JP2517037Y2 - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
- Publication number
- JP2517037Y2 JP2517037Y2 JP12146890U JP12146890U JP2517037Y2 JP 2517037 Y2 JP2517037 Y2 JP 2517037Y2 JP 12146890 U JP12146890 U JP 12146890U JP 12146890 U JP12146890 U JP 12146890U JP 2517037 Y2 JP2517037 Y2 JP 2517037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- sound insulation
- panel
- insertion hole
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、グロメットに関する。
従来のグロメットとしては、公知のように、例えば第
5図および第6図に示すようなものがある。
5図および第6図に示すようなものがある。
すなわち、グロメット1はパネル2に穿設した取付孔
3に嵌合する取付溝4を外周に有する環状の取付部5
と、これに連なるハーネス、チューブ等の長尺物(図示
せず)を保持する筒状の保持部6とよりなるゴム製の防
水を目的としたグロメット本体7と、前記取付部5の内
部にその周囲がインサートされて配設され中央に挿通孔
8を有する矩形状の遮音を目的とした鉄板製遮音板9と
により構成されている。
3に嵌合する取付溝4を外周に有する環状の取付部5
と、これに連なるハーネス、チューブ等の長尺物(図示
せず)を保持する筒状の保持部6とよりなるゴム製の防
水を目的としたグロメット本体7と、前記取付部5の内
部にその周囲がインサートされて配設され中央に挿通孔
8を有する矩形状の遮音を目的とした鉄板製遮音板9と
により構成されている。
しかしながら、このような従来のグロメットにあって
は、挿通孔8を有する遮音板9がグロメット本体7と一
体となっていたため、貫通させる長尺物が無い時は、使
用に供せず、パネル2の取付孔3は別物のプラグにより
塞ぐこととなり、このため部品点数の増大を招き、ま
た、プラグを設定してある場合においてディーラーオプ
ション部品を取り付ける時には該プラグに穴をあけなけ
ればならず、このため遮音及び防水性が不充分であると
いう問題点があった。
は、挿通孔8を有する遮音板9がグロメット本体7と一
体となっていたため、貫通させる長尺物が無い時は、使
用に供せず、パネル2の取付孔3は別物のプラグにより
塞ぐこととなり、このため部品点数の増大を招き、ま
た、プラグを設定してある場合においてディーラーオプ
ション部品を取り付ける時には該プラグに穴をあけなけ
ればならず、このため遮音及び防水性が不充分であると
いう問題点があった。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされ
たもので、単一のグロメットで本来の機能の他に、パネ
ルの取付孔を塞ぐプラグとしての機能を兼備し、部品点
数の減少を図ったグロメットを提供することを目的とし
ている。
たもので、単一のグロメットで本来の機能の他に、パネ
ルの取付孔を塞ぐプラグとしての機能を兼備し、部品点
数の減少を図ったグロメットを提供することを目的とし
ている。
かかる目的を達成するため、本考案はグロメット本体
の内部に、円形の挿通孔を有する方形の遮音板を着脱自
在に配設し、前記遮音板を挿通孔の中心で二分割し、夫
々半円形切欠部を有する対称形の分割片を形成し、この
各分割片を半円形切欠部を有しない反対側の直線状端末
で突き合わせてパネルの取付孔を塞ぐプラグとして兼用
可能としたものである。
の内部に、円形の挿通孔を有する方形の遮音板を着脱自
在に配設し、前記遮音板を挿通孔の中心で二分割し、夫
々半円形切欠部を有する対称形の分割片を形成し、この
各分割片を半円形切欠部を有しない反対側の直線状端末
で突き合わせてパネルの取付孔を塞ぐプラグとして兼用
可能としたものである。
パネルに挿通する長尺物が存在する場合には、遮音板
の分割片をその半円形切欠部側端末同志を突き合わせて
グロメット本体に取り付ければ、円形の挿通孔を有する
本来の機能を有するグロメットとして使用できる。
の分割片をその半円形切欠部側端末同志を突き合わせて
グロメット本体に取り付ければ、円形の挿通孔を有する
本来の機能を有するグロメットとして使用できる。
一方、パネルの取付孔に通す長尺物が存在しない場合
には、遮音板の分割片を半円形切欠部の有しない反対側
の直線状端末同志を突き合わせてグロメット本体に取り
付ければ、孔の塞がったプラグとして使用することがで
きる。
には、遮音板の分割片を半円形切欠部の有しない反対側
の直線状端末同志を突き合わせてグロメット本体に取り
付ければ、孔の塞がったプラグとして使用することがで
きる。
このように単一のグロメットで二つの機能を兼備する
ため、部品点数が減少する。
ため、部品点数が減少する。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて従来例と
同一あるいは均等の部品に同一符号を付して説明する。
同一あるいは均等の部品に同一符号を付して説明する。
第1図および第2図において、グロメット1はパネル
2に穿設した取付孔3に嵌合する取付溝4を外周に有す
る環状の取付部5と、これに連なるハーネス、チューブ
等の長尺物(図示せず)を保持する筒状の保持部6とよ
り成るゴム製の防水を目的としたグロメット本体7と、
前記取付部5の内部に着脱自在に配設され中央に挿通孔
8を有する長方形の遮音を目的とした鉄板製遮音板9と
により構成されている。
2に穿設した取付孔3に嵌合する取付溝4を外周に有す
る環状の取付部5と、これに連なるハーネス、チューブ
等の長尺物(図示せず)を保持する筒状の保持部6とよ
り成るゴム製の防水を目的としたグロメット本体7と、
前記取付部5の内部に着脱自在に配設され中央に挿通孔
8を有する長方形の遮音を目的とした鉄板製遮音板9と
により構成されている。
なお、7aはグロメット本体7における取付部5の内部
に形成した遮音板9の周囲が嵌挿する取付溝である。
に形成した遮音板9の周囲が嵌挿する取付溝である。
前記遮音板9は前記挿通孔8の中心で二分割し、夫々
半円形切欠部8a1,8b1を有する対称形の分割片9a,9bで形
成されている。この分割片9a,9bの半円形切欠部8a1,8b1
側端末9a1,9b1が突き合った状態で半円形切欠部8a1,8b1
が組み合って円形の挿通孔8となって本来のグロメット
機能を果たすようになっている。
半円形切欠部8a1,8b1を有する対称形の分割片9a,9bで形
成されている。この分割片9a,9bの半円形切欠部8a1,8b1
側端末9a1,9b1が突き合った状態で半円形切欠部8a1,8b1
が組み合って円形の挿通孔8となって本来のグロメット
機能を果たすようになっている。
一方、第3図および第4図に示すように、分割片9a,9
bを半円形切欠部8a1,8b1を有しない反対側の直線状端末
9a2,9b2側同志で突き合わせた状態でパネル2の取付孔
3を塞ぐプラグとしての機能を兼備するようになってい
る。
bを半円形切欠部8a1,8b1を有しない反対側の直線状端末
9a2,9b2側同志で突き合わせた状態でパネル2の取付孔
3を塞ぐプラグとしての機能を兼備するようになってい
る。
次に作用を説明する。
第1図および第2図に示すように、パネル2の取付孔
3に挿通する長尺物が存在する場合には、遮音板9の分
割片9a,9bをその半円形切欠部8a1,8b1側端末9a1,9b1同
志を突き合わせグロメット本体7に取り付ければ、円形
の挿通孔8を有する本来のグロメット機能を有するグロ
メットとして使用できる。
3に挿通する長尺物が存在する場合には、遮音板9の分
割片9a,9bをその半円形切欠部8a1,8b1側端末9a1,9b1同
志を突き合わせグロメット本体7に取り付ければ、円形
の挿通孔8を有する本来のグロメット機能を有するグロ
メットとして使用できる。
一方、パネル2の取付孔3に通す長尺物が存在しない
場合には、遮音板9の分割片9a,9bを直線状端末9a2,9b2
同志を突き合わせてグロメット本体7に取り付ければ、
遮音板9の中央に挿通孔8が形成されず、結局孔の塞が
ったプラグとして使用することができる訳である。
場合には、遮音板9の分割片9a,9bを直線状端末9a2,9b2
同志を突き合わせてグロメット本体7に取り付ければ、
遮音板9の中央に挿通孔8が形成されず、結局孔の塞が
ったプラグとして使用することができる訳である。
かくして当該グロメット1は単一のもので本来の機能
の他に、パネル2の取付孔3を塞ぐプラグとしての機能
をも兼備することになり、部品点数の減少が図れるもの
である。
の他に、パネル2の取付孔3を塞ぐプラグとしての機能
をも兼備することになり、部品点数の減少が図れるもの
である。
さらに、ディーラーオプション部品の取り付けの場
合、従来例のようにプラグに切り込みを入れて取付をす
る必要が無く、設計段階での狙った防水性、遮音性を確
保することが出来る。
合、従来例のようにプラグに切り込みを入れて取付をす
る必要が無く、設計段階での狙った防水性、遮音性を確
保することが出来る。
なお、上記実施例では遮音板9として長方形のものを
用いたが、正方形のものでも良いことは勿論である。
用いたが、正方形のものでも良いことは勿論である。
以上説明してきたように、この考案によればグロメッ
ト本体の内部に、円形の挿通孔を有する方形の遮音板を
着脱自在に配設し、前記遮音板を挿通孔の中心で二分割
し、夫々半円形切欠部を有する対称形の分割片を形成
し、この各分割片を半円形切欠部を有しない反対側の直
線状端末で突き合わせてパネルの取付孔を塞ぐプラグと
して兼用可能としたため、単一のグロメットにて、パネ
ルを貫通させる長尺物のグロメットとしての本来の役割
と、パネルの取付孔を塞ぐためのプラグとしての役割を
兼備することが出来、部品点数を減らすことができると
いう効果が得られる。
ト本体の内部に、円形の挿通孔を有する方形の遮音板を
着脱自在に配設し、前記遮音板を挿通孔の中心で二分割
し、夫々半円形切欠部を有する対称形の分割片を形成
し、この各分割片を半円形切欠部を有しない反対側の直
線状端末で突き合わせてパネルの取付孔を塞ぐプラグと
して兼用可能としたため、単一のグロメットにて、パネ
ルを貫通させる長尺物のグロメットとしての本来の役割
と、パネルの取付孔を塞ぐためのプラグとしての役割を
兼備することが出来、部品点数を減らすことができると
いう効果が得られる。
第1図は、本考案の一実施例を示すグロメットの正面
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は同じく
プラグとして兼用した場合の正面図、第4図は第3図の
IV-IV線断面図、第5図は従来のグロメットを示す正面
図、第6図は第5図のVI-VI線断面図である。 1……グロメット、2……パネル、3……取付孔、8…
…挿通孔、8a1,8b1……半円形切欠部、9……遮音板、9
a,9b……分割片、9a1,9b1……半円形切欠部側端末、9
a2,9b2……直線状端末。
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は同じく
プラグとして兼用した場合の正面図、第4図は第3図の
IV-IV線断面図、第5図は従来のグロメットを示す正面
図、第6図は第5図のVI-VI線断面図である。 1……グロメット、2……パネル、3……取付孔、8…
…挿通孔、8a1,8b1……半円形切欠部、9……遮音板、9
a,9b……分割片、9a1,9b1……半円形切欠部側端末、9
a2,9b2……直線状端末。
Claims (1)
- 【請求項1】グロメット本体の内部に、円形の挿通孔を
有する方形の遮音板を着脱自在に配設し、前記遮音板を
挿通孔の中心で二分割し、夫々半円形切欠部を有する対
称形の分割片を形成し、この各分割片を半円形切欠部を
有しない反対側の直線状端末で突き合わせてパネルの取
付孔を塞ぐプラグとして兼用可能としたことを特徴とす
るグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12146890U JP2517037Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12146890U JP2517037Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0478718U JPH0478718U (ja) | 1992-07-09 |
JP2517037Y2 true JP2517037Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31869323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12146890U Expired - Lifetime JP2517037Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517037Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015086635A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱化学株式会社 | 太陽電池一体型部材 |
WO2016043245A1 (ja) * | 2014-09-16 | 2016-03-24 | 矢崎総業株式会社 | グロメット及びその製造方法 |
CN106716759B (zh) | 2014-09-16 | 2018-08-28 | 矢崎总业株式会社 | 索环及其制造方法 |
JP6307479B2 (ja) * | 2014-09-16 | 2018-04-04 | 矢崎総業株式会社 | グロメット及びその製造方法 |
CN111605499B (zh) * | 2020-07-01 | 2024-07-02 | 张家港天乐橡塑科技股份有限公司 | 一种防火墙橡胶件及隔音夹层、防火墙橡胶件制作方法 |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP12146890U patent/JP2517037Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0478718U (ja) | 1992-07-09 |
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