JP2515070B2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP2515070B2 JP3284677A JP28467791A JP2515070B2 JP 2515070 B2 JP2515070 B2 JP 2515070B2 JP 3284677 A JP3284677 A JP 3284677A JP 28467791 A JP28467791 A JP 28467791A JP 2515070 B2 JP2515070 B2 JP 2515070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、増幅器に関し、さら
に詳しく言えば、低雑音で且つ増幅素子の特性のバラツ
キや周囲温度の変化に対して安定な増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計測の分野では、センサからの信号
は微弱である場合が多く、しかもこの信号を低雑音かつ
高安定に増幅することが要求される。このため、電子計
測の分野で使用される増幅器では、従来より、図3に示
すような回路構成が用いられている。
【0003】図3の増幅器11は、エミッタ接地の2個
のトランジスタQ1、Q2を用いた2段構成としてある。
入力信号は、コンデンサC1を介して第1段のトランジ
スタQ1のベースに入力され、出力信号は、コンデンサ
C2を介して第2段のトランジスタQ2のコレクタから取
り出される。動作の安定性を増すため、帰還抵抗RFを
介して、第2段のトランジスタQ2のエミッタから第1
段のトランジスタQ1のベースに負帰還がかけてある。
RCはトランジスタQ1のコレクタ抵抗、REはトランジ
スタQ2のエミッタ抵抗、R1はトランジスタQ2のコレ
クタ抵抗である。
【0004】ところで、一般に、増幅器の入力インピー
ダンスを信号源抵抗(例えば50Ω)に整合させるに
は、増幅器の入力端子に信号源抵抗に等しい抵抗値を持
つ整合用抵抗を並列に接続すればよい。しかし、そうす
ると、その整合用抵抗が新たな雑音源となるため、雑音
が増加する。そこで、整合用抵抗を使用せずに入力イン
ピーダンスを整合させることが望まれる。
【0005】図3の従来の増幅器11は、雑音源となる
整合用抵抗を使用せずに、負帰還により入力インピーダ
ンスの整合を等価的に実現したものである。こうするこ
とにより、入力端子に抵抗を接続する必要がなくなるた
め、低雑音で増幅することが可能となる。
【0006】なお、コレクタ抵抗RCは例えば2.2k
Ω、エミッタ抵抗REは例えば200Ω、コレクタ抵抗
R1は例えば360Ω、帰還抵抗RFは例えば2.2k
Ω、コンデンサC1は例えば2000pF、コンデンサ
C2は例えば10000pFである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の増幅器11
は、設定すべきパラメータ数が多いので動作点の設定が
難しく、また、帰還抵抗RFが動作点および帰還量を決
定するため、入力インピーダンスの設定範囲が制限を受
けるという問題がある。
【0008】また、トランジスタQ1、Q2の特性にバラ
ツキがある場合、そのバラツキが動作に直接的に反映さ
れるため、均一な増幅特性を得ることが困難であるとい
う問題がある。
【0009】さらに、トランジスタQ1、Q2の温度依存
性により、周囲温度が変動すると利得や入力インピーダ
ンスが変動するため、高安定な増幅を行なうことが困難
であるという問題もある。
【0010】そこで、この発明の目的は、増幅素子の特
性のバラツキや周囲温度の変化に対して動作が安定な増
幅器を提供することにある。
【0011】この発明の他の目的は、動作点の設定が容
易であり、しかも設計の自由度が大きい増幅器を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の増幅器
は、増幅手段と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段
と、前記増幅手段の負荷の両端の電圧を前記基準電圧と
比較し、それら両電圧の差に対応する電圧差信号を出力
する電圧比較手段と、前記電圧比較手段が出力する前記
電圧差信号を前記増幅手段の入力側に帰還して前記増幅
手段に直流負帰還をかけ、それによって前記負荷の両端
の電圧を前記基準電圧に等しくなるように制御する直流
負帰還手段と、前記増幅手段の出力信号を前記増幅手段
の入力側に帰還して前記増幅手段に交流負帰還をかけ、
それによって当該増幅器の入力インピーダンスを決定す
る交流負帰還手段とを備えてなり、前記基準電圧は、周
囲温度の変化に応じて生じる前記増幅手段の利得の変化
を打ち消すような温度係数を有し、前記交流負帰還手段
は、周囲温度の変化に応じて生じる当該増幅器の入力イ
ンピーダンスの変化を打ち消すような温度係数を有して
いることを特徴とする。
【0013】この発明の第2の増幅器は、第1増幅段を
構成する第1増幅手段と、前記第1増幅手段に結合され
、第2増幅段を構成する第2増幅手段と、基準電圧を
発生する基準電圧発生手段と、前記第1増幅手段および
前記第2増幅手段のいずれか一方に接続された負荷の両
端の電圧を基準電圧と比較し、それら両電圧の差に対応
する電圧差信号を出力する電圧比較手段と、前記電圧比
較手段が出力する前記電圧差信号を前記第1増幅手段の
入力側に帰還して前記第1増幅手段に直流負帰還をか
け、それによって前記負荷の両端の電圧を前記基準電圧
に等しくなるように制御する直流負帰還手段と、前記第
2増幅手段の出力信号を前記第1増幅手段の入力側に帰
還して前記第1増幅手段に交流負帰還をかけ、それによ
って当該増幅器の入力インピーダンスを決定する交流負
帰還手段とを備えてなり、前記基準電圧は、周囲温度の
変化に応じて生じる前記第1増幅手段および前記第2増
幅手段の利得の変化を打ち消すような温度係数を有し、
前記交流負帰還手段は、周囲温度の変化に応じて生じる
当該増幅器の入力インピーダンスの変化を打ち消すよう
な温度係数を有していることを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の第1の増幅器では、電圧比較手段と
直流負帰還手段により、増幅手段の負荷の両端の電圧が
基準電圧に等しくなるように制御されるので、増幅手段
として使用する増幅素子に特性のバラツキがあっても、
増幅手段のバイアス電圧およびバイアス電流が安定化さ
れ、その結果、動作が安定する。
【0015】基準電圧は、周囲温度の変化に応じて生じ
る増幅手段の利得の変化を打ち消すような温度係数を有
しているので、周囲温度の変化により生じた増幅手段の
利得の変化は基準電圧の変化により打ち消される。ま
た、交流負帰還手段は、周囲温度の変化に応じて生じる
当該増幅器の入力インピーダンスの変化を打ち消すよう
な温度係数を有しているので、周囲温度の変化により生
じた当該増幅器の入力インピーダンスの変化は、負帰還
手段により打ち消される。よって、増幅手段の利得だけ
でなく当該増幅器の入力インピーダンスについても、周
囲温度による影響がなくなるため、この発明の第1の増
幅器は周囲温度の変化に対しても動作が安定する。
【0016】この発明の第2の増幅器では、電圧比較手
段と直流負帰還手段により、第1増幅手段および第2増
幅手段のいずれか一方に接続された負荷の両端の電圧が
基準電圧に等しくなるように制御されるので、それら増
幅手段として使用する増幅素子の特性にバラツキがあっ
ても、それら増幅手段のバイアス電圧およびバイアス電
流が安定化され、その結果、動作が安定する。
【0017】基準電圧は、周囲温度の変化に応じて生じ
る第1増幅手段および第2増幅手段の利得の変化を打ち
消すような温度係数を有しているので、周囲温度の変化
により生じたそれら増幅手段の利得の変化は基準電圧の
変化により打ち消される。また、交流負帰還手段は、周
囲温度の変化に応じて生じる当該増幅器の入力インピー
ダンスの変化を打ち消すような温度係数を有しているの
で、周囲温度の変化により生じた当該増幅器の入力イン
ピーダンスの変化は、負帰還手段により打ち消される。
よって、第1増幅手段および第2増幅手段の利得だけで
なく当該増幅器の入力インピーダンスについても、周囲
温度による影響がなくなるため、この発明の第2の増幅
器は周囲温度の変化に対しても動作が安定する。
【0018】この発明の第1の増幅器では、交流帰還量
により当該増幅器の入力インピーダンスを設定し、基準
電圧により増幅手段の利得を設定できるので、入力イン
ピーダンスと利得をそれぞれ独立に設定することが可能
である。このため、動作点の設定が容易であり、また設
計の自由度も大きくなる。この発明の第2の増幅器で
は、交流帰還量により当該増幅器の入力インピーダンス
を設定し、基準電圧により第1増幅手段および第2増幅
手段の利得を設定できるので、入力インピーダンスと利
得をそれぞれ独立に設定することが可能である。このた
め、動作点の設定が容易であり、また設計の自由度も大
きくなる。例えば、第1増幅段(第1増幅手段)の雑音
が最小となるように利得を設定し、それとは独立して当
該増幅器の入力インピーダンスが整合するように交流負
帰還量を設定できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1は、この発明の増幅器の一実施例を示
す回路図である。
【0021】この発明の増幅器1は、エミッタ接地の2
個のトランジスタQ1、Q2を用いた2段構成としてあ
る。また、トランジスタQ1、Q2に供給されるバイアス
電圧を安定化するための誤差増幅器Q3および反転増幅
器Q4を備えている。
【0022】VCCはバイアス電源、VREFは誤差増幅器
Q3の基準電圧Vstdを発生する基準電源、RCはトラン
ジスタQ1のコレクタ抵抗、REはトランジスタQ2のエ
ミッタ抵抗である。
【0023】入力信号は、コンデンサC1を介して第1
段のトランジスタQ1のベースに入力される。出力信号
は、第2段のトランジスタQ2のエミッタから取り出さ
れる。トランジスタQ1、Q2の動作は、従来の増幅器1
1のそれと同じである。
【0024】この発明の増幅器1では、従来の増幅器1
1とは異なり、直流と交流に分けてトランジスタQ1に
負帰還をかけている。すなわち、第1段のトランジスタ
Q1のベースには、第2段のトランジスタQ2のエミッタ
から、交流帰還抵抗RFacおよびコンデンサC4からなる
交流帰還回路を介して増幅器1の出力信号が交流負帰還
されている。これにより、増幅器1の入力インピーダン
スが決定される。第1段のトランジスタQ1のベースに
はさらに、反転増幅器Q4と、直流帰還抵抗RFdc、コン
デンサC5、抵抗R4および抵抗R3からなる直流帰還回
路とを介して誤差増幅器Q3の出力が直流負帰還されて
いる。直流帰還回路は、直流帰還抵抗RFdcおよび抵抗
R3の間で抵抗R4およびコンデンサC5を介して接地し
てある。誤差増幅器Q3の−端子は、抵抗R2を介してト
ランジスタQ1のコレクタに接続してあり、その+端子
は、基準電源VREFを介してトランジスタQ1のコレクタ
抵抗RCの一端に接続してある。誤差増幅器Q3の出力の
一部は、コンデンサC3を介して−端子に帰還される。
【0025】誤差増幅器Q3は差動増幅器であり、コレ
クタ抵抗RCの両端の電圧が変動して、基準電源VREFで
与えられる基準電圧Vstdとの間に誤差が生じると、そ
の誤差を増幅してトランジスタQ1のベースに補正信号
を注入する。こうして、誤差増幅器Q3は、トランジス
タQ1の負荷であるコレクタ抵抗RCの両端の電圧を検出
し、その電圧が基準電圧Vstdに常に等しくなるように
動作する。その結果、コレクタ抵抗RCを流れる電流は
一定となり、トランジスタQ2へのベース電流は無視で
きるとすると、トランジスタQ1を流れる電流は一定と
なる。この時、バイアス電源Vccが一定ならトランジス
タQ1のコレクタ電圧も一定になり、初段増幅部の利得
は安定になる。トランジスタQ2は、電圧利得約1倍の
エミッタフォロワであり、利得は基本的に安定である。
【0026】基準電源VREFは、基準電圧Vstdが周囲温
度の変化に応じて変化するようにしてあり、その温度係
数は周囲温度の変化によって生じたトランジスタQ1の
利得の変化を打ち消すようになっている。このような
度係数を持つ基準電源VREFは、周囲温度に比例して所
望の変化率で抵抗値が変化する抵抗体(温度補償抵抗
器)を用いて実現することができる。あるいは、周囲温
度に比例した電圧または電流を取り出すことのできる公
知のICを用いても実現可能である。
【0027】反転増幅器Q4は、極性を合わせるため誤
差増幅器Q3の出力に接続されている。
【0028】基準電源VREFは基準電圧発生手段を構成
し、誤差増幅器Q3は電圧比較手段を構成している。
【0029】この発明の増幅器1は、その利得(増幅
度)がトランジスタの物理定数によって決定されるた
め、基本的にトランジスタQ1、Q2の特性のバラツキや
品種に関係なく一定になる。そのため再現性に優れ、温
度補正も良好に行え、例えば100〜200ppm/゜
Cの利得安定度も困難ではない。また、バイアス電圧お
よびバイアス電流が一定に保たれると共に負帰還をかけ
ているので、トランジスタQ1、Q2の増幅作用も安定す
る。さらに、雑音源となる整合用抵抗を使用せずに、負
帰還により入力インピーダンスの整合を等価的に実現し
ているため、低雑音である。
【0030】さらに、この発明の増幅器1は、負帰還回
路を交流帰還回路と直流帰還回路に分けているので、帰
還量の設定を容易に行なえる効果がある。
【0031】次に、周囲温度が変化しても、トランジス
タQ1、Q2の利得および入力インピーダンスが一定に保
たれる条件について説明する。
【0032】一つのトランジスタについて考えると、エ
ミッタ接地の場合の電圧利得Gvは、次のように表わさ
れる。
【0033】まず、エミッタ電流ieは、トランジスタ
の帰還抵抗をRcとすると、 ie=Vstd/Rc また、相互コンダクタンスgmは、 gm=q・ie/kT ここで、qは電子の電荷、kはボルツマン定数、Tは絶
対温度である。
【0034】したがって、トランジスタの電圧利得Gv
は、 Gv=gm ・ Rc =(q/kT)・Vstd ………… (1) となる。
【0035】(1)式により、電圧利得Gvは温度Tに
反比例して変化することが分かる。そこで、基準電圧
stdを温度Tに比例して変化させれば、電圧利得Gvは温
度Tによって変化しなくなる。
【0036】すなわち、(Vstd/T)=α(定数)と
なるように基準電圧Vstdを変化させれば、 Gv=(q/k)・(Vstd/T)=(q/k)・α ………… (2) となり、周囲温度が変化しても電圧利得Gvを一定に保
つことができる。
【0037】また、次に述べるように、トランジスタの
入力インピーダンスZiも、周囲温度の変化によって変
化する。
【0038】エミッタ接地トランジスタの入力インピー
ダンスZiは、 Zi=rb +(hfe/gm) =rb +(q・α・hfe/k・Rc) ここで、rbはトランジスタのベース抵抗、hfeは電流
増幅率、Rcは帰還抵抗である。
【0039】高周波トランジスタでは通常、rbは数Ω
であるため無視できるから、 Zi≒(q・α/k・Rc)・hfe ………… (3) となる。
【0040】電流増幅率hfeは通常、+7000ppm
/゜C程度の温度係数を持つので、入力インピーダンス
Ziは周囲温度によって変化することが分かる。
【0041】そこで、この発明の増幅器1において、上
記式(3)の関係を満たすように、交流帰還抵抗RFac
の抵抗値に温度係数を与えれば、増幅器1の入力インピ
ーダンスの温度変化を補償することができ、その結果、
広い温度範囲にわたって増幅器1の入力インピーダンス
および電圧利得を一定に保つことも可能となる。
【0042】例えば、電圧利得40dB、入力インピー
ダンス50Ωの増幅器では、シミュレーションによる
と、交流帰還抵抗RFacに−800〜−850ppm/
゜Cの温度係数を与えれば、温度変化によ入力インピ
ーダンスの変化を打ち消すことができ、入力インピーダ
ンスも広い温度範囲にわたって一定にすることができ
る。
【0043】但し、実用的には、交流帰還抵抗RFacに
負の温度係数の抵抗を使わなくても、信号源抵抗が一定
の場合には基準電圧Vstdに相応の温度係数を与えるこ
とにより、増幅器1全体の電圧利得を広い温度範囲にわ
たって、一定にすることは可能である。
【0044】なお、コレクタ抵抗RCは例えば750
Ω、エミッタ抵抗REは例えば1kΩ、交流帰還抵抗RF
acは例えば11.5kΩ、直流帰還抵抗RFdcは例えば
20kΩ、抵抗R2は例えば1MΩ、抵抗R3は例えば1
kΩ、抵抗R4は例えば1kΩ、コンデンサC1は例えば
5μF、コンデンサC3は例えば0.33μF、コンデ
ンサC4は例えば0.33μF、コンデンサC5は例えば
0.33μFである。
【0045】電圧増幅手段は、上述した構成でなくて
も、上記と同様の動作をするものであれば他の構成でも
よい。また、増幅素子としては、トランジスタQ1、Q2
以外の公知の増幅素子(例えばFETやHEMT)を使
用できる。
【0046】上記実施例では、2段増幅の回路構成とし
ているが、1段増幅としてもよいし3段以上としてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の増幅器
は、増幅素子の特性のバラツキや周囲温度の変化に対し
て動作が安定である。また、動作点の設定が容易であ
り、しかも設計の自由度が大きいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の増幅器の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】図1の増幅器の概略構成を示す回路図である。
【図3】従来の増幅器の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 増幅器 Q1、Q2 トランジスタ Q3 誤差増幅器 Q4 反転増幅器 RC コレクタ抵抗 RE エミッタ抵抗 RFac 交流帰還抵抗 RFdc 直流帰還抵抗 R2、R3、R4 抵抗 C1、C3、C4、C5 コンデンサ VREF 基準電源 VCC バイアス電圧

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅手段と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記増幅手段の負荷の両端の電圧を前記基準電圧と比較
    し、それら両電圧の差に対応する電圧差信号を出力する
    電圧比較手段と、 前記電圧比較手段が出力する前記電圧差信号を前記増幅
    手段の入力側に帰還して前記増幅手段に直流負帰還をか
    け、それによって前記負荷の両端の電圧を前記基準電圧
    に等しくなるように制御する直流負帰還手段と、 前記増幅手段の出力信号を前記増幅手段の入力側に帰還
    して前記増幅手段に交流負帰還をかけ、それによって当
    該増幅器の入力インピーダンスを決定する交流負帰還手
    段とを備えてなり、 前記基準電圧は、周囲温度の変化に応じて生じる前記増
    幅手段の利得の変化を打ち消すような温度係数を有し、 前記交流負帰還手段は、周囲温度の変化に応じて生じる
    当該増幅器の入力インピーダンスの変化を打ち消すよう
    な温度係数を有している ことを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】 第1増幅段を構成する第1増幅手段と、 前記第1増幅手段に結合された、第2増幅段を構成する
    第2増幅手段と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記第1増幅手段および前記第2増幅手段のいずれか一
    方に接続された負荷の両端の電圧を基準電圧と比較し、
    それら両電圧の差に対応する電圧差信号を出力する電圧
    比較手段と、 前記電圧比較手段が出力する前記電圧差信号を前記第1
    増幅手段の入力側に帰還して前記第1増幅手段に直流負
    帰還をかけ、それによって前記負荷の両端の電圧を前記
    基準電圧に等しくなるように制御する直流負帰還手段
    と、 前記第2増幅手段の出力信号を前記第1増幅手段の入力
    側に帰還して前記第1増幅手段に交流負帰還をかけ、そ
    れによって当該増幅器の入力インピーダンスを決定する
    交流負帰還手段とを備えてなり、 前記基準電圧は、周囲温度の変化に応じて生じる前記第
    1増幅手段および前記第2増幅手段の利得の変化を打ち
    消すような温度係数を有し、 前記交流負帰還手段は、周囲温度の変化に応じて生じる
    当該増幅器の入力インピーダンスの変化を打ち消すよう
    な温度係数を有している ことを特徴とする増幅器。
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