JP2518783Y2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2518783Y2
JP2518783Y2 JP80390U JP80390U JP2518783Y2 JP 2518783 Y2 JP2518783 Y2 JP 2518783Y2 JP 80390 U JP80390 U JP 80390U JP 80390 U JP80390 U JP 80390U JP 2518783 Y2 JP2518783 Y2 JP 2518783Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、室内の空気を建物外に排出する一方、外
気を室内に取り込む換気装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、建物の換気は、排気ダクト及び給気ダクトの換
気口を建物の壁面等に設置して、これらのダクトを通し
て室内の給排気を行っているが、例えば排気ダクトの換
気口が風上になる場合、換気口から排気されるべき空気
が風圧に押されて充分な排気ができず、反対に給気ダク
トが風下になった場合は充分な外気を室内に取り入れる
ことができないことになり、風向きによっては給排気が
円滑に行われないという問題が生じる。そして、この問
題点を解決するために、例えば特開昭54−455号公報に
開示される装置が提案されている。
すなわち、この装置は、室内に空気を給排気するエア
ダクトを建物内に配管し、互いに反対となる方向に向け
て設置された2つの換気口に連結される構造を有してい
る。そして、一方の換気口が風上となる場合、この換気
口を給気口とし、他方の換気口を排気口として使用する
ことにより、風向に逆らわずに換気を行うものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この換気装置は排気と給気とを同一の
エアダクトで共用しており、外の空気と室内の空気とが
混在してしまうために、換気効率の向上が依然として改
善されないという問題点があった。
しかし、たとえこのエアダクトを2本設置し、給気ダ
クトと排気ダクトを別に設ける構造としても、このエア
ダクトでは、通風方向が制御されていないために、排気
ダクトの換気口から排出された空気が同一壁面に開設さ
れる給気ダクトの換気口から再び吸気されてしまうとい
う問題も生じる。
そこで、この考案はこのような問題点に着目してなさ
れたものであり、この考案の目的は風向きによって排気
方向と吸気方向を選択して換気効率を高めるとともに、
これらダクトの通風方向を制御して一旦排気された空気
が吸気されることを防止する換気装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、建物内に排気ダクトと給気ダクトとを併
設し、これら両ダクト夫々の両端の換気口を建物の少な
くとも2方向の外方に向けて配置し、いずれかの換気口
を選択して室内側に連通させる排気ダンパを排気ダクト
に設けるとともに、いずれかの換気口を選択して室内側
に連通させる給気ダンパを給気ダクトに設け、両ダクト
の両端部における外気の風圧を夫々測定する測定手段を
設け、測定手段により測定された各風圧の高低を判断
し、この判断に基づき前記排気ダンパで低圧側の換気口
を選択するとともに、前記給気ダンパで高圧側の換気口
を選択する選択手段を設けることにより換気装置を構成
して上記の課題を解決している。
〔作用〕
両ダクトの両端部における外気の風圧を測定手段が測
定し、この測定された各風圧に基づいて、選択手段が、
各ダクトの両端部の風圧の高低を判断するとともに、こ
の判断に基づき前記排気ダンパで低圧側の換気口を選択
し、且つ前記給気ダンパで高圧側の換気口を選択する。
これにより、排気ダクトは低圧側の換気口に連通し、反
対に給気ダクトは高圧側の換気口に連通する。そして、
室内からの空気は常に風下側に排出され、且つ屋外の空
気は常に風上側より給気されることになり、室内の給排
気を風向きに逆らうことなく円滑に行う。
なお、各ダクトはダンパによって通風方向が制御さ
れ、排気ダンパと給気ダンパが同方向の換気口に連通す
ることはないために、一旦排気された空気が再び吸気さ
れてしまうことはない。
〔実施例〕
本考案の第一実施例の構造を第1図に基づいて説明す
る。第1図は本実施例の換気装置の側断面図である。
第1図に示すように、換気装置1は建物内に配設され
た排気ダクト2及び給気ダクト3と、両ダクト2,3の通
風方向をそれぞれ制御する排気ダンパ4及び給気ダンパ
5と、建物の壁面W1,W2に当たる風圧を測定してその差
を検出する検出器を兼ねるダンパ制御装置8とによって
構成される。
排気ダクト2は、建物左側の壁面W1から右側の壁面W2
に貫通しており、両壁面W1,W2の開口部がそれぞれ排気
ダクト2の換気口2a,2bとなっている。そして、この排
気ダクト2の中途部には室内の天井に設けられた排気口
6が連結されており、室内の空気を排気ダクト2を通し
て建物外へ排出する。なお、排気口6には、排気ファン
6aが設置されており、室内の空気を強制的に排出する。
また、この排気口6上方の排気ダクト2内には排気ダ
ンパ4が配置されている。この排気ダンパ4の遮蔽板4a
は、上部が排気ダクト2の内壁に枢支されて左右に倒
れ、一方の換気口(2aまたは2b)と排気口6とを連通さ
せるとともに、他方の換気口(2bまたは2a)と排気口6
間を遮断する機能を有する。
給気ダクト3は、上記排気ダクト2の上方に並列に設
置されており、同様に両壁面W1,W2間に貫通して、両壁
面W1,W2の開口部がそれぞれ給気ダクト3の換気口3a,3b
となっている。そして、この給気ダクト3の中途部に
は、室内の天井に設けられた給気口7が連結されてお
り、換気口から取り入れられた建物外の空気を室内へ供
給する。
また、この給気口7上方の給気ダクト3内にも上記排
気ダンパ4と同様の構造を有した給気ダンパ5が配置さ
れており、その遮蔽板5aの働きにより、一方の換気口
(3aまたは3b)と給気口7とを連通させるとともに、他
方の換気口(3bまたは3a)と給気口7間を遮断する機能
を有する。
ダンパ制御装置8は、その本体8aを天井裏など建物の
任意の場所に配置するとともに、両壁面W1,W2の空気を
導入管8b,8cにより本体8aに導入しており、両壁面W1,W2
の風圧を測定して両者の風圧差を計測する検出器の機能
を有している。また、ダンパ制御装置8は、前記した両
ダンパ4,5に接続されており、計測した風圧差に基づい
てこれらダンパ4,5を作動させる。
このダンパ制御装置8による両ダンパ4,5制御の処理
手順を第2図に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
先ず、ステップで排気ファン6aの使用スイッチを入
れると、次のステップにおいて、このスイッチに連動
するダンパ制御装置8が作動して、両壁面W1,W2の風圧
を測定する。このステップが本考案の測定手段に相当
する。
次に、ステップに移行すると、壁面W1の風圧から壁
面W2の風圧を減算し、この値の正負を判断する。そし
て、この値が正か零ならば、壁面W1が壁面W2以上の風圧
であるためステップに移行して、排気口6が換気口2b
に連通するように排気ダンパ4を作動させ、且つ給気口
7が換気口3aに連通するように給気ダンパ5を作動させ
る。また逆に、この値が負ならば、壁面W2が壁面W1より
高い風圧であるためステップに移行して、排気口6が
換気口2aに連通するように排気ダンパ4を作動させ、且
つ給気口7が換気口3bに連通するように給気ダンパ5を
作動させる。これらステップとステップが本考案
の選択手段に相当する。
以上のように両ダンパ4,5の作動が終了すると、ステ
ップで排気ファン6aが作動し、室内の空気を換気す
る。そして、所定の時間、排気ファン6aを作動させたの
ち、手動により使用スイッチを切って、排気ファン6aを
停止させる。而して、この実施例におけるダンパ制御装
置8は本考案の測定手段及び選択手段とを含む。
次に、本実施例の換気装置の作動を説明する。
上記したように、排気ファン6aを作動させると、ダン
パ制御装置8が両ダンパ4,5を作動させ、排気ダクト2
を低圧側の換気口(2aまたは2b)に連通させ、給気ダク
ト3を高圧側の換気口(3bまたは3a)に連通させる。そ
して、室内の空気は排気ダクト2を介して、建物外へ排
出されるとともに、排気された量の建物外の空気が給気
口7から室内に流入して部屋の換気がなされる。
この際、各ダクト2,3の通風方向は各ダンパ4,5の働き
により風向きと同じ方向に制御されるために、換気を円
滑に行うことができる。また、排気ダクト2が連通する
換気口(2aまたは2b)と給気ダクト2が連通する換気口
(3bまたは3a)とが同一側になることはないために、一
旦排気された空気が、再度吸気されてしまうことはな
い。
特に本実施例の換気装置1では、各ダクト2,3の通風
方向を、それぞれ一つのダンパ4,5で行うために換気装
置の構造を単純化することができる。
本考案の第二実施例を第3図に基づいて説明する。同
図は、第二実施例の側断面図である。
本実施例の換気装置11は、排気ダクト2を給気ダクト
3内に通過させて二重管としたものであり、それに伴
い、給気ダンパ15を絞り機構ダンパとしたものである。
従って、本実施例の換気装置11にあっては、排気ダク
トと給気ダクトとを別々に配管する必要がなく一回の配
管作業で済むために、換気装置の敷設を容易にすること
ができる。また、給気ダンパ15が絞り機構を有している
ために、このダンパ15によって給気量を調整することも
できる。
なお、他の構成及び作動は第一実施例と同様のため、
説明を省略する。
本考案の第三実施例を第4図に基づいて説明する。同
図は第三実施例の換気装置の側断面図である。
本実施例の換気装置21は、排気ダクト2及び給気ダク
ト3を共用として複数の部屋の換気を行う装置である。
同図に示すように、排気ダクト2及び給気ダクト3に
は、各部屋の天井に設置される複数の排気口6、給気口
7がそれぞれ連結されており、また、これら両ダクト2,
3は、それらの両端で互いに結合し、同一の換気口10A,1
0Bに連結されている。そして、両ダクト2,3の連結部に
は一方のダクト(2または3)を選択して換気口10A,10
Bに連通させる、排気ダンパと給気ダンパを兼ねたダン
パ9A,9Bを設置しており、これらダンパ9A,9Bは、ダンパ
制御装置8により、一方の換気口(10aまたは10B)が排
気ダクト2と連通する場合は、他方の換気口(10Bまた
は10A)が給気ダクト3と連通するように作動する。
従って、本実施例の換気装置21によっては、ダンパが
各ダクト2,3の中途部に配置されることがないために、
複数の部屋の排気ダクト2及び給気ダクト3を共用して
使用でき、もって、集合住宅に適した換気装置とするこ
とができる。
なお、その他の構造及び作動については、第一実施例
と同様であるため説明を省略する。
以上説明した第一乃至第三実施例は、排気ダクトと給
気ダクトを同一方向に併設したが、必ずしもこの構成に
限られるものではなく、例えば排気ダクトを南北に配置
し、給気ダクトを東西に配置するなど各ダクトを任意の
方向に配置してもよい。
また、これらの実施例は、いずれも換気口を2方向の
壁面に設置しているが、建物同士が隣接するなど、周り
の風の流れが複雑な建物に施行する場合は、さらに多く
の壁面、例えば四方向に臨む壁面のそれぞれに換気口を
設置してもよい。
さらに、これらの実施例においては、排気ファン6aの
作動直前のみに各ダンパを作動させる制御を行っている
が、排気ファン6aの作動後も一定時間毎に壁面W1,W2の
風圧を測定し、これを作動させる制御を行ってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の換気装置によっては、
風向きによって排気ダクトの排気方向と給気ダクトの給
気方向とを選択して換気効率を高めることができ、さら
に、排気ダクト及び給気ダクト内に設置される各ダンパ
が両ダクトの通風方向を制御するために、一旦排気され
た空気が再び給気されてしまうことを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例の換気装置の側断面図、第2図はダ
ンパ制御装置の処理手順を示すフローチャート、第3図
は第二実施例の換気装置の側断面図、第4図は第三実施
例の換気装置の側断面図である。 1,11,21……換気装置、2……排気ダクト、2a,2b……換
気口、3……給気ダクト、3a,3b……換気口、4……排
気ダンパ、5……給気ダンパ、8……ダンパ制御装置、
9A,9B……ダンパ、10A,10B……換気口、W1,W2……壁面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内に排気ダクトと給気ダクトとを併設
    し、これら両ダクト夫々の両端の換気口を建物の少なく
    とも2方向の外方に向けて配置し、いずれかの換気口を
    選択して室内側に連通させる排気ダンパを排気ダクトに
    設けるとともに、いずれかの換気口を選択して室内側に
    連通させる給気ダンパを給気ダクトに設け、両ダクトの
    両端部における外気の風圧を夫々測定する測定手段を設
    け、測定手段により測定された各風圧の高低を判断し、
    この判断に基づき前記排気ダンパで低圧側の換気口を選
    択するとともに、前記給気ダンパで高圧側の換気口を選
    択する選択手段を設けたことを特徴とする換気装置。
JP80390U 1990-01-09 1990-01-09 換気装置 Expired - Lifetime JP2518783Y2 (ja)

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JP2012211747A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kumagai Gumi Co Ltd 排気装置
JP5782322B2 (ja) * 2011-07-19 2015-09-24 ダイダン株式会社 室内気圧調節システムおよび室内気圧調節方法
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