JP2516282B2 - ウレタン発泡成形品の成形方法 - Google Patents
ウレタン発泡成形品の成形方法Info
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- JP2516282B2 JP2516282B2 JP3062931A JP6293191A JP2516282B2 JP 2516282 B2 JP2516282 B2 JP 2516282B2 JP 3062931 A JP3062931 A JP 3062931A JP 6293191 A JP6293191 A JP 6293191A JP 2516282 B2 JP2516282 B2 JP 2516282B2
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- Japan
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- urethane foam
- core material
- resin core
- polyol
- primer
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウレタン発泡成形品
の成形方法、とりわけ、樹脂製芯材とウレタン発泡体と
の接着のため、樹脂製芯材表面に塗布する接着剤の管理
を容易にしたものに関する。
の成形方法、とりわけ、樹脂製芯材とウレタン発泡体と
の接着のため、樹脂製芯材表面に塗布する接着剤の管理
を容易にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のインストルメントパネ
ル等の部品は図5に示すように表皮1を有するウレタン
発泡体2と樹脂製芯材(ポリプロピレン)3とが接着さ
れて構成されるが、両者を接着するためにウレタン発泡
体2を生成する前にあらかじめ成形しておいた樹脂製芯
材3上に2液タイプのプライマ(ポリオールとイソシア
ネートで構成されている)4を塗布して樹脂製芯材3上
でポリオールとイソシアネートと発泡剤の反応により生
成したウレタン発泡体2と樹脂製芯材3とを接着してい
る。
ル等の部品は図5に示すように表皮1を有するウレタン
発泡体2と樹脂製芯材(ポリプロピレン)3とが接着さ
れて構成されるが、両者を接着するためにウレタン発泡
体2を生成する前にあらかじめ成形しておいた樹脂製芯
材3上に2液タイプのプライマ(ポリオールとイソシア
ネートで構成されている)4を塗布して樹脂製芯材3上
でポリオールとイソシアネートと発泡剤の反応により生
成したウレタン発泡体2と樹脂製芯材3とを接着してい
る。
【0003】ここで、ポリオールは主剤、イソシアネー
トは硬化剤である。
トは硬化剤である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の成形方法においては、樹脂製芯材3上に塗布される
プライマ4は混合時点で硬化が始まるため、可使時間に
制限があり、製造個数、及び可使時間を考慮しながら、
混合量を決定しなければならず決定に時間を要してい
た。このため限られた時間内での決定が困難となるし調
合作業が必要となり工数及び人件費が多くかかるという
問題がある。
来の成形方法においては、樹脂製芯材3上に塗布される
プライマ4は混合時点で硬化が始まるため、可使時間に
制限があり、製造個数、及び可使時間を考慮しながら、
混合量を決定しなければならず決定に時間を要してい
た。このため限られた時間内での決定が困難となるし調
合作業が必要となり工数及び人件費が多くかかるという
問題がある。
【0005】また、塗布装置で塗布する場合は硬化し易
いプライマ4を塗布装置内に放置できないため、その都
度洗浄が必要となるという問題がある。
いプライマ4を塗布装置内に放置できないため、その都
度洗浄が必要となるという問題がある。
【0006】そこでこの発明は、樹脂製芯材に塗布され
るプライマの可使時間に制限をなくし、塗布装置内にプ
ライマを放置できるようにして洗浄を不要とし、塗布装
置に使用されるプライマの調合を廃止できるウレタン発
泡成形品の成形方法を提供するものである。
るプライマの可使時間に制限をなくし、塗布装置内にプ
ライマを放置できるようにして洗浄を不要とし、塗布装
置に使用されるプライマの調合を廃止できるウレタン発
泡成形品の成形方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ウレタン発泡体と樹脂製
芯材が接着されたウレタン発泡成形品の成形方法におい
て、あらかじめ樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面
に接着のためのプライマであるポリオールを塗布し、次
にポリオール塗布面でポリオールとイソシアネートと発
泡剤の反応によりウレタン発泡体を生成して、樹脂製芯
材とウレタン発泡体を接着する。
芯材が接着されたウレタン発泡成形品の成形方法におい
て、あらかじめ樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面
に接着のためのプライマであるポリオールを塗布し、次
にポリオール塗布面でポリオールとイソシアネートと発
泡剤の反応によりウレタン発泡体を生成して、樹脂製芯
材とウレタン発泡体を接着する。
【0008】
【作用】樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面に塗布
するプライマをそれのみでは硬化しないポリオールで構
成して、プライマの可使時間の制限をなくし、プライマ
を塗布装置で塗布する場合は塗布装置内にプライマを放
置できるため使用の都度の塗布装置の洗浄作業を廃止で
き、この塗布装置に用いられるプライマの調合作業を不
要とする。
するプライマをそれのみでは硬化しないポリオールで構
成して、プライマの可使時間の制限をなくし、プライマ
を塗布装置で塗布する場合は塗布装置内にプライマを放
置できるため使用の都度の塗布装置の洗浄作業を廃止で
き、この塗布装置に用いられるプライマの調合作業を不
要とする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【0010】先ず、図1に示すようにウレタン発泡成形
品(例えば自動車のインストルメントパネル)を成形す
る成形型の上型5の成形面内に予め、成形しておいた樹
脂製芯材3を固定し、この樹脂製芯材3のウレタン発泡
体2と接する面側にポリオール6を図外の塗布装置によ
り一定量塗布する。
品(例えば自動車のインストルメントパネル)を成形す
る成形型の上型5の成形面内に予め、成形しておいた樹
脂製芯材3を固定し、この樹脂製芯材3のウレタン発泡
体2と接する面側にポリオール6を図外の塗布装置によ
り一定量塗布する。
【0011】また、成形型の下型7の成形面には表皮1
をウレタン発泡体2と接する面側を上にして敷設する。
をウレタン発泡体2と接する面側を上にして敷設する。
【0012】ここで、樹脂製芯材3にはPP(ポリプロ
ピレン)やPPO(ポリフェニレンオキサイド)を原料
としたものが用いられる。
ピレン)やPPO(ポリフェニレンオキサイド)を原料
としたものが用いられる。
【0013】一方、図2に示すように、ウレタン発泡体
2を生成する原料であるポリオール6、イソシアネート
8、発泡剤9を混合する。このときのイソシアネート8
の量は樹脂製芯材3に塗布したポリオール6と混合して
接着効果を有する量だけ余分に混合する。
2を生成する原料であるポリオール6、イソシアネート
8、発泡剤9を混合する。このときのイソシアネート8
の量は樹脂製芯材3に塗布したポリオール6と混合して
接着効果を有する量だけ余分に混合する。
【0014】そして、混合したポリオール6とイソシア
ネート8と発泡剤9をすみやかに型に注入した後、図3
に示すように成形型の上型5と下型7とを型締めし、成
形型内でポリオールとイソシアネートと発泡剤の反応に
よりウレタン発泡体2を生成する。
ネート8と発泡剤9をすみやかに型に注入した後、図3
に示すように成形型の上型5と下型7とを型締めし、成
形型内でポリオールとイソシアネートと発泡剤の反応に
よりウレタン発泡体2を生成する。
【0015】このとき、ウレタン発泡体2の生成時にお
いて余分に混合されたイソシアネート8は、樹脂製芯材
3に塗布されたポリオール6と反応して、従来の2液タ
イププライマと同様に接着効果を有するため、ウレタン
発泡体2と樹脂製芯材3は接着され、成形型の上型5と
下型7とを型開きした後、図4に示すウレタン発泡成形
品が得られる。
いて余分に混合されたイソシアネート8は、樹脂製芯材
3に塗布されたポリオール6と反応して、従来の2液タ
イププライマと同様に接着効果を有するため、ウレタン
発泡体2と樹脂製芯材3は接着され、成形型の上型5と
下型7とを型開きした後、図4に示すウレタン発泡成形
品が得られる。
【0016】したがって、樹脂製芯材3に塗布されるプ
ライマはそれのみでは硬化しないポリオール6であるた
め、可使時間に制限がなくなり塗布装置使用後にその都
度塗布装置を洗浄することも必要なくなる。
ライマはそれのみでは硬化しないポリオール6であるた
め、可使時間に制限がなくなり塗布装置使用後にその都
度塗布装置を洗浄することも必要なくなる。
【0017】また、塗布装置にはポリオール6のみを入
れるだけで良いため、従来のように2液調合の必要がな
くなり工数及び人件費を低減することができる。
れるだけで良いため、従来のように2液調合の必要がな
くなり工数及び人件費を低減することができる。
【0018】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、ウレタン発泡成形品は自動車のインストルメ
ントパネル以外の各種ウレタン発泡成形品に適用するこ
とができる。
ではなく、ウレタン発泡成形品は自動車のインストルメ
ントパネル以外の各種ウレタン発泡成形品に適用するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面に予め塗布
されるポリオールはそれのみでは反応硬化しないため、
プライマとしての可使時間に制限がなくなり、2液を混
合したプライマを用いていた従来のように使用の都度塗
布装置を洗浄する必要がなくなる。
ば、樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面に予め塗布
されるポリオールはそれのみでは反応硬化しないため、
プライマとしての可使時間に制限がなくなり、2液を混
合したプライマを用いていた従来のように使用の都度塗
布装置を洗浄する必要がなくなる。
【0020】また、2液を混合したプライマを用いてい
た従来と異なり調合作業が不要となるため、工数及び人
件費を低減することができる。
た従来と異なり調合作業が不要となるため、工数及び人
件費を低減することができる。
【図1】この発明の一実施例の型開き状態を示す説明断
面図。
面図。
【図2】ウレタン発泡体を生成するための混合状況説明
図。
図。
【図3】型締め状態を示す説明断面図。
【図4】ウレタン発泡成形品の部分断面図。
【図5】従来技術の図4に対応する断面図。
2…ウレタン発泡体 3…樹脂製芯材 6…ポリオール
Claims (1)
- 【請求項1】 ウレタン発泡体と樹脂製芯材が接着され
たウレタン発泡成形品の成形方法において、あらかじめ
樹脂製芯材のウレタン発泡体と接する面に接着のための
プライマであるポリオールを塗布し、次にポリオール塗
布面でウレタン発泡体を生成して、樹脂製芯材とウレタ
ン発泡体を接着することを特徴とするウレタン発泡成形
品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062931A JP2516282B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ウレタン発泡成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062931A JP2516282B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ウレタン発泡成形品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04296535A JPH04296535A (ja) | 1992-10-20 |
JP2516282B2 true JP2516282B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=13214525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062931A Expired - Lifetime JP2516282B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ウレタン発泡成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516282B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3062931A patent/JP2516282B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04296535A (ja) | 1992-10-20 |
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