JP2515103Y2 - 広告ボードの配電塔への取付構造 - Google Patents

広告ボードの配電塔への取付構造

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JP2515103Y2 JP1990041313U JP4131390U JP2515103Y2 JP 2515103 Y2 JP2515103 Y2 JP 2515103Y2 JP 1990041313 U JP1990041313 U JP 1990041313U JP 4131390 U JP4131390 U JP 4131390U JP 2515103 Y2 JP2515103 Y2 JP 2515103Y2
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嘉茂 神谷
信弘 杉原
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株式会社三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は広告ボードの配電塔への取付構造に関し、特
に、路上設置形配電塔の前面を広告面として利用するこ
とができる広告ボードの配電塔への取付構造に関する。
〔従来の技術〕
路上設置形配電塔は内部に開閉器等の配電機器を収納
しており、1m程度の高さと、1〜2m2程度の平面積を有
した直方体の形状を有している。これらの配電塔は路上
に設置され、市民への配電サービスに貢献している。
しかし、配電塔は路上の貴重な空間に位置しているに
もかかわらず、配電設備として利用されるだけであり、
地価が高い都心においてその利用性を考慮すると不十分
である。
そこで、最近では配電塔を広告手段として利用しよう
とする傾向がある。配電塔は歩道に面して立設されてい
ることが多いため、歩行者に対して高い広告効果が得ら
れるとして注目されている。
配電塔を広告手段として利用する場合、例えば、第8
図および第9図に示すように、配電塔の前面に広告ボー
ドを取付けたものがある。即ち、第8図において、路上
(マンホール,ハンドホール等の開口部)に基礎部11を
介して固定された外箱10は、蝶番(図示せず)を介して
開閉する2枚の扉12を有しており、片側の扉12にそれぞ
れ1枚の広告ボード20を接着によって貼付している。こ
の配電塔によると、片側の扉12にそれぞれ1枚の広告ボ
ード20を貼付しているため、扉12の開閉に支障をきたす
ことがなく、また、接着剤で貼付するため、既設の配電
塔に取付けることができる。一方、第9図の外箱10は、
扉12の所定の位置に予めスタットボルト21が溶接されて
おり、このスタットボルト21を利用して扉12の両面に1
枚の広告ボード20を取付けている。この配電塔による
と、扉12の溶接されたスタットボルト21を利用して広告
ボード20を取付けるため、取付強度が大きく、また、扉
12の両面を広告面として利用するため、高い広告効果が
得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の広告ボードの配電塔への取付構造によ
ると、前者の場合、広告ボードが小さいため、広告効果
が低く、また、外箱(扉を含む)の表面には、通常、貼
紙防止用の凸凹が設けられているため、貼付作業が難行
すると共に短時間に所定の接着力をだすことができず、
作業に費やす労力,時間を増大させるという不都合があ
る。また、後者の場合、予め扉に溶接されたスタットボ
ルトに広告ボードを取付けるため、既設の配電塔に取付
けることができず、また、広告ボードが扉の両面に取付
けられているため、スタットボルトから広告ボードを取
外ないと扉の開閉が行えない。更に、広告内容を変更す
るときも同様にスタットボルトから広告ボードを取外
し、他の広告ボードをスタットボルトを利用して取付け
なくてならないため、作業が煩わしいという不都合があ
る。
従って、本考案の目的は扉の開閉に支障をきたすこと
なく、高い広告効果を得ることができる広告ボードの配
電塔への取付構造を提供することである。
本考案の他の目的は既設配電塔への取付けが容易であ
り、かつ、短時間に作業を終了することができる広告ボ
ードの配電塔への取付構造を提供することである。
本考案の更に他の目的は広告ボードの交換が容易に行
える広告ボードの配電塔への取付構造を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上述べた目的を実現するため、広告ボード
を固定するためのフレームと、前記フレームを配電塔の
複数の扉を有したに取付面に取り付ける取付部を有する
広告ボードの配電塔への取付構造において、前記フレー
ムは、前記取付面の前記取付部に支持されながら前記広
告ボードの挿入により一体化され、前記広告ボードの抜
去により一体化を解かれる略コ字形をなした一対のフレ
ーム部材からなり、前記取付部は、前記取付面との接着
面に、主接着剤が塗布されるとともに前記主接着剤の溢
出孔を複数設けた主接着剤塗布領域と、補助接着剤が塗
布されるとともに前記補助接着剤の硬化促進剤の注入口
を複数設けた補助接着剤塗布領域と、前記主接着剤およ
び前記補助接着剤の混合を防止する複数の溝を有するこ
とを特徴とする広告ボードの配電塔への取付構造を提供
するものである。
〔作用〕
フレームから広告ボードを引き抜くと、フレームの連
結手段がなくなり、フレームは各扉の取付部に支持され
ながら複数に分割される。このため、各扉がフレームに
よって連結されることがなくなり、扉の開閉が自由に行
えるようになる。また、補助接着剤と主接着剤の組み合
わせにより、初期接着強度と長期接着強度を同時に得る
ことができ、補助接着剤は硬化促進剤の添加によって急
速に硬化するため、短時間に所定の接着強度を得ること
ができる。
〔実施例〕
以下、本考案の広告ボードの配電塔への取付構造を詳
細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、蝶番(図示せず)
を介して中央部から両側に向けて開閉する扉12には、複
数(図示では、片側の扉12にそれぞれ4個)の取付台1
が、その背面に塗布された接着剤(後述)を介して貼付
されており、取付台1の表面からボルト2が突出してい
る。この取付台1には、一対のコ字形フレーム3a,3bか
ら成るフレーム3が固定される。フレーム3はその左右
に広告ボード8の抜差口6を有し、上下には、広告ボー
ド8が係合しつつ滑走する溝7が形成され、上下間を支
持する柱4には、複数(取付台1の対応した数)の挿通
孔5が穿設されている。
第2図(a),(b)は取付台1を示し、背面に接着
剤の塗布面を有した基部30と、該基部30から表面に突出
したボルト2を有して成り、その塗布面には、長期接着
強度を付与する主接着剤が塗布される主接着剤塗布領域
32と、初期接着強度を付与する補助接着剤が塗布される
補助接着剤塗布領域31が設けられ、主接着剤塗布領域32
と補助接着剤塗布領域31の間には、両接着剤の混合を防
ぐ溝35が設けられている。主接着剤塗布領域32には、主
接着剤として、例えば、耐ヒートサイクル性および耐水
性が優れたシリコン系接着剤が塗布され、複数箇所に設
けられた溢出孔33に溢出させることにより、接着強度が
高まるようになっている。また、補助接着剤塗布領域31
には、補助接着剤として、例えば、遅硬性で粘度の高
く、かつ、注入孔34から注入される硬化促進剤により急
速に硬化するシアノアクリレート系接着剤が塗布され
る。
第3図(a),(b)はフレーム3を示し、一対のコ
字形フレーム3a,3bを接合部3cで付き合わせることによ
って形成され、フレーム3の上下間を支持する柱4には
前述した挿通孔5が形成されている。挿通孔5は上部に
係止部5aを有しており、この係止部5aに前述したボルト
2が係止される。また、両側面には広告ボード8の挿抜
が行える抜差口6が設けられている。
第4図は取付台1にフレーム3を固定した状態を示
し、扉12の所定の箇所(フレーム3を支持したとき、後
述する位置関係が得られる箇所)に取付台1が貼付さ
れ、取付台1のボルト2が対応するフレーム2の挿通孔
5に挿入されていると共に挿通孔5から貫通したボルト
2にナット(図示せず)が締結され、コ字形フレーム3
a,3bの接合部3cが扉12の境目12aに位置するように取付
台1にフレーム3が固定されている。即ち、扉12を閉め
たとき、コ字形フレーム3a,3bが突き合わされ、フレー
ム3を形成するようになっており、広告ボード8がセッ
トされていない状態においては、扉12を自由に開閉する
ことができる。このように取付台1にフレーム3を固定
すると、第5図(a),(b)に示すように、所定の広
告内容(例えば、自動車の宣伝等)を有する広告ボード
8が前述した抜差口6からセットされる。
第6図(a),(b)は広告ボード8を示し、背板43
の端部とアルミ等の枠46が、補強材47を貫通する止めビ
ス41によって固定されており、この固定によって背板42
の防水パッキン42が透明の防護カバー45を枠46に押圧し
ている。背板43と防護カバー45の内部には所定の広告内
容を有する掲示板44が配設されており、掲示板44は防水
パッキン42によって雨水等の影響を受けることがないよ
うになっている。
以下、取付手順を説明する。
まず、複数の取付台1を準備し、この取付台1の主接
着剤塗布領域32に主接着剤(シリコン系接着剤)を、補
助接着剤塗布領域31に補助接着剤(シアノアクリレート
系接着剤)をそれぞれ塗布する。続いて、扉12の所定の
位置、即ち、取付台1にフレーム3を固定したとき、フ
レーム3の接合部3aが扉12の境目12aに合致する位置に
複数の取付台1を貼付する。そして、注入孔34から硬化
促進剤を注入して補助接着剤を急速に硬化させ、扉12に
取付台1を接着する。次に、取付台1から突出したボル
ト2をフレーム3の挿通孔5を貫通させ、フレーム3の
自重により係止部5aにボルト2を係止させる。そして、
挿通孔5から貫通したボルト2にナットを締結して取付
台1とフレーム3を固定する。この後、フレーム3の両
側面に設けられた抜差口6から広告ボード8を挿入して
全作業が終了する。また、開閉器等の操作,あるいはケ
ーブル接続等の理由により外箱の扉12を開閉する場合に
は、抜差口6から広告ボード8を抜き取るだけで容易に
行うことができる。また、このように補助接着剤と硬化
促進剤を用いて初期接着強度を得ることにより、短時間
に作業を終了することができ、かつ、主接着剤の働きに
よって長期接着強度も同時に得ることができる。
第7図は本考案の第2の実施例を示し、取付台1を取
付治具50を利用して扉12に貼付するようにしたものであ
り、フレーム3および取付台1を裏面より示している。
即ち、扉12に取付台1を貼付する前に予めフレーム3に
取付台1を固定しておくと共にコ字形フレーム3a,3bの
開放側に固定された取付台1には取付治具50を取付けて
フレーム3を一体化しておく。そして、この状態で取付
台1を扉12に貼付すると、取付台1の位置合わせをする
ことなく扉12の所定の位置に取付台1を貼付することが
できる。取付治具50は取付台1がが収まる4つの位置決
め孔50Aを有する。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の広告ボードの配電塔への
取付構造によると、広告ボードを挿抜することにより分
離一体化するフレームを、外箱の扉に接着剤を介して貼
付された複数の取付部によって支持したため、扉の開閉
に支障をきたすことなく、高い広告効果を得ることがで
きる。また、補助接着剤と主接着剤の組み合わせによ
り、初期接着強度と長期接着強度を同時に得ることがで
き、補助接着剤は硬化促進剤の添加によって急速に硬化
するため、短時間に所定の接着強度を得ることができ
る。このため、既設の配電塔への取付けが容易となり、
作業に費やす労力,時間を低減することができる。更
に、フレームから広告ボードをスライドさせるだけで広
告ボードの交換が完了する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図
(a),(b)は取付台を示す説明図、第3(a),
(b)はフレームを示す説明図、第4図はフレームを取
付台に固定した状態を示す説明図、第5図(a),
(b)はフレームに広告ボードをセットした状態を示す
説明図、第6図(a),(b),(c)は広告ボードを
示す説明図、第7図は本考案の第2の実施例を示す説明
図、第8図および第9図は従来の広告ボードの配電塔へ
取付構造を示す説明図。 符号の説明 1……取付台、2……ボルト 3……フレーム 3a,3b……コ字形フレーム 3c……接合部、4……柱 5……挿通孔、5a……係止部 6……抜差口、7……溝 8……広告ボード、10……外箱 11……基礎部、12……扉 12a……境目、20……広告ボード 21……スタットボルト 30……基部 31……補助接着剤領域 32……主接着剤領域、33……溢出孔 34……注入孔、35……溝 41……止めビス 42……防水パッキン、43……背板 44……掲示板、45……防護板 46……枠、47……補強材 50……取付治具 50A……位置決め孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】広告ボードを固定するためのフレームと、
    前記フレームを配電塔の複数の扉を有した取付面に取り
    付ける取付部を有する広告ボードの配電塔への取付構造
    において、 前記フレームは、前記取付面の前記取付部に支持されな
    がら前記広告ボードの挿入により一体化され、前記広告
    ボードの抜去により一体化を解かれる略コ字形をなした
    一対のフレーム部材からなり、 前記取付部は、前記取付面との接着面に、主接着剤が塗
    布されるとともに前記主接着剤の溢出孔を複数設けた主
    接着剤塗布領域と、補助接着剤が塗布されるとともに前
    記補助接着剤の硬化促進剤の注入口を複数設けた補助接
    着剤塗布領域と、前記主接着剤および前記補助接着剤の
    混合を防止する複数の溝を有することを特徴とする広告
    ボードの配電塔への取付構造。
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JPS6137594B2 (ja) * 1983-05-11 1986-08-25 Hitachi Ltd

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