JP2514700Y2 - 壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造 - Google Patents
壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造Info
- Publication number
- JP2514700Y2 JP2514700Y2 JP2418791U JP2418791U JP2514700Y2 JP 2514700 Y2 JP2514700 Y2 JP 2514700Y2 JP 2418791 U JP2418791 U JP 2418791U JP 2418791 U JP2418791 U JP 2418791U JP 2514700 Y2 JP2514700 Y2 JP 2514700Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall panel
- side end
- metal fitting
- piece
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は壁パネルの側端面への被
覆金具の固定構造に関する。詳しくは、セメント押出板
などの押出成形板の表面にタイルを貼着してなる壁パネ
ルの側端に棚やドア枠を固定する場合に好適に用いられ
る壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造に関する。
覆金具の固定構造に関する。詳しくは、セメント押出板
などの押出成形板の表面にタイルを貼着してなる壁パネ
ルの側端に棚やドア枠を固定する場合に好適に用いられ
る壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】ユニットバスルーム等のユニットルーム
の構築に用いられる壁パネルとして、第５図に示す如
く、セメントや珪酸カルシウムなどの押出板１の表面に
タイル２を貼着した壁パネル７の利用が検討されてい
る。このような押出板１は、例えば窓孔あけ等の現場加
工がきわめて容易であるという利点を有する。なお、３
はタイル２を接着するための接着剤層、４はタイル目地
である。また、５はタイル裏面に上下方向に設けられた
アリ状の溝であり、押出板１の軽量化のためのものであ
る。６は、押出板１の側端面に上下方向に延設された溝
であり、壁パネル２を防水パンに係止するための金具が
挿入される。８は該溝に嵌合されたコ字形断面形状のラ
ンナである。
の構築に用いられる壁パネルとして、第５図に示す如
く、セメントや珪酸カルシウムなどの押出板１の表面に
タイル２を貼着した壁パネル７の利用が検討されてい
る。このような押出板１は、例えば窓孔あけ等の現場加
工がきわめて容易であるという利点を有する。なお、３
はタイル２を接着するための接着剤層、４はタイル目地
である。また、５はタイル裏面に上下方向に設けられた
アリ状の溝であり、押出板１の軽量化のためのものであ
る。６は、押出板１の側端面に上下方向に延設された溝
であり、壁パネル２を防水パンに係止するための金具が
挿入される。８は該溝に嵌合されたコ字形断面形状のラ
ンナである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記の如きタイル張り
押出板よりなる壁パネル７を建て込んでユニットルーム
を構築する場合、壁面の一部として、ドア枠や、ＦＲＰ
などよりなる棚を配置することがある。この場合、上記
のタイル張り押出板よりなる壁パネルの側端面にドア枠
や棚を固着させる必要がある。ところが、この種のセメ
ント等の押出板はビスが効かず、ドア枠や棚を強固に固
定できないという問題があった。
押出板よりなる壁パネル７を建て込んでユニットルーム
を構築する場合、壁面の一部として、ドア枠や、ＦＲＰ
などよりなる棚を配置することがある。この場合、上記
のタイル張り押出板よりなる壁パネルの側端面にドア枠
や棚を固着させる必要がある。ところが、この種のセメ
ント等の押出板はビスが効かず、ドア枠や棚を強固に固
定できないという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項１の壁パ
ネルの側端面への被覆金具の固定構造は、押出成形板の
表面に仕上材を貼着してなる壁パネルに対し、該壁パネ
ルの側端面から背面に回り込むほぼＬ形断面形状の被覆
金具を固定金具で固定した構造であって、前記押出成形
板には、背面及び側端面にそれぞれ上下方向に溝が設け
られており、前記被覆金具には該側端面の溝に挿入され
た挿入片が設けられており、前記固定金具は、前記被覆
金具のうち壁パネル背面部分に重ねられた主板片と、こ
の主板片から折曲されており、前記押出成形板の背面の
溝に係合したフック片とが設けられており、該主板片か
ら被覆金具にねじ込まれたねじにより前記固定金具と被
覆金具とが連結されているものである。
ネルの側端面への被覆金具の固定構造は、押出成形板の
表面に仕上材を貼着してなる壁パネルに対し、該壁パネ
ルの側端面から背面に回り込むほぼＬ形断面形状の被覆
金具を固定金具で固定した構造であって、前記押出成形
板には、背面及び側端面にそれぞれ上下方向に溝が設け
られており、前記被覆金具には該側端面の溝に挿入され
た挿入片が設けられており、前記固定金具は、前記被覆
金具のうち壁パネル背面部分に重ねられた主板片と、こ
の主板片から折曲されており、前記押出成形板の背面の
溝に係合したフック片とが設けられており、該主板片か
ら被覆金具にねじ込まれたねじにより前記固定金具と被
覆金具とが連結されているものである。
【０００５】本考案の請求項２の壁パネルの側端面への
被覆金具の固定構造は、押出成形板の表面に仕上材を貼
着してなる壁パネルに対し、該壁パネルの側端面から背
面に回り込むほぼＬ形断面形状の被覆金具を固定金具で
固定した構造であって、前記押出成形板には、背面及び
側端面にそれぞれ上下方向に溝が設けられており、前記
被覆金具には、該側端面の溝に挿入された挿入片と、前
記壁パネルの背面に重なった部分に突設された突片と、
が設けられており、前記固定金具は、該突片に係合した
第１のフック片と、前記押出成形板の背面の溝に係合し
た第２のフック片とが設けられた弾性金具であることを
特徴とするものである。
被覆金具の固定構造は、押出成形板の表面に仕上材を貼
着してなる壁パネルに対し、該壁パネルの側端面から背
面に回り込むほぼＬ形断面形状の被覆金具を固定金具で
固定した構造であって、前記押出成形板には、背面及び
側端面にそれぞれ上下方向に溝が設けられており、前記
被覆金具には、該側端面の溝に挿入された挿入片と、前
記壁パネルの背面に重なった部分に突設された突片と、
が設けられており、前記固定金具は、該突片に係合した
第１のフック片と、前記押出成形板の背面の溝に係合し
た第２のフック片とが設けられた弾性金具であることを
特徴とするものである。
【０００６】
【作用】かかる本考案の壁パネルの側端面への被覆金具
の固定構造では、セメント等の押出成形板の側端面に被
覆金具が固着されているので、ドア枠や棚などをこの側
端面にビス止めできるようになる。
の固定構造では、セメント等の押出成形板の側端面に被
覆金具が固着されているので、ドア枠や棚などをこの側
端面にビス止めできるようになる。
【０００７】なお、請求項１の壁パネルの側端面への被
覆金具の固定構造においては、固定金具と被覆金具とが
ビスで連結されており、この固定金具と被覆金具とで壁
パネルの側端部を挟み付け、これにより被覆金具が壁パ
ネルに固定されている。
覆金具の固定構造においては、固定金具と被覆金具とが
ビスで連結されており、この固定金具と被覆金具とで壁
パネルの側端部を挟み付け、これにより被覆金具が壁パ
ネルに固定されている。
【０００８】請求項２の壁パネルの側端面への被覆金具
の固定構造では、固定金具が弾性を有しており、被覆金
具を壁パネル側端面に押し付けられる方向に付勢してい
る。
の固定構造では、固定金具が弾性を有しており、被覆金
具を壁パネル側端面に押し付けられる方向に付勢してい
る。
【０００９】なお、請求項１、２において、被覆金具の
挿入片が壁パネルの側端面の溝に挿入されており、これ
により被覆金具が壁パネルの背後方向へ抜けることが阻
止されている。
挿入片が壁パネルの側端面の溝に挿入されており、これ
により被覆金具が壁パネルの背後方向へ抜けることが阻
止されている。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第１、２図は実施例に係る壁パネルの側端面への被
覆金具の固定構造を示す分解斜視図と斜視図である。
る。第１、２図は実施例に係る壁パネルの側端面への被
覆金具の固定構造を示す分解斜視図と斜視図である。
【００１１】前記した壁パネル７の端辺部分に被覆金具
１０が当接され、固定金具１２により固定されている。
この被覆金具１０は、壁パネル７の側端面から背面に回
り込む略Ｌ字形断面形状のアングル材よりなり、該側端
面に当接する側板部１０ａには、前記壁パネル７の側端
面の溝６に挿入される挿入片１４が突設されている。
１０が当接され、固定金具１２により固定されている。
この被覆金具１０は、壁パネル７の側端面から背面に回
り込む略Ｌ字形断面形状のアングル材よりなり、該側端
面に当接する側板部１０ａには、前記壁パネル７の側端
面の溝６に挿入される挿入片１４が突設されている。
【００１２】固定金具１２には、被覆金具１０の背板部
１０ｂに対面された主板片１２ａと、該主板片１２ａか
ら折曲されており、壁パネル７の背面の溝５に係合され
たフック片１２ｂとを備えている。
１０ｂに対面された主板片１２ａと、該主板片１２ａか
ら折曲されており、壁パネル７の背面の溝５に係合され
たフック片１２ｂとを備えている。
【００１３】この主板片１２ａにはビスの挿入孔１８が
穿設されており、ビス１６が該孔１８を通して被覆金具
１０の背板部１０ｂにねじ込まれる。壁パネル７の押出
板１はビスが効かないが、この被覆金具１０は金物（例
えばアルミ押出材）であるから、ビスが十分に効く。こ
の結果、被覆金具１０と固定金具１２とが強固に連結さ
れる。そして、側板部１０ａとフック片１２ｂとで壁パ
ネル７の端部を堅固に挟持するので、被覆金具１０が壁
パネル７にしっかりと固定される。
穿設されており、ビス１６が該孔１８を通して被覆金具
１０の背板部１０ｂにねじ込まれる。壁パネル７の押出
板１はビスが効かないが、この被覆金具１０は金物（例
えばアルミ押出材）であるから、ビスが十分に効く。こ
の結果、被覆金具１０と固定金具１２とが強固に連結さ
れる。そして、側板部１０ａとフック片１２ｂとで壁パ
ネル７の端部を堅固に挟持するので、被覆金具１０が壁
パネル７にしっかりと固定される。
【００１４】この被覆金具１０の側板部１０ａにドア枠
２０やＦＲＰ製の棚（図示略）を当接し、ビス２２で壁
パネル７に固定できる。このビス２２も被覆金具１０に
ねじ込まれるため、十分に効く。
２０やＦＲＰ製の棚（図示略）を当接し、ビス２２で壁
パネル７に固定できる。このビス２２も被覆金具１０に
ねじ込まれるため、十分に効く。
【００１５】第３図は本考案の別の実施例を示す分解斜
視図である。本実施例では、被覆金具１０Ａの背板部１
０ｂに突片１０ｃが折り立てられている。固定金具１２
Ａには、この突片１０ｃに係合する第１のフック片１２
ｃと前記フック片１２ｂ（第２のフック片）とが設けら
れている。この固定金具１２Ａはバネ鋼など弾性材より
なる。この第１のフック片１２ｃを突片１０ｃに係止
し、第２のフック片１２ｂを壁パネル７の背面の溝５に
係合させる。これにより、被覆金具１０Ａが固定金具１
２Ａにより矢印Ｆ方向に付勢され、壁パネル７にしかっ
りと装着される。
視図である。本実施例では、被覆金具１０Ａの背板部１
０ｂに突片１０ｃが折り立てられている。固定金具１２
Ａには、この突片１０ｃに係合する第１のフック片１２
ｃと前記フック片１２ｂ（第２のフック片）とが設けら
れている。この固定金具１２Ａはバネ鋼など弾性材より
なる。この第１のフック片１２ｃを突片１０ｃに係止
し、第２のフック片１２ｂを壁パネル７の背面の溝５に
係合させる。これにより、被覆金具１０Ａが固定金具１
２Ａにより矢印Ｆ方向に付勢され、壁パネル７にしかっ
りと装着される。
【００１６】第３図のその他の構成は第１図と同様であ
り、第１図と同様の作用効果が得られる。なお、この実
施例ではビス１６が不要であり、被覆金具１０Ａの固定
作業が簡便である。
り、第１図と同様の作用効果が得られる。なお、この実
施例ではビス１６が不要であり、被覆金具１０Ａの固定
作業が簡便である。
【００１７】第３図では第１のフック片１２ｃを突片１
０ｃに係合させているが、第４図に示す被覆金具１０Ｂ
の如く、突片１０ｃに窓孔１０ｄを穿設し、固定金具１
２Ｂに設けたかぎ部１２ｄを該窓孔１０ｄに係合させる
ようにしても良い。第４図の実施例でも、第３図の実施
例と同様の作用効果が奏される。
０ｃに係合させているが、第４図に示す被覆金具１０Ｂ
の如く、突片１０ｃに窓孔１０ｄを穿設し、固定金具１
２Ｂに設けたかぎ部１２ｄを該窓孔１０ｄに係合させる
ようにしても良い。第４図の実施例でも、第３図の実施
例と同様の作用効果が奏される。
【００１８】
【効果】以上の通り、本考案の請求項１、２の壁パネル
の側端面への被覆金具の固定構造によると、セメント等
の押出材にタイル等を貼着した壁パネルに対し、ドア枠
や棚などを堅固にねじ止めすることができる。
の側端面への被覆金具の固定構造によると、セメント等
の押出材にタイル等を貼着した壁パネルに対し、ドア枠
や棚などを堅固にねじ止めすることができる。
【００１９】なお、請求項２によれば、被覆金具の固定
作業の簡易迅速化が図れる。
作業の簡易迅速化が図れる。
【図１】実施例構造を示す分解斜視図である。
【図２】実施例構造を示す斜視図である。
【図３】別の実施例構造を示す分解斜視図である。
【図４】さらに別の実施例構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図５】壁パネルの斜視図である。
１ 押出板 ２ タイル ５，６ 溝 ７ 壁パネル １０，１０Ａ、１０Ｂ 被覆金具 １２，１２Ａ，１２Ｂ 固定金具 １４ 挿入片 １６，２２ ビス ２０ ドア枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩井 克巳 愛知県常滑市鯉江本町３丁目６番地 株 式会社イナックス内 (72)考案者 高田 利博 愛知県常滑市鯉江本町３丁目６番地 株 式会社イナックス内 (72)考案者 西田 純康 愛知県常滑市鯉江本町３丁目６番地 株 式会社イナックス内
Claims (2)
- 【請求項１】 押出成形板の表面に仕上材を貼着してな
る壁パネルに対し、該壁パネルの側端面から背面に回り
込むほぼＬ形断面形状の被覆金具を固定金具で固定した
構造であって、前記押出成形板には、背面及び側端面に
それぞれ上下方向に溝が設けられており、前記被覆金具
には該側端面の溝に挿入された挿入片が設けられてお
り、前記固定金具は、前記被覆金具のうち壁パネル背面
部分に重ねられた主板片と、この主板片から折曲されて
おり、前記押出成形板の背面の溝に係合したフック片と
が設けられており、該主板片から被覆金具にねじ込まれ
たねじにより前記固定金具と被覆金具とが連結されてい
る壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造。 - 【請求項２】 押出成形板の表面に仕上材を貼着してな
る壁パネルに対し、該壁パネルの側端面から背面に回り
込むほぼＬ形断面形状の被覆金具を固定金具で固定した
構造であって、前記押出成形板には、背面及び側端面に
それぞれ上下方向に溝が設けられており、前記被覆金具
には、該側端面の溝に挿入された挿入片と、前記壁パネ
ルの背面に重なった部分に突設された突片と、が設けら
れており、前記固定金具は、該突片に係合した第１のフ
ック片と、前記押出成形板の背面の溝に係合した第２の
フック片とが設けられた弾性金具であることを特徴とす
る壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2418791U JP2514700Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2418791U JP2514700Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04119518U JPH04119518U (ja) | 1992-10-26 |
| JP2514700Y2 true JP2514700Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=31909191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2418791U Expired - Lifetime JP2514700Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁パネルの側端面への被覆金具の固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514700Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP2418791U patent/JP2514700Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04119518U (ja) | 1992-10-26 |
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