JP2518551Y2 - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

Info

Publication number
JP2518551Y2
JP2518551Y2 JP4566292U JP4566292U JP2518551Y2 JP 2518551 Y2 JP2518551 Y2 JP 2518551Y2 JP 4566292 U JP4566292 U JP 4566292U JP 4566292 U JP4566292 U JP 4566292U JP 2518551 Y2 JP2518551 Y2 JP 2518551Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
rotary
head
base
rotary base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4566292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0611110U (ja
Inventor
裕昭 笹野
利一 古谷
潔 川久保
宏征 西連地
Original Assignee
アイワ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイワ株式会社 filed Critical アイワ株式会社
Priority to JP4566292U priority Critical patent/JP2518551Y2/ja
Publication of JPH0611110U publication Critical patent/JPH0611110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518551Y2 publication Critical patent/JP2518551Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、オートリバース型テ
ープレコーダに適用して好適な回転ヘッド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オートリバース型テープレコーダに装着
される回転ヘッド装置は、テープの走行方向が変わるの
に伴ってヘッド全体を180°回転させることにより磁
気ヘッドの上下を逆転させて規定のトラック位置に配置
するのが一般的である。
【0003】図7は従来の回転ヘッド装置の一例を示
す。なお、図7は、回転ヘッド装置の要部を示すもので
ある。同図において、1は録再用ヘッド、2は消去用ヘ
ッドであり、このヘッド1,2は図示しないテープの規
定のトラックに対峙して回転ベース3の前面に装着され
ている。
【0004】回転ベース3には、その側面より掛止部3
3が突設されている。上フレーム8には、回転ベース3
の左右で、掛止部33に対応する位置にヘッド1,2を
位置決めする位置決めビス81が配されている。なお、
回転ベース3の駆動は、図示しない駆動機構によって行
われる。
【0005】そして、図7に示すように、回転ベース3
の回転は、テープの走行方向に応じて行われ、また、掛
止部33が位置決めビス81の下端面に当接することに
より規制される。すなわち、図7Aでは左回転が規制さ
れ、各ヘッド1,2はテープの第1の位置(A面側)に
対接する。また、図7Bでは右回転が規制され、各ヘッ
ド1,2はテープの第2の位置(B面側)に対接する。
これによって、ヘッド1,2が規定の位置に保持され
る。なお、位置決めビス81は、ナット82などで調整
位置に回り止めされる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図7の例においては、
ヘッド1がテープの規定の位置に配された場合に、掛止
部33が回転ベース3の直径の略延長線上よりも上方の
位置で位置決めビス81の下端面に当接するような形状
に形成されている。そのため、ヘッド1の位置調整が困
難であった。
【0007】また、例えばテープレコーダをプレイ状態
とするとモータ等によって前フレーム4、上フレーム8
および回転ベース3等が加熱されて熱膨張する。この場
合、回転ベース3とこれを支持する支持体とが熱膨張率
の異なる材料で形成されていると、回転ベース3とフレ
ーム4,8等との相対位置関係が変化することとなる。
従って、ヘッド1の上下位置がずれるため、再生状態あ
るいは録音状態が不安定となる。
【0008】そこで、この考案は、オートリバース型テ
ープレコーダの回転ヘッド装置のヘッド位置調整を容易
にし、かつその温度が変化しても、安定した再生状態あ
るいは録音状態になるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案においては、オ
ートリバース型テープレコーダに装着され、テープ走行
方向に応じて回転ベースに配されたヘッドの位置をテー
プの走行方向に応じて回転する回転ヘッド装置におい
て、回転ベースに、ヘッドをテープの第1の位置あるい
は第2の位置に保持するための掛止部を回転ベースの直
径の略延長線上に配すると共に、回転ベース、回転ベー
スを支持する支持体およびテープガイドを熱膨張率が略
同一の材料で形成するものである。
【0010】
【作用】掛止部9,11を回転ベース3の直径の略延長
線上に配したので、ヘッドの位置調整を容易に行うこと
ができ、ヘッド1,2をテープTの第1の位置あるいは
第2の位置に確実に対応させることができる。また、回
転ヘッド装置の回転ベース3、回転ベース3の支持体1
0,4,5およびテープガイド22を熱膨張率が略同一
の材料、例えばポリアセタール樹脂等で形成したので、
回転ヘッド装置等の温度変化によっても、回転ベース3
と支持体10,4,5とテープガイド22との相対位置
が変化せず、テープ走行が安定となる。従って、安定し
た再生状態あるいは録音状態となる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図4を参照しながら、この考案
の一実施例について説明する。図1において、図7と対
応する部位には同一符号を付して、その詳細説明は省略
する。なお、図1はオートリバース型テープレコーダの
回転ヘッド装置の斜視図である。
【0012】同図に示すように、回転ベース3は円板状
をなし、その前部側はテープTの走行方向に沿って立設
された前フレーム4の凹円状の受け孔41に前記回転ベ
ース3の回転を許容できる程度の隙間をもって挿入され
ている。
【0013】ここでは、受け孔41の下端面側には、図
2および図3に示すように、回転ベース3を受ける支持
体を構成する略V字形の基準部10が設けられており、
回転べース3がこの基準部10に当接した状態でヘッド
1,2が規定のトラック位置に位置するようになされて
いる。
【0014】つまり、基準部10は、ヘッド1,2の上
下位置を決めるための部位である。また、基準部10
は、回転ヘッド3の回転を円滑とするために、回転ヘッ
ド3を二点で受けるように形成される。
【0015】この回転ベース3の後部側には回転中心が
一致する回転軸31が固着され、この回転軸31の後端
部が前フレーム4と平行な後フレーム5の軸受孔5a
(図2参照)に回転自在に嵌入されている。回転軸31
の中間部には回転ベース3を回転させるためのピニオン
32が固着されている。
【0016】ピニオン32の左側には、前フレーム4の
支軸61に回転自在に取り付けられた扇形の駆動ギヤ6
が噛合されている。これによって、駆動ギヤ6を所定角
度だけ回転させることにより、回転ベース3を180°
回転させて録再用ヘッド1および消去用ヘッド2を上下
逆転させることができる。
【0017】駆動ギヤ6には下方に伸延するレバー62
が設けられ、このレバー62はテープTの走行方向に沿
って水平移動するヘッド切換板7の開口71に挿入され
ている。
【0018】ヘッド切換板7はテープTの走行方向が変
わるのに伴って別途の駆動装置により予め規定された方
向へ所定のストロークだけ水平移動する。これによって
駆動ギヤ6が支軸61を中心に所定角度だけ回転する。
【0019】駆動ギヤ6と後フレーム5の間には、つる
まきばね51が介装されている。このつるまきばね51
は、駆動ギヤ6の回動状態を保持するための反転ばねで
ある。これによって、駆動ギヤ6が下限位置もしくは上
限位置に安定して保持されることにより、回転ベース
3、したがって録再用ヘッド1と消去用ヘッド2が振動
などで不用意に回転するのが防止されている。
【0020】回転ベース3には、図2に示すように、そ
の裏面に板状の掛止部9が回転ベース3の直径の略延長
線上に沿って形成される。この回転ベース3は、図3お
よび図4に示すように、ヘッド1がテープTの第1の位
置あるいは第2の位置に位置する場合に、掛止部9が水
平状になるように配される。
【0021】そして、回転ベース3の回転は、回転ベー
ス3に形成された掛止部9が、回転ベース3の左右に位
置して上フレーム8に螺入された位置決めビス81(図
1では片側のみ図示)の下端面に当接することにより規
制される。これによって、ヘッド1,2がテープTの第
1の位置あるいは第2の位置に保持される。
【0022】前フレーム4には、図1に示すようなテー
プガイド22がヘッド1,2を挟んで左右に一対取り付
けられる。このテープガイド22は、テープを安定して
走行させるためのガイドである。
【0023】テープガイド22、回転ベース3および基
準部10を含むフレーム4,5,8は、例えば熱膨張率
が同一であるポリアセタール樹脂等で形成される。
【0024】そして、テープ走行が変わって、例えば図
3の状態での回転ベース3が回転して図4の状態にな
る。この場合でも、掛止部9は回転ベース3の直径の略
延長線上となり、掛止部9と位置決めビス81の下端面
とが当接することによって回転ベース3の回転が規制さ
れる。
【0025】本例によれば、掛止部9を回転ベース3の
直径の略延長線上に沿って配したので、ヘッド1,2の
位置調整を容易に行うことができ、ヘッド1,2をテー
プTの第1の位置あるいは第2の位置に確実に対応させ
ることができる。
【0026】また、本例によれば、回転ヘッド装置の回
転ベース3、基準部10(前フレーム4)およびテープ
ガイド22を熱膨張率が同一の材料である、例えばポリ
アセタール樹脂で形成したので、回転ヘッド装置等の温
度変化によっても、回転ベース3と基準部10とフレー
ム4,5,8とテープガイド22との相対位置関係が変
化せず、テープ走行を安定にできる。従って、本例によ
れば、安定した再生状態あるいは録音状態にできる。
【0027】図5は他の実施例を示す。本例は、掛止部
11の規制面12,13が回転ベース3の直径の延長線
上に沿って形成したものである。掛止部11の規制面1
2,13は、段状になるように形成される。
【0028】本例の掛止部11は、その厚さを考慮した
ものである。つまり、規制面12は、例えばヘッド1,
2をテープTの第1の位置に対応する位置に保持するも
のである(図5参照)。規制面13は、例えばヘッド
1,2をテープTの第2の位置に対応する位置に保持す
るものである(図6参照)。その他の構成は、図1の例
と同様である。
【0029】本例によれば、掛止部11の規制面12,
13をヘッド1,2がテープTの第1の位置および第2
の位置に位置する場合に回転ベース3の直径の延長線上
に沿って形成したので、掛止部11の厚さによる誤差を
なくすることができ、ヘッド1,2をテープTの第1の
位置あるいは第2の位置により確実に対応させることが
できる。なお、その他の作用効果は、図1の例と同様で
ある。
【0030】なお、上述各実施例においては、回転ヘッ
ド装置の回転ベース3、基準部10とフレーム4,5,
8およびテープガイド22の材料をポリアセタール樹脂
としたものであるが、回転ベース等の材料はこれに限定
されない。また、テープガイド22を前フレーム4と一
体的に形成してもよい。
【0031】さらに、掛止部9,11および支持体であ
る基準部10の形状、取付位置等は、本例に限定されな
い。また、位置決めビス81も、回転ベース3等と熱膨
張率が同様な材料で形成してもよい。
【0032】
【考案の効果】この考案によれば、掛止部を回転ベース
の直径の略延長線上に配したので、ヘッドの位置調整を
容易に行うことができ、ヘッドの回転位置をテープの第
1の位置あるいは第2の位置に確実に対応させることが
できる。また、この考案によれば、回転ヘッド装置の回
転ベース、回転ベースを支持する支持体およびテープガ
イドを熱膨張率が略同一の材料で形成したので、回転ヘ
ッド装置等の温度変化によっても、回転ベースと支持体
とテープガイドとの相対位置関係が変化せず、テープ走
行を安定にできる。従って、この考案によれば、安定し
た再生状態あるいは録音状態にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】実施例の分解斜視図である。
【図3】実施例の要部を示す図である。
【図4】実施例の使用状態を示す図である。
【図5】他の実施例を示す図である。
【図6】他の実施例の使用状態を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 ヘッド 3 回転ベース 4 前フレーム 9,11 掛止部 10 基準部 22 テープガイド 81 位置決めビス T テープ
フロントページの続き (72)考案者 西連地 宏征 東京都台東区池之端1丁目2番11号 ア イワ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−159525(JP,U) 実開 昭57−94624(JP,U) 実開 昭51−5412(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートリバース型テープレコーダに装着
    され、回転ベースに配されたヘッドの位置をテープの走
    行方向に応じて回転する回転ヘッド装置において、 上記回転ベースに、上記ヘッドを上記テープの第1の位
    置あるいは第2の位置に保持するための掛止部を上記回
    転ベースの直径の略延長線上に配すると共に、 上記回転ベース、上記回転ベースを支持する支持体およ
    びテープガイドを熱膨張率が略同一の材料で形成するこ
    とを特徴とする回転ヘッド装置。
JP4566292U 1992-06-30 1992-06-30 回転ヘッド装置 Expired - Fee Related JP2518551Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4566292U JP2518551Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 回転ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4566292U JP2518551Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 回転ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0611110U JPH0611110U (ja) 1994-02-10
JP2518551Y2 true JP2518551Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=12725593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4566292U Expired - Fee Related JP2518551Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 回転ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518551Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0611110U (ja) 1994-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518551Y2 (ja) 回転ヘッド装置
JP2518549Y2 (ja) オートリバースタイプのテープレコーダの回転ヘッド装置
US5703737A (en) Magnetic recording reproduction apparatus with improved adjustment characteristics for audio-control head
JP3619316B2 (ja) 磁気ヘッドの方位角調整装置
JPS6213223Y2 (ja)
JPH0755686Y2 (ja) カセットテープレコーダなどの回転ヘッド装置
JP3334205B2 (ja) 回転ヘッド装置
JPH0718053Y2 (ja) ヘッド支持装置
JPH0119231Y2 (ja)
JPS6141127Y2 (ja)
JP2632150B2 (ja) 磁気ヘツド調整装置
KR890005704Y1 (ko) 자기 헤드 장치
JP2856890B2 (ja) 外部記憶装置のアジマス調整機構
JPH0596925U (ja) テープレコーダのヘッド装置
JPH0316101Y2 (ja)
KR910003399Y1 (ko) 테이프레코오더의 자기헤드장치
JPH034973Y2 (ja)
JPS629570Y2 (ja)
JPH0119229Y2 (ja)
JPH0355138Y2 (ja)
JPS5814422Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−における磁気ヘッドの取付装置
JPH0110769Y2 (ja)
JPH0355139Y2 (ja)
JPS639861Y2 (ja)
JPS639857Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees