JP2958907B2 - パチンコ機の入賞検出装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞検出装置

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JP2958907B2 JP7108244A JP10824495A JP2958907B2 JP 2958907 B2 JP2958907 B2 JP 2958907B2 JP 7108244 A JP7108244 A JP 7108244A JP 10824495 A JP10824495 A JP 10824495A JP 2958907 B2 JP2958907 B2 JP 2958907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入賞口に入賞したパチ
ンコ球を検出するパチンコ機の入賞検出装置に関し、特
に、トランシーバ等の外部電波によるパチンコ球の誤検
出を防止した装置に関する。
【0002】
【従来技術】パチンコ機において、入賞口に入賞したパ
チンコ球(以下、単に「入賞球」という)を検出する装
置として、例えば、実開昭60−190376号公報記
載の装置が知られている。この装置では、コイルとして
空芯コイルが用いられており、その空芯コイル内部を入
賞球が通過するように入賞球の通過方向と空芯コイルの
軸線とが平行になっている。又、コイルの直径は入賞球
が通過できるように、少なくともパチンコ球の直径より
も大きく構成されている。そして、入賞球が空芯コイル
を通過する時に、空芯コイル内に存在する金属球により
コイルのインダクタンスが増加することにより、発振回
路のQ値を増加させて発振するように構成している。従
って、発振回路の発振周波数の信号レベルが高い場合が
入賞球の通過に対応する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
ような検出装置では、コイルの径が大きいことから、ト
ランシーバ等の電波を受信し易く、その電波により発振
回路の信号レベルが高くなり、入賞球が存在しなくても
入賞球として誤検出するという問題があった。本発明
は、入賞球検出装置において、外部電波等による入賞球
の誤検出を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、パチンコ球が通過する通過孔を一部に
有した枠体と、枠体に配設され、パチンコ球の通過によ
りインピーダンスの変化するコイルと、コイルを励振要
素として含む発振回路とから成り、発振回路の信号レベ
ルによりパチンコ球の通過を検出するパチンコ機の入賞
検出装置において、コイルは、側部が磁気遮蔽されると
共にコイルの軸線がパチンコ球の通過方向に垂直なるよ
うに、通過孔に向けて配設され、発振回路は、パチンコ
球が通過孔を通過しない時に発振状態にあり、パチンコ
球が通過孔を通過する時に発振停止状態となるように設
定されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】コイルは、側部が磁気遮蔽されると共にコイル
の軸線がパチンコ球の通過方向に垂直なるように、通過
孔に向けて配設されている。従って、係る配置のコイル
は、磁場が地面に水平に偏波した電波でコイルの側周か
ら入射する電波にのみ感応するという指向性を有する。
例えば、コイルの軸線がパチンコ機のガラス面に垂直な
方向を向いていると、パチンコ機のガラス面に垂直な方
向から入射する電波には感応しない。又、発振回路は、
パチンコ球が通過孔を通過しない時に発振状態にあり、
パチンコ球が通過孔を通過する時に発振停止状態となる
ように設定されているので、たとえ、電波がコイルに入
射しても、たとえ、トランシーバの外部電波が入射して
も、発振が停止することがないので、誤ってパチンコ球
の通過と判定することがない。
【0006】この結果、トランシーバ等の外部電波での
誤動作が減少する。又、コイルの側周部は金属筒等で容
易にシールドできるので、側周部をシールドすること
で、コイルの側周部から到来する電磁波も遮蔽すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。本発明に係るパチンコ機の入賞検出装置20の
斜視図の図1、図2において、入賞検出装置20は、通
過孔23が一部に形成された枠体21を有しており、そ
の基部22と枠蓋22aとにより、球検出回路34を構
成する回路基板26が内蔵されている。枠体21の基部
22に内蔵された回路基板26からは、電源に接続する
給電線28と入賞信号を出力する信号線29が外部に引
き出されている。本入賞検出装置20は、給電線28か
ら給電され、球検出回路34からの入賞検出信号が信号
線29から出力されるようになっている。
【0008】枠体21の通過孔23の側壁24には、フ
ェライトコア25aの回りに巻回されたコイル25が、
その軸線25bが入賞球Bの通過方向である通過孔23
の軸線23aに垂直となるように、埋設されている。フ
ェライトコア25aの磁場を垂直に形成する端部は1辺
4.5 mmの円形であり、コイル25の券回される部分は2.
5 mmφの円形であり、長さは4 mmである。コイル25の
インダクタンス25は470μHである。通過孔23の軸線
23a方向の厚さは約6 mmである。コイル25の大きさ
は、入賞球の検出感度を損なうことのないような大きさ
に設計されている。
【0009】側壁24の前面24aは開放されている。
そして、入賞検出装置20のパチンコ機への装着状態に
おいて、入賞球を誘導する誘導樋(図示略)の一面によ
って、前面24aが閉鎖される。このことにより、誘導
樋の通路において通過孔23の側壁による障害が除去さ
れる。
【0010】そして、入賞検出装置20は、コイル25
の軸線25bがパチンコ機の前面のガラス面(図示略)
に垂直になる方向に配設される。このように、本発明で
は、コイル25を小型に設計し、その軸線25bが入賞
球Bの通過方向に垂直に配設したので、コイル25の端
面方向から入射する電磁波には感応しない。即ち、コイ
ル25の電波受信に指向性が発生することになる。
【0011】特に、コイル25の軸線25bがパチンコ
機の前面のガラス面に垂直になるように、入賞検出装置
20を配設することにより、最も、電磁波が到来し易い
ガラス面に垂直な方向の電磁波に対して感応しないよう
にすることができる。又、コイル25の側部25Cを金
属筒で覆うことにより、側部25Cの方向から入射する
電磁波に対して遮蔽することができる。
【0012】球検出回路34及び信号処理回路50は、
図3に示すように構成されている。球検出回路34は発
振回路31と検波回路32と波形整形回路33とで構成
されており、発振回路31にコイル25が接続されてい
る。又、球検出回路34の具体的な回路構成は図4に示
されている。トランジスタTr1 が発振用のトランジスタ
であり、トランジスタTr2 が検波用のトランジスタであ
り、コンデンサC1、抵抗R4,R5 は、それぞれ、検波用の
コンデンサ、抵抗であり、トランジスタTr3 が波形整形
用のトランジスタである。トランジスタTr1 が発振状態
の時に、トランジスタTr2 は発振信号の周期の1/2 の周
期でオンオフし、コンデンサC1は充電され、その電圧が
所定値以上となると、トランジスタTr3 がオンして、検
出電流が出力される。
【0013】又、コイル25のインダクタンスの値は、
入賞球が存在しない状態の時、トランジスタTr1 が発振
状態となるように設定されている。そして、入賞球が存
在するとその入賞球Bに電磁誘導により渦電流が生じ、
その渦電流損によりコイル25のレジスタンスが増加
し、発振回路の損失が増加し、発振が停止する。発振が
停止するとトランジスタTr1 はオフ状態となり、トラン
ジスタTr2 もオフ状態となりトランジスタTr3 もオフ状
態となり、出力電流が流れなくなる。
【0014】本入賞検出装置20に接続される制御装置
側の信号処理回路50は、信号線29が接続される抵抗
R1と抵抗R2との直列回路とその分割点の信号を入力
するトランジスタTr4 とそのコレクタ端子電圧を入力す
るインバータIVとから成る。そして、給電線28は、
24V電源に接続され、信号線29は、抵抗R1とR2
の直列接続を介して接地されている。電流は給電線28
を介して球検出回路に給電され、信号線29、抵抗R
1、R2を介して帰還される。即ち、本発明の入賞検出
装置20は、直列2端子素子として使用され、2端子間
の抵抗が、2値的に入賞球の検出により変化する。
【0015】このように、制御装置側の信号処理回路5
0を接続した状態において、本実施例の入賞検出装置2
0は、次のように作動する。入賞球Bがコイル25の近
傍を通過しない時は、発振回路31は所定の周波数で発
振しているが、入賞球Bがコイル25の近傍を通過する
と、入賞球Bに誘導される渦電流による損失が大きくな
り、発振回路31は、発振を停止する。かかる信号S1
は検波回路32に入力して、その包絡線が検波される。
その検波信号S2は波形整形回路33に入力して、矩形
波に整形される。従って、波形整形回路33の出力S3
は、入賞球Bを検出していない通常状態においては、高
レベルにあり、入賞球Bを検出すると低レベルとなる。
抵抗R1とR2の接続点の信号S4は、信号S3に比例
し、信号S4の信号レベルに応じて、トランジスタTr4
がオンオフする。トランジスタTr4 のコレクタ信号は、
インバータIVで反転されるので、その出力信号S5
は、信号S3と対応したものとなる。このようにして、
入賞球Bの通過をオンオフ信号として取り出すことが出
来る。
【0016】このように、入賞検出装置20から出力さ
れる検出信号は、高レベル、低レベルの2値信号であ
り、入賞球Bがその装置のセンサ部を通過する時間だけ
対応するレベルの信号を出力するというものである。そ
して、高レベルから低レベル又はその逆の信号のレベル
変動により入賞球Bを検出している。
【0017】
【発明の効果】本発明では、コイルは、側部が磁気遮蔽
されると共にコイルの軸線がパチンコ球の通過方向に垂
直なるように、通過孔に向けて配設されている。従っ
て、係る配置のコイルは、磁場が地面に水平に偏波した
電波でコイルの側周から入射する電波にのみ感応すると
いう指向性を有することになり、トランシーバ等の外部
電界に対する感応度を低下させることかできる。特に、
コイルの軸線をパチンコ機のガラス面の垂直な方向とす
ると、最も多く電波の到来するパチンコ機のガラス面に
垂直な方向に対して、感応しないようにすることができ
る。又、コイルの側周部を金属筒等で遮蔽することで、
コイルの側周部に垂直な方向に対しても感応しないよう
にすることができる。又、発振回路は、パチンコ球が通
過孔を通過しない時に発振状態にあり、パチンコ球が通
過孔を通過する時に発振停止状態となるように設定され
ているので、たとえ、電波がコイルに入射しても、たと
え、トランシーバの外部電波が入射しても、発振が停止
することがないので、誤ってパチンコ球の通過と判定す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係るパチンコ機の
入賞検出装置を示した斜視図。
【図2】同実施例に係るパチンコ機の入賞検出装置を示
した分解斜視図。
【図3】同実施例に係る入賞検出装置の電気的構成を示
したブロックダイヤグラム。
【図4】同実施例装置の具体的な回路構成を示した回路
図である。
【符号の説明】
20…入賞検出装置 21…枠体 23…通過孔 24…側壁 25…コイル 26…回路基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球が通過する通過孔を一部に有
    した枠体と、前記枠体に配設され、前記パチンコ球の通
    過によりインピーダンスの変化するコイルと、前記コイ
    ルを励振要素として含む発振回路とから成り、前記発振
    回路の信号レベルにより前記パチンコ球の通過を検出す
    るパチンコ機の入賞検出装置において、 前記コイルは、側部が磁気遮蔽されると共にコイルの軸
    線が前記パチンコ球の通過方向に垂直なるように、前記
    通過孔に向けて配設され、 前記発振回路は、前記パチンコ球が前記通過孔を通過し
    ない時に発振状態にあり、前記パチンコ球が前記通過孔
    を通過する時に発振停止状態となるように設定されてい
    ることを特徴とするパチンコ機の入賞検出装置。
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