JP2777497B2 - 直結型演算増幅器 - Google Patents

直結型演算増幅器

Info

Publication number
JP2777497B2
JP2777497B2 JP3312583A JP31258391A JP2777497B2 JP 2777497 B2 JP2777497 B2 JP 2777497B2 JP 3312583 A JP3312583 A JP 3312583A JP 31258391 A JP31258391 A JP 31258391A JP 2777497 B2 JP2777497 B2 JP 2777497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operational amplifier
input terminal
output
gain
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3312583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05152868A (ja
Inventor
努 仁志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP3312583A priority Critical patent/JP2777497B2/ja
Publication of JPH05152868A publication Critical patent/JPH05152868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777497B2 publication Critical patent/JP2777497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直結型演算増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光素子から受光素子に向けて光
を照射し、これら発光素子及び受光素子の間を物体が通
過したか否かを検出する光検出器においては、小型化が
要求されている。その為には、光検出器を構成する演算
増幅器等のIC部分の小型化は必至であり、現在では、
前段の演算増幅器と後段の演算増幅器との間にカップリ
ングコンデンサ等は設けない構成となっている。この構
成を示したのが図2である。
【0003】図2において、(1)は第1演算増幅器であ
る。第1演算増幅器(1)の反転入力(−)端子と出力端子
との間には抵抗(2)が接続され、また、反転入力端子と
アースとの間には抵抗(3)が接続されており、これら抵
抗(2)(3)によって第1演算増幅器(1)の利得が定めら
れている。第1演算増幅器(1)の非反転入力(+)端子に
は所定の入力信号が印加される。この入力信号は、発光
素子から照射された信号を受光素子で受光した後、電圧
変換した信号に基づく信号であれば、如何なる信号であ
ってもよい。
【0004】(4)は第2演算増幅器である。以下、第2
演算増幅器(4)の構成を説明する。(5)(6)は差動接続
されたトランジスタであり、トランジスタ(5)のベース
には第1演算増幅器(1)の出力電圧が直接印加される。
トランジスタ(5)(6)の共通エミッタには電流源(12)が
接続されている。また、トランジスタ(5)(6)のコレク
タ側にはカレントミラー回路を構成するトランジスタ
(7)(8)が接続されており、トランジスタ(8)のコレク
タにはトランジスタ(7)のコレクタ電流に応じた電流が
流れることになる。そして、出力トランジスタ(9)はト
ランジスタ(8)のコレクタ出力に応じて駆動されること
になる。出力トランジスタ(9)のエミッタとアースとの
間には、第2演算増幅器(4)の利得を設定するための抵
抗(10)(11)が直列接続されており、抵抗(10)(11)の接続
点に現れる電圧がトランジスタ(6)のベースに帰還され
る様になっている。
【0005】上記した構成において、第1演算増幅器
(1)の出力端子と第2演算増幅器(4)のトランジスタ
(5)のベースとは直接接続されている為、第2演算増幅
器(4)を機能させる為には、トランジスタ(5)(6)のベ
ースに印加される直流電圧レベルV1及びV2を一致させ
ておかなければならない。即ち、第2演算増幅器(4)の
2入力の直流基準レベルを一致させておかなければなら
ないのである。例えば、電源VCCを5ボルトとすると、
第2演算増幅器(4)から利得の高い出力を得る為には、
トランジスタ(8)を常に活性領域で動作させなければな
らない為、トランジスタ(8)のコレクタ・エミッタ間電
圧は0.8ボルト程度となる。すると、トランジスタ
(8)のエミッタの直流電圧V3は4.2ボルトとなり、出
力トランジスタ(9)のエミッタの直流電圧V4は該出力
トランジスタ(9)のベース・エミッタ間電圧0.7ボル
トを減算した3.5ボルトとなる。ここで、抵抗(10)(1
1)の抵抗値を各々R12とすると、第2演算増幅器(4)
の増幅率AVは(R1+R2)/R2で設定されることにな
る。R1=R2として増幅率AVを2倍即ち+6dBの利
得を得ようとすると、トランジスタ(6)のベースの直流
電圧V2は1.75ボルトとなる。従って、第1演算増幅
器(1)の出力電圧の直流レベルV1を1.75ボルトに設
定すれば、+6dBの利得を有する第2演算増幅器(4)
として動作させることができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2演
算増幅器(4)を利得+6dBで動作させたいのにも関わ
らず、第1演算増幅器(1)の出力電圧の直流レベルV1
を構成上どうしても1.75ボルトに設定できない場合
がある。例えば、V1>1.75ボルトとなる場合、V1
=V2の関係から、V2も1.75ボルトより大に設定し
なければならない。この場合、R1に比べてR2の値を大
に設定しなければならないことから、第2演算増幅器
(4)の増幅率が下がってしまい、即ち利得が+6dBよ
り小となってしまう。従って、第1演算増幅器(1)と第
2演算増幅器(4)とを直流的に直結した場合、第1演算
増幅器(1)の出力電圧の直流レベルV1は第2演算増幅
器(4)の利得に支配されて任意に設定することができ
ず、回路設計に支障を来す問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、第1演算増幅器の出力
電圧の直流レベルが如何なる値であっても、第2演算増
幅器の利得を所望の値に設定できる直結型演算増幅器を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、一方の入力端子に入力信号が印加され、出力端子
から得られた出力信号が利得を定めるための第1抵抗を
介して他方の入力端子に帰還される第1演算増幅器と、
一方の入力端子に前記第1演算増幅器の出力信号が印加
され、出力端子から得られた出力信号が利得を定めるた
めの第2抵抗を介して他方の入力端子に帰還される第2
演算増幅器と、可変抵抗回路と、一方の入力端子に前記
可変抵抗回路から得られる可変信号が印加され、出力端
子から得られる出力信号が他方の入力端子に短絡状態で
帰還されると共に前記第2抵抗を介して前記演算増幅器
の他方の入力端子に印加される第3演算増幅器と、を備
え、前記可変抵抗回路を調整することによって、前記第
3演算増幅器の一方の入力端子の電位を前記第3演算増
幅器の出力端子の電位に一致させる点である。
【0009】
【作用】本発明によれば、第3演算増幅器の一方の入力
端子の直流レベルを可変抵抗回路によって調整すること
により、第1演算増幅器の出力電圧の直流レベルに依存
することなく、第2演算増幅器の利得を所望の値に設定
できることになる。
【0010】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は、本発明の直結型演算増幅器を示す回路図で
ある。尚、図1における構成で図2と同一のものに対し
ては同一符号を記してある。図1において、第1演算増
幅器(1)に接続された抵抗(2)(3)は第1抵抗に対応
し、第2演算増幅器(4)に接続された抵抗(10)(11)は第
2抵抗に対応する。電源VCCとアースとの間には抵抗(1
3)及び可変抵抗(14)が直列接続されており、これら抵抗
(13)及び可変抵抗(14)によって可変抵抗回路が構成され
る。(15)は第3演算増幅器であり、反転入力端子と出力
端子とは短絡されている為、出力端子から得られた出力
信号はインピーダンスが零の状態で反転入力端子に帰還
され、また、非反転入力端子には、抵抗(13)及び可変抵
抗(14)の接続点に現れる該可変抵抗(14)にて調整された
可変電圧V6が印加される。ここで、第3演算増幅器(1
5)においては、反転入力端子と出力端子との間、及び、
反転入力端子とアースとの間に抵抗が存在しない為、第
3演算増幅器(15)の利得は零となる。つまり、第3演算
増幅器(15)はバッファとして機能することになる。
【0011】一方、第3演算増幅器(15)の出力端子は抵
抗(11)の一端とも接続されており、トランジスタ(6)の
ベースの直流レベルV2を調整できるようになってい
る。ここで、第3演算増幅器(15)の利得を零としたの
は、第2演算増幅器(4)の増幅率を従来(図2)と同様に
(R1+R2)/R2で設定できるようにする為、温度変化
に対して安定した電圧特性が得られるようにする為、及
び、ノイズによる誤動作を防止する為である。尚、第3
演算増幅器(15)の出力端子の直流レベルをV5とする。
【0012】図2において、第2演算増幅器(4)の出力
端子即ち出力トランジスタ(9)のエミッタから+6dB
の出力電圧を得ることを目的としているが、第1演算増
幅器(1)の出力端子の直流レベルV1を構成上1.75ボ
ルトに設定できず、2.5ボルトに設定しなければなら
ない場合について説明する。この場合、第2演算増幅器
(4)の利得を+6dB即ち増幅率を2倍とすることか
ら、抵抗(10)(11)の抵抗値R12は等しく設定しなけれ
ばならない。また、第2演算増幅器(4)を正常に機能さ
せる為、トランジスタ(6)のベースの直流レベルV2
1と等しい2.5ボルトに設定しなければならない。こ
ういった前提条件の下で、第2演算増幅器(4)の出力端
子即ち出力トランジスタ(9)のエミッタに現れる直流レ
ベルV4は図2と同様に3.5ボルトとなる。上記したよ
うに、V2=2.5ボルトに設定しなければならないこと
から、抵抗(10)による電圧降下V4−V2は1ボルトとな
る。また、R1=R2に設定されることから、抵抗(11)に
よる電圧降下V2−V5も1ボルトでなければならず、即
ち第3演算増幅器(15)の出力端子の直流レベルV5を1.
5ボルトに設定しなければならない。第3演算増幅器(1
5)においては、出力端子から得られる電圧がそのまま反
転入力端子に帰還され、且つ、可変電圧V 6もそのまま
非反転入力端子に印加される為、第3演算増幅器(15)を
正常に機能させるには、可変抵抗(14)を調整して可変電
圧V6をV5と等しい1.5ボルトに設定すればよいこと
になる。
【0013】これより、トランジスタ(6)のベースの直
流レベルV2が2.5ボルトとなった為、第1演算増幅器
(1)の出力電圧の直流レベルV1が従来の1.75ボルト
より大なる2.5ボルトであるにも関わらず、第2演算
増幅器(4)を利得+6dBとして動作させることが可能
となる。尚、本実施例においては、第1演算増幅器(1)
の非反転入力端子の入力を光信号を電圧変換した信号と
して説明したが、これに限定されることなく、一般の電
圧信号としてもよい。
【0014】以上示した例の如く、本発明によれば、第
1演算増幅器(1)の出力電圧の直流レベルV1に依存す
ることなく、第2演算増幅器(4)の利得を所望の値に設
定できることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第3演算増幅器の一方
の入力端子の直流レベルを可変抵抗回路によって調整す
ることにより、第1演算増幅器の出力電圧の直流レベル
に依存することなく、第2演算増幅器の利得を所望の値
に設定でき、設計の自由度が向上する利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す図である。
【図2】従来回路を示す図である。
【符号の説明】
(1) 第1演算増幅器 (2)(3)(10)(11)(13) 抵抗 (4) 第2演算増幅器 (14) 可変抵抗 (15) 第3演算増幅器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の入力端子に入力信号が印加され、
    出力端子から得られた出力信号が利得を定めるための第
    1抵抗を介して他方の入力端子に帰還される第1演算増
    幅器と、 一方の入力端子に前記第1演算増幅器の出力信号が印加
    され、出力端子から得られた出力信号が利得を定めるた
    めの第2抵抗を介して他方の入力端子に帰還される第2
    演算増幅器と、 可変抵抗回路と、 一方の入力端子に前記可変抵抗回路から得られる可変信
    号が印加され、出力端子から得られる出力信号が他方の
    入力端子に短絡状態で帰還されると共に前記第2抵抗を
    介して前記演算増幅器の他方の入力端子に印加される第
    3演算増幅器と、を備え、 前記可変抵抗回路を調整することによって、前記第3演
    算増幅器の一方の入力端子の電位を前記第3演算増幅器
    の出力端子の電位に一致させることを特徴とする直結型
    演算増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第3演算増幅器の利得を零に設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の直結型演算増幅器。
JP3312583A 1991-11-27 1991-11-27 直結型演算増幅器 Expired - Fee Related JP2777497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312583A JP2777497B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 直結型演算増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312583A JP2777497B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 直結型演算増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05152868A JPH05152868A (ja) 1993-06-18
JP2777497B2 true JP2777497B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=18030955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312583A Expired - Fee Related JP2777497B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 直結型演算増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777497B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05152868A (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4437023A (en) Current mirror source circuitry
US5150076A (en) Emitter-grounded amplifier circuit with bias circuit
US5929623A (en) Regulated power supply circuit
JPS6136407B2 (ja)
US20080129384A1 (en) Variable gain amplifier circuit
JP2733962B2 (ja) 利得制御増幅器
JPH0546571B2 (ja)
JP3404209B2 (ja) トランスインピーダンス増幅器回路
JPS5836015A (ja) 可変電子インピ−ダンス装置
US4879522A (en) Integrated complementary push-pull B final stage
JP2893465B2 (ja) 高利得ic増幅器
JP2777497B2 (ja) 直結型演算増幅器
US6734720B2 (en) Operational amplifier in which the idle current of its output push-pull transistors is substantially zero
US4945314A (en) Amplifier arrangement with saturation detection
JPH0712128B2 (ja) 増幅器
US3491306A (en) Dc coupled amplifier with automatic gain control
US6424210B1 (en) Isolator circuit
JPH06276037A (ja) オーディオ用パワーアンプ
KR950008954B1 (ko) 히스테리시스 특성을 갖는 비교회로
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JP2902277B2 (ja) エミッタホロワ出力電流制限回路
EP0508711A1 (en) Transistor direct-coupled amplifier
JPH1079625A (ja) 光受信回路
JP2793194B2 (ja) 定電流回路
JPS6336745Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090501

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees