JP2515873Y2 - タイヤ滑止具 - Google Patents

タイヤ滑止具

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JP2515873Y2
JP2515873Y2 JP6211890U JP6211890U JP2515873Y2 JP 2515873 Y2 JP2515873 Y2 JP 2515873Y2 JP 6211890 U JP6211890 U JP 6211890U JP 6211890 U JP6211890 U JP 6211890U JP 2515873 Y2 JP2515873 Y2 JP 2515873Y2
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JP
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pin hole
pin
metal washer
grounding
spike
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JP6211890U
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JPH0420805U (ja
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学 大音
敏孝 西
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のタイヤ外周に装着して、走行時にタ
イヤの滑りを防止するタイヤ滑止具に関する。
(従来の技術) この種のタイヤ滑止具としては、合成ゴム等の非金属
性材料をいわゆる亀甲状若しくはラダー状等のネット状
に形成してつくられたものがあり、更に、滑止効果の向
上のために滑止具本体の接地部にスパイクピンを多数設
ける場合がある。
スパイクピンを接地部に設ける手段としては、埋入若
しくはかしめ止め等、スパイクピンの形状により種々の
場合があるが、このうち、例えば第5図に示す技術があ
る。
同図において、23は滑止具本体の接地部であり、その
展開視における適所に、当該接地部23の接地面24から非
接地面25に至るまで貫通するピン孔26を有しており、こ
のピン孔26の各面24,25側の開口外縁部はそれぞれ拡開
されて係止凹部27,28が形成されている。
29はスパイクピンであり、一端側に大径の頭部30及び
他端側に二叉状のかしめ脚部31を有し、その頭部30の端
面には、超硬チップ32が突設されている。
このスパイクピン29は、前記ピン孔26の接地面24側か
ら挿入されてその頭部30が係止凹部27にちょうど入り込
むようになっており、更に、非接地面25側の係止凹部28
に金属ワッシャ33が嵌め込まれ、前記かしめ脚部31を外
開き状に折り曲げることによりかしめ止めされ、滑止具
本体に対して強固に固着される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の技術においては、車輌の加
減速時、特に発進時にスパイクピン29が金属ワッシャ33
と共に抜け落ちてしまうことがある。
即ち、スパイクピン29を有する滑止具では、主にスパ
イクピン29のスパイク効果によって滑止効果を得ようと
するが、例えば、車輌の加減速時にスパイクピン29の頭
部30に作用するタイヤ周方向の力Fが過大である場合に
は、第6図に示すように、スパイクピン29の動きによっ
て接地・非接地各側においてピン孔26が無理矢理拡開さ
れるように変形することがあり、このような変形が繰り
返し起こった場合には、ピン孔26が徐々にすり減ってし
まい、スパイクピン29が抜けやすい状態になり、最後に
は車輌の急発進等の際に、スパイクピン29が金属ワッシ
ャ33と共にピン孔26から接地面24側へ抜け落ちてしまう
のである。
本考案は、かかる実情に鑑みて成されたものであり、
スパイクピンの抜け止めを防止することにより安全性及
び耐久性に富むタイヤ滑止具を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段
は、ネット状に形成された非金属材料から成る滑止具本
体1の接地部2に、該接地部2の接地面8から非接地面
9に至るまで貫通するピン孔7が設けられ、該ピン孔7
の接地面8側からかしめ脚部16を有するスパイクピン6
が挿入され、前記ピン孔7の非接地面9側において前記
脚部16が金属ワッシャ18を介してかしめ止めされている
タイヤ滑止具において、 前記金属ワッシャ18は、滑止具本体1に対してあらか
じめ接着処理されている点にある。
(作用) 本考案においては、金属ワッシャ18は、滑止具本体1
に対してあらかじめ接着処理することとされる。
この場合、金属ワッシャ18はピン孔7の内径を強固に
保持する作用を呈し、スパイクピン6の頭部15にタイヤ
周方向に過大な力が作用しても、該力によるスパイクピ
ン6の変位によってピン孔7が拡開されることが防止さ
れる。
(実施例) 以下、図面に基いて本考案の一実施例につき説明す
る。
図において、1は滑止具本体であり、本実施例では、
複数個の該本体1をタイヤ周方向に接続して帯状にし、
タイヤの外周に巻装する型式のものを採用している。こ
の滑止具本体1は、第1図に示す如く、タイヤレッド部
上に位置し、かつ、タイヤ周方向にいわゆる亀甲状に並
んだ模様に形成された接地部2と、その幅方向両側にあ
ってタイヤショルダー部からサイドウォール部にかけて
位置する非接地部3とから成り、全体形状ネット状に形
成されている。
前記滑止具本体1は、芯材4に弾性を有する非金属材
料、例えばゴム、合成樹脂等から成る被覆材5で覆われ
て構成されている。この芯材4は本実施例では、ポリエ
ステル、ナイロン又はレーヨン等の合成繊維、若しくは
天然繊維を、撚糸が一方向に一定に並ぶように織り込ま
れたすだれ織物を積層し、それをゴム等の弾性材料で被
覆したすだれ織コードから成る。
前記接地部2の被覆材5には、スパイクピン6を装着
すべく、ピン孔7が接地面8から非接地面9側に至って
貫通して設けられ、該ピン孔7の周囲でかつ前記芯材4
の接地面8側には、繊維からなる補強層10が埋設されて
いる。また、ピン孔7の各面8,9側の開口部は外周縁が
それぞれ拡開されて係止凹部11,12が形成されている。
尚、接地部2におけるピン孔7の設けられたところ
は、周囲にやや突出されてボス部13となっており、接地
面8には突条14が形成されて滑止効果の向上が図られて
いる。
前記スパイクピン6は、大径でしかも前記係止凹部11
と同寸法の頭部15と、その反対側にある二叉状のかしめ
脚部16を備えると共に、頭部15の外周に外嵌されて超硬
環状チップ17が固着されている。
このスパイクピン6は、ピン孔7の接地面8側から挿
入されて、非接地面9側の係止凹部12内に収容された、
本実施例では2枚の金属ワッシャ18,18を介して、その
脚部16を互いに外方に屈曲させることにより、滑止具本
体1に対していわゆるかしめ止めされている。
そして、本実施例では、前記2枚の金属ワッシャ18の
うち、接地面8側にあるワッシャ18は、係止凹部12内に
露出した芯材4の非接地面9側にあらかじめ接着材で固
着(接着処理)されており、その非接地面9側からもう
1枚のワッシャ18を重ねるようにしている。尚、この場
合、更にワッシャ18,18同志を接着処理することにして
もよい。
上記構成に係る本実施例によれば、芯材4に対して金
属ワッシャ18があらかじめ接着処理されており、少なく
ともピン孔7の非接地面9側の内径は金属ワッシャ18の
内径で確実に保持されることとなるので、車輌の加減速
時等に際して頭部15にタイヤ周方向の過大な力が作用し
ても、従来(第6図参照)のようにスパイクピン6が不
意に接地面8側から抜け落ちることがほとんどなくな
る。また、本実施例の場合、金属ワッシャ18を芯材4に
直接接着しているので、前記したタイヤ周方向の力が同
期的に繰り返し作用しても、その力によるスパイクピン
6のピン孔7に対する変位も極力少なくなり、ピン孔7
のすり減りの防止を図ることができる。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は
これに限られるものではない。
先ず、金属ワッシャは、要は滑止具本体1の接地面8
側に接着処理されていればよく、強度的に1枚で済む場
合がある。
更に、芯材4が係止凹部12内に露出していない場合
(例えば、第5図の場合)には、金属ワッシャ18を被覆
材5に対して直接接着してもよい。
また、金属ワッシャ18を2枚用いる場合には、第3図
に示す如く、接着処理されるワッシャ18の1つを芯材4
間に埋入することにしてもよい。この場合には、ピン孔
7の内径を保持する作用がピン孔7の軸方向2カ所で得
られることとなる。尚、この場合においても、芯材4と
は関係なく、金属ワッシャ18を被覆材5内に埋入して接
着することとしてもよい。
更に、金属ワッシャ18は、例えば第4図に示すように
内径孔20の周囲にいくつかの小孔21を設けたものを採用
してもよい。この場合、その小孔21に対応する突起を滑
止具本体1側にあらかじめ形成しておけば、接着面積の
向上を図ることができる。尚、このことは、ワッシャ18
を被覆材5に対して接着する場合、若しくは埋入して接
着する場合に効果大である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、金属ワッシャ
18が滑止具本体1に対してあらかじめ接着処理されてい
るので、ピン孔7の内径が金属ワッシャ18の内径によっ
て強固に保持され、スパイクピン6の頭部15にタイヤ周
方向の過大な力が作用しても、スパイクピン6がワッシ
ャ18と共に不意に接地面8側に抜け落ちることが防止で
き、タイヤ滑止具の安全性、耐久性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
滑止具本体の要部断面図(第2図におけるI−I線断面
図)、第2図は同展開平面図、第3図及び第4図は他の
変形例を示し、第3図は滑止具本体の要部断面図、第4
図は金属ワッシャの平面図、第5図及び第6図は従来例
を示し、いずれも滑止具本体の要部断面図である。 1……滑止具本体、2……接地部、6……スパイクピ
ン、7……ピン孔、8……接地面、9……非接地面、16
……かしめ脚部、18……金属ワッシャ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネット状に形成された非金属材料から成る
    滑止具本体(1)の接地部(2)に、該接地部(2)の
    接地面(8)から非接地面(9)に至るまで貫通するピ
    ン孔(7)が設けられ、該ピン孔(7)の接地面(8)
    側からかしめ脚部(16)を有するスパイクピン(6)が
    挿入され、前記ピン孔(7)の非接地面(9)側におい
    て前記脚部(16)が金属ワッシャ(18)を介してかしめ
    止めされているタイヤ滑止具において、 前記金属ワッシャ(18)は、滑止具本体(1)に対して
    あらかじめ接着処理されていることを特徴とするタイヤ
    滑止具。
JP6211890U 1990-06-12 1990-06-12 タイヤ滑止具 Expired - Lifetime JP2515873Y2 (ja)

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JPH0420805U JPH0420805U (ja) 1992-02-21
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