JP2517715Y2 - 身体障害者入浴用昇降装置 - Google Patents

身体障害者入浴用昇降装置

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JP2517715Y2
JP2517715Y2 JP7999790U JP7999790U JP2517715Y2 JP 2517715 Y2 JP2517715 Y2 JP 2517715Y2 JP 7999790 U JP7999790 U JP 7999790U JP 7999790 U JP7999790 U JP 7999790U JP 2517715 Y2 JP2517715 Y2 JP 2517715Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、担架上に乗せた身体障害者を浴槽に出し入
れする際に用いる身体障害者入浴用昇降装置に係るもの
で、特に、介助作業が効率良く行える身体障害者入浴用
昇降装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、身体障害者入浴用昇降装置として、例えば、特
公昭57−42340号公報に開示されているように、浴槽の
近傍に配置した支持アームに回転アームの基端側を鉛直
面内に回転自在に取り付け、回転アームの先端で入浴用
担架を支持する構成のものが知られている。
この装置を用いて身体障害者を入浴させるには、身体
障害者を担架上に乗せた後、回転アームを回転させて担
架およびその上に乗せた身体障害者をアーム基端を中心
に周方向に移動させて、浴槽中に浸すようにする。逆
に、身体障害者を浴槽から出す場合には、回転アームを
前記とは逆方向に回転させる。
「考案が解決しようとする課題」 上記した従来の身体障害者入浴用昇降装置では、当該
昇降装置が設置されるスペースや天井高さ上から装置自
体に寸法制限がありかつ軽量化の要求もあって、回転ア
ームをあまり長く設定することができない。このため、
当該昇降装置を浴槽に接近して配置せざるを得ず、出浴
状態にある担架と浴槽との間にはごく僅かの隙間しか形
成されない。この結果、浴槽と担架との隙間に介助者が
入ることができず、車椅子やストレッチャから担架へ身
体障害者を移し替える作業や、担架上での身体障害者の
清拭作業等の作業が担架の片側からしか行えず、介助作
業性が悪い欠点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、車椅子等
から担架へ身体障害者を移し替える移替作業や清拭作業
等の介助作業が容易に行える身体障害者入浴用昇降装置
を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案では係る目的を達成するために、浴槽の近傍に
立設された支柱と、該支柱に基端側を鉛直面内に回動自
在に支持された回転アームと、該回転アームを回転操作
する回転機構と、回転アームの先端に取り付けられ回転
アームが回転する際でも常に垂下状態で支持される縦ア
ームと、該縦アームに設けられた軸を中心に水平面内に
回転自在に支持された担架と、該担架と前記縦アームの
間に設けられ担架の所定回動位置を保持するロック機構
とを具備してなり、 前記ロック機構は、前記縦アームの外周縁に複数の係
合溝が水平方向に所定角度をあけて形成され、前記担架
を支持する担架支持アームにはロッドがその軸線方向に
移動自在かつ付勢部材によってロッドの先端側が前記係
合溝に近づいて係合するように付勢されて設けられ、さ
らにロッドを付勢部材に抗して係合溝から離間する方向
へ移動させるロッド操作手段が設けられて構成されてい
ることを特徴とする。
「作用」 車椅子から入浴用昇降装置の担架へあるいはその逆に
入浴用昇降装置の担架から車椅子へ身体障害者を移し替
える場合、担架を縦アームに対し水平方向に旋回させ
て、担架と浴槽との間に適宜隙間をつくる。この隙間を
利用して介助者は担架と浴槽との間に入ることができ、
よって、身体障害者に対する移替作業や清拭作業等の介
助作業が容易に行える。
また、担架はロック機構によって縦アームに対し適宜
角度を持つように保持固定することができ、上記移替作
業等の際に担架が動くことを防止でき、移替作業等の安
全性が確保される。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第9図は本考案の実施例を示すものであり、
第1図は浴槽とその近傍に配置した昇降装置の側面図、
第2図は同断面図である。
これらの図において符号1は浴槽、2は浴槽1の近傍
に配備された本考案にかかる入浴用昇降装置を示す。ま
た、5はカバー5aによって覆われた入浴用昇降装置2の
基台であり、この基台5には角パイプから作られた支柱
6が基端部を基台5にボルト止めされて立設されている
(第3図参照)。支柱6には昇降体7が昇降自在に取り
付けられている。昇降体7は、内部に油圧シリンダ等の
駆動源を備え、これによって適宜高さ位置に移動調整で
きかつその位置に保持できるようになっている。
第3図に示すように昇降体7には軸8が回転自在に支
持され、該軸8の突出端には回転アーム10がその基端側
を固定支持されて、垂直面に沿って回転自在に設けられ
ている。この回転アーム10は昇降体7の内部に配備され
た、例えば油圧シリンダとリンクとの組み合わせによる
図示しない回転機構によって回転操作される。回転アー
ム10の先端には軸受け11が水平状に延びるように固着さ
れ、軸受け11には軸12が回転自在に支持されている。そ
して軸12の一端(図中右端)には縦アーム13の上端が支
持されている。縦アーム13には、身体障害者Mを座位の
状態で乗せる担架14が該縦アーム13に直交するようにか
つ水平面内に回転自在に支持されている。
また、この昇降装置2には、回転アーム10が回転操作
されるときでも常に、縦アーム13が垂下するように言い
換えれば縦アーム13と直交する担架14が水平状態になる
ように保持する平行リンク機構15が設けられている。平
行リンク機構15は、前記軸8の突出端部であって回転ア
ーム10が固着された部分よりも若干内方にずれた位置に
スプロケツト16が昇降体7に対し相対回転不能に取り付
けられ、このスプロケツト16と前記担架14を支持する軸
12の図中左端に取り付けられたスプロケツト17との間に
チェーン18が巻回されて構成されている。なお、上記両
スプロケツト16,17は同径のものが用いられ、これによ
り、縦アーム13が常に垂下するように保持される。
前記担架14は縦アーム13の下部に設けられた軸21を中
心に水平面内に回動自在に設けられ、かつ担架14と縦ア
ーム13との間には両者の相対的な位置を決定して保持す
るロック機構19が設けられている。
すなわち、第4図〜第6図に示すように、縦アーム13
の下部には軸21が縦アーム13の長手方向に延びて配置さ
れ、該軸21と一体に設けられた下端平板部21aが縦アー
ム13の下面にボルト止めされることにより、軸21が縦ア
ーム13に固定されている。軸21には担架支持アーム22の
ボス部22aが、縦アーム13内においてスリーブ23を介し
回転自在に外嵌され、かつ下端をスラストワッシャある
いはスラストベアリング22bを介して縦アーム13の底面
部13aに支持されている。担架支持アーム22には担架フ
レーム14bが適宜間隔をあけて配されたブラケット22c,2
2cを介して固定されている。
また、前記ロック機構19について説明すると、前記担
架支持アーム22の下方にはロッド24が該担架支持アーム
22の長手方向に沿って設けられている。ロッド24の先端
(第6図左端)にはロックバー25が取り付けられ、該ロ
ックバー25の先端に設けられた縮径部25aは、縦アーム1
3の下部に側方へ突出して設けられた前記底面部13aの外
周縁に水平方向に所定角度をあけて形成された複数の係
合溝26a,26bに係脱自在に嵌合される。また、ロッド24
は担架フレーム14bに取り付けられたブラケット27によ
って担架支持アーム22の左右にずれないように位置決め
され、かつロックバー25の底部をブラケット27との間に
配されたスプリング28によって押圧されることにより第
6図中左方へ移動するように付勢されている。ロッド24
の他端(第6図中右端)はL字状のリンクレバー29の一
方のアーム29aの先端にピン結合され、該リンクバー29
の他方のアーム29bの先端には連結軸30の一端がピン結
合されている。一方、担架フレーム14bには操作用とロ
ック用を兼ねたハンドル32が取り付けられている。ハン
ドル32(ロッド操作手段)は、担架支持フレーム22に取
り付けられた取付基台33と、該取付基台33に対してスラ
イド自在に嵌合されたハンドル操作部34から構成され、
ハンドル操作部34は前記連結軸30の他端に連結されてい
る。
次に、上記構成の昇降装置の作用について説明する。
身体障害者Mを入浴させる場合、例えば、第7図に示
すように担架14が浴槽1内にある場合には、第2図に示
すように、まず昇降体7を上昇させて、担架14を浴槽1
から出し、次いで回転アーム10を回動操作して担架14を
浴槽1の上側方からずらし、昇降体7を下降させて担架
14を車椅子Cあるいはストレッチャに対して同一高さと
なるよう調整する。
そして、この外方へ取り出した担架14に対して、身体
障害者Mを乗せた車椅子Cあるいはストレッチャを横付
けし、身体障害者Mを車椅子C等から担架14へ移し替え
る。
このとき、第6図および第9図に示すように、担架14
を縦アーム13に対し該縦アーム13の下部の軸21を中心に
X方向に回動させることにより、浴槽1と担架14との間
に適宜隙間Sをつくる。この隙間Sを利用して介助者
は、浴槽1と担架14との間に入ることができ、もって、
身体障害者Mに対する移替作業が容易に行える。また、
清拭作業等の作業も容易に行える。
上記担架14を回動させるには、ハンドル操作部34を手
前に引き、リンクレバー29を介しスプリング28に抗して
ロッド24を第6図中右方に移動させてロックバー25を係
合溝26aから抜き出しロック状態を解除する。その後担
架14を軸21を中心にX方向に回動させる。そして、適宜
位置に来たところで、ハンドル操作部34の引っ張り力を
解除すると、ロッド24はスプリング28の付勢力によって
左方に移動し、先端のロックバー25が手前側の係合溝26
bに嵌入する。これによりロック状態となる。したがっ
て、上記身体障害者Mの移替作業等の際に、担架14が自
由に動くことを防止でき、作業の安全性が確保される。
このように身体障害者Mを担架14の上面に移し替えた
後、担架14を元の角度位置に戻し、ロック機構19により
この状態を保持した後、回動アーム10の回動操作や昇降
体7の昇降操作を行うことによって、身体障害者Mを浴
槽1に入浴させる。
入浴状態から脱する場合には、回動アーム10や昇降体
7を前記とは逆方向の動作を行なわせて、身体障害者M
を車椅子C等の近傍位置に戻し、同車椅子Cに移せばよ
い。
また、上記実施例では、支柱6に昇降体7を設けこの
昇降体7から回転アーム10を延出させて担架14を支持さ
せているが、これに限られることなく、昇降体7をもた
ず支柱6に直接回転アーム10を取り付けて担架14を支持
する構造のものにも本考案は適用することができる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、車椅子等から昇
降装置の担架へあるいはその逆に昇降装置から車椅子等
へ身体障害者を移し替える場合、担架を縦アームに対し
水平方向へ相対移動させて、担架と浴槽との間に適宜隙
間をつくり、この隙間を利用して介助者は担架と浴槽と
の間に入ることができる。したがって、身体障害者に対
する移替作業や清拭作業等の作業が容易に行える。
また、担架はロック機構によって縦アームに対し適宜
角度を持つように保持固定することができ、上記移替作
業等の際に担架が自由に動くことを防止でき、移し替え
作業の安全性は確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本考案の第1実施例を示し、第1図は
本考案にかかる昇降装置を用いて身体障害者を入浴させ
る状態を説明する側面図、第2図は第1図のII−II線に
沿う断面図、第3図は昇降体、回動アームおよび縦アー
ムの関係を示す一部を断面した側面図、第4図は担架と
縦アームとの関係を示す側面図、第5図は同平面図、第
6図は同底面図、第7図〜第9図は昇降装置の作用説明
図である。 1……浴槽 2……身体障害者入浴用昇降装置 6……支柱 7……昇降体 10……回転アーム 13……縦アーム 14……担架 15……平行リンク機構 19……ロック機構 21……軸 22……担架支持アーム 24……ロッド 25……ロックバー 26a,26b……係合溝 28……スプリング(付勢部材) 32……ハンドル(ロッド操作手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の近傍に立設された支柱と、該支柱に
    基端側を鉛直面内に回動自在に支持された回転アーム
    と、該回転アームを回転操作する回転機構と、回転アー
    ムの先端に取り付けられ回転アームが回転する際でも常
    に垂下状態で支持される縦アームと、該縦アームに設け
    られた軸を中心に水平面内に回転自在に支持された担架
    と、該担架と前記縦アームの間に設けられ担架の所定回
    動位置を保持するロック機構とを具備してなり、 前記ロック機構は、前記縦アームの外周縁に複数の係合
    溝が水平方向に所定角度をあけて形成され、前記担架を
    支持する担架支持アームにはロッドがその軸線方向に移
    動自在かつ付勢部材によってロッドの先端側が前記係合
    溝に近づいて係合するように付勢されて設けられ、さら
    にロッドを付勢部材に抗して係合溝から離間する方向へ
    移動させるロッド操作手段が設けられて構成されている
    ことを特徴とする身体障害者入浴用昇降装置。
JP7999790U 1990-07-27 1990-07-27 身体障害者入浴用昇降装置 Expired - Lifetime JP2517715Y2 (ja)

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