JP2517428B2 - 施肥作業機 - Google Patents

施肥作業機

Info

Publication number
JP2517428B2
JP2517428B2 JP2046598A JP4659890A JP2517428B2 JP 2517428 B2 JP2517428 B2 JP 2517428B2 JP 2046598 A JP2046598 A JP 2046598A JP 4659890 A JP4659890 A JP 4659890A JP 2517428 B2 JP2517428 B2 JP 2517428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
pump
machine
transmission
machine body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2046598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03247211A (ja
Inventor
博 平井
健一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2046598A priority Critical patent/JP2517428B2/ja
Publication of JPH03247211A publication Critical patent/JPH03247211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517428B2 publication Critical patent/JP2517428B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、側条施肥田植機等の施肥作業機に係り、詳
しくは該施肥作業機における施肥ポンプ等の配置構造に
関する。
(ロ) 従来の技術 従来、施肥作業機例えば側条施肥田植機は、例えば特
開昭61−249308号公報に示すように、前輪及び後輪にて
支持される機体の前部にエンジンを搭載すると共に該機
体の後部に運転席を配置し、更に該機体の後方に昇降自
在に植付部を支持してなる。
そして、機体前部におけるエンジンの左右に肥料タン
クが配置され、また植付部における各植付爪の側方に施
肥ノズルが配置され、更に機体側方の中間部分に施肥ポ
ンプが配置され、かつ該ポンプ前方にて機体中心方向に
延びているチェーンを介して該ポンプと機体前後方向略
々同位置における機体内部にポンプ用変速装置が配置さ
れている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 施肥作業を行うには、肥料タンクにペースト等の肥料
を入れると共に、該肥料を施肥ポンプに流れるように該
ポンプに設けられたサブタンクのエア抜き作業を行う必
要があり、更に圃場状況、植付速度、植付苗の種類及び
肥料の種類等に応じて適正な施肥量になるように、ポン
プの回転数を変速装置にて設定する必要がある。
ところで、前述した従来の側条施肥田植機では、施肥
ポンプのエア抜き作業は機体一側方から行うことができ
るが、ポンプ用変速装置は機体内方に位置しておりかつ
その操作レバーが上方に向けて配置されているため、運
転シート下方の前面カバーに孔をあけ、該孔を通して前
記操作レバーを操作する必要があり、オペレータは、2
箇所に亘る不便な作業を強いられている。
また、従来の側条施肥田植機は、施肥ポンプとポンプ
用変速装置が機体前後方向略々同位置にあるため、施肥
ポンプが運転席下方の機体後方寄りに配置されることに
なり、機体前部位置にある肥料ポンプとの距離が長くな
る。このため、肥料タンクと施肥ポンプとを連通するサ
クションホースが長くなり、タンク内の肥料がスムーズ
に施肥ポンプに流れにくく、更に肥料の結晶等がホース
内に沈澱してしまうことがあり、またホース内部の洗浄
も面倒になっている。
そこで、本発明は、施肥ポンプとポンプ用変速装置を
分離して機体に配設し、もって変速操作等の取扱いを容
易にした施肥作業機を提供することを目的とするもので
ある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図及び第2図を参照して示すと、前輪(2)及
び後輪(3)にて支持される機体(5)を有し、該機体
の前部に肥料タンク(17)を、該機体の後方に施肥ノズ
ル(30)を、そしてこれら肥料タンク(17)及び施肥ノ
ズル(30)の間部分における前記機体(5)に施肥ポン
プ(22)及び該ポンプ用変速装置(23)を配置した施肥
作業機(1)において、前記施肥ポンプ(22)及びポン
プ用変速装置(23)を前記機体(5)の左右方向一側に
配置し、かつ前記施肥ポンプ(22)を、前記前輪(2)
及び後輪(3)の間に位置するように配置し、更に前記
ポンプ用変速装置(23)を、その変速操作部(32),
(33)が前記機体(5)一側の外側に向くようにして前
記施肥ポンプ(22)の機体前後方向後方位置に配置し
た、ことを特徴とする。
また、前記機体(5)を構成するメインフレーム(10
a)の下部に前記施肥ポンプ(22)を固定すると共に、
該フレーム(10a)の上部に前記ポンプ用変速装置(2
3)を固定し、そしてこれら施肥ポンプ(22)及びポン
プ用変速装置(23)を、前記ポンプ用変速装置(23)の
下部から前記施肥ポンプ(22)の上方を通って延びる連
動軸(53)を介して連動してなる。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、施肥作業に際して、肥料タンク
(17)に肥料を供給し、そしてオペレータは機体一側方
に移動して、施肥ポンプ(22)のエア抜き作業を行うと
共に、圃場、肥料の種類及び苗種類等に対応した適正な
施肥量になるようにポンプ用変速装置(23)の変速操作
部(32),(33)を操作する。
また、施肥ポンプ(22)は、ポンプ用変速装置(23)
の前方の機体(5)の比較的前寄りに位置しかつメイン
フレーム(10a)下方の機体下側に位置しているため、
肥料タンク(17)から施肥ポンプ(22)に延びるサクシ
ョンホース(21)は、比較的短かくかつ下り勾配とな
り、タンクからの肥料がスムーズにポンプ(22)に導か
れる。
(ヘ) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、オペレータ
は、機体(5)一側の同一場所から、ポンプのエア抜き
作業とポンプ用変速操作を行うことができ、施肥作業に
当っての肥料供給作業が容易に行うことができると共
に、エア抜き作業又は変速操作を忘れて誤作動すること
を防止できる。
また、施肥ポンプ(22)は、機体一側における前輪
(2)及び後輪(3)の間に位置しているので、リター
ンホース(27)等によるエア抜き作業が容易になると共
に、ドレーンホース(77)により排出される残留肥料を
バケツ等の受部材にて容易かつ確実に受けることがで
き、周囲を汚すことなく、容易に残留肥料の回収を行う
ことができ、更にドレーンホース(77)から洗浄水を排
出して、容易に洗浄を行うことができる。
また、ポンプ用変速装置(23)の変速操作部(32),
(33)が機体一側の外側に向いているので、機体一側か
ら該操作部の操作位置を見ながら、容易かつ確実に行う
ことができる。
また、施肥ポンプ(22)を機体前寄りの下側に位置す
ることに基づき、サクションホース(21)を比較的短か
くかつ下り勾配とすることができるので、肥料をスムー
ズに施肥ポンプ(22)に導くことができ、ポンプ(22)
による肥料吐出作用を確実に行って施肥作業の信頼性を
向上することができ、またサクションホース(21)内に
肥料が溜ったり詰ったりすることをなくして、残留肥料
の排出が容易になると共に洗浄作業も容易となる。
更に、施肥ポンプ(22)がポンプ用変速装置(23)と
分離して前方に移動したので、機体重心が前方に移動し
て機体の前後バランスが良好になる。
なお、上述カッコ内の符号は、理解を容易にするため
に図面と対照するものであるが、何等構成を限定するも
のではない。
(ト) 実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
側条施肥田植機1は、第2図及び第3図に示すよう
に、前輪2及び後輪3にて支持されている走行機体5を
有しており、該走行機体5の前部にはエンジン6が搭載
され、かつ該機体5の後部には運転シート7が配設され
ている。更に、エンジン6の下方にはミッションケース
9が配置されており、該ケース9から2本の角パイプか
らなるメインフレーム10a,10bが後方に向けて平行に延
びている(詳しくは第1図参照)。そして、該メインフ
レーム10…の後部は上方に向けてR状に屈曲しており、
その先端部に前記シート7が固設されている。また、機
体5の後方にはリンク装置11を介して植付け部12が昇降
自在に支持されており、該植付け部12は多数の(本実施
例では4条分)のロータリ形植付け爪13、フロート15及
び苗のせ台16等を有する。
一方、第1図に詳示するように、エンジン6及びミッ
ションケース9の配置されている機体5の前部左右両側
には肥料タンク17,17が配設されている。これら肥料タ
ンク17は第2図に示すように、その下部17aが前輪2を
覆うフェンダー様に形成されていると共に、その上面17
bがオペレータが足をのせて歩行するステップ支持面に
なるように形成されており、走行機体5本体を構成する
ようなデザインとなっている。更に、左右肥料タンク1
7,17はその前方にて上下2段の連通ホース19,20にて互
に連通している。上段連通ホース19はその中央部にて肥
料供給口21に連通しており、該供給口21は供給位置とな
る突出位置(第1図鎖線位置)及び閉塞位置となる機体
没入位置に切換え自在となっている。また、下段連通ホ
ース20は、前記タンク17の最下部位置に連通してタンク
からの流出部を構成しており、かつその右側部分にサク
ションホース21が連通している。
また、前輪2及び後輪3の中間部分における前記左メ
インフレーム10aには、第1図に示すように、機体外側
に向けて施肥ポンプ22が固定されており、かつ該ポンプ
の機体後方における前記左メインフレーム10aの上方立
上り部分にはポンプ用変速装置23が固定されている。前
記施肥ポンプ22には前記サクションホース21の先端が連
通しており、また後述する4個のネジポンプ部からそれ
ぞれ吐出ホース25…が延びている。更に、前記リンク装
置11部分には4条分の切換えバルブ26が設置されてお
り、該バルブ26に前記吐出ホース25がそれぞれ連通して
いる。また、該切換えバルブ26には1本のリターンホー
ス27が連通されており、該リターンホース27の他端は施
肥ポンプ22に連通されている。そして、切換えバルブ26
を介して前記吐出ホース25にそれぞれ連通している供給
ホース29…は、第3図に示すように、植付け部12にて左
右に分けられ、各植付け爪13の側方にそれぞれ配置され
たノズル30…に連通している。。
また、第1図に示すように、ミッションケース9から
右メインフレーム10bに沿って植付けPTO軸31が延びてお
り、該PTO軸31からチェーン32を介して前記ポンプ用変
速装置23に動力が伝達されている。また、該ポンプ用変
速装置23は、施肥ポンプ22の後方上部における機体左方
の前後方向略々同一平面上に配置され、かつその操作レ
バー32,33が機体左外方に向けて配置されている。な
お、第1図中、符号35は走行軸で、ミッションケース9
からリアアクスルパイプ36に延びている。また、符号3
7,37は左右リアアクスルケース、39,39はこれらケース3
7,37に内蔵されているブレーキを操作する左右ブレーキ
ペダルである。
そして、ポンプ用変速装置23は、第4図ないし第7図
に詳示するように、左メインフレーム10aのR状立上り
部分にブラケット40を介してボルトにて固定されている
ケース41を有しており、該ケース41には副変速軸42、カ
ウンタ軸43及び主変速軸45がそれぞれ回転自在に支持さ
れている。副変速軸42には副変速ギヤ46が摺動のみ自在
に、またカウンタ軸43にはカウンタギヤ47が一体に、更
に主変速軸45には主変速ギヤ49が摺動のみ自在に支持さ
れており、副変速ギヤ46は副変速レバー32により低速、
中立、高速の3位置に、また主変速ギヤ49は主変速レバ
ー33により1〜4速の4位置にそれぞれ操作し得る(第
7図参照)。副及び主変速レバー32,33は前記ケース41
を蓋するカバー50に設けられており、該カバー50は機体
外方における垂直に近い斜め上方に向けて取付けられて
いる。一方、副変速軸42及び主変速軸45のケース41から
突出している部分にはそれぞれ入力スプロケット51及び
出力スプロケット52が固定されており、入力スプロケッ
ト51には前記植付けPTO軸31からのチェーン32が巻掛け
られており、また出力スプロケット52と後述する連動軸
53に固定されたスプロケット54との間にもチェーン55が
巻掛けられている。また、ケース41を取付けている取付
けブラケット40はその先端部分にて連動軸53を回転自在
に支持していると共に前記チェーン32,55及びスプロケ
ット51,52,54を覆うカバー56を固定している。
一方、施肥ポンプ22は、第8図ないし第10図に詳示す
るように、左メインフレーム10aの水平部分下部にブラ
ケット57を介してボルトにて固定されている合成樹脂製
のケース片59a,59bを有しており、かつこれらケース片
はその間に合成樹脂製の環状プレート60を介在してボル
ト61にて一体に固定されている。そして、一方のケース
片59aは同一円周上に6個の駆動軸62…を回転自在に支
持し得る構造となっており、かつその中央部に中心ギヤ
63を固定した中心軸65が回転自在に支持されている。ま
た、前記駆動軸62にはそれぞれ中心ギヤ63に噛合するギ
ヤ66…が固定されており、また1個の駆動軸62はケース
片59aを貫通して延び、該延出部分にスプロケット67が
固定されている。また、前記変速装置23の取付けブラケ
ット40先端に回転自在に支持されている連動軸53はメイ
ンフレーム10aに沿って機体前方に延びており、その前
端部分が施肥ポンプ取付け用ブラケット57に回転自在に
支持されている。更に、該連動軸53の先端部分にはスプ
ロケット69が固定されており、該スプロケット69と前記
駆動軸62のスプロケット67との間にチェーン70が巻掛け
られている。なお、これらスプロケット67,69及びチェ
ーン70はブラケット57に取付けられたカバー71にて覆わ
れている。また、他方のケース59bは同一円周上に6個
のネジポンプ72…が配置され得る構造となっており、こ
れらネジポンプ72…のネジ軸73…は前記駆動軸62にそれ
ぞれ継手75を介して連結している。なお、本施肥ポンプ
22は6条分まで共通化するため、6個のネジポンプ及び
駆動軸を設置し得る構造となっているが、本田植機1は
4条植えなので、機体中心側寄りの4個のネジポンプ及
び駆動軸のみが取付けられ、機体外側寄りの残り2個分
の取付け孔は閉塞されている。そして、これら4個のネ
ジポンプ72…からそれぞれ前記吐出ホース25…が連通し
て延びている。また、前記環状プレート60で囲まれた両
ケース片59a,59bの間部分は、サブタンク76になってお
り、該サブタンク76にはその下部膨出部60Aにて前記サ
クションホース21が連通していると共にドレーンホース
77が連通されており、またその上部のノズル口60Bに前
記リターンホース27が連通されている。ドレーンホース
77は第10図に詳示するように、先端にゴムキャップ77a
を有するゴム製の蛇腹状部材からなり、機体外側に位置
する前記ネジポンプ72のない部分を通って機体側方には
み出さない状態で上方に延びており、先端部を上方にし
た位置にて、ケース片59bに固着したU字状の係止具79
に差込み・保持されている。また、前記継手75の外周面
には、第11図及び第12図に詳示するように、軸方向に対
して45度に傾斜した羽根板75Aが固定されており、該羽
根板75Aはサブタンク76内の肥料を攪拌すると共に、ネ
ジポンプ72方向に肥料を送る作用を奏する。
ついで、本実施例による作用について説明する。
まず、施肥・植付け作業に先立ち、供給口21から肥料
タンク17,17にペースト肥料を入れる。そして、オペレ
ータは機体5の左側に移動して、リターンホース27を施
肥ポンプ22のノズル口60Bから外す。これにより、サブ
タンク76内にある空気は上方に位置する該ホース孔(ノ
ズル口60B)から抜けて、肥料タンク17に供給された肥
料は下段連通ホース20及びサクションホース21を介して
サブタンク76内に導かれる。なおこの際、施肥ポンプ22
が比較的機体前部でかつ下方位置にあるので、サクショ
ンホース21は連通ホース20からサブタンク76下部に向け
ての下り勾配からなる比較的短かいものからなり、従っ
て肥料タンク17からサブタンク76にスムーズにペースト
肥料が供給される。また、施肥ポンプ22は機体5左側の
メインフレーム10aの外側でかつ前後車輪2,3の間部分に
位置しているので、ノズル口60Bへのリターンホース27
の抜き作業及び装着作業は車輪に邪魔されることなく機
体側方から容易に行うことができる。そして、該サブタ
ンク76にペースト肥料が満たされた後、リターンホース
27をノズル口60Bへ再び取付け、かつオペレータは機体
左側位置のままで、圃場、ペースト肥料の種類、苗の種
類等に合せて、施肥量が適正になるように副変速レバー
32及び主変速レバー33を操作する。この際、変速レバー
32,33は、メインフレーム10aの外側にて機体外方に向い
ているので、変速レバー32,33近傍の低速、中立、高
速、及び1〜4速の表示マークを見ながら、機体側方か
ら容易に行うことができる。
この状態で、走行変速レバーを前進位置に設定する
と、エンジン6の回転はミッションケース9内のミッシ
ョンにて適宜変速され、該回転が前輪2及び後輪3に伝
達されて機体5が走行し、また作業レバーを入位置に設
定すると、植付けPTO軸31を介して植付け部12の各装置
が駆動されると共に、チェーン32を介してポンプ用変速
装置23の副変速軸46が回転する。すると、副変速レバー
32の選定位置に基づく副変速ギヤ46の所定歯車とカウン
タ軸43上のギヤ47の所定歯車の噛合により所定回転がカ
ウンタ軸43に伝達され、更に主変速レバー33の選定位置
に基づく主変速ギヤ49の所定歯車と前記カウンタギヤ47
の所定歯車との噛合により変速され、該回転がチェーン
56を介して連動軸53に伝達される。
そして、該連動軸53の回転は、チェーン70を介して施
肥ポンプ23の所定駆動軸62に伝達される。該駆動軸62の
回転はギヤ66、中心ギヤ63及びギヤ66を介して他の駆動
軸62にも伝達され、更にこれら駆動軸62…はネジ軸73…
を回転して各ネジポンプ72…を駆動する。すると、これ
らネジポンプ72は、継手75外周の羽根板75Aで攪拌・送
り作用されるサブタンク76内のペースト肥料を吸込んで
それぞれ吐出ホース25…に吐出し、更に切換えバルブ26
及び供給ホース29を介して各ノズル30…から連続的に施
肥する。これにより、植付け爪13により植付けられた苗
の側方部に筋状にペースト肥料が施肥される。
また、畦際等で、4条分の植付けをしない場合、不使
用となる植付け爪13に対応したノズル30に連通する部分
の切換えバルブ25を閉に切換える。この状態では、ネジ
ポンプ72から吐出された肥料の内、切換えバルブ25閉部
分に対応するホース25のものは該バルブにてリターンホ
ース27に連通され、ノズル口60Bからサブタンク76に戻
される。
また、植付け・施肥作業が終了した状態で、施肥タン
ク17にまだ肥料が残っている場合、係止具79から外すこ
とによりドレーンホース77を下方に垂らし、キャップ77
aを外して肥料タンク17及びサブタンク76内の残肥料を
排出する。この際、ドレーンホース77は前輪2と後輪3
との間部分に位置するので、バケツ等の肥料受け部材を
前後輪の間に置いて、他の部分を汚すことなく肥料を回
収することができる。
また、作業終了後、施肥装置を洗浄する必要がある
が、ドレーンホース72を垂らした状態で、供給口21から
水を入れると、該肥料タンク内の残留肥料を洗浄した水
は、比較的短かくかつ下り勾配からなるサクションホー
ス21を通って、該ホース内に溜ることなくサブタンク76
に導かれ、該サブタンク内の残留肥料も洗浄してドレー
ンホース77から排出される。これにより容易かつ確実に
洗浄が行われる。
なお、上述実施例は、側条施肥田植機に適用したもの
について説明したが、これに限らず、深層施肥機等の他
の施肥機に適用してもよく、またペースト肥料に限ら
ず、他の液体肥料を用いるものにも同様に適用できるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る側条施肥田植機の主要構造を示す
平面図、第2図はその側条施肥田植機を示す側面図、第
3図はその平面図である。第4図ないし第5図はポンプ
用変速装置を示す図で、第4図は正面図、第5図は側断
面図、第6図は正断面図、第7図は側面図である。そし
て、第8図ないし第10図は施肥ポンプを示す図で、第8
図は正面図、第9図は側断面図、第10図は背面図であ
る。また、第11図は継手を示す斜視図、第12図はその側
面図である。 1……施肥作業機(側条施肥田植機)、2……前輪、3
……後輪、5……(走行)機体、10a,10b……メインフ
レーム、21……サクションホース、22……施肥ポンプ、
23……ポンプ用変速装置、27……リターンホース、30…
…ノズル、32……変速操作部(副変速レバー)、33……
変速操作部(主変速レバー)、77……ドレーンホース。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪及び後輪にて支持される機体を有し、
    該機体の前部に肥料タンクを、該機体の後方に施肥ノズ
    ルを、そしてこれら肥料タンク及び施肥ノズルの間部分
    における前記機体に施肥ポンプ及び該ポンプ用変速装置
    を配置した施肥作業機において、 前記施肥ポンプ及びポンプ用変速装置を前記機体の左右
    方向一側に配置し、 かつ前記施肥ポンプを、前記前輪及び後輪の間に位置す
    るように配置し、 更に前記ポンプ用変速装置を、その変速操作部が前記機
    体一側の外側に向くようにして前記施肥ポンプの機体前
    後方向後方位置に配置した、 ことを特徴とする施肥作業機。
  2. 【請求項2】前記機体を構成するメインフレームの下部
    に前記施肥ポンプを固定すると共に、該フレームの上部
    に前記ポンプ用変速装置を固定し、これら施肥ポンプ及
    びポンプ用変速装置を、前記ポンプ用変速装置の下部か
    ら前記施肥ポンプの上方を通って延びている連動軸を介
    して連動してなる、 請求項1記載の施肥作業機。
JP2046598A 1990-02-27 1990-02-27 施肥作業機 Expired - Fee Related JP2517428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046598A JP2517428B2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 施肥作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046598A JP2517428B2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 施肥作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03247211A JPH03247211A (ja) 1991-11-05
JP2517428B2 true JP2517428B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=12751739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2046598A Expired - Fee Related JP2517428B2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 施肥作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517428B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546226U (ja) * 1991-11-28 1993-06-22 三菱農機株式会社 施肥機における伝動装置
JPH0582221U (ja) * 1992-04-09 1993-11-09 三菱農機株式会社 乗用施肥機における肥料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03247211A (ja) 1991-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008173086A (ja) 水田作業機
JP2517428B2 (ja) 施肥作業機
JP5048349B2 (ja) 乗用型田植機
JP4534782B2 (ja) 乗用型走行車両
JP2505795Y2 (ja) 施肥作業機
JP2511654Y2 (ja) 変速連動装置における伝動軸取付装置
JP2002119109A (ja) 田植機
JP3971230B2 (ja) 田植機の施肥装置
JP4753337B2 (ja) 作業車
JPH059223U (ja) 施肥装置
JPH0616656B2 (ja) 施肥装置におけるポンプ装置
JP4796514B2 (ja) 乗用型作業機
JP4727865B2 (ja) 側条施肥機
JPH03262407A (ja) 施肥作業機
JP7086036B2 (ja) 水田作業機
JPH073861Y2 (ja) 施肥装置
JP7123008B2 (ja) 水田作業機
JP6917938B2 (ja) 圃場作業機
JP4727864B2 (ja) 側条施肥機
JP4718045B2 (ja) 農作業機
JP4291928B2 (ja) 走行車両のトランスミッション
JPH0437388Y2 (ja)
JPH03247209A (ja) 施肥装置
JP4699642B2 (ja) 農作業機
JP4755369B2 (ja) 乗用田植機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees