JPH0249675Y2 - - Google Patents

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JPH0249675Y2
JPH0249675Y2 JP174986U JP174986U JPH0249675Y2 JP H0249675 Y2 JPH0249675 Y2 JP H0249675Y2 JP 174986 U JP174986 U JP 174986U JP 174986 U JP174986 U JP 174986U JP H0249675 Y2 JPH0249675 Y2 JP H0249675Y2
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packaging material
coil
strip tape
induction heating
frequency induction
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体充填機などで容器形成に当つて
用いられるもので、液体食品をプルタブを備えた
紙容器に充填するに際し、予め包装材料の金属箔
層を有する紙に開口装置を形成するとき、開口部
であるパンチ孔を合成樹脂製のストリツプテープ
により密封するために用いる高周波誘導加熱コイ
ルに関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
ジユース、牛乳などの販売用の容器として現在
第7図に示すようなパツク容器と称する紙製の容
器が使用されている。このような包装容器Xに
は、ジユースや牛乳などの液体食品を注出しやす
いように、予め、パンチ孔である注出口5を容器
上壁面に形成してその内面をストリツプテープ6
により密封して液密とし、外側からプルタブ7a
をヒートシールしてプルタブ7aを引剥すことに
よりストリツプテープ6のパンチ孔部分もともに
引破つて容易に注出口5が開口できるような開口
装置を設けている。
このような開口装置を容器に付設するに際し従
来、包装材料(ウエブ)の状態において該開口装
置を包装材料の所定位置に形成して、これを折曲
げて容器とし液体食品を充填するようにしてい
る。
これまで、包装材料である紙への開口装置の形
成時、注出口となるパンチ孔5を合成樹脂製のス
トリツプテープ6で密封する場合、間歇送りされ
て所定の間隔lごとにパンチ孔5が一定間隔をお
いて順次形成された包装材料1に、ストリツプテ
ープ6を包装材料1の所定位置に重ね合せて高周
波による誘導加熱用のヒートコイルで加熱溶着す
るようにしているが、この高周波誘導加熱コイル
は第8図に示すように所定長さ(略包装材料の間
歇送り量に相当)の小ピツチの矩形波状コイル部
10cを合成樹脂製の絶縁板10f上に持つ平板
状のプリントコイルであつて、該平板状の高周波
誘導加熱コイル10と押圧レール11との間で包
装材料1にストリツプテープ6を圧着シールする
ものである。この圧着シール時には、包装材料1
のパンチ孔5は高周波誘導加熱コイル10の矩形
波状コイル部10c上に(通常は略矩形波状コイ
ル部の中央附近に)位置せしめられる。従つて、
注出口となるパンチ孔5の周縁部は矩形波状コイ
ル部10cと交叉し該コイル部により横切られた
状態となる。(第8図、第9図参照。
包装材料1は、第10図、第11図に示すよう
に、支持材料層である紙3の表面にアルミホイル
などの金属箔層2が設けられ金属箔層2の表面は
ポリエチレン層4によりラミネートされている。
(なお、包装材料の基本構成は上記のごとくであ
るが、紙3の表面は通常両面とも薄いポリエチレ
ンなどでラミネートされている。)上記矩形波状
コイル部10cとパンチ孔5の周縁部との交叉部
においては、その断面図(第10及び第10図を
部分拡大した第11図)が示すように、矩形波状
コイル部10cに対向するストリツプテープ6の
部分と紙表面のラミネート層4の部分とが加熱に
より溶着シールされるに際しパンチ孔5の周縁
(エツジ)より孔内方の側には金属箔層2及びラ
ミネート層4が無く、上記コイル部10cにより
上記交叉部の金属箔層2端縁部分が集中発熱し、
該端縁部分のラミネート層及びそれに接するスト
リツプテープ6の部分は集中加熱されるため、包
装材料1のパンチ孔5の周縁部とストリツプテー
プ6との接合部分ではストリツプテープ内にピン
ホールが発生し易く内容物の洩れや変質が生じ易
かつた。さらに上記パンチ孔の端縁部分には荷重
が集中するため上記ストリツプテープの集中加熱
と相俟つて接合部の強度が弱くなる問題があつ
た。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、包装材料の容器での注出口となるパンチ孔を
合成樹脂製ストリツプテープより密封するに際し
ピンホールのは発生を防止し内容物の漏れや変質
を防止することのできるようにした包装容器の開
口装置形成用高周波誘導加熱コイルを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の技術的手段は、一定間隔ごとに間歇移
送される金属箔層を有する液体食品充填容器用の
包装材料1の移送径路に臨んで、該包装材料1に
予め注出口用のパンチ孔5を穿孔する手段Aと、
該包装材料1のパンチ孔5にストリツプテープ6
をシールすべく上記移送径路を挟んで平板状の高
周波誘導加熱コイル10と押圧自在な押圧レール
11とを対向して設けたストリツプテープシール
手段Bと、プルタブ7aを貼着する手段Cとを備
えた包装容器の開口装置の形成装置において、上
記高周波誘導加熱コイル10が、上記包装材料1
にその間歇移送距離l毎に穿孔されたパンチ孔5
の相隣る1対の孔の周囲をコイルにより加熱溶着
するに際し、高周波電流を用いた場合にパンチ孔
5の周囲を環状のプリントコイルで形成すると電
流が偏つて環状の片側にだけ流れるという特性が
あり均等に加熱できないため、この部分のプリン
トコイルを2分して、コイル両端部にそれぞれの
孔5,5の周縁部と交叉しないように包装材料の
進行方向と直角方向に互いに逆向きに開口し一体
となつてパンチ孔5を囲続するごとく形成した1
対の開口状のコイル部10a,10bを設け、該
コイル部間を小ピツチの矩形波状コイル部10c
で連結して平板状の開口装置形成用高周波誘導加
熱コイルを形成していることにある。
〔作用〕
本考案の高周波誘導加熱コイルをいることによ
り、包装材料1に注出口用として穿孔された等間
隔に位置するパンチ孔5を合成樹脂製のストリツ
プテープ6で密封するとき、誘導加熱コイルがパ
ンチ孔5の端縁部を横切ることがなく、パンチ孔
5の端縁部とストリツプテープ6との接合部が集
中加熱をうけることがないため、該接合部におい
てピンホールの発生を防止し、液体食品を充填し
た包装容器Xのプルタブ7aを有する開口装置の
注出口5からの内容物の漏れや、また、内容物の
変質等の不具合を防止することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明す
る。
第1図は、本考案にかかる開口装置形成用高周
波誘導加熱コイル10の平面図であつて、第2図
は、該加熱コイル10を使用する開口装置の形成
装置の要部を示す側面図で、第4図、第5図、第
6図は包装材料1に、パンチ孔5,5…が所定間
隔l毎に形成され、ストリツプテープ6によりパ
ンチ孔5がシールされ、プルタブ7aがストリツ
プテープ6と反対側の包装材料の面のパンチ孔部
にヒートシールにより貼着されて開口装置が形成
されるときの状態を順次示すものである。
高周波誘導加熱コイル10は、所定寸法の矩形
状の合成樹脂製の絶縁板10fの表面にプリント
コイルを設けたもので、包装材料1の間歇移送距
離(l)をおいて穿孔されるパンチ孔5,5を仮
想的に左右に配置し、それぞれの孔5,5の周縁
部と交叉しないように包装材料の進行方向と直角
方向に互いに逆向きに開口10a′,10b′して一
体となつてパンチ孔5を囲繞するように1対の開
口状コイル部10a,10bをパンチ孔5の周縁
部から若干距離をおいて周縁部の輪郭に沿い一方
の開口状コイル部10aでは略V字形、他方の開
口状コイル部10bでは半円形を含む略U字形と
して形成し、その間を小ピツチの矩形波状コイル
部10cで連結して板面側部の1対のコイル通電
部10e,10eと連結している。なお10d及
び他の小孔は取付用の孔である。
この高周波誘導加熱コイル10は、液体充填機
などにおいて液体食品の容器への充填に先立つ容
器形成に当つて用いられるもので、包装材料1の
移送工程の所定位置のストリツプテープシール部
Bの取付台18上に固定し、図示しない高周波電
源をコイル通電部10e,10eに接続して使用
するものである。高周波誘導加熱コイル10の上
方には、ストリツプテープ6を包装材料1に押圧
シールするための所定長の押圧レール11が、図
示しないエヤシリンダー、カム等で上下動するレ
バー12の下部に取付けられており、包装材料1
が後述する間歇送り装置により一定間隔lごとに
間歇送りされるとき、包装材料1の上面に送られ
その巾方向の所定位置に重なり状態にあるストリ
ツプテープ6の上面を同期して押圧するようにな
つている。(第2図、第3図参照)。すなわち、包
装材料1の間歇移動と同期して、ストリツプテー
プ6は包装材料1の上面の巾方向の所定位置で高
周波誘導加熱コイル10によりパンチ孔5の周縁
部を加熱コイルが横切らない状態で順次溶着接合
されパンチ孔5を密封して行くのである。
上記の第4図〜第6図に示す包装材料1への開
口装置の形成工程は、第2図に示すように包装材
料1を穿孔部Aの上下動するパンチ孔A1と固定
ダイA2との間に間歇移送する間にパンチ孔5の
穿孔加工を行い、次いで、ストリツプテープシー
ル部Bで高周波誘導加熱コイル10とその上方で
上下動する押圧レール11との間で、間歇移送さ
れる包装材料1の上面とストリツプテープ6はを
重合状態でパンチ孔部のシール加工を行い、次に
プルタブ貼着部Cで、間歇移送される包装材料1
の下方に位置してプルタブ用テープ7の切断手段
を備えた上下動する加熱ボデーC1と、該包装材
料1の上方に位置する受け部材C2との間で、プ
ルタブ用テープ7から所定長のプルタブ7aを切
断しながらパンチ孔部をカバーするごとく包装材
料1の下面に熱接合するようになつている。而し
て、上記した包装材料の間歇移送は、包装材料1
の移送方向のプルタブ貼着部Cの下流に設けられ
た間歇移送装置を構成する外周に稜線を持つた。
(実施例では三角形の)包装材料位置決めホイー
ル15の外周部に開口装置の形成された包装材料
を密接させるようにして送りローラー16と押え
ローラー17との間に包装材料を挟持移送せしめ
て行うもので、包装材料1が間歇移送されると
き、パンチ部AのパンチA1及びストリツプテー
プシール部Bの押圧レール11及びプルタブ貼着
部Cの加熱ボデーC1のそれぞれの上下動が同期
して行われるようになつている。
このようにして、包装材料1に開口装置が形成
されて行き次の折曲げ工程で包装材料が折曲げら
れて容器を構成し充填工程で液体食品を充填して
行き液体食品入り包装容器として順次完成して行
くのである。
前述のように本考案においては、包装材料1の
パンチ孔5をストリツプテープ6により密封して
行くときパンチ孔5の周縁部を誘導加熱コイル1
0によるストリツプテープ6の溶着接合部が横切
らないようにして該接合部におけるストリツプテ
ープ6内のピンホールの発生を防止するものであ
る。
〔考案の効果) 上記の説明から明らかなように、本考案によれ
ばジユース、牛乳などの液体食品充填用の包装容
器に、プルタブを備えその引剥しにより注出口を
開口するようにした開口装置を形成するに当り、
包装材料の状態で容器の注出口となるべきパンチ
孔を合成樹脂製のストリツプテープで密封するに
際し、従来の高周波誘導加熱コイルでは往々にし
てピンホールを発生し、液洩れや内容物の変質な
どの不具合を生ずることがあつたが、包装材料の
パンチ孔の密封に際して、高周波誘導加熱コイル
がパンチ孔を横切らないようにしてストリツプテ
ープ内のピンホールの発生を防止して液洩れや内
容物の変質のおそれを未然に防止することができ
るもので、さらに、パンチ孔周縁部のストリツプ
テープの接合部の強度を従来のコイルによるより
も増やすことができるなどの利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例である開口装置形
成用高周波誘導加熱コイルの平面図、第2図は、
誘導加熱コイルを使用する開口装置の形成装置の
要部を示す側面図、第3図は、ストリツプテープ
シール部の装置の一部を省略した側面図、第4図
は、包装材料にパンチ孔をあけた状態を示す平面
図、第5図は、包装材料のパンチ孔をストリツプ
テープにより密封した状態を示す平面図、第6図
は、第5図の包装材料にプルタブを貼着した状態
を示す平面図、第7図は、開口装置を備えた包装
容器の斜視図、第8図は、従来の高周波誘導加熱
コイルの平面図、第9図は、第8図のコイル部の
一部拡大平面図、第10図は、第8図乃至第9図
の状態におけるパンチ孔とストリツプテープの接
合部の形成状態を示す側面図、第11図は第10
図の一部拡大図、である。 1……包装材料、2……金属箔層、3……紙
(支持材料層)、4……ポリエチレンラミネート
層、5……パンチ孔(注出口)、6……ストリツ
プテープ、7a……プルタブ、10……高周波誘
導加熱コイル、10a,10b……開口状コイル
部、10c……矩形波状コイル部、11……押圧
レール、15……包装材料位置決めホイール、l
……一定間隔の長さ、A………穿孔部、B……ス
トリツプテープシール部、C……プルタブ貼着
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定間隔lごとに間歇移送される金属箔層を有
    する包装材料1の移送径路に臨んで、該包装材料
    1に予め注出口用のパンチ孔5を穿孔する手段A
    と、パンチ孔5をストリツプテープ6でシールす
    べく上記移送径路を挟んで平板状の高周波誘導加
    熱コイル10と押圧自在な押圧レール11とを対
    向して設けたストリツプテープシール手段Bと、
    プルタブ7aを貼着する手段Cとを備えた包装容
    器の開口装置の形成装置において、上記高周波誘
    導加熱コイル10が上記包装材料1にその間歇移
    送距離l毎に穿孔されたパンチ孔5の相隣る1対
    の孔をコイル両端に位置しそれぞれの孔5,5の
    周縁部と交叉しないように包装材料の進行方向と
    直角方向に互いに逆向きに開口し一体となつてパ
    ンチ孔5を囲繞するごとく形成された1対の開口
    状コイル部10a,10bと、該コイル部を連結
    する小ピツチの矩形波状コイル部10cとから平
    板状に形成されたことを特徴とする包装容器の開
    口装置形成用高周波誘導加熱コイル。
JP174986U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0249675Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2514872Y2 (ja) * 1989-12-25 1996-10-23 日本テトラパック株式会社 包装用ウエブにストリップテープを粘着する装置への移送テープのガイド装置

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