JP2515132B2 - 縦型穀類選別機 - Google Patents
縦型穀類選別機Info
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- JP2515132B2 JP2515132B2 JP63058942A JP5894288A JP2515132B2 JP 2515132 B2 JP2515132 B2 JP 2515132B2 JP 63058942 A JP63058942 A JP 63058942A JP 5894288 A JP5894288 A JP 5894288A JP 2515132 B2 JP2515132 B2 JP 2515132B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、外殻体内に、揚穀螺旋体と選別網体とを備
えて穀類を選別する縦型穀類選別機に関する。
えて穀類を選別する縦型穀類選別機に関する。
「従来の技術」 未選別穀類を供給する供給用ホッパーと、小穀粒、屑
粒等の排出口、精選された精穀を一時貯留する貯留タン
クとを殻体外に備え、該殻体内に未選別穀類を下方から
上方に搬送する揚穀用螺旋体を立設し、該揚用螺旋体の
外周に多数の選別孔が設けられた円筒状の選別用網体の
下部に前記小穀粒、屑粒流等を殻体外に排出させる掻き
出し用羽根を装着し、これら揚穀螺旋体、選別用網体を
同心軸上に立設すると共に、これら揚穀用螺旋体と選別
用網体を相対的に回転させる駆動部を設け、前記供給用
ホッパーから前記揚穀用螺旋体の基部に供給された穀粒
を揚穀しながら前記選別用網体によって小穀粒、屑粒を
排除し精穀を前記一時貯留タンクに放出する縦型穀粒選
別機は、特開昭58−27675号公報等において既に開示さ
れている。
粒等の排出口、精選された精穀を一時貯留する貯留タン
クとを殻体外に備え、該殻体内に未選別穀類を下方から
上方に搬送する揚穀用螺旋体を立設し、該揚用螺旋体の
外周に多数の選別孔が設けられた円筒状の選別用網体の
下部に前記小穀粒、屑粒流等を殻体外に排出させる掻き
出し用羽根を装着し、これら揚穀螺旋体、選別用網体を
同心軸上に立設すると共に、これら揚穀用螺旋体と選別
用網体を相対的に回転させる駆動部を設け、前記供給用
ホッパーから前記揚穀用螺旋体の基部に供給された穀粒
を揚穀しながら前記選別用網体によって小穀粒、屑粒を
排除し精穀を前記一時貯留タンクに放出する縦型穀粒選
別機は、特開昭58−27675号公報等において既に開示さ
れている。
しかしながら、このような従来の縦型穀類選別機で
は、供給域、選別域、及び放出域全域にわたって上記揚
穀用螺旋体は回転数が同じであり、前記揚穀用螺旋体の
揚穀能力、選別能力においては所望する揚穀、選別後の
精穀を得難く、また、作業効率も低かった。
は、供給域、選別域、及び放出域全域にわたって上記揚
穀用螺旋体は回転数が同じであり、前記揚穀用螺旋体の
揚穀能力、選別能力においては所望する揚穀、選別後の
精穀を得難く、また、作業効率も低かった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、供給域、選別域における前記揚穀用螺旋体を
各々分割して独立させ、なお且つ該揚穀用螺旋体の回転
数を異にし、所望する揚穀能力、選別率等を得られるよ
うな縦型穀粒選別機を提供することを目的としている。
たもので、供給域、選別域における前記揚穀用螺旋体を
各々分割して独立させ、なお且つ該揚穀用螺旋体の回転
数を異にし、所望する揚穀能力、選別率等を得られるよ
うな縦型穀粒選別機を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、前記揚穀用螺旋体を供給域と選別域とに分割し、
この分割された揚穀用螺旋体を別々の回転数にて回転す
るようにしたものであり、また分割された該揚穀用螺旋
体の回転数は、供給域における螺旋体の回転数を前記選
別域の回転数より低速としたものである。更に選別網体
の回転数は該揚穀用螺旋体の回転数より高速とし、分割
された揚穀用螺旋体の供給域における螺旋羽根は、主螺
旋翼と補助螺旋翼とからなり、該主螺旋羽根の始端とは
異なる角度位置を始端とする補助螺旋羽根を設け、一方
の分割された該揚穀用螺旋体の選別域における螺旋羽根
は、主螺旋羽根のみからなる。また、供給域と選別域に
おける前記揚穀用螺旋体の筒径は、選別域における該揚
穀用螺旋体の筒径を、供給域における該揚穀用螺旋体の
筒径より大とし、供給域と選別域の該揚穀用螺旋体筒の
係合面をテーパー状に形成している。また、上記駆動部
におけるモータ出力軸は、前記減速ギャボックス内にま
で延びており、そのモーター出力軸の先端部にはピニオ
ンギャが形成され、該ピニオンギャに対して噛み合う三
つの系統の減速ギャ系を設け、該三つの減速ギャ系には
それぞれの動力伝達される三つの出力軸が連結されてい
る三出力軸ギャモータが設けられ、該三本の出力軸が、
同一線上に設けられていることを構成とするものであ
る。
ろは、前記揚穀用螺旋体を供給域と選別域とに分割し、
この分割された揚穀用螺旋体を別々の回転数にて回転す
るようにしたものであり、また分割された該揚穀用螺旋
体の回転数は、供給域における螺旋体の回転数を前記選
別域の回転数より低速としたものである。更に選別網体
の回転数は該揚穀用螺旋体の回転数より高速とし、分割
された揚穀用螺旋体の供給域における螺旋羽根は、主螺
旋翼と補助螺旋翼とからなり、該主螺旋羽根の始端とは
異なる角度位置を始端とする補助螺旋羽根を設け、一方
の分割された該揚穀用螺旋体の選別域における螺旋羽根
は、主螺旋羽根のみからなる。また、供給域と選別域に
おける前記揚穀用螺旋体の筒径は、選別域における該揚
穀用螺旋体の筒径を、供給域における該揚穀用螺旋体の
筒径より大とし、供給域と選別域の該揚穀用螺旋体筒の
係合面をテーパー状に形成している。また、上記駆動部
におけるモータ出力軸は、前記減速ギャボックス内にま
で延びており、そのモーター出力軸の先端部にはピニオ
ンギャが形成され、該ピニオンギャに対して噛み合う三
つの系統の減速ギャ系を設け、該三つの減速ギャ系には
それぞれの動力伝達される三つの出力軸が連結されてい
る三出力軸ギャモータが設けられ、該三本の出力軸が、
同一線上に設けられていることを構成とするものであ
る。
「作用」 供給用ホッパーに未選別穀粒を供給し、縦型穀類選別
機を始動する。
機を始動する。
供給域下部に配設された減速ギャボックスの三出力軸
は同一線上に設けられており、該三出力軸の第一出力軸
は供給用揚穀用螺旋体に係合されており、未選別穀粒は
該供給用揚穀用螺旋体の基部に挿入され、供給用揚穀用
螺旋体によって掻き揚げられ、上昇する。そして、未選
別穀粒は該供給用揚穀用螺旋体から該三出力軸の第二出
力軸に係合された選別域用螺旋体に移動し、該螺旋体の
回転遠心力によって外方に向って飛ばされる。そして、
第三出力軸に係合された選別網体の内壁に側圧が生じ、
選別網体の選別孔より小さい小穀粒、屑粒は選別の外部
に排出される。
は同一線上に設けられており、該三出力軸の第一出力軸
は供給用揚穀用螺旋体に係合されており、未選別穀粒は
該供給用揚穀用螺旋体の基部に挿入され、供給用揚穀用
螺旋体によって掻き揚げられ、上昇する。そして、未選
別穀粒は該供給用揚穀用螺旋体から該三出力軸の第二出
力軸に係合された選別域用螺旋体に移動し、該螺旋体の
回転遠心力によって外方に向って飛ばされる。そして、
第三出力軸に係合された選別網体の内壁に側圧が生じ、
選別網体の選別孔より小さい小穀粒、屑粒は選別の外部
に排出される。
選別網体の選別孔を通らない良穀は上方に送られ、つ
いに精穀となって選別網体の頭部近傍に設けられている
放出口から放出され、一時貯留タンクに送出される。
いに精穀となって選別網体の頭部近傍に設けられている
放出口から放出され、一時貯留タンクに送出される。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第１図〜第７図は本発明の一実施例を示している。
まず、従来の縦型穀類選別機を第８図に示す全体構造
図で説明する。
図で説明する。
縦型穀類選別機10はキャスター12を備え移動自在な基
台11上に立設された殻体13の外側面に未選別穀粒を供給
する供給用ホッパー14が設けられ、対応する他の外側面
に最終の精穀を貯留する一時貯留タンク15が設けられて
いる。
台11上に立設された殻体13の外側面に未選別穀粒を供給
する供給用ホッパー14が設けられ、対応する他の外側面
に最終の精穀を貯留する一時貯留タンク15が設けられて
いる。
殻体13内には、選別穀類を下方から上方に搬送する揚
穀用螺旋体31を立設し、該揚穀螺旋体31の外側に多数の
選別孔が穿設された円筒状の選別網体32、該選別網体32
の下部に前記小穀粒、屑粒等を殻体外に排出させる掻き
出し用羽根33,33を装着し、これら揚殻用螺旋体31と選
別用網体32を同心軸上に立設し、これら揚穀用螺旋体31
と選別用網体32を相対的に回転させる駆動部34が設けら
れている。
穀用螺旋体31を立設し、該揚穀螺旋体31の外側に多数の
選別孔が穿設された円筒状の選別網体32、該選別網体32
の下部に前記小穀粒、屑粒等を殻体外に排出させる掻き
出し用羽根33,33を装着し、これら揚殻用螺旋体31と選
別用網体32を同心軸上に立設し、これら揚穀用螺旋体31
と選別用網体32を相対的に回転させる駆動部34が設けら
れている。
前記揚穀用螺旋体31の基部には供給穀粒を受ける受粒
筒35が設けられており、該受粒筒35の上方は、落下して
くる小穀粒、屑粒を受ける下部仕切板41で仕切られてい
る。また、前記したように該下部仕切板41に集積する小
穀粒、屑粒を掻き出す複数個の下部掻き出し羽根33,33
が選別用網体32の下部に取付けられている。そして、該
下部仕切板41から排出される小穀粒、屑粒根排出口16が
殻体13の側面に設けられている。
筒35が設けられており、該受粒筒35の上方は、落下して
くる小穀粒、屑粒を受ける下部仕切板41で仕切られてい
る。また、前記したように該下部仕切板41に集積する小
穀粒、屑粒を掻き出す複数個の下部掻き出し羽根33,33
が選別用網体32の下部に取付けられている。そして、該
下部仕切板41から排出される小穀粒、屑粒根排出口16が
殻体13の側面に設けられている。
選別用網体32は減速装置34の出力軸に結合され、前記
揚穀用螺旋体31内に延在して殻体13の天板18に軸支され
る選別用網体駆動軸17によって回転駆動され、前記揚穀
用螺旋体31は前記網体駆動軸17と同心で、しかもこれと
回転自在に嵌合する別の駆動軸によって駆動される。選
別用網体32の上端近傍には選別用網体32を取り巻き、精
穀を受ける上部仕切板43が設けられており、前記選別用
網体32にはこれら精穀を掻き出す上部掻き出し用羽根4
4,44が配設されている。前記上部掻き出し羽根44,44に
よって掻き出される精穀は、殻体13側面に設けられてい
る一時貯留タンク15に放出される。
揚穀用螺旋体31内に延在して殻体13の天板18に軸支され
る選別用網体駆動軸17によって回転駆動され、前記揚穀
用螺旋体31は前記網体駆動軸17と同心で、しかもこれと
回転自在に嵌合する別の駆動軸によって駆動される。選
別用網体32の上端近傍には選別用網体32を取り巻き、精
穀を受ける上部仕切板43が設けられており、前記選別用
網体32にはこれら精穀を掻き出す上部掻き出し用羽根4
4,44が配設されている。前記上部掻き出し羽根44,44に
よって掻き出される精穀は、殻体13側面に設けられてい
る一時貯留タンク15に放出される。
選別作業終了後、殻体内の残留米は殻体外に設けられ
た残留米排出シャッター40を開き、殻体外部に排出され
る。
た残留米排出シャッター40を開き、殻体外部に排出され
る。
前記の如く構成された縦型穀類選別機において使用さ
れる揚殻用螺旋体31を次のように構成する。
れる揚殻用螺旋体31を次のように構成する。
第３図に示したように供給域用揚穀用螺旋体31a（以
下供給域螺旋体31aという）と選別域用揚穀用螺旋体31b
（以下選別域螺旋体31bという）に分割し、揚穀用螺旋
体31a,31bは前記駆動部34によって回転する。
下供給域螺旋体31aという）と選別域用揚穀用螺旋体31b
（以下選別域螺旋体31bという）に分割し、揚穀用螺旋
体31a,31bは前記駆動部34によって回転する。
該駆動部34におけるモータ出力軸70は、前記減速ギャ
ボックス80内にまで延びており、そのモーター出力軸の
先端部にはピニオンギャ71が形成され、該ピニオンギャ
71に対して噛み合う三つの系統の減速ギャ系を設け、該
三つの減速ギャ系にはそれぞれの動力伝達される三つの
出力軸50、51、52が連結されている。三出力軸ギャモー
タ90は同一線上に三出力軸50、51、52を有し、第一出力
軸50で該供給域螺旋体31aが回転し、第二出力51で該選
別域螺旋体31bが回転する。この時の各々の回転数は、
第一出力軸において、300〜380rpm、第二出力軸におい
て450〜600rpmである。
ボックス80内にまで延びており、そのモーター出力軸の
先端部にはピニオンギャ71が形成され、該ピニオンギャ
71に対して噛み合う三つの系統の減速ギャ系を設け、該
三つの減速ギャ系にはそれぞれの動力伝達される三つの
出力軸50、51、52が連結されている。三出力軸ギャモー
タ90は同一線上に三出力軸50、51、52を有し、第一出力
軸50で該供給域螺旋体31aが回転し、第二出力51で該選
別域螺旋体31bが回転する。この時の各々の回転数は、
第一出力軸において、300〜380rpm、第二出力軸におい
て450〜600rpmである。
また供給域螺旋体31aの螺旋羽根は、第６図に示した
ように主螺旋翼と補助螺旋翼とからなり、該主螺旋羽根
の始端とは異なる角度位置を始端とする補助螺旋羽根を
設け、選別域における選別域螺旋体31bの螺旋羽根は、
主螺旋羽根のみからなる。供給域螺旋体31aの螺旋翼の
形状は水平とし、始端から210mmまではピッチ100mmの二
条螺旋構造とし、選別域螺旋体31bの螺旋翼形状は一条
螺旋構造とし、揚穀用螺旋体31a,31bは第４図に示した
ように、選別域における選別域螺旋体31bの筒径を供給
域における供給域螺旋体31aの筒径より大としてもよ
い。穀類を揚穀する際、供給用ホッパーに未選別穀粒を
供給するにあたって、供給域螺旋体31aを小とした場
合、供給域ホッパー14内の穀粒の飲み込みがよくなり供
給が極めて良くなるからである。また、該揚穀用螺旋体
31a,31bの係合面をテーパー形成してもよい。これは穀
粒が供給域から選別域へスムーズに移動できるからであ
る。
ように主螺旋翼と補助螺旋翼とからなり、該主螺旋羽根
の始端とは異なる角度位置を始端とする補助螺旋羽根を
設け、選別域における選別域螺旋体31bの螺旋羽根は、
主螺旋羽根のみからなる。供給域螺旋体31aの螺旋翼の
形状は水平とし、始端から210mmまではピッチ100mmの二
条螺旋構造とし、選別域螺旋体31bの螺旋翼形状は一条
螺旋構造とし、揚穀用螺旋体31a,31bは第４図に示した
ように、選別域における選別域螺旋体31bの筒径を供給
域における供給域螺旋体31aの筒径より大としてもよ
い。穀類を揚穀する際、供給用ホッパーに未選別穀粒を
供給するにあたって、供給域螺旋体31aを小とした場
合、供給域ホッパー14内の穀粒の飲み込みがよくなり供
給が極めて良くなるからである。また、該揚穀用螺旋体
31a,31bの係合面をテーパー形成してもよい。これは穀
粒が供給域から選別域へスムーズに移動できるからであ
る。
また、前記揚穀用螺旋体31a,31bの出力軸50,51におけ
る係合は第２図に示すように、該選別域螺旋体31bの筒
底面に設けたボス先端面61が該供給域螺旋体31aの筒上
面に設けたスライストベアリング62の面に接面し、揚穀
用螺旋体31a,31bがよりスムーズに回転できるようにな
る。
る係合は第２図に示すように、該選別域螺旋体31bの筒
底面に設けたボス先端面61が該供給域螺旋体31aの筒上
面に設けたスライストベアリング62の面に接面し、揚穀
用螺旋体31a,31bがよりスムーズに回転できるようにな
る。
供給域螺旋体31a基部には供給穀粒を受ける受粒筒35
が設けられており、該受粒筒35の上方は、落下している
小穀粒、屑粒を受ける下部仕切板41で仕切られている。
また前記したように該下部仕切板41に集積する小穀粒、
屑粒42を掻き出す複数個の下部掻き出し羽根33,33が選
別用網体32下部に取付けられている。そして、該下部仕
切板41から排出される小穀粒、屑粒を外部に導く屑粒排
出口16が殻体13の側面に設けられている。
が設けられており、該受粒筒35の上方は、落下している
小穀粒、屑粒を受ける下部仕切板41で仕切られている。
また前記したように該下部仕切板41に集積する小穀粒、
屑粒42を掻き出す複数個の下部掻き出し羽根33,33が選
別用網体32下部に取付けられている。そして、該下部仕
切板41から排出される小穀粒、屑粒を外部に導く屑粒排
出口16が殻体13の側面に設けられている。
選別用網体32は駆動部34の第三出力軸52に結合され、
揚穀用螺旋体31a,31b内に延在して殻体13の天板18に軸
支される選別用網体駆動軸17によって回転駆動され、揚
穀用螺旋体31a,31bは前記網体駆動軸17と同心で、しか
もこれと回転自在に嵌合する別の駆動軸によって駆動さ
れる。選別用網体32の上端部には選別用網体32を取り巻
き、精穀を受ける上部仕切板43が設けられており、前記
選別用網体32にはこれら精穀を掻き出す上部掻き出し羽
根44,44が配設されている。
揚穀用螺旋体31a,31b内に延在して殻体13の天板18に軸
支される選別用網体駆動軸17によって回転駆動され、揚
穀用螺旋体31a,31bは前記網体駆動軸17と同心で、しか
もこれと回転自在に嵌合する別の駆動軸によって駆動さ
れる。選別用網体32の上端部には選別用網体32を取り巻
き、精穀を受ける上部仕切板43が設けられており、前記
選別用網体32にはこれら精穀を掻き出す上部掻き出し羽
根44,44が配設されている。
前記上部掻き出し羽根44,44によって掻き出される精
穀は、殻体13側面に設けられている一時貯留タンク15に
放出される。
穀は、殻体13側面に設けられている一時貯留タンク15に
放出される。
「作用」 未選別穀粒を供給用ホッパーに供給し、供給域用揚穀
用螺旋体31aの受粒筒35内に穀粒が満たされた状態で縦
型穀類選別機を始動する。
用螺旋体31aの受粒筒35内に穀粒が満たされた状態で縦
型穀類選別機を始動する。
受粒筒35内の未選別穀粒は、供給域螺旋体31aによっ
て掻き揚げられ、選別域螺旋体21bに移動し、選別用網
体32によって選別作用を受け、小穀粒、屑粒等は選別網
体32の孔を通って殻体13内に落下し、小穀粒、屑粒を受
ける下部仕切板41に集積する。該下部仕切板41に集積し
た小穀粒、屑粒は選別用網体32下部に取付けられている
複数個の下部掻き出し羽根33,33によって殻体13外に掻
き出される。選別網体の選別孔を通らない良穀は一部下
方に落下を繰り返しながら上方に送られ、ついに精穀と
なって選別網体の頭部近傍に設けられている放出口から
放出され、前記上部掻き出し羽根44,44によって掻き出
される精穀は、殻体13側面に設けられている一時貯留タ
ンク15に放出される。
て掻き揚げられ、選別域螺旋体21bに移動し、選別用網
体32によって選別作用を受け、小穀粒、屑粒等は選別網
体32の孔を通って殻体13内に落下し、小穀粒、屑粒を受
ける下部仕切板41に集積する。該下部仕切板41に集積し
た小穀粒、屑粒は選別用網体32下部に取付けられている
複数個の下部掻き出し羽根33,33によって殻体13外に掻
き出される。選別網体の選別孔を通らない良穀は一部下
方に落下を繰り返しながら上方に送られ、ついに精穀と
なって選別網体の頭部近傍に設けられている放出口から
放出され、前記上部掻き出し羽根44,44によって掻き出
される精穀は、殻体13側面に設けられている一時貯留タ
ンク15に放出される。
殻体内の残留米は選別作業終了後、殻体外に設けられ
た残留米排出シャッターを開き、殻体外部に排出され
る。
た残留米排出シャッターを開き、殻体外部に排出され
る。
「発明の効果」 本発明に係る縦型穀類選別機によれば、高い揚穀能率
と所望の等級の精穀を得られるとともに、揚穀用螺旋体
が供給域と別々の回転数にしているために、被選別物に
最適条件の選別を行うことができる。また揚穀作用によ
る螺旋体の摩滅が生じた場合でも、別々に交換すること
ができるので経済的にも負担が軽く、また、揚穀用螺旋
体の長さが従来のものと比べ短く交換作業も苦にならな
い。
と所望の等級の精穀を得られるとともに、揚穀用螺旋体
が供給域と別々の回転数にしているために、被選別物に
最適条件の選別を行うことができる。また揚穀作用によ
る螺旋体の摩滅が生じた場合でも、別々に交換すること
ができるので経済的にも負担が軽く、また、揚穀用螺旋
体の長さが従来のものと比べ短く交換作業も苦にならな
い。
揚穀用螺旋体の回転数が異なるので、精穀の放出状態
も一時貯留タンク排出口まで放出するので有効に貯留タ
ンクを活用できる。
も一時貯留タンク排出口まで放出するので有効に貯留タ
ンクを活用できる。
第１図〜第７図は本発明の一実施例を示しており、第１
図は縦断側面図、第２図は主要部分を縦断した側面図の
部分拡大図、第３、４、５図は揚穀用螺旋体の正面図、
第６図は揚穀用螺旋体の螺旋翼の展開図、第７図は駆動
部の減速機構の説明図、第８図は従来の縦型穀類選別機
の縦断面図である。 10…縦型穀類選別機、14…供給用ホッパー 32…選別網体、50…第一出力軸 51…第二出力軸、52…第三出力軸 31a…供給域揚穀用螺旋体 32b…選別域揚穀用螺旋体
図は縦断側面図、第２図は主要部分を縦断した側面図の
部分拡大図、第３、４、５図は揚穀用螺旋体の正面図、
第６図は揚穀用螺旋体の螺旋翼の展開図、第７図は駆動
部の減速機構の説明図、第８図は従来の縦型穀類選別機
の縦断面図である。 10…縦型穀類選別機、14…供給用ホッパー 32…選別網体、50…第一出力軸 51…第二出力軸、52…第三出力軸 31a…供給域揚穀用螺旋体 32b…選別域揚穀用螺旋体
Claims (7)
- 【請求項１】未選別穀類を供給する供給用ホッパーと、
小穀粒、屑粒等の排出口、精選された精穀を一時貯留す
る貯留タンクとを殻体外に備え、該殻体内に未選別穀類
を下方から上方に搬送する揚穀用螺旋体と、該揚穀用螺
旋体を外周から囲繞する多数の選別孔が設けられた円筒
状の選別用網体と、これら揚穀螺旋体、選別用網体を同
心軸上に立設すると共に、これら揚穀螺旋体と選別用網
体を相対的に回転させる駆動部を設け、前記供給用ホッ
パーから前記揚穀用螺旋体の基部に送給された穀粒を揚
穀しながら前記選別用網体によって小穀粒、屑粒を排除
し、精穀を前記一時貯留タンクに放出する縦型穀粒選別
機において、 揚穀用螺旋体は供給域と選別域とに分割し、この分割さ
れた揚穀用螺旋体を別々の回転数にて回転するようにし
たことを特徴とする縦型穀類選別機。 - 【請求項２】分割された揚穀用螺旋体の回転数は、供給
域における螺旋体の回転数を前記選別域の螺旋体の回転
数より低速とするとともに、選別網体の回転数は該揚穀
用螺旋体の回転数より高速としたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の縦型穀類選別機。 - 【請求項３】揚穀用螺旋体の供給域における螺旋羽根
は、主螺旋翼と補助螺旋翼とからなり、該主螺旋羽根の
始端とは異なる角度位置を始端とする補助螺旋羽根を設
け、選別域における螺旋羽根は、主螺旋羽根からなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１又は第２項記載の縦
型穀類選別機。 - 【請求項４】供給域と選別域における前記揚穀用螺旋体
の筒径は、選別域における該揚穀用螺旋体の筒径を、供
給域における該揚穀用螺旋体の筒径より大としたことを
特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項の
縦型穀類選別機。 - 【請求項５】供給域と選別域における前記揚穀用螺旋体
の筒径は、選別域における該揚穀用螺旋体の筒径を、供
給域における該揚穀用螺旋体の筒径より大とし、供給域
と選別域の該揚穀用螺旋体筒の係合面をテーパー状に形
成したことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の縦
型穀類選別機。 - 【請求項６】駆動部におけるモータ出力軸は、前記減速
ギャボックス内にまで延びており、モーター出力軸の先
端部にはピニオンギャが形成され、該ピニオンギャに対
して噛み合う三つの系統の減速ギャ系を設け、該三つの
減速ギャ系にはそれぞれの動力伝達される三つの出力軸
が連結されている三出力軸ギャモータが設けられている
ことを特徴とする特許請求の範囲第１、２、３、４又は
５項記載の縦型穀類選別機。 - 【請求項７】三本の出力軸が、同一線上に設けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の縦型穀
類選別機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058942A JP2515132B2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 縦型穀類選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058942A JP2515132B2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 縦型穀類選別機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01231974A JPH01231974A (ja) | 1989-09-18 |
| JP2515132B2 true JP2515132B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=13098885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63058942A Expired - Fee Related JP2515132B2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 縦型穀類選別機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515132B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104324876B (zh) * | 2014-10-21 | 2016-05-25 | 高丽英 | 一种脚踏式茶叶筛选装置 |
-
1988
- 1988-03-12 JP JP63058942A patent/JP2515132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01231974A (ja) | 1989-09-18 |
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| JPH0334300Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |