JP2519265Y2 - 空調装置用ドレーンポンプ - Google Patents

空調装置用ドレーンポンプ

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JP2519265Y2
JP2519265Y2 JP1991095070U JP9507091U JP2519265Y2 JP 2519265 Y2 JP2519265 Y2 JP 2519265Y2 JP 1991095070 U JP1991095070 U JP 1991095070U JP 9507091 U JP9507091 U JP 9507091U JP 2519265 Y2 JP2519265 Y2 JP 2519265Y2
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JP
Japan
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drain
blade
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pump
air conditioner
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JP1991095070U
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JPH0538385U (ja
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吉弘 塩谷
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Kunimori Kagaku Co Ltd
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Kunimori Kagaku Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調装置により除湿
されたドレーンを溜めるドレーンタンクに取り付けら
れ、ドレーンを外部へ排水する空調装置用ドレーンポン
プに関する。
【0002】
【従来技術】従来、上記の用途に使用する空調装置用ド
レーンポンプとして、例えば実公平3−35915号公
報に示す液体排出用ポンプが知られている。
【0003】この液体排出用ポンプは、内面の直径が徐
々に増大する曲面で、小径側に吸込口を、また大径側に
吐出口を有したポンプ本体と、ポンプ本体の内面に接し
ないような間隙を有して回転する回転羽根とから構成さ
れている。
【0004】そして、液体が回転羽根の先端に接する水
位となった際に駆動する電動モータにより回転羽根が所
定の方向へ回転されると、回転羽根の先端部に付着した
液体は、回転羽根の外径およびポンプ本体の内径が上方
に向って徐々に大きくなっているため、ポンプ本体内を
上方へ流動するにしたがって液体に作用する遠心力が徐
々に大きくなることにより所定の揚程力を保っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の液体排出用ポンプは、液体がポンプ本体内を下方か
ら上方へ揚げる際に遠心力を大きくして所定の揚程を得
る構造であるため、大型の回転羽根を使用しなければな
らなかった。
【0006】このため、液体排出用ポンプが大型化し、
ドレーン排水機構を小型化するのに障害になっていた。
【0007】特に、この種の液体排出用ポンプが取り付
けられる空調装置は、天井内取り付け型のものであるた
め、空調装置自体を効率的に取り付けられない問題を生
じさせていた。
【0008】 本考案は上記した従来の欠点を解決する
ために考案されたものであり、その目的とするところ
は、小型の羽根部を有した回転羽根を使用して装置自体
を小型化しながらドレーンを効率的に排水することがで
き、ドレーン排水機構を含む空調装置の小型化を可能化
する空調装置用ドレーンポンプを提供することにある。
【0009】 このため本考案は、上部の一部外周にて
半径方向へ延出して内部と連通する吐出口を有したほぼ
半球形状の本体部及び該本体部の下部にて内部と連通す
ると共に本体部とほぼ一致する高さで上下方向へ延出す
る吸込み円筒部を有したポンプ本体と、本体部上面を覆
い、中心部に電動モータの回転軸を挿通する透孔の周囲
にて、回転軸との間に間隙を有して垂下する垂下円筒部
を有した上面カバーと、上面カバーの透孔を挿通する回
転軸に取付けられ、正面形状が本体部の縦断面形状とほ
ぼ一致して端縁が本体部の内周面に近接する大きさの羽
根部と該羽根部の下端中心部に設けられ、吸込み円筒部
内にて所要のリード角で捩じれながら下方へ延出するス
クリュー羽根部とを有した回転羽根とからなり、吸込み
円筒部下部がドレーンパン内のドレーンに水没するよう
に配置され、電動モータの駆動に伴って回転する回転羽
根のスクリュー羽根により吸込み円筒部から本体部内に
汲み上げられたドレーンに羽根部の遠心力を付与して吐
出口から吐出可能にしたことを特徴としている。
【0010】
【考案の作用】本考案は上記のように構成されるため、
電動モータの駆動に伴って回転羽根が回転されると、円
筒部内のドレーンはスクリュー羽根により本体部内に汲
み上げられた後、羽根部により付与される遠心力により
加圧されて吐出口から吐出される。その際、上面カバー
の透孔から本体部内に汲み上げられたドレーンの一部が
外部へ飛び出すおそれがあるが、該垂下円筒部によりド
レーンの飛び出しを防止している。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0012】図1は空調装置用ドレーンポンプの分解斜
視図である。
【0013】図2は空調装置用ドレーンポンプの中央縦
断面図である。
【0014】 空調装置用ドレーンポンプ1のポンプ本
体3は下部の円筒部5と上部の本体部7とが一体に形成
されている。そして円筒部5と本体部7とはほぼ等しい
高さに形成されている。
【0015】すなわち、ポンプ本体3の下方中心部には
所定の内径からなる円筒部5が軸線方向の長さ(高さ)
が所定の長さとなるように形成され、該円筒部5の下端
部内面には面取り部9が下方に向って大径状となるよう
に形成されている。
【0016】前記円筒部5の上端には下部が半球形状に
湾曲した傾斜面部7a及びその上部に起立壁7bを有し
た本体部7が円筒部5の中空部と連通するように一体形
成されている。
【0017】
【0018】前記起立壁7bの上端には平面部7cが所
定の外径で放射方向へ延出するように一体形成されてい
る。
【0019】また、前記起立壁7bの一部には吐出口部
11が設けられている。該吐出口部11は内側内径が前
記円筒部5の内径より小径に形成されるとともに外側内
径が外方に向って徐々に大径となるテーパ状に形成され
ている。
【0020】前記ポンプ本体3には回転羽根13が取り
付けられている。
【0021】該回転羽根13の下部にはスクリュー羽根
部13aが円筒部5内に位置するように形成され、該ス
クリュー羽根部13aは所定の幅で上方へ向って所定の
方向へ連続しながら湾曲するように形成されている。ま
た、該スクリュー羽根部13aの下端部は平面状に形成
されている。
【0022】前記回転羽根13の上部には平面が十字状
の羽根部13bが本体部7内に位置してスクリュー羽根
部13aと連続するように形成されている。
【0023】該羽根部13bは本体部7の傾斜面部7a
及び起立壁7bに近接するように放射方向へ延出形成さ
れている。
【0024】なお、羽根部13bの上部中心にはボス1
3cが一体形成されている。
【0025】回転羽根13を収容したポンプ本体3の上
面にはカバー15が、その開口を覆うように取り付けら
れている。
【0026】本体部7に応じたカバー15の中央部には
上方に向って湾曲した湾曲部15bが一体形成され、本
体部7の空間容積を拡大している。また、該カバー15
の外周側には平面部15aが前記平面部7cと一致する
ように形成されている。
【0027】前記湾曲部15bの中心部には垂下円筒部
15cが、外部と連通して回転羽根13のボス13cを
挿通し、かつボス13cの外周に対して所定の間隔を有
するように形成されている。
【0028】前記カバー15の平面部15a上面には複
数の取り付け軸15dが立設され、各取り付け軸15d
には電動モータ17が固定されている。
【0029】そして電動モータ17の回転軸は、垂下円
筒部15cを挿通して外部に突出したボス13cに連結
されている。
【0030】次に、上記のように構成された空調装置用
ドレーンポンプ1の作用を説明する。
【0031】図3は空調装置用ドレーンポンプ1の揚水
状態を示す略体縦断面図である。
【0032】上記のように構成された空調装置用ドレー
ンポンプ1は空調装置のドレーンタンク(図示せず)内
に取り付けられる。
【0033】そしてドレーンが円筒部5の下端からスク
リュー羽根部13aに達する、例えば10mmぐらいの
所定の水位までたまったとき、水位検出器(図示せず)
からの信号に基づいて電動モータ17が駆動されるよう
に設定されている。
【0034】今、ドレーンタンク内のドレーンが所定の
水位に達して電動モータ17が駆動されると、円筒部5
内で所定の方向へ回転するスクリュー羽根部13aによ
り円筒部5内のドレーンが上方の本体部7内に汲み上げ
られる。そして本体部7内に汲み上げられたドレーンは
本体部7内にて回転する羽根部13bにより付与される
遠心力により所定の揚程に応じた圧力に加圧されて吐出
口部11から吐出される。
【0035】このとき、本体部7内のドレーンは本体部
7の実質的容積が湾曲部15bにより拡大されているた
め、図3に網目で示すように羽根部13bの上端部にま
で達している。このため、回転する羽根部13bにより
本体部7内のドレーンを効率的に加圧して吐出させるこ
とができる。
【0036】また、円筒部5の内径に比べて吐出口部1
1の内径が小さく設定されているため、回転する羽根部
13bにより付与される遠心力で高い揚程を得るように
加圧することができる。
【0037】更に、揚水時において本体部7内に汲み上
げられたドレーンは回転する羽根部13bにより四方へ
飛び散りながら加圧されるが、このドレーンはカバー1
5の湾曲部15bに衝突して衝突エネルギーが分散され
るため、騒音を低減することができる。又、本体部7内
にて飛び散りながら加圧されるドレーンは垂下円筒部1
5cにより外部へ漏出することが防止されるため、空調
装置用ドレーンポンプ1自体及びその周囲を汚したり、
電動モータ17の電気的絶縁特性を低下させることを防
止し、装置自体の耐久性を高めることができる。
【0038】上記揚水によりドレーンタンク内の水位が
スクリュー羽根部13a下方の平面羽根13dに達した
とき、ドレーンタンク内に取り付けられた水位検出器
(図示せず)により電動モータ17の駆動が停止され
る。
【0039】電動モータ17の駆動停止直後において
は、慣性力により回転羽根13の回転が所定の時間、継
続されるが、ドレーン水位が平面羽根13dに達してい
るため、その汲み上げ作用が極端に少なくなる。
【0040】このため、平面羽根13dによるドレーン
の汲み上げが少ないため、円筒部5に対するドレーンの
衝突を少なくして騒音の発生を少なくすることができ
る。
【0041】また、回転羽根13の回転が停止したと
き、円筒部5および本体部7内のドレーンはドレーンタ
ンク内に戻される。
【0042】このとき、円筒部5の下端内面が面取り部
9により大径となるように形成されているため、ドレー
ンの戻り音を押さえることができる。
【0043】なお、本考案に係る空調装置用ドレーンポ
ンプと前述した従来の液体排出用ポンプとを交流電圧2
20V、50Hz/60Hzで夫々駆動し、揚程600mm、
円筒部5下端からの水位10mm,5mm、汲み終り時で夫
々運転した際、モータ軸受部から上方1m 離れた位置に
おける騒音の比較を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】 このように本実施例は、スクリュー羽根
部13aにより円筒部5内のドレーンを本体部7内に汲
み上げた後にドレーンに羽根部13bの遠心力を付与し
て加圧しながら吐出する構造であるため、羽根部13b
自体、従って空調装置用ドレーンポンプ1自体を小型化
しながら所定の揚程を得ることができる。又、本体部7
内に汲み上げられたドレーンは羽根部13bを介して付
与される遠心力によりカバー15中央部の透孔から外部
へ飛び出そうとするが、垂下円筒部15cによりその飛
び出しを抑制して電動モータ17への付着及び周囲への
汚損を防止している。
【0046】
【考案の効果】このため本考案は、ポンプ本体を小型化
しながらドレーンを効率的に排水することができ、ドレ
ーン排水機構を含む空調装置の小型化を可能化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調装置用ドレーンポンプの分解斜視図であ
る。
【図2】空調装置用ドレーンポンプの中央縦断面図であ
る。
【図3】空調装置用ドレーンポンプ1の揚水状態を示す
略体縦断面図である。 1:空調装置用ドレーンポンプ 3:ポンプ本体 5:円筒部 7:本体部 11:吐出口部 13:回転羽根 13a:スクリュー羽根部 13b:羽根部 17:電動モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部の一部外周にて半径方向へ延出して内
    部と連通する吐出口を有したほぼ半球形状の本体部及び
    該本体部の下部にて内部と連通すると共に本体部とほぼ
    一致する高さで上下方向へ延出する吸込み円筒部を有し
    たポンプ本体と、本体部上面を覆い、中心部に電動モー
    タの回転軸を挿通する透孔の周囲にて、回転軸との間に
    間隙を有して垂下する垂下円筒部を有した上面カバー
    と、上面カバーの透孔を挿通する回転軸に取付けられ、
    正面形状が本体部の縦断面形状とほぼ一致して端縁が本
    体部の内周面に近接する大きさの羽根部と該羽根部の下
    端中心部に設けられ、吸込み円筒部内にて所要のリード
    角で捩じれながら下方へ延出するスクリュー羽根部とを
    有した回転羽根とからなり、吸込み円筒部下部がドレー
    ンパン内のドレーンに水没するように配置され、電動モ
    ータの駆動に伴って回転する回転羽根のスクリュー羽根
    により吸込み円筒部から本体部内に汲み上げられたドレ
    ーンに羽根部の遠心力を付与して吐出口から吐出可能に
    した空調装置用ドレーンポンプ。
JP1991095070U 1991-10-22 1991-10-22 空調装置用ドレーンポンプ Expired - Lifetime JP2519265Y2 (ja)

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JPH0538385U JPH0538385U (ja) 1993-05-25
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