JP2517033Y2 - リヤシートバックのアームレスト部構造 - Google Patents

リヤシートバックのアームレスト部構造

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JP2517033Y2
JP2517033Y2 JP11067190U JP11067190U JP2517033Y2 JP 2517033 Y2 JP2517033 Y2 JP 2517033Y2 JP 11067190 U JP11067190 U JP 11067190U JP 11067190 U JP11067190 U JP 11067190U JP 2517033 Y2 JP2517033 Y2 JP 2517033Y2
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armrest
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照雅 今岡
博己 山本
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、アームレストの収容穴を通してトランク
内の荷物を出入れすることができる、いわゆるトランク
スルー可能に構成されたリヤシートバックのアームレス
ト部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、リヤシートバックのアームレスト部構造として
は例えば第6図および第7図に示すように鋼製フレーム
1aに扉体6を取付けることにより、トランクスルー可能
に構成されたものが知られている。上記リヤシートバッ
クBは、フレーム1aと、アームレスト本体2aと、このア
ームレスト本体2aの収容穴31aが貫通形成されたシート
パッド3aと、表皮4aとから構成され、上記フレーム1aは
鋼製パイプによる枠11aと、この枠11aに固着された線材
12aとにより形成されている。
このフレーム1aには、扉体6と、この扉体6をその下
端部で水平軸回りに回転可能に支持する支持体7とから
なる鋼製のプレート部材8が、上記フレーム1aの車幅方
向中央の下部に固着されている。そして上記アームレス
ト本体2aはブラケット23aを介してその下端部で水平軸
Y回りに回転可能に上記支持体7に取付けられ、このア
ームレスト本体2aの使用状態(第6図に実線で示す状
態)において上記扉体6を水平軸回りに回転させて開状
態にすることにより、トランク内の空間と車室内の空間
とが互いに連通するトランクスルー状態となる。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のリヤシートバックのアームレスト部構造に
おいては、トランクスルー可能にするために、プレート
部材8をあらかじめ製作し、このプレート部材8をフレ
ーム1aに溶着しなければならなず、これらの製作と溶着
とに手間を要するために、コストの増大要因になってい
る。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので
あり、トランクスルー可能に容易に形成することがで
き、しかもコストの低減化を図ることができるリヤシー
トバックのアームレスト部構造を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の請求項1で
は、ブロー成形により形成された合成樹脂製フレーム
と、このフレームの表面を覆うとともに、一部にアーム
レスト収容穴が貫通形成された被覆層と、このアームレ
スト収容穴に水平軸回りの回転により出没可能に収容さ
れたアームレスト本体とを有し、上記フレームが一部に
貫通穴が形成された本体と、上記貫通穴を開閉可能に遮
蔽する扉体とからなり、この扉体がその一部で上記本体
と接続され、この本体と上記扉体とが、上記接続部がそ
の部分を支点として回転可能な樹脂ヒンジを構成するよ
うに一体成形されているように構成した。
また請求項2では、上記請求項1において扉体が、そ
の下部でフレームの本体と互いに接続され、この接続部
を支点として、使用状態のアームレスト本体の上面に倒
伏した開状態と、上記扉体がフレームの本体と面一とな
った閉状態との間を回転可能に配置されているように構
成した。
さらに請求項3では、上記請求項1において扉体に、
この扉体を閉状態に保つロック手段が設けられているよ
うに構成した。
(作用) 上記請求項1の構成によれば、フレームをブロー成形
することにより、扉体が一体成形され、しかも上記扉体
はその接続部が樹脂ヒンジを構成するように形成される
ために、この接続部を支点とする回転により開閉可能と
なる。
請求項2の構成によれば、扉体の裏面が開状態では上
方に臨むために、この裏面により小物置きなどのスペー
スが形成される。
請求項3の構成によれば、トランクスルーとしては使
用しない場合において扉体が確実に位置固定される。
〔実施例〕
第2図において、リヤシートバックAは合成樹脂によ
り形成されたフレーム1と、このフレーム1に取付けら
れるアームレスト本体2と、被覆層としてのシートパッ
ド3および表皮4とから構成されている。上記フレーム
1はリヤシートバックAの概略形状を有するように形成
された本体11と、この本体11の車幅方向中央の下部に形
成された貫通穴110を開閉可能に遮蔽する扉体12とから
なり、これらが熱可塑性合成樹脂を用いたブロー成形に
より中空の板状に一体成形されている。
上記扉体12は上記アームレスト本体2よりわずかに小
さい大きさのほぼ四角形に形成され、その上端縁121お
よび車幅方向両側の側縁122が本体11と互いに分断さ
れ、下部が第1図に示すように折曲可能な樹脂ヒンジ
(PPヒンジ)となるように形成され、このPPヒンジ部
(接続部)123を介して本体11と扉部12とが互いに接続
されるように両者が一体成形されている。
また上記扉体12には、その上部にロック手段13が設け
られている。このロック手段13は第1図および第3図に
示すように軸X回りに回転可能に扉体12を貫通配置され
た軸部131と、扉体12の後面124側で上記軸部131の端部
から直角方向に突出形成された裏面側係止片132と、上
記扉体12の前面125側で上記軸部131の端部から上記裏面
側係止片132と同方向に突出形成された表面側係止片133
とから構成され、この表面側係止片133にはこのロック
手段13を上記軸回りに回転操作するためのつまみ部134
が一体形成されている。
上記一対の係止片132,133が本体11の表裏面を挟むこ
とにより、扉体12はPPヒンジ123を支点とする回転移動
が規制されたロック状態(第1図および第3図に実線で
示す状態)にされ、このロック状態では扉体12と本体11
とのそれぞれの前面125,111とが互いに面一に保たれて
扉体12は閉状態となる。そして上記つまみ部134をつか
んで軸X回りに回転操作することにより、上記規制が解
除された解除状態(第3図に1点鎖線で示す状態)にさ
れ、この解除状態ではPPヒンジ部123を支点として扉体1
2は第1図に示すようにシートボトム5側に回転可能と
なる。
なお上記軸部131には2つの係止溝135が形成され、ま
た扉体12には上記係止溝135と係合するばね部材136が取
付けられている。このばね部材136が上記係止溝135に係
合する際の節度感により、上記ロック状態と解除状態と
の回転位置を操作者は知ることができる。
また上記扉体12には、第1図および第4図に示すよう
に後面124に凹部126が形成され、扉体12が開状態の時に
上記凹部126を小物を収容するトレーとして使用するこ
とができる。
アームレスト本体2はブロー成形により中空板状に形
成されたアームレストフレーム21と、このフレームの外
表面を被覆するクッション層付表皮22とから構成され、
上記アームレストフレーム21はブラケット23を介してフ
レーム1の本体11にねじ231により取付けられ、このブ
ラケット23により水平軸Y回りに回転可能に上記扉体12
を遮蔽するように配置される。
上記表皮22には第1図および第2図に示すように扉体
12の前面125を被覆するベロ部221が一体形成され、この
ベロ部221の端縁は第1図および第5図に示すように係
止具222によって扉体12に係止されている。
シートパッド3はフレーム1の前面を覆うようにウレ
タンパッドなどのクッション材により形成され、上記ア
ームレスト本体2と対応する車幅方向中央の下部に上記
アームレスト本体2とほぼ同じ形状の開口穴31が貫通形
成されている。
また表皮4は上記シートパッド3の外表面を被覆可能
に形成され、上記開口穴31と対応する車幅本体中央の下
部には上記開口穴31の穴縁を覆う切欠き縁部41が形成さ
れている。この切欠き縁部41により上記開口穴31が覆わ
れることによってアームレスト本体を収容する収容穴34
(第1図および第4図参照)が形成される。
上記構成のリヤシートバックAを組付けるには、表皮
22を取付けたアームレスト本体2をブラケット23を介し
てフレーム1に取付けるとともに、上記表皮22のベロ部
221を扉体12に係止し、つぎにシートパッド3および表
皮4を被覆すればよい。これによりフレーム1に対して
閉状態の扉体12と、収納状態のアームレスト本体12とが
互いに重なりあった状態でリヤシートバックAが形成さ
れる。
上記リヤシートバックAにおいて、通常時には、扉体
12はロック手段13によりその回転が規制された状態にロ
ックされ、これによりシートバックA前面からアームレ
スト本体2を介して上記扉体12に作用する着座者の荷重
が支持され、上記扉体12はフレーム1の一部として機能
する。上記着座者がアームレストを使用する場合には、
上記収納状態のアームレスト本体2を水平軸Y回りに第
1図における反時計方向に回転操作してリヤシートバッ
クAから前方に突出した使用状態にすればよい。これに
より上記アームレスト本体2の裏面20がほぼ水平状態と
なるために、この裏面20をアームレストとして使用する
ことができる。使用しない場合には、上記アームレスト
本体2を上記軸Y回りに逆方向に回転操作することによ
り、元の収納状態に戻すことができる。
トランクスルー状態にしたい場合には、まずアームレ
スト本体2を使用状態にし、つぎにロック手段13を解除
状態にしてPPヒンジ部123を支点として扉体12を第1図
における反時計方向に回転操作することにより上記扉体
12を開状態にすればよい。これにより車室とトランク室
とがアームレスト本体2の収容穴34により互いに連通す
るために、上記トランク室内の荷物を上記収容穴34を通
して出入れすることができる。上記扉体12を逆方向に回
転操作してロック手段13をロック状態に回転操作するこ
とにより、上記扉体12は再び閉状態となる。
このように、この実施例では、アームレスト本体2を
収納する収納穴34をトランクスルーの連通穴として兼用
させることができる。しかもトランクスルー可能にする
ための扉体12をフレーム1と一体成形することができる
ために、扉体形成のための手間を省略して省力化を図る
ことができ、従来構造(第6図および第7図参照)と比
べて極めて容易に製作することができる。そして合成樹
脂による一体成形に加えて従来のプレート部材を省略す
ることによる部品点数の低減や、その製造の手間などを
省略することにより、コストの低減化を図ることができ
る。
また扉体12を開状態にすることにより、凹部126を小
物入れとしても使用することができ、トランクスルー時
以外にも上記扉体12を有効に活用することができる。さ
らにアームレスト本体2を被覆する表皮22により扉体の
前面125の被覆をも行うようにしているために、アーム
レスト本体2を使用状態にして扉体12を露出させても、
その表皮22,221が連続して外観を綺麗に仕上げることが
できる。しかも個別に被覆する場合と比べて容易にする
ことができ、作業の省力化を図ることができる。
なお上記実施例における他の態様を以下に説明する。
A.上記実施例では扉体12の下部で本体11と接続されてい
る場合を示したが、これに限らず、例えば扉体の上部あ
るいは側部で接続されていてもよい。この場合、扉体は
上方に跳ね上げ、あるいは側方に垂直軸回りに回転する
ことになる。
B.上記実施例では扉体は車室側に回転して開状態となる
ように構成しているが、これに限らず、例えばトランク
室側に回転して開状態になるように構成してもよい。
C.上記実施例ではロック手段を設けているが、これに限
らず、例えば適当なストッパー部をフレームと一体成形
することにより形成し、上記ロック手段を省略してもよ
い。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案の請求項1のリヤシー
トバックのアームレスト部構造によれば、フレームをブ
ロー成形することにより、扉体を一体成形することがで
き、しかも上記扉体は本体との接続部が樹脂ヒンジとな
るように形成されるために、この接続部により開閉可能
な構成に容易にすることができる。これによりトランク
スルー可能なアームレスト部を容易に製作することがで
き、しかもコストの低減化を図ることができる。
請求項2によれば、上記請求項1による効果に加えて
扉体の裏面が開状態では上方に臨むために、この裏面に
より小物置きなどのスペースが形成されるとともに、安
定した開状態にすることができる。
請求項3によれば、上記請求項1または請求項2によ
る効果に加えて扉体を閉状態において確実に位置固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す縦断面説明図、第2図
は上記実施例の分解斜視図、第3図はロック手段の正面
説明図、第4図はトランクスルー状態を示す斜視図、第
5図は扉体先端部の拡大断面説明図、第6図は従来のリ
ヤシートバックのアームレスト部構造を示す第1図相当
図、第7図は第6図のリヤシートバックの分解斜視図で
ある。 1…フレーム、2…アームレスト本体、3…シートパッ
ド、4…表皮、11…本体、12…扉体、13…ロック手段、
34…収納穴、110…貫通穴、123…PPヒンジ部、A…リヤ
シートバック、Y…水平軸。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形により形成された合成樹脂製フ
    レームと、このフレームの表面を覆うとともに、一部に
    アームレスト収容穴が貫通形成された被覆層と、このア
    ームレスト収容穴に水平軸回りの回転により出没可能に
    収容されたアームレスト本体とを有し、上記フレームは
    一部に貫通穴が形成された本体と、上記貫通穴を開閉可
    能に遮蔽する扉体とからなり、この扉体はその一部で上
    記本体と接続され、この本体と上記扉体とは上記接続部
    がその部分を支点として回転可能な樹脂ヒンジを構成す
    るように一体成形されていることを特徴とするリヤシー
    トバックのアームレスト部構造。
  2. 【請求項2】扉体は、その下部でフレームの本体と互い
    に接続され、この接続部を支点として、使用状態のアー
    ムレスト本体の上面に倒伏した開状態と、上記扉体がフ
    レームの本体と面一となった閉状態との間を回転可能に
    配置されていることを特徴とする請求項1記載のリヤシ
    ートバックのアームレスト部構造。
  3. 【請求項3】扉体には、この扉体を閉状態に保つロック
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のリヤシートバックのアームレスト部構
    造。
JP11067190U 1990-10-22 1990-10-22 リヤシートバックのアームレスト部構造 Expired - Lifetime JP2517033Y2 (ja)

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JPH0466953U JPH0466953U (ja) 1992-06-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100889982B1 (ko) * 2007-06-27 2009-03-25 주식회사 한일씨엔에프 자동차용 암레스트 프레임

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100889982B1 (ko) * 2007-06-27 2009-03-25 주식회사 한일씨엔에프 자동차용 암레스트 프레임

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JPH0466953U (ja) 1992-06-15

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