JP2518480Y2 - スライドスイツチの接触構造 - Google Patents

スライドスイツチの接触構造

Info

Publication number
JP2518480Y2
JP2518480Y2 JP1987119639U JP11963987U JP2518480Y2 JP 2518480 Y2 JP2518480 Y2 JP 2518480Y2 JP 1987119639 U JP1987119639 U JP 1987119639U JP 11963987 U JP11963987 U JP 11963987U JP 2518480 Y2 JP2518480 Y2 JP 2518480Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
contact
air gap
fixed contacts
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987119639U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6427825U (ja
Inventor
峰男 平野
吉男 服部
信二 柳沢
Original Assignee
ナイルス部品 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナイルス部品 株式会社 filed Critical ナイルス部品 株式会社
Priority to JP1987119639U priority Critical patent/JP2518480Y2/ja
Publication of JPS6427825U publication Critical patent/JPS6427825U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518480Y2 publication Critical patent/JP2518480Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slide Switches (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エヤーギャップ溝の形状を改良したスライ
ドスイッチの接触構造に関する。
[従来の技術] 一般に、極盤等の樹脂の表面と面一に設け、かつ平行
間隔において対向して配置した2つの固定接点と、両固
定接点上を接触自在に摺動する摺動接点とを有するスラ
イドスイッチにおいては、両固定接点間の樹脂の表面上
に、金属の摩耗粉を落とし込むためのエヤーギャップ溝
が設けられている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来のエヤーギャップ溝は、両固定接点間
の中央に設けられているため、両固定接点上を摺動する
摺動接点が、両固定接点間の中央に達すると、摺動接点
がエヤーギャップ溝に落ち込んでガタ付き、スライドス
イッチの操作フィーリングが悪くなるという欠点があっ
た。
そこで、実公昭15-17017号公報に開示されているよう
に、両固定接点を傾斜した平行間隔をおいて対向配置
し、両固定接点に傾斜したエヤーギャップ溝を形成させ
て、摺動接点がエヤーギャップ溝に落ち込むことなく、
両固定接点上を接離自在に摺動し得るようにし、スライ
ドスイッチの操作フィーリングが悪くならないようにし
たものが提案されている。しかしながら、両固定接点間
に傾斜したエヤーギャップ溝を形成させると、摺動接点
が一方の固定接点から他方の固定接点に完全に接離する
に要する摺動距離が長くなり、スライドスイッチを小型
化することができないという欠点があった。
本考案は上記従来の欠点に鑑みて考案されたもので、
摺動接点がエヤーギャップ溝に落ち込むことがなく、ス
ライドスイッチの操作フィーリングが良好で、しかも摺
動接点の摺動距離が短く、小型化が可能なスライドスイ
ッチの接触構造を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するために考案したもの
であり、対向辺を各々有する2つの固定接点と、該2つ
の固定接点上を接離自在に摺動する摺動接点と、前記各
対向辺間にエアーギャップ溝を一体的に設けた樹脂とを
有し、前記2つの固定接点、エアーギャップ溝及び樹脂
の各表面を面一としたスライドスイッチにおいて、前記
対向辺は、所定の間隔をなして平行に対向させかつ摺動
接点の摺動方向に対して直角方向に設けたものであり、
前記摺動接点は、前記固定接点に接する接触部が1枚で
あり、前記エアーギャップ溝は、一方の固定接点の対向
辺に隣接しかつ該固定接点の対向辺の端部から略中央ま
で穿設した第1溝と、他方の固定接点の対向辺に隣接し
かつ前記第1溝と対称な位置に穿設した第2溝と、前記
第1溝と第2溝とを前記両固定接点の略中心線上で結合
する第3溝とで成る。
[作用] 本考案のスライドスイッチの接触構造は、上記のよう
に構成したので、両固定接点を摺動する摺動接点は、少
なくともその半分は固定接点と面一の樹脂の表面と摺接
しながら、エヤーギャップ溝を乗り越えて摺動し、両固
定接点はその間隔が狭くても、階段状のエヤーギャップ
溝によって両固定接点間の金属の摩耗粉を分断してスイ
ッチ機能が麻痺することを防止する。
[実施例] 以下、本考案を第1図及び第2図に基づき具体的に説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示すスライドスイッチの
接点部の平面図で、第2図は第1図における矢視A−A
線に沿って切断した断面図である。
図中1a,及び1bは、略長方形の相対する固定接点で、
樹脂2の表面Sと面一に、かつ平行間隔Hをおいて対向
して配置している。樹脂2は、固定接点1a,及び1bを並
設した極盤、又は基板等である。3は、両固定接点1a,
及び1b上を、接離自在に矢印X及びY方向に摺動する摺
動接点で、摺動する両固定接点1a,1b、及び樹脂2の表
面S上を弾性的に常に押圧している。該摺動接点3は、
両固定接点1a,及び1bに摺接する接触部3aが湾曲状にな
っている。該摺動接点3は、第1図及び第2図に示すよ
うに全体が1枚の板ばね部材からなる。
4は、両固定接点1a,及び1b間の樹脂2の表面S上に
穿設したエヤーギャップ溝である。該エヤーギャップ溝
4は、第1溝4aと、第2溝4bと、第3溝4cとを連設した
階段状の溝で成る。第1溝4aは、固定接点1aに隣接し、
かつ該固定接点1aの対向辺1cの端部から略中央まで穿設
した溝である。第2溝4bは、第1図に示すように、前記
第1溝4aと対称な位置に穿設した溝であり、固定接点1b
の対向辺1dに隣接し、かつ前記第1溝4aと対称な固定接
点1bの端部から略中央まで穿設している。第3溝4cは、
両固定接点1a,及び1bの略中心線上で前記第1溝4aと、
第2溝4bとを結合する溝である。
上記のように構成した本実施例のスライドスイッチに
おいては、両固定接点1a,及び1b間を第1図及び第2図
に示す状態から摺動接点3を矢印X方向摺動すると、ま
ず摺動接点3の接触部3aは固定接点1b上を摺動する。更
に固定接点3が摺動し、接触部3aが第2溝4b上に位置す
るとき、接触部3aの半分が樹脂2の表面S上にあるた
め、該接触部3aは第2溝4bの中に落ち込まない。このた
め、操作者がノブ操作したときに、第2溝4bがあっても
ガタ付きを感じず操作フィーリングが良い。また、この
とき、接触部3aの下面に付着してした金属の摩耗粉が第
2溝4bを通過することにより該第2溝4bに擦り落ちる。
接触部3aが第3溝4c上を通過するとき、接触部3aは、
両サイドが樹脂2の表面S上を摺動する。このとき、接
触部3aの下面中央に付着した金属の摩耗粉が第3溝4cに
擦り落ちる。
接触部3aが第1溝4a上を通過するとき、接触部3aは、
その半分が樹脂2の表面S上にあるため、第1溝4aの中
に落ち込まない。このとき、接触部3aの下面に付着した
金属の摩耗粉が第1溝4aの中に擦り落ちる。
すなわち、接触部3aは、少なくともその半分が固定接
点1a,1b上と、該固定接点1a,1bと面一の樹脂2の表面S
上とを摺接しながら、エヤーギャップ溝4の真上を乗り
越えて摺動するため、摺動接点3がエヤーギャップ溝4
に落ち込むことはない。このため、ノブ操作したとき
に、ガタ付き感がなく、操作フィーリングが良好であ
る。
また、エアーギャップ溝4は、階段状をし、かつ接触
部3aが1枚の板材から成るので、接触部3aが該エヤーギ
ャップ溝4に落ち込むことを防止し、かつ接触部3aが面
一の固定接点1a,1b、及び樹脂2の表面S上を移動させ
る。エヤーギャップ溝4は、第1溝4aと、第2溝4bと、
第3溝4cとから成るので、該エヤーギャップ溝4の面積
を広くして多量の摩耗粉を落とすことができ、両固定接
点1a,1b間の平行間隔Hを狭くしても金属の摩耗粉によ
る短絡がなく、スイッチの小型化を図ることができる。
[考案の効果] 本考案は、次のような効果を奏する。
(1) 本考案は、一方の固定接点に隣接し、かつ該固
定接点の対向辺の端部から略中央まで穿設した第1溝
と、他方の固定接点に隣接し、かつ前記第1溝と対称な
位置に穿設した第2溝と、前記第1溝と第2溝とを結合
した第3溝と、を備えたエヤーギャップ溝を穿設したの
で、固定接点に接する接触部が1枚から成る摺動接点
が、前記エヤーギャップ溝に落ち込むことがなく、ノブ
を操作したときに摺動接点がスムーズに摺動してガツ付
き感がない。
(2) 本考案は、第1溝と第2溝とを両固定接点の略
中心線上で結合する第3溝を備えたエヤーギャップ溝を
有するので、更に多量の金属の摩耗粉を前記エヤーギャ
ップ溝に落とし込むことができ、両固定接点が短絡する
ことを更に確実に防止することができる。
(3) 本考案は、各固定接点の金属の摩耗粉が溜まり
易い対向辺に隣接して第1溝と第2溝とを穿設したの
で、摩耗粉を有効的に収集して、エヤーギャップ溝に落
とし込むことができる。
(4) 本考案は、第1溝および第2溝と、該第1溝と
第2溝とを両固定接点の略中心線上で結合する第3溝を
有するので、前記両固定接点間の距離を短くしても短絡
することがなく、スイッチの小型化を図ることができ
る。
(5) 本考案は、両固定接点間に例えば階段状のエヤ
ーギャップ溝を穿設したので、該エヤーギャップ溝の成
形が容易で、スイッチの信頼性を向上し、操作フィーリ
ングの良いスライドスイッチの接点構造を提供し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すスライドスイッチの
接触構造を示す接点部の平面図である。第2図は、第1
図における矢視A−A線に沿って切断した断面図であ
る。 1a,1b……固定接点、1c,1d……対向辺、2……樹脂、3
……摺動接点、3a……接触部、4……エヤーギャップ
溝、4a……第1溝、4b……第2溝、4c……第3溝、H…
…平行間隔、S……樹脂の表面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柳沢 信二 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナ イルス部品株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−127523(JP,U) 実公 昭15−17017(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向辺を各々有する2つの固定接点と、該
    2つの固定接点上を接離自在に摺動する摺動接点と、前
    記各対向辺間にエアーギャップ溝を一体的に設けた樹脂
    とを有し、前記2つの固定接点、エアーギャップ溝及び
    樹脂の各表面を面一としたスライドスイッチにおいて、 前記対向辺は、所定の間隔をなして平行に対向させかつ
    摺動接点の摺動方向に対して直角方向に設けたものであ
    り、 前記摺動接点は、前記固定接点に接する接触部が1枚で
    あり、 前記エアーギャップ溝は、一方の固定接点の対向辺に隣
    接しかつ該固定接点の対向辺の端部から略中央まで穿設
    した第1溝と、他方の固定接点の対向辺に隣接しかつ前
    記第1溝と対称な位置に穿設した第2溝と、前記第1溝
    と第2溝とを前記両固定接点の略中心線上で結合する第
    3溝とでなる ことを特徴とするスライドスイッチの接触構造。
JP1987119639U 1987-08-04 1987-08-04 スライドスイツチの接触構造 Expired - Lifetime JP2518480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987119639U JP2518480Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04 スライドスイツチの接触構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987119639U JP2518480Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04 スライドスイツチの接触構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6427825U JPS6427825U (ja) 1989-02-17
JP2518480Y2 true JP2518480Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=31365040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987119639U Expired - Lifetime JP2518480Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04 スライドスイツチの接触構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518480Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141174U (ja) * 1974-05-10 1975-11-20
JPS61127523U (ja) * 1985-01-29 1986-08-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6427825U (ja) 1989-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518480Y2 (ja) スライドスイツチの接触構造
US4122317A (en) Multi-circuit switch
JPS5923117U (ja) 押ボタンスイツチ
US4403127A (en) Toggle switch having pressure contact
JP2572590Y2 (ja) 押釦スイツチ
JPH035064Y2 (ja)
JPH0115067Y2 (ja)
JPS6238275Y2 (ja)
JPS5829865Y2 (ja) スイツチ切換装置
JPH0635335Y2 (ja) シーソー式押釦装置
JPS5819778Y2 (ja) スライドスイツチの接点構造
KR930006425Y1 (ko) 비데오 카세트 레코더(vcr)의 버튼장치
JPS58122316U (ja) 押釦スライドスイツチ
JPS6092417U (ja) 開閉器
JPH0346426Y2 (ja)
JPH0310583Y2 (ja)
JPH0741065Y2 (ja) 自動復帰型スライドスイッチ
JPS5918326U (ja) シ−ソ−スイツチ
JPH0346439Y2 (ja)
JPH0180731U (ja)
JP2509500Y2 (ja) 押釦装置
JPS6026146U (ja) スライドスイツチ
JPS6094737U (ja) 押しボタンスイツチ
JPH02162623A (ja) スイッチ
JPS6251535U (ja)