JP2514872Y2 - 包装用ウエブにストリップテープを粘着する装置への移送テープのガイド装置 - Google Patents

包装用ウエブにストリップテープを粘着する装置への移送テープのガイド装置

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JP2514872Y2
JP2514872Y2 JP1989148966U JP14896689U JP2514872Y2 JP 2514872 Y2 JP2514872 Y2 JP 2514872Y2 JP 1989148966 U JP1989148966 U JP 1989148966U JP 14896689 U JP14896689 U JP 14896689U JP 2514872 Y2 JP2514872 Y2 JP 2514872Y2
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隆 津山
雅昭 深井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、包装機で、ミルクなどの液体食品を充填し
た包装容器のプルタブ開口装置付のもの又はストローで
穿孔可能なストロー孔開口部付や鋏で開口部を切りとる
カット式の包装容器を製造する際、製造内容に応じて包
装用ウェブの長手方向の一方の側縁に沿って広巾又は狭
巾のストリップテープを交換して貼着するようにしたス
トリップテープ貼着装置の手前のストリップテープの移
送径路に、ストリップテープを該ストリップテープ貼着
装置に案内するために設ける移送テープのガイド装置に
関する。
〔従来の技術〕
ジュース,牛乳などの販売用の容器としての現在パッ
ク容器と称する紙製の容器が使用されている。このよう
な包装容器には市場のニーズに応じてストローを用いて
内部の液体食品を飲用しやすくするために、ストローに
より容易に突き破って開口できるように予めラミネート
によりポリエチレン層及び金属箔層で閉鎖されたストロ
ー孔(6)を上壁面に設けた容器(第10図参照)や、容
器上部側面の三角フラップ部を起して鋏で注出口をカッ
トして開口するようにした容器、又は該液体食品を注出
しやすいように予めパンチ孔である注出口(5)を容器
上壁面に形成してその内面をストリップテープ(2)に
より密封して液密とし、外側にプルタブ(4a)をヒート
シールして該プルタブ(4a)を引剥すことによりストリ
ップテープ(2)のパンチ孔部分もともに引破って容易
に注出口(5)が開口できるような開口装置を設けた容
器(第8図参照)などがある。
これ等の容器のうち、上記のストロー孔(6)を容器
に設けたものでは、従来、包装材料を製造するに際し
て、所定巾のロール状の長尺の紙に所要の折目線を施し
一定間隔(l)ごとにストロー孔用の小径のパンチ孔を
穿設した後、紙の片面にポリエチレン層を、他の片面
(容器形成時内面となる面)にアルミホイル層とその上
面にポリエチレン層をラミネートして該パンチ孔を閉鎖
して包装用ウェブ(1′)を形成し、該ウェブ(1′)
を包装機に供給するようにしており、充填部へ連続走行
中の該ウェブ(1′)の一方の側縁に、ウェブの長手方
向の両側縁部を貼着して筒状にするときウェブの端面を
カバーするためのストリップテープ(3)を、ウェブの
該端面側の側縁より所定量(d)突出するごとく重ね合
せ加熱貼着して(第9図参照)連続走行中に筒状に形成
し、充填を行った後切断・成形してストロー孔開口部付
包装容器を形成するもので、注出口を鋏でカットするタ
イプの容器もストロー孔がないだけで同様にしている。
一方、プルタブ開口装置付包装容器では、長尺の紙に所
要の折目線を施し不穿孔で上記と同様にしてラミネート
した包装用ウェブの状態で、該開口装置の間歇送りされ
る包装用ウェブ(1)の所定位置に形成するようにして
おり、開口装置付のウェブを連続走行中折曲げて長手方
向の両側縁部を貼着して充填を行い切断・成形して容器
を形成しており、この開口装置のウェブ(1)への形成
に当たっては、間歇送りされる該ウェブ(1)に注出口
用のパンチ孔(5)を一定間隔(l)ごとに順次穿設
し、穿設された該ウェブ(1)にパンチ孔(5)をカバ
ーするごとく広巾のストリップテープ(2)を該ウェブ
の一方の側縁に上記テープ(3)と同様に該側縁より所
定量(d)突出するごとく重ね合せ加熱溶着した後(第
7図参照)、その裏面に所定長のプルタブ(4a)を上記
パンチ孔(5)を閉鎖して熱接合している。上記ストリ
ップテープ(2),(3)の上記ウェブ(1),
(1′)への加熱溶着は、間歇移動する包装用ウェブ
(1),(1′)上面に、何れのテープ(2),(3)
もウェブ(1)側縁から突出するテープの外側縁の位置
を揃えた状態で、現在高周波による誘導加熱によりテー
プ(2),(3)を溶着せしめている。そしてこの溶着
工程の手前のストリップテープの通路には、間歇送りさ
れるウェブ(1),(1′)(この間歇送りはストリッ
プテープ貼着手段の下流にある間歇送り装置によりウェ
ブは強制的に間歇送り移送される)に貼着されて間歇的
に引張られて断続移送されるテープの躍りなどからくる
蛇行を防止するために、広巾・狭巾両テープ(2),
(3)共にそれぞれ平坦な基板(ベースプレート)(1
0′)上でテープの側縁を共通の位置に位置せしめた状
態で底面の平らな押圧部材(11′)によりこれを押えて
テープにブレーキをかけ(第6図参照)、移送テープに
貼着部の手前でテンションを与え蛇行を防止するように
していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
これまで用いられて来た間歇移送されるストリップテ
ープのガイド装置では、広巾テープ(2)と狭巾テープ
(3)との両者を同じ装置で広巾テープ(2)に対応し
た平坦な基板(ベースプレート)とそれに対応した押圧
部材により移送されるテープを挾持押圧して、摩擦抵抗
によりそれらテープにブレーキをかけ貼着位置のテープ
にテンションを与えるようにしているが、テープの表面
抵抗の相違や、ガイド装置前後のガイド用ローラの形
状、径路の違い、さらにストリップテープを収容したマ
ガジンからウェブへのテープの貼着までの径路の複雑さ
等の理由によってストリップテープは蛇行しやすくな
り、特に巻いたテープの状態がハイエッジのテープ(巻
いたテープの巾方向の片側が肉厚の重なりにより膨んだ
テープで、ほどくとテープの片側がのびた状態となる)
の場合は特に蛇行を招きやすかった。この蛇行をガイド
装置によるテープへのテンション設定で防止しようとす
る場合、或いはストリップテープの巾のサイズ変更を行
ってテープに対するテンションを再設定しようとする場
合において、テンションがゆるい場合は蛇行を招き、テ
ンションがきつい場合はテープが伸びたり切れたりする
ことが起り、また、狭巾テープの場合は、テンションを
かける押圧部材の重心がテープ巾から側方に外れ、テー
プにはテンションが均一にかからず偏るためテープの伸
びは左右で異なり蛇行の原因となるなど、テープへのテ
ンションの適切な設定をするのは非常に困難であった。
この蛇行が防止出来ない場合は、ストリップテープを
ウェブに貼着する巾方向の位置が一定せずシール不良を
起し、極端な場合はストリップテープがシールから外れ
る場合もあった。また、テンション設定に際して適切な
設定を行わないと貼着時、ピンホールが発生するなどし
てストリップテープを傷をつけ、其の結果、製品の不良
を招き、消費者に迷惑を及ぼすことになり、また、これ
を監視し機械を調整するためには膨大な人手が必要であ
った。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであって、
ストリップテープ貼着装置に案内移送するテープの蛇行
を防止してウェブへのテープの貼着を良好に行い貼着
(シール)不良を解消するとともに、テープにかかるテ
ンションの増大によるテープの切断や貼着部のピンホー
ルの発生を防止するように、貼着までの間のストリップ
テープのテンションを一定してガイドすることが出来、
更には、広巾、狭巾に拘らず何れのストリップテープに
も対応してガイドすることのできる移送テープのガイド
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における移送テー
プのガイド装置は、ストリップテープ貼着装置(7)の
手前のストリップテープの移送径路に、一対のテープ用
のガイドローラ(20),(20)を所定間隔をおいて水平
方向に対向して配設し、その中間に、テープ(2)巾に
対応する所定間隔をおいてテープ側縁のガイド壁面
(8),(8)を備えその間に水平方向に摺動面(9a)
を持つ溝(9)を備えたテープガイドベース(10)を設
けるとともに、押圧部材(11)を該摺動面(9a)との間
で移送テープ(2)を所定の自重により押圧するごと
く、押圧自在に具備したものである。
また、広巾・狭巾2種類のストリップテープをガイド
するために、上記ガイドベース(10)として、広巾テー
プ(2)巾に対応する広巾溝(9)を備えたものとする
とともに、上記ガイドベース(10)の背面に、狭巾テー
プ(3)巾に対応する所定間隔をおいてガイド壁面(1
2),(12)を備えその間に摺動面(13a)を上記広巾テ
ープの搬送面から背面に突出するように形成した背面の
開口した狭巾溝(13)を備えた狭巾テープガイドベース
(14)を、該狭巾溝(13)の一方のガイド壁面(12)を
上記広巾溝(9)の一方のガイド壁面と同一平面上に位
置させて上記2つの摺動面(9a),(13a)を背中合せ
に重なるごとく一体的に形成し、且つ狭巾の摺動面(13
a)中央に開口した吸気孔(15)により移送狭巾テープ
(3)を吸引するようにしたものである。
〔作用〕
上記のように構成された移送テープのガイド装置をテ
ープの移送径路に備えたストリップテープ貼着装置で包
装用ウェブにストリップテープを貼着せしめるとき、ス
トリップテープ(2)は、貼着装置(7)手前のストリ
ップテープの移送径路に所定間隔をおいて水平方向に対
向して設けられた一対のテープ用ガイドローラ(20),
(20)間のガイドベース(10)に設けた溝(9)の水平
方向の摺動面(9a)を通過して貼着位置に送られるが、
該ストリップテープ(2)は、溝(9)のテープ(2)
の巾に対応する所定間隔をおいて設けられたガイド壁面
(8),(8)に巾方向の位置を規正されて送られる。
このとき、ストリップテープ(2)は、摺動面(9a)上
で上方からの押圧部材(11)の所定の自重により押圧さ
れ制動作用を受けて急激な間歇送りによるテープの躍り
は防止され一定のテンションにより間歇的に貼着位置へ
送られる。従って、間歇的な急激の移動に拘らずテープ
の蛇行は防止され且つテンションの所定の適切な設定に
より貼着時のピンホール発生などの傷は防止され、包装
用ウェブへの良好な貼着(加熱溶着)を行わしめること
ができる。また、この場合、所定の適切な押圧力を簡単
な操作で安定して移送テープに与え、移送テープに対し
安定して一定テンションを与えることができる。
また、広巾・狭巾テープ用として、広巾テープ(2)
用に広巾溝(9)を設けたガイドベース(10)の背面に
狭巾テープ(3)巾に対応する所定間隔をおいたガイド
壁面(12),(12)の間に摺動面(13a)を広巾テープ
の搬送面から背面に突出するごとく形成した狭巾溝(1
3)を備えた狭巾テープガイドベース(14)を、該狭巾
溝(13)の一方のガイド壁面(12)を広巾溝(9)の一
方のガイド壁面(8)と同一垂直面上など同一平面上に
位置せしめて上記2つの摺動面(9a),(13a)を背中
合せに重なるごとく一体形成し、狭巾摺動面(13a)中
央に開口した吸気孔(15)により移送狭巾テープ(3)
を吸引するようにすることにより、狭巾テープ(3)は
制動作用を受け、狭巾テープ(3)も、広巾テープ
(2)と同様に急激な間歇送りによるテープの躍りは防
止されて、夫々一定のテンションにより、間歇的に貼着
位置へ蛇行を防止して移送され、包装用ウェブに対し
て、広巾、狭巾のテープ巾の大小に拘らず、包装用ウェ
ブ側縁より所定量(d)突出するごとくストリップテー
プとウェブを重ね合わせ加熱溶着することができ、ウェ
ブの筒状形成を安定して行わしめることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明する。
第1図及び第2図に、本考案装置の要部である移送ス
トリップテープの制動ガイド部の側面図及び正面図が示
されている。本装置は、包装機械の充填部の前段に設け
られる包装容器開口部形成装置のうちのストリップテー
プ貼着装置への該テープの移送径路に用いられる。該ス
トリップテープ貼着装置を備えた開口部形成装置は、第
5図に図式的に示されており、該図では、プルタブ開口
装置付包装容器P(第8図参照)を製造するために広巾
ストリップテープ(2)(第7図参照)を包装用ウェブ
(1)に貼着する場合を示している。この場合、包装用
ウェブ(1)は、該開口部形成装置を通過する間に開口
装置が形成されるもので、図示しない包装用ウェブのリ
ールから巻き出され穿孔装置(16)の上下動するパンチ
と固定ダイとの間の間歇移送される間に一定間隔(l)
毎にパンチ孔(5)の穿孔加工が行われ、次いでストリ
ップテープ貼着装置(7)で下部の平板状の高周波誘導
加熱コイルとその上方で上下動する押圧レールとの間
で、間歇移送される包装用ウェブ(1)の上面に上方か
ら移送される広巾のストリップテープ(2)が重合状態
で該テープ(2)はウェブ(1)の側縁より所定量
(d)突出するごとくして加熱貼着されパンチ孔(5)
のシール加工が行われる(第7図参照)。次いでプルタ
ブ貼着装置(17)でプルタブ用テープ(4)から所定長
のプルタブ(4a)が切断されながらパンチ孔(5)をカ
バーするごとく包装用ウェブ(1)の下面に熱接合して
プルタブ式開口装置が該包装用ウェブ(1)に形成され
た後、該ウェブ(1)は、外周に稜線を持った折目ホイ
ール(18)で包装用ウェブ(1)に予め付された折目を
整合された状態で図示しない駆動モータにより間歇回転
する駆動ローラ(19)と対向するカウンターローラとの
間で強制的に間歇送りされ、その後所要の工程を経て連
続走行中に筒状に形成され充填を行った後切断・成形し
てプルタブ開口装置付包装容器P(第8図参照)が形成
される。
一方、ストロー孔開口部付包装容器(P′)(第10図
参照)を製造する場合は、狭巾ストリップテープ(3)
を使用する。このときは、所定巾のロール状の長尺の紙
に所要の折目線を施し一定間隔(l)ごとにストロー孔
用の小孔のパンチ孔(6)を穿孔後両面をラミネートし
てパンチ孔(6)を閉鎖した包装用ウェブ(1′)を用
い、上記第5図に示す開口部形成装置で注出口穿孔装置
(16)とプルタブ貼着装置(17)とを非作動状態として
ストリップテープ貼着装置(7)のみを作動状態にし
て、狭巾ストリップテープ(3)を上記広巾ストリップ
テープ(2)の場合と同様にウェブ(1′)の側縁より
所定長(d)突出するごとく重ね合せて加熱貼着した後
(第9図参照)、上記プルタブ開口装置付包装容器
(P)の場合と同様にして該ストロー孔開口部付包装容
器(P′)を形成する。
上記ストリップテープ貼着装置(7)に包装容器の製
造内容に対応して広巾ストリップテープ(2)又は狭巾
ストリップテープ(3)を該貼着装置(7)の所定位置
に案内移送するために、該ストリップテープ貼着装置
(7)の手前のテープの移送径路には、該テープの巾方
向の位置を規正して案内するとともに該テープに適当な
テンションを与えるために移送中のテープにブレーキを
かけるようにした移送テープのガイド装置〔第3図
(a),(b)第4図参照〕が設けられる。該ガイド装
置は、一対の広巾テープ用ガイドローラ(20),(20)
を該ローラにより搬送されるテープ面が水平位置になる
ように所定間隔をおいて対向して配設した中間部分に広
巾テープ(2)を巾方向の位置を規正して案内するため
の広巾テープガイドベース(10)と、同じく狭巾テープ
(3)を位置規正して案内するための狭巾テープガイド
ベース(14)とが、後述するごとくテープ通路を異にし
て一体的に配設され、それぞれのガイドベースを通るス
トリップテープにブレーキをかけ、下流の貼着装置に赴
くテープにテンションを与えるようになっている。そし
て、上記一体化したガイトベース(10),(14)両側の
広巾テープガイドローラ(20),(20)のうち手前(左
側)のガイドローラ(20)上流のテープの移送径路に
は、該ガイドローラ(20)の上方左側に広巾テープ用ガ
イドローラ(20)が、その右側に狭巾テープ用ガイドロ
ーラ(21)がそれぞれ移送テープの貼着すべきウェブに
対する外側縁が同一垂直面上にあるように配設されてい
る(第4図参照)。一方、前記ガイドベース(10),
(14)の右側の広巾テープ用ガイドローラ(20)の下方
には、広巾テープの搬送面がほぼ垂直になるように同じ
広巾テープ用ガイドローラ(20)が配設されるととも
に、該垂直方向の広巾テープ(2)の移送路から左に退
避するように狭巾テープガイドローラ(21)が上下の広
巾テープ用ガイドローラ(20),(20)の中間左方の所
定位置に配設され、ガイドベース(10),(14)上流の
ガイドローラと同じく移送テープのウェブに対する外側
が同一垂直面上にあるように配設されている(第4図参
照)。そして、上記ガイドローラ(20),(21)で案内
され、上記ガイドベース(10),(14)の処で位置規正
されブレーキをかけられながら移送されて来たストリッ
プテープは、貼着装置(7)手前の押圧ローラ(22)の
ところで、該ローラとその下方に位置してバネで上方に
付勢され、ウェブとストリップテープとの重合貼着に適
当な所定位置にローラ表面が位置するごとく調整可能に
した弾性ローラ(23)との間で、ウェブ(1)又は
(1′)面にストリップテープ(2)又は(3)の側縁
が該ウェブの側縁より所定量はみ出すようにして〔広巾
テープ(2)の場合はパンチ孔(5)を閉鎖した状態
で〕重合され、貼着装置(7)に移送され、該貼着装置
でウェブの所定位置に溶着させるようにしている。
上記一体形成される広巾テープガイドベース(10)と
狭巾テープガイドベース(14)のうち、上部に位置する
広巾テープガイドベース(10)は、広巾テープ(2)の
巾に対応する所定間隔をおいてガイド壁面(8),
(8)が形成され、その間に平坦な摺動面(9a)を備え
た上部の開口した広巾溝(9)を有しており、該摺動面
(9a)が上記一対の広巾ローラ(20),(20)間の水平
方向に位置する広巾テープ(2)の搬送面に一致するよ
うに設けられ、下部に位置する狭巾テープガイドベース
(14)は、狭巾テープ(3)の巾に対応する所定間隔を
おいてガイド壁面(12),(12)を備え、その間に摺動
面(13a)を中央が上記広巾テープ(2)の搬送面から
下方に円弧状に突出するごとく形成した下部の開口した
狭巾溝(13)を、該狭巾溝(13)の一方のガイド壁面
(12)を上記広巾溝(9)一方のガイド壁面(8)と同
一垂直面上に位置せしめて上記2つの摺動面(9a),
(13a)が上下方向に重なるごとく設けられる(第1図
参照)。また、上記広巾テープガイドベース(10)のテ
ープの摺動面(9a)に対し、押圧自在な押圧部材(11)
がその下面を弗素樹脂で被覆されて懸垂レバー(11a)
に軸着されて該下面で摺動面(9a)上の広巾ストリップ
テープ(2)を押圧するようになっている。また、狭巾
テープガイドベース(14)下面の下方に突出した円弧状
の摺動面(13a)の中央には小さな吸気孔(15)が2ヶ
開口して、バッキューム配管(25)と連通する該吸気孔
(15)よりバッキューム吸引して移送される狭巾ストリ
ップテープ(3)を吸引し制動するようにしている。な
お、上記広巾テープ用ガイドローラ(20)、狭巾テープ
用ガイドローラ(21)、一体化した広巾テープガイドベ
ース(10)及び狭巾テープガイドベース(14)、押圧部
材懸垂バー(11a)及びウェブとストリップテープの重
合部に設けられる押圧ローラ(22)などはガイド装置取
付基板(24)に取付けられ、該取付け基板(24)は、開
口部形成装置の正面背部の図示しない主基板に取付けら
れている。
上記ガイド装置において、広巾ストリップテープ
(2)を案内して、注出口用パンチ孔(5)が穿設され
た包装用ウェブ(1)の側縁の所定位置に貼着せしめる
場合には、第3図(a)に示すように、図示しない左下
方の曲げローラを経由して上昇して来た広巾ストリップ
テープ(2)を、ガイド装置上部左方の広巾テープ用ガ
イドローラ(20)の搬送面の上両側を通過させ、下方の
広巾テープ用ガイドローラ(20)の下面より該テープを
水平方向に曲げて隣接する広巾テープガイドベース(1
0)の摺動面(9a)上を、上方から広巾溝(9)に落し
込まれた押圧部材(11)の自重により押圧せしめながら
通過させ、該ベースの右方に隣接する広巾テープ用ガイ
ドローラ(20)よりその直下に配設された広巾テープ用
ガイドローラ(20)の搬送面を右方から通過させて、該
ローラ(20)の下部に配設された押圧ローラ(22)の下
面と下方からの弾性ローラ(23)との間で該ストリップ
テープ(2)を水平方向に移送されるウェブ(1)上面
に重畳せしめ、隣接するストリップテープ貼着装置
(7)でウェブ(1)上面の所定位置に該テープ(2)
を貼着せしめる。このとき、広巾ストリップテープ
(2)は、広巾テープガイドベース(10)上で対向する
ガイド壁面(8),(8)により巾方向の位置を正しく
規正され、上方からの押圧部材(11)により摺動面(9
a)上で押圧されて制動作用を受け、ウェブ(1)に貼
着されて間歇的に高速で断続移送される該ストリップテ
ープ(2)に適当なテンション(張力)を与えて該テー
プの蛇行を防止し、ストリップテープ貼着装置(7)に
より良好な状態で正確にウェブ(1)にパンチ孔(5)
を閉鎖して該広巾ストリップテープ(2)を貼着せしめ
ることが出来る。なお、このとき狭巾ストリップテープ
用の吸引エアは吸気を停止するものとする。
一方、上記ガイド装置により狭巾ストリップテープ
(3)を案内して、ストロー孔(6)をラミネートによ
り閉鎖したウェブ(1′)の側縁に該テープを貼着せし
める場合には、第3図(b)に示すように、図示しない
左下方の曲げローラを経由して上昇して来た狭巾ストリ
ップテープ(3)を、上部の広巾テープ用ガイドローラ
(20)の搬送面の上面を経て隣接する狭巾テープ用ガイ
ドローラ(21)の搬送面の上面側を通過させて下方の広
巾テープ用ガイドローラ(20)の下面よりテープを横方
向に曲げ、隣接する狭巾テープガイドベース(14)の円
弧状の摺動面(13a)を密接状態で摺動面中央の吸気孔
(15)よりテープ面を吸引させながら通過させ、該ベー
ス(14)右方に隣接する広巾テープ用ガイドローラ(2
0)を経由してその下方の狭巾テープ用ガイドローラ(2
1)の搬送面の左側を通過させ、前述の広巾テープの場
合と同様にして押圧ローラ(22)のところで該ストリッ
プテープ(3)を水平方向に移送されるウェブ(1′)
上面に重畳せしめて、隣接するストリップテープ貼着装
置(7)でウェブ(1′)上面の所定位置に該テープ
(3)を貼着せしめる。この場合該テープ(3)は、狭
巾テープガイドベース(14)の下向きの摺動面(13a)
で対向するガイド壁面(12),(12)により巾方向の位
置を該テープ外縁が広巾テープ外縁と同一位置にあるよ
うに正しく規正され、摺動面(13a)中央の吸気孔(1
5)によりバッキューム吸引されて該摺動面(13a)上で
摺動作用を受け、ウェブ(1′)に貼着されて間歇的に
断続移送される該テープ(3)に適当な張力を与え該テ
ープ(3)の蛇行を防止し、前述と同様にストリップテ
ープ貼着装置(7)で該狭巾ストリップテープ(3)を
ウェブ(1′)に良好な状態で正確に貼着せしめること
が出来る。この場合、吸気孔(15)でバッキューム吸引
するときの空気圧を調整することにより間歇移送される
狭巾ストリップテープに最適のテンションを与えること
が出来る。また、広巾テープガイドベース上で広巾テー
プに制動を与えるために使用する押圧部材に換えて、狭
巾テープガイドベースに用いたと同様なバッキューム吸
引を用いることも可能である。
なお、上記において一体的に形成される広巾・狭巾両
テープのガイドベース(10),(14)左右の一対の広巾
テープ用ガイドローラ(20),(20)の前後のテープの
移送径路に設ける広巾テープ用ガイドローラ(20)、狭
巾テープ用ガイドローラ(21)などの配設は、機械の構
造上任意に設定することが可能であり、広巾テープガイ
ドベース(10)、狭巾テープガイドベース(14)両者の
一部品化など本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
変更があり得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1記載の本考案の移送テープのガイド装置によ
れば、包装容器の製造に当ってストリップテープを所定
の包装用ウェブに貼着せしめる場合、ストリップテープ
貼着装置手前のストリップテープの移送径路に配設し
た、押圧自在な押圧部材を備えたテープガイドベースを
用いて巾方向の位置を規正して案内するとともに移送テ
ープにガイドベース上で制動作用を与えて移送テープに
適切なテンションを与えることができるので、間歇的な
急激なテープの移送に拘らず、テープの蛇行は防止さ
れ、且つ適切な一定のテンションの設定によりテープの
加熱溶着による貼着時のピンホール発生などの傷は防止
され、包装用ウェブへのストリップテープの良好な加熱
溶着を行わしめることができる。而も、水平に位置せし
めた摺動面上を移送させるストリップテープを押圧自在
に設けた押圧部材の所定の自重により押圧して制動する
ようにしたので、移送途中のストリップテープに簡単な
構成で安定して一定のテンションを与えることが出来る
とともに、テープ取換時の操作も容易ならしめることが
できる。
請求項2記載の考案によれば、広巾テープと狭巾テー
プの両ガイドベースにより該テープの一方の側縁を揃え
て該テープを制動しつつ案内することができるようにし
たので、広巾・狭巾2種類のストリップテープを包装容
器の製造内容に対応して交換して移送し、広巾テープ・
狭巾テープを別個の制動作用でそれぞれ最適に一定のテ
ンションを与えて、該テープの蛇行を防止し貼着部にお
けるピンホールなどの傷を防止して、広巾・狭巾各スト
リップテープを安定して巾方向の位置を正確に保持して
貼着装置に移送でき、所定の包装用ウェブに対し、テー
プ巾の大小に拘らず該ウェブ側縁より所定量安定して突
出せしめ、該ウェブの所定位置に正確な貼着を行うこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のガイド装置の要部である移送テープ
の制動ガイド部の側面図、 第2図は、第1図の制動ガイド部の正面図、 第3図(a)は、広巾ストリップテープ移送時における
ガイド装置の正面図、 題3図(b)は、狭巾ストリップテープ移送時における
ガイド装置の正面図、 第4図は、第3図(b)のテープを除いた状態のA-A視
による側面図、 第5図は、本考案のガイド装置を、ストリップテープ貼
着装置へのテープの移送径路に設けた包装容器開口部形
成装置を図式的に示す正面図、 第6図は、従来のガイド装置による広巾テープと狭巾テ
ープのガイド時におけるテープの押圧状態を示す側面
図、 第7図は、注出口用のパンチ孔をあけた包装用ウェブに
広巾ストリップテープを貼着した状態を示す平面図、 第8図は、プルタブ開口装置を備えた包装容器の斜視
図、 第9図は、ラミネートで閉鎖されたストロー孔を有する
包装用ウェブに狭巾ストリップテープを貼着した状態を
示す平面図、 第10図は、ストロー孔開口部を備えた包装容器の斜視
図、 である。 (1),(1′)……包装用ウェブ、(2)……広巾ス
トリップテープ、(3)……狭巾ストリップテープ、
(7)……ストリップテープ貼着装置、(8)……ガイ
ド壁面、(9)……広巾溝、(9a)……摺動面、(10)
……広巾テープガイドベース、(11)……押圧部材、
(12)……ガイド壁面、(13)……狭巾溝、(13a)…
…摺動面、(14)……狭巾テープガイドベース、(15)
……吸気孔、(20)……広巾テープ用ガイドローラ、
(21)……狭巾テープ用ガイドローラ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップテープ貼着装置(7)の手前の
    ストリップテープの移送径路に、一対のテープ用のガイ
    ドローラ(20),(20)を所定間隔をおいて水平方向に
    対向して配設し、その間に、テープ(2)巾に対応する
    所定間隔をおいてガイド壁面(8),(8)を備えその
    間に水平方向に摺動面(9a)を有する溝(9)を備えた
    テープガイドベース(10)を設けるとともに、押圧部材
    (11)を該摺動面(9a)との間で移送テープ(2)を所
    定の自重により押圧するごとく、押圧自在に設けたこと
    を特徴とする包装用ウェブにストリップテープを貼着す
    る装置への移送テープのガイド装置。
  2. 【請求項2】上記テープガイドベース(10)は、広巾テ
    ープ(2)巾に対応する広巾溝(9)を備えたものであ
    って、上記ガイドベース(10)の背面に、狭巾テープ
    (3)巾に対応する所定間隔をおいてガイド壁面(1
    2),(12)を備えその間に、摺動面(13a)を上記広巾
    テープの搬送面から背面に突出するごとく形成した背面
    の開口した狭巾溝(13)を備えた狭巾テープガイドベー
    ス(14)を、該狭巾溝(13)の一方のガイド壁面(12)
    を上記広巾溝(9)の一方のガイド壁面(8)と同一平
    面上に位置せしめて上記2つの摺動面(9a),(13a)
    を背中合わせに重なるごとく一体形成し、且つ狭巾の摺
    動面(13a)中央に開口した吸気孔(15)により移送狭
    巾テープ(3)を吸引するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の包装用ウェブにストリップテープを貼着
    する装置への移送テープのガイド装置。
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