JP3647939B2 - 排水ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排水ポンプ、特に空調機等のドレン水等を排水する排水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
空調機の室内ユニットは、冷房運転時に熱交換器に空気中の水分が凝縮して付着し、熱交換器の下方に設けられるドレンパン内に滴下する。このドレンパン内に溜ったドレン水を排水するために排水ポンプが装備される。この排水ポンプに関しては、従来各種のものが提案されており、この種のポンプとして次のものがある。即ち、下部に吸込口を形成し、上部を開口すると共に、側方に吐出口を設けたハウジング内に羽根を回転自在に設け、この羽根をハウジングの開口の上部にカバーを介して固定したモータにより回転させている。そのモータの回転軸は、カバーを回転自在に貫通して羽根の軸部に連結され、上記カバーには大気とハウジングとを連通する貫通穴が設けられている。これにより、モータを駆動して、羽根が回転すると、ドレンパン内に貯溜したドレン水は、吸込口の羽根の下端から吸込まれ、遠心力により、ハウジング内面に沿って揚水され、ケーシングの吐出口から外部に吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の排水ポンプにおいては、ドレン水が流入して排水が始まると騒音が発生する問題点を有している。これは、羽根の周囲に液体内から気泡が発生し、この気泡の羽根やハウジングの内面等への衝突に基づくものである。更に、羽根下部において、吸込口付近のドレン水の水流の乱れ、さらにはドレン水の水掻によって生じるものである。
本発明は、上記問題点を解消する排水ポンプを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る排水ポンプは、モータと、モータの駆動軸に連結される回転羽根と、回転羽根を収容するポンプハウジングとを有する排水ポンプであって、回転羽根は、モータの駆動軸に連結されるモータ取付軸部から放射状に突出させた複数の平板状の大径羽根と、上記モータ取付軸部と同軸の小径羽根軸部から放射状に突出する複数の平板状の小径羽根とを備え、上記大径羽根の外周に具備すると共に、上記小径羽根軸部は円筒形状に形成される。そして、上記空間は、大径羽根の外周部を連結する外側円筒壁部材と大径羽根の上縁部に沿って外側円筒壁部材の上端部から径方向内側へ延びる環状部材と、上記環状部材の内周端から上記外側円筒壁部材に対向して延びる内側円筒壁部材とによって形成されていることを特徴とする。
この回転羽根を備えることにより、水流や気泡がハウジングや羽根に衝突して生じる騒音を空間に封止し、騒音を低減できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の排水ポンプの構成を断面した側面図である。
全体を符号1で示す排水ポンプは、モータ10と、モータ10に対して下方にブラケット20を介してとりつけられるポンプ本体30とを有する。ブラケット20は、ポンプハウジングの上部部材であるカバー32と一体に形成され、カバー32はシール部材34を介してポンプハウジング40に連結される。
ポンプハウジング40は、樹脂でつくられるもので、吸込口42、ポンプ室44、吐出口46を有する。
【0006】
ポンプハウジング40内に装備される回転羽根50は、モータ取付軸部52と、軸部52の外周から放射状に突出させた平板状の4枚の大径羽根60と、モータ取付軸部52の中心軸と同軸の小径羽根軸部55を中心としてその外周から放射状に突出した複数の平板からなる大径羽根60より径の小なる小径羽根54を有する。
而して、小径羽根軸部55は、円筒形状に構成され、図2の回転羽根50の斜視図に示す如く、円筒形状の軸部55に小径羽根54が突出して形成されている。なお、実施例では、4枚の小径羽根54が円筒形状の軸部55に形成されている場合を示す。
【0007】
モータ取付軸部52は、カバー32の中央に形成される貫通穴36を通ってモータ10側へ突出し、モータ取付軸部52に設けた穴53にモータ10の駆動軸12が挿入される。モータ取付軸部52の上面には水切円板14をとりつけて、カバー32の貫通穴36から噴出するドレン水がモータ10側へ飛散するのを防止する。
【0008】
回転羽根50の小径羽根54は、ポンプハウジング40のパイプ状の吸入口42内に挿入される。吸込口42の吸込端部43は、開口端に向かって内径寸法が絞られるテーパ面に形成されており、小径羽根54の先端部も先細りのテーパ面56に形成されている。ポンプハウジング40のポンプ室44内には回転羽根50の大径羽根60が収容される。
【0009】
図2は回転羽根50の斜視図、図3は回転羽根50の下面図、図4は回転羽根50の上面図、図5は回転羽根50の側面図、図6は図4のA−A断面図、図7は図4のD−D断面図、図8は図4のE−E断面図、図9は図8のF部の詳細図である。
かかる回転羽根50は樹脂により一体的に構成され、大径羽根60の枚数は、4枚の平板の場合を示しているが、その枚数は、適宜に選定される。なお、小径羽根54の枚数も適宜に選定される。図2に示す形状の回転羽根50は、その大径羽根60及び小径羽根54がそれぞれポンプ室44及びパイプ状の吸込口42内にポンプハウジング40の内面に接しないように小間隙を保持して収容され、回転される。したがって、ポンプハウジング40は回転羽根50の形状にならって構成されるのは勿論であり、パイプ状の吸込口42とポンプ室44は曲面45により連続しているのである。しかも、回転羽根50の大径羽根60の外周部にはリング状の空間70が形成されている。
【0010】
図に詳細を示すように、この空間70は、平板状の大径羽根60の外周部を覆う外側円筒壁部材64と、円筒部64の上端部から大径羽根60の上縁に沿って内側へ延びる環状部材62と、環状部材62の内周端から下側へ延びて、外側円筒壁部材64に対向する内側円筒壁部材66とで囲まれて形成される。
回転羽根50の小径羽根軸部55と小径羽根54の先端部は、先細りのテーパ面56に形成される。
大径羽根60の間には外側円筒壁部材64から内側へ延びる補助羽根68が設けられ、ポンプの揚程能力を助成する。
【0011】
また、大径羽根60の下縁部にはリング部材80が設けられる。このリング部材80は、その内周部と小径羽根軸部55との間に上下貫通する中空部72を形成するとともに、内側円筒壁部材66との間にもスリット74を形成する。
かかる回転羽根50を有する排水ポンプ1は、空調機が運転されると、空調機の室内機におけるドレンパン内のドレン水を小径羽根54で吸込口42より吸い上げ、大径羽根60によりドレン水はポンプ室44の曲面45に沿って円滑に吐出口46から排出される。
【0012】
この際、空間70は、ドレン水がポンプハウジングのカバー32側へ飛散するのを防止すると共に、回転羽根50とドレン水が接触することによって生ずる騒音を回転羽根内に封止することができ、低騒音の空調機とすることができる。
吸込口42において、小径羽根54で吸い上げられるドレン水は、小径羽根軸部55の円筒部により、その吸込量が制限され、小径羽根54との接水面積を減少せしめることができ、ドレン水流の乱れが少なくなって、その流れが均一化し、水の掻き混ぜによる騒音が減少する。
【0013】
さらに、テーパ面56を形成することで、吸込口42との間隙を広くでき、小径羽根54の羽根下部による水の掻き混ぜを減らし、低騒音化できる。
排水ポンプ1が停止したときは、揚水しているドレン水は吐出口46からポンプ室44に逆流する。この逆流するドレン水は、空間70を構成する外側円筒壁部材64に突き当たり、その緩衝により、徐々にポンプハウジング40内に拡散されることとなって、上記逆流する水に起因する騒音を低減できる。
【0014】
また、小径羽根54で吸い上げられるドレン水は、リング部材80によって、その液面がほぼ上下に分断され大径羽根60に接する水の量が減少し、それにより気泡の発生が少なくなり、騒音が低減される。
なお、大径羽根60に形成される空間70については、図9に示すように大径羽根の外周部に配設される外側円筒部壁部材64と大径羽根の上縁部に配設される環状部材62で形成し、内側円筒壁部材66を省略してもよいのである。この空間70にあっても、騒音等を大径羽根内に封止することができることとなり、低騒音化できるのである。
【0015】
【発明の効果】
本発明の排水ポンプは以上のように構成したので、平板状の大径羽根と大径羽根に連続する平板状の小径羽根とを有する回転羽根を備え、この回転羽根の大径羽根の外周部に空間を設けていることで、水流や気泡がポンプハウジングや羽根に衝突して生じる騒音を封止することができる。
また、円筒形状の小径羽根軸部によりドレン水の吸込量を制限し、ドレン水の流れを均一化することができ、騒音を減少させることができる。
さらに、小径羽根軸部と小径羽根はその先端がテーパ面とすることにより、ドレン水量の撹拌による騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水ポンプを一部断面にして示す側面図。
【図2】回転羽根の斜視図。
【図3】回転羽根の下面図。
【図4】回転羽根の上面図。
【図5】回転羽根の側面図。
【図6】図4のA−A断面図。
【図7】図4のD−D断面図。
【図8】図4のE−E断面図。
【図9】図8のF部の詳細図。
【符号の説明】
1 排水ポンプ
10 モータ
20 ブラケット
30 ポンプ本体
32 カバー
36 貫通穴
40 ポンプハウジング
42 吸込口
44 ポンプ室
46 吐出口
50 回転羽根
54 小径羽根
55 小径羽根軸部
60 大径羽根
62 環状部材
64 外側円筒壁部材
66 内側円筒壁部材
70 空間
80 リング部材

Claims (3)

  1. モータと、モータの駆動軸に連結される回転羽根と、回転羽根を収容するポンプハウジングとを有する排水ポンプであって、
    回転羽根は、モータの駆動軸に連結されるモータ取付軸部から放射状に突出させた複数の平板状の大径羽根と、上記モータ取付軸部と同軸の小径羽根軸部から放射状に突出する複数の平板状の小径羽根とを備え、
    上記大径羽根の外周に空間を具備すると共に、上記小径羽根軸部は円筒形状に形成されかつ上記空間は、上記大径羽根の外周部を連結する外側円筒壁部材と、大径羽根の上縁部に沿って外側円筒壁部材の上端部から径方向内側へ延びる環状部材と、
    上記環状部材の内周端から上記外側円筒壁部材に対向して延びる内側円筒壁部材によって形成されてなることを特徴とする排水ポンプ。
  2. 上記小径羽根軸部と上記小径羽根とは先細りのテーパ形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  3. 大径羽根の下縁部にリング部材を設けてなる請求項1及び請求項2記載の排水ポンプ。
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