JP2515989B2 - ドラム式シフト装置 - Google Patents
ドラム式シフト装置Info
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- JP2515989B2 JP2515989B2 JP61197315A JP19731586A JP2515989B2 JP 2515989 B2 JP2515989 B2 JP 2515989B2 JP 61197315 A JP61197315 A JP 61197315A JP 19731586 A JP19731586 A JP 19731586A JP 2515989 B2 JP2515989 B2 JP 2515989B2
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- Japan
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- shift
- clutch
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- drum
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/08—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
- F16H63/16—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism
- F16H63/18—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism the final actuating mechanism comprising cams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シフトドラムの回動によりシフトフォーク
を往復移動させて変速あるいは切換えを行うドラム式シ
フト装置に関するものである。
を往復移動させて変速あるいは切換えを行うドラム式シ
フト装置に関するものである。
（発明の背景） シフトドラムを用いたシフト装置、特に常時噛合式の
変速装置では、通常変速が順番に行われ変速に飛び越し
が発生しないように作られている。しかし高低速切換え
と前後進切換えとを１つの操作子で行うようにしたドラ
ム式シフト装置を有する車輛においては、これら高低速
および前後進の切換えを一部のシフト位置を飛び越して
行えるのが望ましい場合が生じる。例えば順番に配列さ
れた高速前進（Ｈ）、低速前進（Ｌ）および後進（Ｒ）
の各位置を１つの操作子で選択するように構成した場合
には、高速前進と後進との切換えを行う際に両位置間に
低速前進位置があるため、一度この低速前進状態に噛合
いクラッチを噛合わせた後さらにこの噛合いクラッチを
切って高速前進あるいは後進の状態にしなければならな
い。このため高速前進と後進との切換えに手間取るとい
う問題があった。
変速装置では、通常変速が順番に行われ変速に飛び越し
が発生しないように作られている。しかし高低速切換え
と前後進切換えとを１つの操作子で行うようにしたドラ
ム式シフト装置を有する車輛においては、これら高低速
および前後進の切換えを一部のシフト位置を飛び越して
行えるのが望ましい場合が生じる。例えば順番に配列さ
れた高速前進（Ｈ）、低速前進（Ｌ）および後進（Ｒ）
の各位置を１つの操作子で選択するように構成した場合
には、高速前進と後進との切換えを行う際に両位置間に
低速前進位置があるため、一度この低速前進状態に噛合
いクラッチを噛合わせた後さらにこの噛合いクラッチを
切って高速前進あるいは後進の状態にしなければならな
い。このため高速前進と後進との切換えに手間取るとい
う問題があった。
（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
シフトドラムの連続する３つの切換え位置のうち中間の
第２位置で噛合いクラッチが接続するようにしたドラム
式シフト装置で、第１位置と第３位置との間の速やかな
切換を可能とするドラム式シフト装置を提供することを
目的とする。
シフトドラムの連続する３つの切換え位置のうち中間の
第２位置で噛合いクラッチが接続するようにしたドラム
式シフト装置で、第１位置と第３位置との間の速やかな
切換を可能とするドラム式シフト装置を提供することを
目的とする。
（発明の構成） 本発明によればこの目的は、外周にシフトフォークを
往復移動させるカム溝が形成されたシフトドラムと、前
記シフトフォークにより前記カム溝の第１および第３位
置で切られこれら両位置の中間の第２位置で接続される
噛合いクラッチとを備えるドラム式シフト装置におい
て、前記カム溝には、前記第２位置を側路して両端が前
記第１および第３位置に滑らかに連続しかつ前記シフト
ドラムの中心軸に垂直な平面上に位置して前記噛合いク
ラッチを中立位置に保持する飛び越し路を形成し、前記
シフトフォークを前記第２位置とこの第２位置より前記
シフトドラムの中心軸方向に偏位した前記飛び越し路と
のいずれかに導入可能とする一方、前記シフトフォーク
を前記カム溝の第２位置で接続する噛合いクラッチ方向
へ押圧するばねを設けたことを特徴とするドラム式シフ
ト装置、により達成される。
往復移動させるカム溝が形成されたシフトドラムと、前
記シフトフォークにより前記カム溝の第１および第３位
置で切られこれら両位置の中間の第２位置で接続される
噛合いクラッチとを備えるドラム式シフト装置におい
て、前記カム溝には、前記第２位置を側路して両端が前
記第１および第３位置に滑らかに連続しかつ前記シフト
ドラムの中心軸に垂直な平面上に位置して前記噛合いク
ラッチを中立位置に保持する飛び越し路を形成し、前記
シフトフォークを前記第２位置とこの第２位置より前記
シフトドラムの中心軸方向に偏位した前記飛び越し路と
のいずれかに導入可能とする一方、前記シフトフォーク
を前記カム溝の第２位置で接続する噛合いクラッチ方向
へ押圧するばねを設けたことを特徴とするドラム式シフ
ト装置、により達成される。
（実施例） 第１図は本発明の一実施例であるシフト装置の展開断
面図、第２図はシフトドラムのカム溝形状を示す展開
図、第３図はこのシフト装置を用いた車輛の動力系統図
である。
面図、第２図はシフトドラムのカム溝形状を示す展開
図、第３図はこのシフト装置を用いた車輛の動力系統図
である。
第３図の車輛は不整地走行用の鞍乗型４輪駆動車であ
る。この図において、10（10a,10b）は操向前輪、12（1
2a,12b）は後輪、14は車体中央付近に位置するエンジン
である。このエンジン14は車体幅方向に配設されたクラ
ンク軸16、主軸18、副軸20、中間歯車軸22、出力軸24、
後進軸26を備える。28はピストンである。クランク軸16
の回転はクランク軸16の右端に設けられた発進用遠心ク
ラッチ30および変速用クラッチ32を介して主軸18に伝え
られる。この主軸18と副軸20には、前進用主変速機34が
設けられている。この主変速機34は足動式の変速レベー
36により前進複数段（実施例では５段）に変速可能とな
っている。
る。この図において、10（10a,10b）は操向前輪、12（1
2a,12b）は後輪、14は車体中央付近に位置するエンジン
である。このエンジン14は車体幅方向に配設されたクラ
ンク軸16、主軸18、副軸20、中間歯車軸22、出力軸24、
後進軸26を備える。28はピストンである。クランク軸16
の回転はクランク軸16の右端に設けられた発進用遠心ク
ラッチ30および変速用クラッチ32を介して主軸18に伝え
られる。この主軸18と副軸20には、前進用主変速機34が
設けられている。この主変速機34は足動式の変速レベー
36により前進複数段（実施例では５段）に変速可能とな
っている。
出力軸24には高速用および低速用の各歯車38、40と後
進用歯車42が回転自在に取付けられている。副軸20の回
転は中間歯車軸22を介して各歯車38、40に伝えられる。
また主軸18の回転は主変速機34を側路し後進軸26を介し
て歯車42に伝えられる。前記各歯車38、40、42の間には
これらと噛合クラッチＡ、Ｂ、Ｃを形成するスライダ4
4、46が軸方向に摺動可能に設けられ、これらにより前
進２段に変速する高低速切換機構48と前後進切換機構50
とが形成される。ここに前後進切換機構50はその後進位
置で高低速切換機構48の低速状態とほぼ同じ減速比が得
られるようにされている。
進用歯車42が回転自在に取付けられている。副軸20の回
転は中間歯車軸22を介して各歯車38、40に伝えられる。
また主軸18の回転は主変速機34を側路し後進軸26を介し
て歯車42に伝えられる。前記各歯車38、40、42の間には
これらと噛合クラッチＡ、Ｂ、Ｃを形成するスライダ4
4、46が軸方向に摺動可能に設けられ、これらにより前
進２段に変速する高低速切換機構48と前後進切換機構50
とが形成される。ここに前後進切換機構50はその後進位
置で高低速切換機構48の低速状態とほぼ同じ減速比が得
られるようにされている。
エンジン14の後部左側からは終出力軸52が後方へ突出
している。この終出力軸52は出力軸24により傘歯車を介
して駆動される。この終出力軸52の回転は、自在継手5
4、後駆動軸56、後終減速機58、および後輪軸60を介し
て後輪12に伝えられる。
している。この終出力軸52は出力軸24により傘歯車を介
して駆動される。この終出力軸52の回転は、自在継手5
4、後駆動軸56、後終減速機58、および後輪軸60を介し
て後輪12に伝えられる。
エンジン14の後側部には終出力軸52を横断して下方に
のびる分配機62が固定されている。この分配機62には、
終出力軸52の回転を分配機出力軸64に伝える伝動装置が
収容されている。この伝動装置は噛合いクラッチ66を備
え、この噛合いクラッチ66は後２輪駆動と４輪駆動との
切換えを行う２・４駆切換機構を形成する。
のびる分配機62が固定されている。この分配機62には、
終出力軸52の回転を分配機出力軸64に伝える伝動装置が
収容されている。この伝動装置は噛合いクラッチ66を備
え、この噛合いクラッチ66は後２輪駆動と４輪駆動との
切換えを行う２・４駆切換機構を形成する。
この分配機出力軸64は分配機62から前方へ突出し、そ
の回転は自在継手68、前駆動軸70、自在継手72および前
記前終減速機74を介して前輪10に伝えられる。
の回転は自在継手68、前駆動軸70、自在継手72および前
記前終減速機74を介して前輪10に伝えられる。
第３図において76はエンジン14の右側面に取付けられ
た手動の切換操作子であり、高速前進位置（Ｈ）と、低
速前進位置（Ｌ）と、後進位置（Ｒ）との３位置に切換
え可能とされている。この操作子76は前記高低速切換機
構48と、前後進切換機構50と、２・４駆切換機構として
の噛合いクラッチ66とに連動し、これらを次表のように
切換える。
た手動の切換操作子であり、高速前進位置（Ｈ）と、低
速前進位置（Ｌ）と、後進位置（Ｒ）との３位置に切換
え可能とされている。この操作子76は前記高低速切換機
構48と、前後進切換機構50と、２・４駆切換機構として
の噛合いクラッチ66とに連動し、これらを次表のように
切換える。
すなわち高速前進位置（Ｈ）では操作子76の動きがワ
イヤ機構を介して分配機62に伝えられ、噛合いクラッチ
66が切れる。このため後２輪駆動（2WD）となる。また
低速前進位置（Ｌ）および後進位置（Ｒ）ではクラッチ
66が接続し、４輪駆動（4WD）となる。この結果高低速
切換と、前後進切換と、２・４駆切換えが共通１個の操
作子76で操作される。
イヤ機構を介して分配機62に伝えられ、噛合いクラッチ
66が切れる。このため後２輪駆動（2WD）となる。また
低速前進位置（Ｌ）および後進位置（Ｒ）ではクラッチ
66が接続し、４輪駆動（4WD）となる。この結果高低速
切換と、前後進切換と、２・４駆切換えが共通１個の操
作子76で操作される。
前記高低速切換機構48および前後進切換機構50は第１
図に示すように前記操作子76に連動するドラム式シフト
装置78により切換られる。すなわちこのシフト装置78
は、外周面にカム溝80、82が形成されたシフトドラム84
と、フォーク保持軸86に摺動自在に保持されたシフトフ
ォーク88、90とを備え、各シフトフォーク88、90の一端
はそれぞれカム溝80、82に係合し他端がそれぞれ噛合い
クラッチＡ、Ｂ、Ｃのスライダ44、46に係合している。
スライダ46に係合するシフトフォーク90は、圧縮コイル
ばね92によってクラッチＢ側へ押圧されている。このク
ラッチＢは本発明における後記第２位置で接続しかつ第
１、第３位置で切れる噛合いクラッチを形成するもので
ある。
図に示すように前記操作子76に連動するドラム式シフト
装置78により切換られる。すなわちこのシフト装置78
は、外周面にカム溝80、82が形成されたシフトドラム84
と、フォーク保持軸86に摺動自在に保持されたシフトフ
ォーク88、90とを備え、各シフトフォーク88、90の一端
はそれぞれカム溝80、82に係合し他端がそれぞれ噛合い
クラッチＡ、Ｂ、Ｃのスライダ44、46に係合している。
スライダ46に係合するシフトフォーク90は、圧縮コイル
ばね92によってクラッチＢ側へ押圧されている。このク
ラッチＢは本発明における後記第２位置で接続しかつ第
１、第３位置で切れる噛合いクラッチを形成するもので
ある。
カム溝80、82は第２図に示すように形成され、３つの
位置すなわち第１位置（Ｈ）と、第２位置（Ｌ）と、第
３位置（Ｒ）とが選択可能となっている。すなわちカム
溝80はＨ位置でクラッチＡを接続し、ＬおよびＲ位置で
クラッチＡを切るように形成されている。カム溝82はＨ
位置でクラッチＢ、Ｃを切り、Ｌ位置では前記ばね92に
押圧されてシフトフォーク90がクラッチＢ側へ移動して
クラッチＢを接続しかつクラッチＣを切る。またこのカ
ム溝82はＲ位置でクラッチＢを切りクラッチＣを接続す
る。このカム溝82にはＬ位置を側路してＨ位置とＲ位置
とをつなぐ飛び越し路94が形成されている。
位置すなわち第１位置（Ｈ）と、第２位置（Ｌ）と、第
３位置（Ｒ）とが選択可能となっている。すなわちカム
溝80はＨ位置でクラッチＡを接続し、ＬおよびＲ位置で
クラッチＡを切るように形成されている。カム溝82はＨ
位置でクラッチＢ、Ｃを切り、Ｌ位置では前記ばね92に
押圧されてシフトフォーク90がクラッチＢ側へ移動して
クラッチＢを接続しかつクラッチＣを切る。またこのカ
ム溝82はＲ位置でクラッチＢを切りクラッチＣを接続す
る。このカム溝82にはＬ位置を側路してＨ位置とＲ位置
とをつなぐ飛び越し路94が形成されている。
ここに飛び越し路94はシフトドラム84の中心線に垂直
な平面上に位置し、この飛び越し路94にシフトフォーク
90がある時には噛み合いクラッチは切れている。このた
めカム溝82はＬ位置でこの飛び越し路94よりもシフトド
ラムの中心軸方向に偏位することになる。
な平面上に位置し、この飛び越し路94にシフトフォーク
90がある時には噛み合いクラッチは切れている。このた
めカム溝82はＬ位置でこの飛び越し路94よりもシフトド
ラムの中心軸方向に偏位することになる。
この結果操作子76をゆっくりとＨ位置からＲ位置へ移
動させれば、シフトフォーク90は第２図に一点鎖線の矢
印で示すように移動し、その途中のＬ位置ではシフトフ
ォーク90はばね92に押圧されてカム溝82内の第２図にお
ける右壁すなわちクラッチＢ側の壁に沿って移動し90a
の位置に来る。この時にはクラッチＢが接続され低速前
進（Ｌ）となる。そしてさらにＲ位置まで操作子76を移
動させればシフトフォーク90は90bの位置に入り、クラ
ッチＢが切れクラッチＣが接続する。
動させれば、シフトフォーク90は第２図に一点鎖線の矢
印で示すように移動し、その途中のＬ位置ではシフトフ
ォーク90はばね92に押圧されてカム溝82内の第２図にお
ける右壁すなわちクラッチＢ側の壁に沿って移動し90a
の位置に来る。この時にはクラッチＢが接続され低速前
進（Ｌ）となる。そしてさらにＲ位置まで操作子76を移
動させればシフトフォーク90は90bの位置に入り、クラ
ッチＢが切れクラッチＣが接続する。
一方操作子76を高速でＨ位置からＲ位置に移動させた
時には、第２図に実線の矢印で示すようにシフトフォー
ク90は90aの位置まで移動することなく90cの位置を通っ
て90bの位置に入る。すなわち90aの位置を飛び越して90
bに入る。
時には、第２図に実線の矢印で示すようにシフトフォー
ク90は90aの位置まで移動することなく90cの位置を通っ
て90bの位置に入る。すなわち90aの位置を飛び越して90
bに入る。
なおＨ、Ｌ、Ｒの各位置の間には全てのクラッチＡ、
Ｂ、Ｃが切れる中立位置Ｎが存在する。従ってＲ位置か
らＨ位置へ高速で移動する場合には一度Ｒ−Ｌ位置間の
Ｎ位置へ停止し、このＮ位置から高速でＨ位置へ移動さ
せればＬ位置に入れることなく切換が可能である。
Ｂ、Ｃが切れる中立位置Ｎが存在する。従ってＲ位置か
らＨ位置へ高速で移動する場合には一度Ｒ−Ｌ位置間の
Ｎ位置へ停止し、このＮ位置から高速でＨ位置へ移動さ
せればＬ位置に入れることなく切換が可能である。
また操作子76のＨ位置ではクラッチ66は切れて２輪駆
動（2WD）となり、ＬおよびＲ位置ではクラッチ66は接
続して４輪駆動（4WD）となる。
動（2WD）となり、ＬおよびＲ位置ではクラッチ66は接
続して４輪駆動（4WD）となる。
この実施例ではシフトドラム84の３つの位置をＨ、
Ｌ、Ｒ位置とし、Ｌ位置を飛び越してＨとＲ位置間での
高速切換えを可能としたものである。しかし本発明はこ
れに限られず、３以上の切換えあるいは変速が可能なシ
フト装置のうち連続する３つの位置間に適用することも
可能であり、本発明はこのようなものも包含する。
Ｌ、Ｒ位置とし、Ｌ位置を飛び越してＨとＲ位置間での
高速切換えを可能としたものである。しかし本発明はこ
れに限られず、３以上の切換えあるいは変速が可能なシ
フト装置のうち連続する３つの位置間に適用することも
可能であり、本発明はこのようなものも包含する。
（発明の効果） 本発明は以上のように、両端が第１および第３位置に
滑らかに連続しかつシフトドラムの中心軸に垂直な平面
上に位置して噛み合いクラッチを中心位置にする飛び越
し路をシフトドラムに形成し、カム溝は第２位置でこの
飛び越し路よりシフトドラムの中心軸方向に偏位させる
一方、シフトフォークを第２位置で接続する噛合いクラ
ッチ方向へばねで押圧したものであるから、ゆっくりと
切換えを行う場合にはシフトフォークはばねによって押
圧されて第２位置で噛合いクラッチを接続する。また高
速で切換えを行う場合には、シフトフォークは飛び越し
路を通り第２位置を側路して第１と第３位置との間で切
換えられる。このため高速で第１、第３位置間の切換え
が可能であり、速やかな切換え操作が可能になる。
滑らかに連続しかつシフトドラムの中心軸に垂直な平面
上に位置して噛み合いクラッチを中心位置にする飛び越
し路をシフトドラムに形成し、カム溝は第２位置でこの
飛び越し路よりシフトドラムの中心軸方向に偏位させる
一方、シフトフォークを第２位置で接続する噛合いクラ
ッチ方向へばねで押圧したものであるから、ゆっくりと
切換えを行う場合にはシフトフォークはばねによって押
圧されて第２位置で噛合いクラッチを接続する。また高
速で切換えを行う場合には、シフトフォークは飛び越し
路を通り第２位置を側路して第１と第３位置との間で切
換えられる。このため高速で第１、第３位置間の切換え
が可能であり、速やかな切換え操作が可能になる。
第１図は本発明の一実施例であるシフト装置の展開断面
図、第２図はシフトドラムのカム溝形状を示す展開図、
第３図はこのシフト装置を用いた車輛の動力系統図であ
る。 78…ドラム式シフト装置、82…カム溝、84…シフトドラ
ム、90…シフトフォーク、92…ばね、94…飛び越し路、
Ｂ…第２位置で接続する噛合いクラッチ、Ｈ…第１位置
としての高速前進位置、Ｌ…第２位置としての低速前進
位置、Ｒ…第３位置としての後進位置。
図、第２図はシフトドラムのカム溝形状を示す展開図、
第３図はこのシフト装置を用いた車輛の動力系統図であ
る。 78…ドラム式シフト装置、82…カム溝、84…シフトドラ
ム、90…シフトフォーク、92…ばね、94…飛び越し路、
Ｂ…第２位置で接続する噛合いクラッチ、Ｈ…第１位置
としての高速前進位置、Ｌ…第２位置としての低速前進
位置、Ｒ…第３位置としての後進位置。
Claims (1)
- 【請求項１】外周にシフトフォークを往復移動させるカ
ム溝が形成されたシフトドラムと、前記シフトフォーク
により前記カム溝の第１および第３位置で切られこれら
両位置の中間の第２位置で接続される噛合いクラッチと
を備えるドラム式シフト装置において、 前記カム溝には、前記第２位置を側路して両端が前記第
１および第３位置に滑らかに連続しかつ前記シフトドラ
ムの中心軸に垂直な平面上に位置して前記噛合いクラッ
チを中立位置に保持する飛び越し路を形成し、前記シフ
トフォークを前記第２位置とこの第２位置より前記シフ
トドラムの中心軸方向に偏位した前記飛び越し路とのい
ずれかに導入可能とする一方、前記シフトフォークを前
記カム溝の第２位置で接続する噛合いクラッチ方向へ押
圧するばねを設けたことを特徴とするドラム式シフト装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61197315A JP2515989B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ドラム式シフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61197315A JP2515989B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ドラム式シフト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6353342A JPS6353342A (ja) | 1988-03-07 |
| JP2515989B2 true JP2515989B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=16372410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61197315A Expired - Fee Related JP2515989B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | ドラム式シフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515989B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9027430B2 (en) | 2012-09-27 | 2015-05-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Shift drum structure for drum-type transmission |
| US9334955B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-05-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Drum type-variable speed drive |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5224393A (en) * | 1990-05-11 | 1993-07-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electronically controlled transmission and steering wheel located shift mechanism |
| JPH07112135A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-05-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 排気ガス浄化フィルタ材及びその製造方法 |
| FR2803890B1 (fr) * | 2000-01-14 | 2002-03-15 | Renault | Barillet de commande pour boite de vitesses et boite de vitesses equipees d'un tel barillet |
| JP4568447B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2010-10-27 | 株式会社デンソー | シフト変速装置 |
| DE10361356B4 (de) | 2003-12-17 | 2006-02-16 | Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg | Schaltwalze mit axial zur Schaltwalzenachse beweglicher Einlegenutflanke und Schaltverfahren |
| JP2016109221A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | ドラム型変速機構 |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP61197315A patent/JP2515989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9027430B2 (en) | 2012-09-27 | 2015-05-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Shift drum structure for drum-type transmission |
| US9334955B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-05-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Drum type-variable speed drive |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6353342A (ja) | 1988-03-07 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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