JP2515498Y2 - 複合パネルとその施工構造 - Google Patents
複合パネルとその施工構造Info
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- JP2515498Y2 JP2515498Y2 JP1989149156U JP14915689U JP2515498Y2 JP 2515498 Y2 JP2515498 Y2 JP 2515498Y2 JP 1989149156 U JP1989149156 U JP 1989149156U JP 14915689 U JP14915689 U JP 14915689U JP 2515498 Y2 JP2515498 Y2 JP 2515498Y2
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- Japan
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- composite panel
- board
- back surface
- decorative material
- elastic body
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Description
本考案は複合パネルとその施工構造に関する。
従来、壁に化粧仕上げを行う場合、構造部材に下地材
を施工し、その上に各種化粧材を接着するなどしていた
が、特にコーナー部の施工仕上げにおいては手間取り、
作業が繁雑で作業能率の面で改善すべき点が多いもので
あった。
を施工し、その上に各種化粧材を接着するなどしていた
が、特にコーナー部の施工仕上げにおいては手間取り、
作業が繁雑で作業能率の面で改善すべき点が多いもので
あった。
本考案は、上記の問題に鑑み検討されるもので、取扱
性と施工作業性にすぐれ、施工工程の簡略化と短縮化を
可能にする複合パネルとその施工構造に関する。
性と施工作業性にすぐれ、施工工程の簡略化と短縮化を
可能にする複合パネルとその施工構造に関する。
本考案は、表面に可撓性の化粧材が接着されたボード
の適所において化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該
切欠部におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたが
って弾性体が接合されて折曲部が仕上げられている複合
パネルである。 また、上記の複合パネルが、折曲部において曲面状に
折り曲げられた状態で壁下地に接合されている複合パネ
ルの施工構造である。
の適所において化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該
切欠部におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたが
って弾性体が接合されて折曲部が仕上げられている複合
パネルである。 また、上記の複合パネルが、折曲部において曲面状に
折り曲げられた状態で壁下地に接合されている複合パネ
ルの施工構造である。
以下に、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。 第１図は本考案の複合パネルの要部断面図を示し、第
２図は本考案の複合パネルの施工構造の要部断面図であ
る。 複合パネル６は、板状のボード１の表面に可撓性の化
粧材２が接着されていて、ボード１の適所において、化
粧材２の裏面に至る切欠部４が設けられていて、切欠部
４のボード１の切欠面1a及び化粧材２の裏面にまたがっ
て弾性体５が接合されて折曲部７が仕上げられている。 また、上記の複合パネル６は、第２図の如く、壁下地
８に施工する際には、折曲部７を曲面状に折り曲げた状
態で、壁下地８に接着剤や釘等を用いて、また必要に応
じて弾性体５の塗布裏面にパテ９を充填し、壁下地８に
接合されて仕上げられている施工構造である。 ここで、ボード１とは、複合パネル６の基材となるも
ので、具体例を挙げれば、硅酸カルシウム，石膏，パー
ライト，セメント系などの無機質系ボード，合板，パー
チクルボード，ファイバーボードなどの木質系ボード，
スチロール樹脂板，塩化ビニル樹脂板，強化プラスチッ
ク板，発泡スチロール樹脂板，発泡ウレタン樹脂板など
の合成樹脂系ボード，あるいはこれらの複合積層ボード
等が使用できる。なお、ボードの厚みは複合パネル６の
用途，施工条件等により適宜１〜20mmの厚さのものが選
定される。 ボード１の表面に接着される可撓性の化粧材２とは、
フレキシブルで可撓性のある厚みが0.3〜0.9mmの折り曲
げ可能な材質であれば制約はない。具体例を挙げれば、
塩化ビニル樹脂，ポリエステル樹脂，ジアリルフタレー
ト樹脂，アクリル樹脂などの合成樹脂系化粧材及びこれ
らの樹脂を印刷紙や繊維に含浸積層した化粧積層板のほ
か、壁紙，クロス等の壁装用化粧材，薄層で折り曲げ可
能な銅，アルミニウム，ステンレス等の金属系化粧材，
突板もしくは樹脂シートや布等が裏打ちされた突板シー
トなどの木質系化粧材及び、これらの複合積層化粧材な
どがある。 ボード１の適所に設けられる切欠部４の形状として
は、Ｖ字型,U字型,L字型，円型等いずれであっても構わ
ない。 切欠部４におけるボード１の切欠面1a及び化粧材２の
裏面にまたがった折曲部７に形成される弾性体５は、天
然ゴムや合成ゴムなどのエラストマー、熱可塑性樹脂な
どからなる既存の弾性シートが接着されたり、シリコン
樹脂やウレタン樹脂などの弾性シーリング材が塗布され
て仕上げられてもよい。
る。 第１図は本考案の複合パネルの要部断面図を示し、第
２図は本考案の複合パネルの施工構造の要部断面図であ
る。 複合パネル６は、板状のボード１の表面に可撓性の化
粧材２が接着されていて、ボード１の適所において、化
粧材２の裏面に至る切欠部４が設けられていて、切欠部
４のボード１の切欠面1a及び化粧材２の裏面にまたがっ
て弾性体５が接合されて折曲部７が仕上げられている。 また、上記の複合パネル６は、第２図の如く、壁下地
８に施工する際には、折曲部７を曲面状に折り曲げた状
態で、壁下地８に接着剤や釘等を用いて、また必要に応
じて弾性体５の塗布裏面にパテ９を充填し、壁下地８に
接合されて仕上げられている施工構造である。 ここで、ボード１とは、複合パネル６の基材となるも
ので、具体例を挙げれば、硅酸カルシウム，石膏，パー
ライト，セメント系などの無機質系ボード，合板，パー
チクルボード，ファイバーボードなどの木質系ボード，
スチロール樹脂板，塩化ビニル樹脂板，強化プラスチッ
ク板，発泡スチロール樹脂板，発泡ウレタン樹脂板など
の合成樹脂系ボード，あるいはこれらの複合積層ボード
等が使用できる。なお、ボードの厚みは複合パネル６の
用途，施工条件等により適宜１〜20mmの厚さのものが選
定される。 ボード１の表面に接着される可撓性の化粧材２とは、
フレキシブルで可撓性のある厚みが0.3〜0.9mmの折り曲
げ可能な材質であれば制約はない。具体例を挙げれば、
塩化ビニル樹脂，ポリエステル樹脂，ジアリルフタレー
ト樹脂，アクリル樹脂などの合成樹脂系化粧材及びこれ
らの樹脂を印刷紙や繊維に含浸積層した化粧積層板のほ
か、壁紙，クロス等の壁装用化粧材，薄層で折り曲げ可
能な銅，アルミニウム，ステンレス等の金属系化粧材，
突板もしくは樹脂シートや布等が裏打ちされた突板シー
トなどの木質系化粧材及び、これらの複合積層化粧材な
どがある。 ボード１の適所に設けられる切欠部４の形状として
は、Ｖ字型,U字型,L字型，円型等いずれであっても構わ
ない。 切欠部４におけるボード１の切欠面1a及び化粧材２の
裏面にまたがった折曲部７に形成される弾性体５は、天
然ゴムや合成ゴムなどのエラストマー、熱可塑性樹脂な
どからなる既存の弾性シートが接着されたり、シリコン
樹脂やウレタン樹脂などの弾性シーリング材が塗布され
て仕上げられてもよい。
本考案の複合パネルは、板状のボードにフレキシブル
で可撓性のある化粧材が接着された化粧ボードの適所に
おいて、化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該切欠部
におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたがって弾
性体が接合されて折曲部が仕上げられているので、折曲
部において折曲自在に取扱うことができ、折り曲げられ
た際に、折目のない滑らかな曲面を形成する。したがっ
て、取扱時，施工時，施工後に折曲加工部から破断する
ことがない。 また、壁下地などに施工される際、施工条件，例え
ば、コーナー部の角度や形状にも任意に対応して施工可
能となる。しかも、ボードと化粧材とが接着一体化され
ていることから、施工下地の省略、化粧材の接着作業の
省略が可能となり、施工の簡略化、施工時間の短縮化を
可能にする。 更に、コーナー部は曲面状に仕上げられ、裏面側に弾
性体が接合されていることから衝撃吸収性にすぐれ、物
品が当ってもコーナー部が破断することがない。また、
弾性体塗布裏面にパテが充填されていると、更に衝撃吸
収性がすぐれた構造となる。
で可撓性のある化粧材が接着された化粧ボードの適所に
おいて、化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該切欠部
におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたがって弾
性体が接合されて折曲部が仕上げられているので、折曲
部において折曲自在に取扱うことができ、折り曲げられ
た際に、折目のない滑らかな曲面を形成する。したがっ
て、取扱時，施工時，施工後に折曲加工部から破断する
ことがない。 また、壁下地などに施工される際、施工条件，例え
ば、コーナー部の角度や形状にも任意に対応して施工可
能となる。しかも、ボードと化粧材とが接着一体化され
ていることから、施工下地の省略、化粧材の接着作業の
省略が可能となり、施工の簡略化、施工時間の短縮化を
可能にする。 更に、コーナー部は曲面状に仕上げられ、裏面側に弾
性体が接合されていることから衝撃吸収性にすぐれ、物
品が当ってもコーナー部が破断することがない。また、
弾性体塗布裏面にパテが充填されていると、更に衝撃吸
収性がすぐれた構造となる。
第１図は本考案の複合パネルの要部断面図、第２図は本
考案の複合パネルの施工構造の要部断面図を示す。 １……ボード、1a……切欠面、２……化粧材、４……切
欠部、５……弾性体、６……複合パネル、７……折曲
部、８……壁下地、９……パテ
考案の複合パネルの施工構造の要部断面図を示す。 １……ボード、1a……切欠面、２……化粧材、４……切
欠部、５……弾性体、６……複合パネル、７……折曲
部、８……壁下地、９……パテ
Claims (3)
- 【請求項１】表面に可撓性の化粧材が接着されたボード
の適所において化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該
切欠部におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたが
って弾性体が接合されて折曲部が仕上げられていること
を特徴とする複合パネル。 - 【請求項２】表面に可撓性の化粧材が接着されたボード
の適所において化粧材裏面に至る切欠部が設けられ、該
切欠部におけるボードの切欠面及び化粧材裏面にまたが
って弾性体が接合されて折曲部が仕上げられてなる複合
パネルが、該折曲部において曲面状に折り曲げられた状
態で壁下地に接合されていることを特徴とする複合パネ
ルの施工構造。 - 【請求項３】該弾性体の裏面にパテが充填されている請
求項２項記載の複合パネルの施工構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989149156U JP2515498Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 複合パネルとその施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989149156U JP2515498Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 複合パネルとその施工構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0386939U JPH0386939U (ja) | 1991-09-03 |
| JP2515498Y2 true JP2515498Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31695572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989149156U Expired - Lifetime JP2515498Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 複合パネルとその施工構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515498Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151743A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | チヨダウーテ株式会社 | コーナーボード及びコーナーボードの製造方法 |
| JP2017106315A (ja) * | 2017-02-22 | 2017-06-15 | チヨダウーテ株式会社 | コーナーボード及びコーナーボードの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6505476B2 (ja) * | 2015-03-13 | 2019-04-24 | 大建工業株式会社 | 造作部材とその施工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5265017U (ja) * | 1975-11-10 | 1977-05-13 | ||
| JPS5619611Y2 (ja) * | 1976-10-20 | 1981-05-11 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1989149156U patent/JP2515498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151743A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | チヨダウーテ株式会社 | コーナーボード及びコーナーボードの製造方法 |
| JP2017106315A (ja) * | 2017-02-22 | 2017-06-15 | チヨダウーテ株式会社 | コーナーボード及びコーナーボードの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0386939U (ja) | 1991-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |