球が通過すると発振回路1の出力振幅の変
化によって通過信号を発生し、第2の比較回路5は発振
コイルに外部磁界が作用すると発振回路1の出力振幅の
変化によって第1の異常信号を発生する。また、周波数
判定回路は発振コイルに外部磁界が作用すると発振回路
1の発振周波数の変化によって第2の異常信号を発生す
る。判断回路6は両異常信号のいずれか一方が発生して
いると通過信号の出力を禁止し、異常信号が発生してい
ないときに通過信号が発生すれば通過信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯盤(いわゆるパチ
ンコ台)で用いられる鉄製の遊戯球(いわゆるパチンコ
玉)の通過を検出する遊戯球検出器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊戯盤において入賞口に遊戯球
が入ったことを検出するために、遊戯球を検出する近接
センサが用いられている。この種の近接センサとして
は、発振器の発振コイルを遊戯球の通過経路の近傍に配
置するものが用いられている。すなわち、遊戯球は金属
(鉄)製であるから、遊戯球が発振コイルの近傍を通過
すると電磁誘導作用によって渦電流損が生じ、また発振
コイルを含む共振回路のコンダクタンスが変化するか
ら、発振回路の出力振幅が小さくなるのであり、この性
質を利用することで遊戯球の通過を検出できるようにな
っている。
【0003】ところで、上記構成の近接センサでは、遊
戯球の通過位置付近に遊戯球程度の金属物が通過したと
きにのみ発振回路の出力振幅の変化で遊戯球の通過を検
出するように発振回路の出力振幅を検出する後段側の回
路の動作が規定されており、遊戯盤の表面に金属物が接
近しても一般には遊戯球と誤認することは少ない。しか
しながら、近接センサの配置場所の近傍で遊戯盤の表面
に磁力の強い永久磁石を近接させた場合には、遊戯球が
通過していないにもかかわらず遊戯球が通過したと誤認
することがある。このことから、遊戯者の中には永久磁
石を用いて不正行為を働く者がある。
【0004】このような不正行為に対する誤認を防止す
るために、特開平4−89078号公報には、遊戯球の
通過を検出する第1のセンサと、遊戯球の通過は検出し
ないが永久磁石の接近は検出できる第2のセンサとを設
けたものが提案されている。すなわち、2個の発振コイ
ルを各別の発振回路に用い、第2のセンサで外部磁界が
検出されると第1のセンサで遊戯球が検出されても遊戯
球の通過と判断しないようにすることで、不正行為に対
する誤動作を防止するのである。
【0005】また、1個の発振回路に2個の発振コイル
を設け、一方の発振コイルを磁気シールドすることによ
って永久磁石を用いた不正行為に対する誤動作を防止す
るものも提案されている(特開平4−87418号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のものは、いずれも異なる構造の2個の発振コイルを
用いており、2個のうちの1個の発振コイルについては
遊戯球を検出しない構造を採用している。つまり、部品
寸法の比較的大きい発振コイルを2個用いているもので
あるから大型になりやすいという問題があり、また発振
コイルは特性のばらつきの大きい部品であるから、2個
用いると1個用いる場合に比較して調整箇所が大幅に増
加するという問題も生じる。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、永久磁石のような外部磁界による誤
動作を防止するのはもちろんのこと、1個の発振コイル
を外部磁界の検出と遊戯球の検出とに兼用することで小
型かつ調節箇所の少ない遊戯球検出器を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的の達成のために、金属製の遊戯球の通過経路に近接
して配置されるコア付きの発振コイルを備え遊戯球の有
無に応じて出力振幅および出力周波数が変動する発振回
路と、発振回路の出力振幅が第1の範囲であるときに通
過経路を遊戯球が通過したことを示す通過信号を発生す
る第1の比較回路と、発振回路の出力振幅が第1の範囲
に一部重複する第2の範囲であるときに発振コイルを通
る外部磁界が存在することを示す第1の異常信号を発生
する第2の比較回路と、発振回路の出力周波数が所定範
囲であるときに発振コイルを通る外部磁界が存在するこ
とを示す第2の異常信号を発生する周波数判定回路と、
第1の異常信号と第2の異常信号との少なくとも一方が
出力されると通過信号の出力を禁止し、通過信号の発生
時に第1の異常信号と第2の異常信号とがいずれも発生
していないときは通過経路への遊戯球の通過を示す出力
を発生する判断回路とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、周波数判定回路は、発振回路の出力を波形整形す
る波形整形回路と、波形整形回路の出力により所定の充
電時定数で充電されかつ所定の放電時定数で放電される
コンデンサを備えた周波数−電圧変換回路と、コンデン
サの端子電圧を基準電圧と比較し発振回路の出力周波数
が所定範囲内か否かを比較結果として出力する比較回路
とからなることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明の動作は次の原理に基づいてい
る。すなわち、コア付きの発振コイルを備えるLC共振
型の発振回路では、発振コイルのコアを通る外部磁束の
大きさに対して、出力振幅や発振周波数が図7のように
変化する(、は出力振幅、、は発振周波数であ
って、、は遊戯球の無い場合、、は遊戯球の有
る場合を示す)。ここに、発振回路の出力振幅について
は、遊戯球が有る場合には遊戯球が無い場合よりも小さ
くはなるが発振回路の発振動作が停止しない程度に設定
しておく。つまり、外部磁束が無ければ、遊戯球の無い
ときの出力振幅VA0が遊戯球の有るときの出力振幅VE0
との間に適宜の閾値VT を設定しておくことで、発振回
路の出力振幅が閾値VT 以上では遊戯球無し、閾値VT
より小さければ遊戯球有りと判断できると考えられる。
【0011】一方、外部磁束が大きくなると発振コイル
のコアの磁気飽和(あるいは渦電流損の増加)によって
出力振幅が低下し、外部磁束が所定値に達すると発振が
停止する。すなわち、外部磁束が無く遊戯球が有るとき
の発振回路の出力振幅よりも小さい閾値VM を設定して
おけば、発振回路の出力振幅が閾値VM より大きいとき
は外部磁束が無く、閾値VM より小さいときは外部磁束
が有ると判断できると考えられる。
【0012】結局、発振回路の出力振幅をVとすれば、
V>VT では遊戯球が無いと判断でき、VT ≧V>VM
では遊戯球が有ると判断し、V<VM では外部磁束が有
ると判断することができると考えられる。しかしなが
ら、VT ≧V>VM の条件が成立して遊戯球が有ると判
断できる場合でも、図7において外部磁束BがBT ≦B
≦BM (BT は発振回路の出力振幅がVT になるときの
磁束密度、BM は出力振幅がVM になるときの磁束密度
である)の範囲であるときには、外部磁束が存在してい
ることになる。つまり、外部磁束を適当な大きさで与え
れば、上記条件だけでは遊戯球が有ると判断してしまう
ことになる。
【0013】本発明は、外部磁束が大きくなると発振回
路の出力振幅が小さくなるだけではなく、出力周波数f
が高くなる(発振コイルのインダクタンスが小さくな
る)点に着目し、遊戯球が無い状態で所定の大きさの外
部磁束BN が作用したときの発振周波数fT よりも高い
か否かも併せて判断するようにしてある。つまり、f≧
T ならば、外部磁束が有ると判断するのである。この
ことから、発振周波数のみでも外部磁束の有無を判断で
きるように思われるが、遊戯球が無いときには磁束密度
が図7のBS を超えると発振回路の発振が停止し、外部
磁束の存在を検知できなくなるから、出力振幅に関する
条件も併用するのである。
【0014】以上説明したように、発振回路の出力振幅
が規定の閾値以下になるか、発振周波数が規定の閾値以
上になると外部磁界が存在すると判断するのであって、
出力振幅と発振周波数とを併用したことによって、外部
磁界を確実に検出することができるのである。また、発
振コイルを1つしか用いていないから、調整箇所が少な
く、しかも、小型に形成できることになる。
【0015】
【実施例】図1に示すように、コア付きの発振コイル
(図示せず)を持つLC共振回路を備えた発振回路1を
備え、発振コイルは遊戯球の通過経路の近傍に配置され
る。一般には遊戯球の通過孔を形成した回路基板を設
け、回路基板に回路部を実装するとともに発振コイルを
通過孔の近傍に配置する。発振回路1の出力は、エミッ
タフォロワよりなるバッファ回路2を通り、整流回路3
で整流かつ平均化されて第1の比較回路4および第2の
比較回路5に入力される。第1の比較回路4は、遊戯球
が通過経路を通過したか否かを判断するように閾値が設
定されているのであって、作用の項で説明したように、
発振回路1の出力振幅(つまり、整流回路3の出力電
圧)Vが、図3に示したVT ≧Vの関係であると遊戯球
が有ることを示す信号を出力し、V>VT であると遊戯
球が無いことを示す通過信号を出力する。また、第2の
比較回路5は、外部磁束の有無を判断するように閾値が
設定されているのであって、V≦VM であるときに外部
磁束が存在することを示す第1の異常信号を出力する。
【0016】一方、発振回路1の発振周波数は周波数判
定回路7で判断される。すなわち、発振回路1の発振周
波数が周波数判定回路7に設定されている閾値よりも高
いときには外部磁束が存在するものと判断して、周波数
判定回路7から第2の異常信号を出力するのである。判
断回路6では、通過信号と第1の異常信号と第2の異常
信号とのいずれも発生していないときには遊戯球が無い
と判断する。また、第1の異常信号と第2の異常信号と
の少なくとも一方が発生しているときには外部磁束が存
在すると判断し、通過信号が発生していても遊戯球が無
い状態と同様の状態に保つ。このとき、必要に応じて外
部磁束が存在している旨の報知を行なうようにしてもよ
い。両異常信号が発生していないときに通過信号が発生
すれば、遊戯球が有ると判断するのはもちろんのことで
ある。
【0017】ところで、周波数判定回路7は、図2、図
3に示すように構成されている。すなわち、バッファ回
路2の出力を矩形波状に波形整形する波形整形回路11
を備え、波形整形回路11の出力がHレベルの期間には
充電回路12を通してコンデンサC1 を充電し、Lレベ
ルの期間には放電回路13を通して放電することによ
り、コンデンサC1 の端子電圧を発振回路1の発振周波
数に応じて変化させる周波数−電圧変換回路を備える。
また、周波数−電圧変換回路の出力は比較回路14で基
準電圧と比較され、基準電圧との大小関係に応じてHレ
ベルまたはLレベルの2値信号が出力される。
【0018】波形整形回路11は、バッファ回路2の出
力をレベルシフトし増幅した後に基準電圧と比較するこ
とで、発振回路1の出力信号と同周波数の矩形波を出力
する。また、充電回路12および放電回路13は、それ
ぞれ波形整形回路11の出力がHレベル、Lレベルのと
きに作動するカレントミラー回路を備え、コンデンサC
1 の充電電流および放電電流を一定電流に保つように構
成されている。つまり、コンデンサC1 の充電時定数お
よび放電時定数はそれぞれ一定値に設定されている。コ
ンデンサC1 には定電圧素子ZVが並列接続され、コン
デンサC1 の端子電圧が定電圧V0 でクリッピングされ
るようにしてある。また、コンデンサC 1 の端子電圧の
極小値を保持するピーク検出回路15を備える。このピ
ーク検出回路15の出力電圧が発振回路1の発振周波数
に対応することになる。
【0019】つまり、発振回路1の発振周波数が比較的
低く、波形整形回路11から図4(a)に示すような周
期の比較的長い矩形波が出力されるときには、充電時間
および放電時間がともに長く、図4(b)のように、コ
ンデンサC1 の端子電圧は定電圧素子ZVによりクリッ
ピングされているから、放電時に略0Vまで放電される
ことになる。一方、図5(a)のように発振周波数が比
較的高いときには、図5(b)に示すように、コンデン
サC1 は十分に放電されず、したがって、周波数が高く
なるほどコンデンサC1 の端子電圧の極小値は大きくな
る。
【0020】そこで、ピーク検出回路15では、コンデ
ンサC1 の端子電圧の極小値を保持して、比較回路14
で基準電圧と比較するのである。比較回路14では、コ
ンデンサC1 の端子電圧の最小値が基準電圧を超えると
出力をHレベルとし、この信号を上述した第2の異常信
号に用いる。いま、第1の比較回路4から出力される通
過信号をLレベル、第2の比較回路5から出力される第
1の異常信号をHレベル、比較回路14から出力される
第2の異常信号をHレベルとすれば、論理和をとること
によって遊戯球が無いか外部磁界が存在するときにはH
レベルとすることができるから、図6に示すように、ダ
イオードD1 〜D3 によるワイヤードオアを構成し、ワ
イヤードオアの出力でスイッチングトランジスタQ1
オン・オフするように判断回路6を構成すれば、外部磁
界が存在せずに遊戯球が通過したときにのみスイッチン
グトランジスタQ1 をオフにすることができ、遊戯球が
無いか外部磁界が存在するときはスイッチングトランジ
スタQ1 をオンにすることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、発振回路の出力振幅
が第1の範囲であるときに通過経路を遊戯球が通過した
ことを示す通過信号を発生する第1の比較回路と、発振
回路の出力振幅が第1の範囲に一部重複する第2の範囲
であるときに発振コイルを通る外部磁界が存在すること
を示す第1の異常信号を発生する第2の比較回路と、発
振回路の出力周波数が所定範囲であるときに発振コイル
を通る外部磁界が存在することを示す第2の異常信号を
発生する周波数判定回路と、第1の異常信号と第2の異
常信号との少なくとも一方が出力されると通過信号の出
力を禁止し、通過信号の発生時に第1の異常信号と第2
の異常信号とがいずれも発生していないときは通過経路
への遊戯球の通過を示す出力を発生する判断回路とを備
えるので、発振回路の出力振幅が規定の閾値以下になる
か、発振周波数が規定の閾値以上になると外部磁界が存
在すると判断することができ、出力振幅と発振周波数と
を併用したことによって、外部磁界を確実に検出するこ
とができるという利点がある。しかも、発振コイルを1
つしか用いていないから、調整箇所が少なく、かつ小型
に形成できるという利点もある。
【0022】請求項2の発明では、発振回路の発振周波
数に応じた時間で充放電されるコンデンサを用いた周波
数−電圧変換回路を設け、コンデンサの端子電圧に応じ
て発振周波数の高低を判別するように周波数判定回路を
構成しているので、簡単な構成ながら発振回路の発振周
波数の高低の判断が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例に用いる周波数判定回路を示すブロック
図である。
【図3】実施例に用いる周波数判定回路を示す回路図で
ある。
【図4】実施例に用いる周波数判定回路の要部の動作説
明図である。
【図5】実施例に用いる周波数判定回路の要部の動作説
明図である。
【図6】実施例に用いる判断回路の回路図である。
【図7】本発明の動作原理を説明する原理説明図であ
る。
【符号の説明】
1 発振回路 2 バッファ回路 3 整流回路 4 第1の比較回路 5 第2の比較回路 6 判断回路 7 周波数判定回路 11 波形整形回路 12 充電回路 13 放電回路 14 比較回路 15 ピーク検出回路 C1 コンデンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的の達成のために、金属製の遊戯球の通過経路に近接
して配置されるコア付きの発振コイルを備え遊戯球の有
無に応じて出力振幅が変動する発振回路と、発振回路の
出力振幅が第1の範囲であるときに通過経路を遊戯球が
通過したことを示す通過信号を発生する第1の比較回路
と、発振回路の出力振幅が第1の範囲に一部重複する第
2の範囲であるときに発振コイルを通る外部磁界が存在
することを示す第1の異常信号を発生する第2の比較回
路と、発振回路の出力周波数が所定範囲であるときに発
振コイルを通る外部磁界が存在することを示す第2の異
常信号を発生する周波数判定回路と、第1の異常信号と
第2の異常信号との少なくとも一方が出力されると通過
信号の出力を禁止し、通過信号の発生時に第1の異常信
号と第2の異常信号とがいずれも発生していないときは
通過経路への遊戯球の通過を示す出力を発生する判断回
路とを備えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】結局、発振回路の出力振幅をVとすれば、
V>VT では遊戯球が無いと判断でき、VT ≧V>VM
では遊戯球が有ると判断し、V<VM では外部磁束が有
ると判断することができると考えられる。しかしなが
ら、VT ≧V>VM の条件が成立して遊戯球が有ると判
断できる場合でも、図7において外部磁束BがBT ≦B
≦BM (BT は発振回路の出力振幅がVT になるときの
磁束密度、BM は出力振幅がVM になるときの磁束密度
である)の範囲であるときには、遊戯球が実際には存在
していなくても、存在していることになる。つまり、外
部磁束を適当な大きさで与えれば、上記条件だけでは遊
戯球が有ると判断してしまうことになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】波形整形回路11は、バッファ回路2の出
力をレベルシフトし増幅した後に基準電圧と比較するこ
とで、発振回路1の出力信号と同周波数の矩形波を出力
する。また、充電回路12および放電回路13は、それ
ぞれ波形整形回路11の出力がHレベル、Lレベルのと
きに作動するカレントミラー回路を備え、コンデンサC
1 の充電電流および放電電流を一定電流に保つように構
成されている。つまり、コンデンサC1 の充電時定数お
よび放電時定数はそれぞれ一定値に設定されている。コ
ンデンサC1 には定電圧素子VZが並列接続され、コン
デンサC1 の端子電圧が定電圧V0 でクリッピングされ
るようにしてある。また、コンデンサC 1 の端子電圧の
極小値を保持するピーク検出回路15を備える。このピ
ーク検出回路15の出力電圧が発振回路1の発振周波数
に対応することになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】つまり、発振回路1の発振周波数が比較的
低く、波形整形回路11から図4(a)に示すような周
期の比較的長い矩形波が出力されるときには、充電時間
および放電時間がともに長く、図4(b)のように、コ
ンデンサC1 の端子電圧は定電圧素子VZによりクリッ
ピングされているから、放電時に略0Vまで放電される
ことになる。一方、図5(a)のように発振周波数が比
較的高いときには、図5(b)に示すように、コンデン
サC1 は十分に放電されず、したがって、周波数が高く
なるほどコンデンサC1 の端子電圧の極小値は大きくな
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の遊戯球の通過経路に近接して配
    置されるコア付きの発振コイルを備え遊戯球の有無に応
    じて出力振幅および出力周波数が変動する発振回路と、
    発振回路の出力振幅が第1の範囲であるときに通過経路
    を遊戯球が通過したことを示す通過信号を発生する第1
    の比較回路と、発振回路の出力振幅が第1の範囲に一部
    重複する第2の範囲であるときに発振コイルを通る外部
    磁界が存在することを示す第1の異常信号を発生する第
    2の比較回路と、発振回路の出力周波数が所定範囲であ
    るときに発振コイルを通る外部磁界が存在することを示
    す第2の異常信号を発生する周波数判定回路と、第1の
    異常信号と第2の異常信号との少なくとも一方が出力さ
    れると通過信号の出力を禁止し、通過信号の発生時に第
    1の異常信号と第2の異常信号とがいずれも発生してい
    ないときは通過経路への遊戯球の通過を示す出力を発生
    する判断回路とを備えることを特徴とする遊戯球検出
    器。
  2. 【請求項2】 周波数判定回路は、発振回路の出力を波
    形整形する波形整形回路と、波形整形回路の出力により
    所定の充電時定数で充電されかつ所定の放電時定数で放
    電されるコンデンサを備えた周波数−電圧変換回路と、
    コンデンサの端子電圧を基準電圧と比較し発振回路の出
    力周波数が所定範囲内か否かを比較結果として出力する
    比較回路とからなることを特徴とする請求項1記載の遊
    戯球検出器。
JP32092794A 1994-12-22 1994-12-22 遊戯球検出器 Withdrawn JPH08173595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32092794A JPH08173595A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 遊戯球検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32092794A JPH08173595A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 遊戯球検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08173595A true JPH08173595A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18126842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32092794A Withdrawn JPH08173595A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 遊戯球検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08173595A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190063A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Secom Co Ltd 磁気検知式センサ
JP2008110161A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2009291333A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Sun Corp 遊技機の演出装置
JP2010017531A (ja) * 2008-06-10 2010-01-28 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190063A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Secom Co Ltd 磁気検知式センサ
JP4703190B2 (ja) * 2005-01-06 2011-06-15 セコム株式会社 磁気検知式センサ
JP2008110161A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2009291333A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Sun Corp 遊技機の演出装置
JP2010017531A (ja) * 2008-06-10 2010-01-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP4528864B2 (ja) * 2008-06-10 2010-08-25 株式会社大都技研 遊技台
JP2011072834A (ja) * 2008-06-10 2011-04-14 Daito Giken:Kk 遊技台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08173595A (ja) 遊戯球検出器
EP0505609B2 (en) Method and apparatus for discriminating coins
JP2006304007A (ja) 電子スイッチ、および電子スイッチの動作方法
JPH0614383B2 (ja) コイン検査装置
JPH0812994B2 (ja) 自己診断型近接スイッチ
EP0404065A1 (en) Sensor having an oscillation circuit
JP2001242260A (ja) 金属体検出装置
JPH06232723A (ja) 近接スイッチ
JP7380249B2 (ja) 近接センサ
JP3285326B2 (ja) 電波検知機能付き電子回路
JP3903711B2 (ja) 近接スイッチ
JP2926927B2 (ja) 近接スイッチ
JP2519701Y2 (ja) パチンコ玉検出装置
JPH08131611A (ja) 遊戯球検出器
JPH0880365A (ja) 遊戯球検出器
JP2004213093A (ja) コインセンサ
JPH0956875A (ja) 遊戯球検出器
JP2925120B2 (ja) 近接スイッチ
JP2021110549A (ja) 近接センサ
JP2001264005A (ja) 車輪検知装置
JP3201184B2 (ja) 硬貨識別装置
JP3542315B2 (ja) コイル用遮蔽体
KR930001481B1 (ko) 종형탄구유기기(縱型彈球遊技機)의 입상 검출장치(入賞檢出裝置)
JP3230590B2 (ja) 近接スイッチ
JPH0833765A (ja) 金属球検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305