JP2516006Y2 - 作動油タンクのキャップ - Google Patents

作動油タンクのキャップ

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JP2516006Y2
JP2516006Y2 JP1989000707U JP70789U JP2516006Y2 JP 2516006 Y2 JP2516006 Y2 JP 2516006Y2 JP 1989000707 U JP1989000707 U JP 1989000707U JP 70789 U JP70789 U JP 70789U JP 2516006 Y2 JP2516006 Y2 JP 2516006Y2
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oil
cap
level rod
hydraulic oil
stopper
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JP1989000707U
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Inventor
彰 中井
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般自動車や荷役車両等の作動油タンクの
キャップに関する。
〔従来の技術〕
この種の作動油タンクのキャップとして作動油タンク
の注油口から外気に通じる通路にフィルターを内蔵し、
注油口に螺合される作動油タンクのキャップが知られて
いる。このように、注油口から外気に通じる通路にフィ
ルターを内蔵させる構造の一例として、第3図に示され
るものがある(実公昭59-35778号公報参照)。
すなわち、キャップ1は、アウタキャップ2とインナ
ーキャップ3及びこれらの間のフィルター4とから構成
されるものである。アウタキャップ2は全体として王冠
状の形状をしており、内部にフィルター4を収納する空
洞5を有している。この空洞5の下端にインナーキャッ
プ3が嵌入可能となっており、アウタキャップ2とイン
ナーキャップ3はネジ止め等の手段によって一体化され
る。インナーキャップ3は全体として足付きの皿状の形
状をしており、足部には作動油タンク6の注油口7先端
の雌ネジ8に螺合される雄ネジ9を有し、皿部の平面に
は注油口7と空洞5を連通させる2個以上の第1の孔10
と空洞5と外気を連通させる2個以上の第2の孔11とが
同心円上に均等配置されている。円柱状のフィルター4
はその両端をアウタキャップ2とインナーキャップ3に
よって気密状に保持され、その外周には第2の孔11がそ
の内周には第1の孔10が配置されるようになっている。
このような構造のキャップ1にあっては、矢印のよ
うに、作動油タンク6内と外気が第1の孔10、フィルタ
ー4、第2の孔11を介して連通し、外気の汚れを作動油
タンク6内に導くことなく油面の変動に対応した空気流
を確保できるようになっている。
また、アウタキャップ2の中央のボス部12には、オイ
ルレベル棒13が挿入される受孔14が設けられており、こ
のキャップ1はオイルレベル棒13の取付も兼ねる構造と
なっている。そして、キャップ1から垂下されるオイル
レベル棒13には一定間隔の横孔15が加工されている。こ
の横孔15位置で、オイルレベル棒13が作動油タンク6の
容量に応じた長さになるように、余分な長さが折られる
ようになっている。そして、適正長さのオイルレベル棒
13は残りの横孔15を利用して割ピン16でアウタキャップ
2に垂下可能となっている。
ところで、例えばフォークリフト等のような荷役車両
の作動油タンクは、急発進や急停止に伴って作動油タン
ク6内の油面に揺れが生じ、第3図の矢印で示すよう
に、油が第1の孔10を通ってフィルター4まで跳ね上が
ることがある。やがて、この油の跳ね上がりが度重なり
フィルター4が油に浸された状態となって、滲みでた油
が第2の孔11を通ってキャップ外に出て、油洩れが発生
するという問題点があった。
従来、このような油洩れ対策として、第3図に示され
るように、注油口7下端にバッフル板17を取付けて、矢
印のように油を跳ね返し、第1の孔10まで到達しない
ようにすることが行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した従来のバッフル板17による油
洩れ対策は、油洩れには有効であるものの、実質的に注
油口7の開口を小さくするため、給油に時間がかかった
り給油しにくい(油が溢れやすい)という問題点を有し
ていた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、油
洩れを防止し且つ給油の妨げにならず、しかもオイルレ
ベル棒に設けた長さ調整用の横孔を利用することによっ
て油止めの取付が簡単で、既設のものに対する改造も容
易な作動油タンクのキャップを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、注油口から外気に通じる
通路にフィルターを内蔵し注油口に螺合される作動油タ
ンクのキャップであって、 前記キャップにはオイルレベル棒が挿入される受孔が
設けられ、前記オイルレベル棒には一定間隔の横孔が加
工され、この横孔の位置で適正長さのオイルレベル棒に
なるように折り込み可能であり、この横孔を利用して前
記受孔に前記オイルレベル棒が取り付けられて垂下さ
れ、 該オイルレベル棒の前記横孔が加工された部分に、円
板を有する油止めが挿入自在であり、この横孔のうち前
記円板が前記注油口の内径に近接するような位置になる
ものを利用して前記油止めを固定するようにしたもので
ある。
〔作用〕
注油口の内径に近接する油止めの円板18は、油を跳ね
返すように働く。また、この油止め19はキャップ1より
垂下されるオイルレベル棒13に固定されており、キャッ
プ1を注油口7から外すと、同時に油止め19も注油口7
から外れることとなる。
また、油止め19はキャップから垂下されたオイルレベ
ル棒を利用して固定されるので、取付が簡単である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、作動油タンクのキャップの断面図であり、
上述した第3図と同様にキャップ1とオイルレベル棒13
を兼用したものである。
なお、第1図において、第3図と同様な作用を有する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
第3図と異なる点は、アウタキャップ2から垂下され
るオイルレベル棒13に、両端に2枚の円板18を有する油
止め19が挿入されて割ピン20にて固定されている点であ
る。前記したように、オイルレベル棒13は長さ調整のた
めに一定間隔で横孔15を有しており、この横孔15を利用
して2枚の円板18が注油口7の内径に近接するように配
置すればよい。この横孔15の利用に際しては、2枚の円
板18のうち下方円板が注油口7の下端までに納まる範囲
にある横孔15を利用すればよい。したがって、油止め19
単体で成形したものを割ピン20で固定するだけであるの
で、取付が簡単であり、既設のものに対する改造も簡単
に施せる。
なお、油止め19の円板18は一枚でもよいが、二枚以上
にすることが好ましい。何故ならば、一枚であれば、激
しい油面の揺れがあると、一部の油が円板18と注油口7
の間を通ってキャップ1の第1の孔10まで届く恐れがあ
るからである。
第2図は他の作動油タンクのキャップの断面図であ
り、油止めが2つの部品から構成されるものである。
第2図において、油止め19′は1つの円板18′を有し
ており、この油止め19′が2つ別々に割ピン20で固定さ
れている。このような構成の油止めであれば、任意の枚
数の油止めを固定することも可能となる。
つぎに、上述した構造の作動油タンクのキャップの作
動を説明する。第1図及び第2図において、油止め19
は、キャップ1から垂下され一体的なものとなっている
ので、作動油タンク6からキャップ1を外すことによっ
て、同時に注油口7内から油止め19も外されることとな
る。したがって、この油止め19は油の給油の妨げになら
ない。また、油止め19が注油口7に接して垂下された状
態では矢印の油面の揺れによる油の侵入は上下の円板
18で阻止される。もし、油が下の円板18を越えたとして
も、上の円板18で阻止される。
また、オイルレベル棒13を利用して油止め19を取付け
ているので、着脱も容易にでき、必要のないときは外し
ておくこともできる。
なお、フィルター4も円筒状のものに限らず円板状の
ものでもよい。また、注油口7も垂直なものに限らず多
少傾斜するものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案の作動油タンクのキャップは、注油口の内径に
近接する円板を有する油止めをオイルレベル棒を介して
キャップから垂下しているので、給油の妨げにならず、
且つ油洩れを防止することができる。
また、オイルレベル棒には一定間隔の横孔が加工さ
れ、この横孔の位置で適正長さのオイルレベル棒になる
よう折り込み可能であり、油止め19はこのオイルレベル
棒の横孔15を利用して固定されるので、取付が簡単であ
り、既設のものに対する改造も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の作動油タンクのキャップの断面図、第
2図は本考案の他の実施例の作動油タンクのキャップの
断面図、第3図は従来の作動油タンクのキャップの断面
図である。 1……キャップ,4……フィルター,6……作動油タンク,7
……注油口,13……オイルレベル棒,15……オイルレベル
棒の横孔,18、18′……油止めの円板,19、19′……油止
め。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注油口から外気に通じる通路にフィルター
    を内蔵し注油口に螺合される作動油タンクのキャップで
    あって、 前記キャップにはオイルレベル棒が挿入される受孔が設
    けられ、前記オイルレベル棒には一定間隔の横孔が加工
    され、この横孔の位置で適正長さのオイルレベル棒にな
    るように折り込み可能であり、この横孔を利用して前記
    受孔に前記オイルレベル棒が取り付けられて垂下され、 該オイルレベル棒の前記横孔が加工された部分に、円板
    を有する油止めが挿入自在であり、この横孔のうち前記
    円板が前記注油口の内径に近接するような位置になるも
    のを利用して前記油止めを固定するようにしたことを特
    徴とする作動油タンクのキャップ。
JP1989000707U 1989-01-06 1989-01-06 作動油タンクのキャップ Expired - Lifetime JP2516006Y2 (ja)

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JPH0292103U JPH0292103U (ja) 1990-07-23
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JPS60171855U (ja) * 1984-04-23 1985-11-14 株式会社豊田自動織機製作所 オイルタンク等のキヤツプ
JPS6244107U (ja) * 1985-08-30 1987-03-17

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