JP2515716Y2 - 鋼製弁 - Google Patents

鋼製弁

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JP2515716Y2
JP2515716Y2 JP1989109547U JP10954789U JP2515716Y2 JP 2515716 Y2 JP2515716 Y2 JP 2515716Y2 JP 1989109547 U JP1989109547 U JP 1989109547U JP 10954789 U JP10954789 U JP 10954789U JP 2515716 Y2 JP2515716 Y2 JP 2515716Y2
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照雄 木津
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株式会社 協成
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鋼製弁、特に弁箱をパイプラインに直接
溶接して接続する鋼製弁に関する。
〔従来の技術〕
弁箱を直接パイプラインに溶接により接続する形式の
溶接形鋼製弁は、弁箱を、弁体収納部となる大径部とそ
の両端に連ねた配管との接続部となる小径部とによって
形成し、上記大径部内に収納した弁体を該大径部に設け
た支持軸で支持し、この支持軸で弁体を回動させること
により、大径部内の両端に設けたシートリング座間の開
閉を行なう構造になっている。
従来、上記のような鋼製弁は、弁箱を鋳鋼品によって
構成するのが一般的であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、鋳鋼製の弁箱は、鋳造時に鋳巣や割れ等の
欠陥が出やすく、品質の安定性に欠けるという問題があ
る。
また、弁箱に対して接続するパイプラインのパイプは
鋼製であるため、弁箱と異質材料の接合となり、溶接性
に劣り欠陥も出やすいと共に、電位差による電蝕が発生
するという問題がある。
そこで、この考案の課題は、上記のような問題点を解
決するため、弁箱が品質的に安定し、パイプラインとの
溶接性に優れ、電蝕の発生も防ぐことができる鋼製弁を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案は、弁体
収納部となる大径部と、配管との接続部となる小径部が
連なるレジューサ形状の第1の弁箱単体と第2の弁箱単
体をそれぞれ鋼管を用いて形成し、前記第1の弁箱単体
はその大径部を第2の弁箱単体の大径部よりも長く形成
し、この第1の弁箱単体の大径部で軸心を挾む両側の位
置にステム軸を溶接し、前記第1の弁箱単体と第2の弁
箱単体の大径部内に各々シートリング座を溶接し、上記
両弁箱単体を大径部の端部で互に溶接して弁箱を形成
し、前記両ステム軸で支持軸を各々回動自在に支持し、
弁箱内で両支持軸間に回動によって両シートリング座間
の開閉を行なう弁体を設けた構成としたものである。
〔作用〕
一対の鋼管を用い、これをレジューサ形式に成形して
第1と第2の弁箱単体を形成し、両弁箱単体の大径側端
部を互に溶接して弁箱を形成したので、品質の安定した
鋼管の使用により、鋳巣や割れ等の発生がないと共に、
パイプラインと同材質となり、溶接性に優れると同時に
電蝕の発生を防止できる。また、第1の弁箱単体の大径
部を長くすることにより、弁箱を一対の弁箱単体の二部
品で形成することができ、弁箱組立時の溶接箇所の削減
が図れる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図示のように、パイプラインに直接溶接して接続する
鋼製弁の弁箱1は、大径部である弁体収納部2の両端に
この弁体収納部2よりも小径の小径部である配管接続部
3、4を連ねた形状になっており、この弁箱1は一対の
鋼管を用い、弁体収納部2で二分割した形状に対応する
レジューサ形状の第1の弁箱単体Aと第2の弁箱単体B
を用いて形成されている。
第1及び第2の弁箱単体A、Bは、例えば、弁体収納
部2に対応する直径の鋼管を用い、熱間及び冷間加工に
より、弁体収納部2となる大径部2a、2bをそのままと
し、小径部となる配管接続部3、4を縮径成形すること
によって形成され、上記第1の弁箱単体Aは大径部2aが
長く、第2の弁箱単体Bの大径部2bは短くなっている。
大径部2aを長く形成した第1の弁箱単体Aにおいて、
大径部2aの上下位置に穿孔を同軸心状に設け、この穿孔
部分にステム軸5、6が溶接により固定されている。
また、第1及び第2の弁箱単体A、Bの内部におい
て、大径部2a、2bから配管接続部3、4に移行する部分
に各々シートリング座7、8が溶接によって固定されて
いる。
第1及び第2の弁箱単体A、Bで弁箱1を組立てるに
は、両側に円形の弁体シート9、10を取付けた円筒状の
弁体11を第1の弁箱単体Aの大径部2a内に組込み、ステ
ム軸5、6に挿入した支持軸12、13で弁体11を回動自在
に支持した状態で、第1及び第2の弁箱単体A、Bの大
径部2aと2bの端部を互に突き合せ、この突き合せ部分の
周囲を第2図と第3図のように溶接14により接続固定化
する。
これによって弁箱1が組立てられると共に、内部に弁
体11が収納された鋼製弁が完成し、第2図のように、鋼
製弁はシートリング座7、8に対して弁体シート9、10
が当接する状態で閉弁となり、また、弁体11を90°回動
させると弁体シート9、10がシートリング座7、8から
離れ、弁体11が両側の配管接続部3、4を連通させた開
弁状態になる。
なお、パイプラインを接続する配管接続部3、4は図
示の場合、突き合せによる溶接構造を示したが、例えば
フランジによる接続構造を採用してもよい。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、パイプラインに直
接溶接して接続する鋼製弁の弁箱を、一対の鋼管をレジ
ューサ形状に加工した第1の弁箱単体と第2の弁箱単体
を用いて形成したので、品質的に安定した鋼管を用いて
弁箱を構成することができ、従来の鋳造品の如き鋳巣や
割れの発生がなく、品質の安定した弁箱を形成できる。
また、弁箱がパイプラインの鋼管と同材質となり、溶
接による接続が支障なく行なえると共に、パイプライン
と弁箱の電位差による電蝕の発生も防ぐことができる。
更に、弁箱を形成する第1の弁箱単体の大径部を第2
の弁箱単体の大径部よりも長くしたので、長い大径部で
弁体収納部の大半を構成でき、弁箱を一対となる第1の
弁箱単体と第2の弁箱単体の二部品で形成することがで
き、弁箱組立時の溶接が一箇所ですみ、溶接工程の削減
が図れると共に、長い大径部にステム軸を直接固定化す
ることにより、弁箱におけるステム軸の取付け精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る鋼製弁の弁箱を示す分解斜視
図、第2図は鋼製弁の縦断面図、第3図は同上の要部の
拡大断面図である。 1……弁箱、2……弁体収納部、2a、2b……大径部、
3、4……配管接続部、5、6……ステム軸、7、8…
…シートリング座、9、10……弁体シート、11……弁
体、A……第1の弁箱単体、B……第2の弁箱単体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体収納部となる大径部と、配管との接続
    部となる小径部が連なるレジューサ形状の第1の弁箱単
    体と第2の弁箱単体をそれぞれ鋼管を用いて形成し、前
    記第1の弁箱単体はその大径部を第2の弁箱単体の大径
    部よりも長く形成し、この第1の弁箱単体の大径部で軸
    心を挾む両側の位置にステム軸を溶接し、前記第1の弁
    箱単体と第2の弁箱単体の大径部内に各々シートリング
    座を溶接し、上記両弁箱単体を大径部の端部で互に溶接
    して弁箱を形成し、前記両ステム軸で支持軸を各々回動
    自在に支持し、弁箱内で両支持軸間に回動によって両シ
    ートリング座間の開閉を行なう弁体を設けた鋼製弁。
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