JP2514145B2 - 吸水シ―ト - Google Patents
吸水シ―トInfo
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- JP2514145B2 JP2514145B2 JP4213274A JP21327492A JP2514145B2 JP 2514145 B2 JP2514145 B2 JP 2514145B2 JP 4213274 A JP4213274 A JP 4213274A JP 21327492 A JP21327492 A JP 21327492A JP 2514145 B2 JP2514145 B2 JP 2514145B2
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- sheet
- test
- absorbent
- water absorption
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- Air Humidification (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、蒸発式加湿
器等の加湿機器において、適宜温度に加熱された温風を
加湿するときに用いられるような吸水シートに関する。
器等の加湿機器において、適宜温度に加熱された温風を
加湿するときに用いられるような吸水シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述例のような加湿器に使用され
る吸水シートとしては、例えば、加湿器内部の貯水容器
に貯水された水道水を吸水シートにより吸上げ、適宜温
度に加熱された温風を送風機により送風して、吸水シー
トから蒸発する水分で温風を加湿するために用いられる
ので、貯水容器に貯水された水道水を高く吸上げること
ができ、かつ、水吸上げ時において強度低下および形態
変化が起きない機能を備えた吸水シートを使用してい
る。
る吸水シートとしては、例えば、加湿器内部の貯水容器
に貯水された水道水を吸水シートにより吸上げ、適宜温
度に加熱された温風を送風機により送風して、吸水シー
トから蒸発する水分で温風を加湿するために用いられる
ので、貯水容器に貯水された水道水を高く吸上げること
ができ、かつ、水吸上げ時において強度低下および形態
変化が起きない機能を備えた吸水シートを使用してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
機能を備えた吸水シートを製造する場合、例えば、ポリ
エステル繊維を配合すると水吸上げ力が向上するが、吸
水時の水分により繊維間の摩擦抵抗が小さくなり、強度
低下および形態変化が起きる。かつ、ポリエチレン繊維
を配合すると強度低下が小さくなり、吸水時に形態変化
が起きるのを防止できるが、繊維自体の吸水性が非常に
悪いため、加湿機能が損なわれてしまう問題点を有して
いる。
機能を備えた吸水シートを製造する場合、例えば、ポリ
エステル繊維を配合すると水吸上げ力が向上するが、吸
水時の水分により繊維間の摩擦抵抗が小さくなり、強度
低下および形態変化が起きる。かつ、ポリエチレン繊維
を配合すると強度低下が小さくなり、吸水時に形態変化
が起きるのを防止できるが、繊維自体の吸水性が非常に
悪いため、加湿機能が損なわれてしまう問題点を有して
いる。
【０００４】また、貯水容器に貯水された水道水を吸水
シートで常時吸上げているため、同吸水シートの吸湿部
分に雑菌が発生しやすく、除湿時において、吸水シート
の吸湿部分に発生した雑菌が加湿空間内に放出されてし
まい、室内の衛生環境が悪くなる問題点も有している。
シートで常時吸上げているため、同吸水シートの吸湿部
分に雑菌が発生しやすく、除湿時において、吸水シート
の吸湿部分に発生した雑菌が加湿空間内に放出されてし
まい、室内の衛生環境が悪くなる問題点も有している。
【０００５】この発明は抗菌性ゼオライトが充填され、
かつポリエステル綿と砕木パルプおよび有機結合剤から
なる吸水性繊維シートと、黄銅薄板とを熱融着樹脂で一
体的に接合することにより、シート自体の水吸上げ力が
向上し、吸水時に強度低下及び形態変化が起きるのを防
止できる吸水シートの提供を目的とする。
かつポリエステル綿と砕木パルプおよび有機結合剤から
なる吸水性繊維シートと、黄銅薄板とを熱融着樹脂で一
体的に接合することにより、シート自体の水吸上げ力が
向上し、吸水時に強度低下及び形態変化が起きるのを防
止できる吸水シートの提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、抗菌性ゼオ
ライトが充填され、かつポリエステル綿と砕木パルプお
よび有機結合剤からなる吸水性繊維シートと、黄銅薄板
とを熱融着樹脂で一体的に接合した吸水シートであるこ
とを特徴とする。
ライトが充填され、かつポリエステル綿と砕木パルプお
よび有機結合剤からなる吸水性繊維シートと、黄銅薄板
とを熱融着樹脂で一体的に接合した吸水シートであるこ
とを特徴とする。
【０００７】
【発明の効果】この発明によれば、吸水シートを構成す
る黄銅薄板と上述の吸水性繊維シートとを熱融着樹脂に
より一体的に接合しているので、ポリエステル綿の繊維
素材を使用しても強度低下や形態変化が起きず、浸漬部
分の接着強度にも何等変化が起きず、繊維素材の毛細管
現象により水吸上げ力を高めることができる。しかも、
吸水性繊維シートに接合した黄銅薄板により吸水シート
の形態が保持されるため、吸水シートの加湿面積が常時
一定しており、安定した加湿機能を発揮することができ
る。
る黄銅薄板と上述の吸水性繊維シートとを熱融着樹脂に
より一体的に接合しているので、ポリエステル綿の繊維
素材を使用しても強度低下や形態変化が起きず、浸漬部
分の接着強度にも何等変化が起きず、繊維素材の毛細管
現象により水吸上げ力を高めることができる。しかも、
吸水性繊維シートに接合した黄銅薄板により吸水シート
の形態が保持されるため、吸水シートの加湿面積が常時
一定しており、安定した加湿機能を発揮することができ
る。
【０００８】かつ、上述の吸水性繊維シートに接合した
黄銅薄板を強制的に折曲げて、Ｕ字形や波形等の任意形
状に吸水シートを変形させることで、使用枚数および収
納容積を可変せずに加湿表面積のみ大きくすることがで
き、加湿効率の向上および機器の小型化が図れると共
に、吸水性繊維シートに充填した抗菌性ゼオライトによ
り吸湿部分に発生する雑菌が殺菌されるため、室内の衛
生環境を清潔な状態に保つことができる。
黄銅薄板を強制的に折曲げて、Ｕ字形や波形等の任意形
状に吸水シートを変形させることで、使用枚数および収
納容積を可変せずに加湿表面積のみ大きくすることがで
き、加湿効率の向上および機器の小型化が図れると共
に、吸水性繊維シートに充填した抗菌性ゼオライトによ
り吸湿部分に発生する雑菌が殺菌されるため、室内の衛
生環境を清潔な状態に保つことができる。
【０００９】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は蒸発式の加湿器において、ヒータで加熱
された温風を加湿するときに用いられる吸水シートを示
し、図１において、この加湿器１は、同器内部の貯水容
器２内に貯水された水道水Ｗにポリエステル製の吸水シ
ート３をＵ字形や波形等の任意形状に折曲げて浸漬し、
貯水容器２に貯水された水道水Ｗを吸水シート３の毛細
管現象により吸上げると共に、送風機４を駆動して、ヒ
ータ５で加熱された温風Ｈを吸水シート３に吹付け、同
吸水シート３により吸上げられた水分で温風Ｈを適度に
加湿する構成である。
述する。図面は蒸発式の加湿器において、ヒータで加熱
された温風を加湿するときに用いられる吸水シートを示
し、図１において、この加湿器１は、同器内部の貯水容
器２内に貯水された水道水Ｗにポリエステル製の吸水シ
ート３をＵ字形や波形等の任意形状に折曲げて浸漬し、
貯水容器２に貯水された水道水Ｗを吸水シート３の毛細
管現象により吸上げると共に、送風機４を駆動して、ヒ
ータ５で加熱された温風Ｈを吸水シート３に吹付け、同
吸水シート３により吸上げられた水分で温風Ｈを適度に
加湿する構成である。
【００１０】上述の吸水シート３を製造する場合、図２
および図３に示すように、長尺寸法に形成した黄銅薄板
６（厚さｔ０．２mm）の上下両面に、熱融着樹脂で形成
した２枚の各熱融着フィルム７，７を面方向に沿って１
枚ずつそれぞれ重合し、同各熱融着フィルム７，７を介
して後述する配合比率で抄造した２枚の各吸水性繊維シ
ート８，８を面方向に沿って１枚ずつ夫々重合する。
および図３に示すように、長尺寸法に形成した黄銅薄板
６（厚さｔ０．２mm）の上下両面に、熱融着樹脂で形成
した２枚の各熱融着フィルム７，７を面方向に沿って１
枚ずつそれぞれ重合し、同各熱融着フィルム７，７を介
して後述する配合比率で抄造した２枚の各吸水性繊維シ
ート８，８を面方向に沿って１枚ずつ夫々重合する。
【００１１】この後、黄銅薄板６と、各熱融着フィルム
７，７と、各吸水性繊維シート８，８とを面方向に重合
した状態のまま加熱プレス（１２０℃×５分間）して、
黄銅薄板６と各吸水性繊維シート８，８との対向面間に
重合した各熱融着フィルム７，７を溶融させ、同各熱融
着フィルム７，７を溶融して黄銅薄板６と各吸水性繊維
シート８，８とを一体的に接合すると共に、黄銅薄板６
と、各熱融着フィルム７，７と、各吸水性繊維シート
８，８とを重合した状態のまま加圧プレスして、厚さｔ
２mmの吸水シート３を製造する。
７，７と、各吸水性繊維シート８，８とを面方向に重合
した状態のまま加熱プレス（１２０℃×５分間）して、
黄銅薄板６と各吸水性繊維シート８，８との対向面間に
重合した各熱融着フィルム７，７を溶融させ、同各熱融
着フィルム７，７を溶融して黄銅薄板６と各吸水性繊維
シート８，８とを一体的に接合すると共に、黄銅薄板６
と、各熱融着フィルム７，７と、各吸水性繊維シート
８，８とを重合した状態のまま加圧プレスして、厚さｔ
２mmの吸水シート３を製造する。
【００１２】上述の各吸水性繊維シート８，８は、例え
ば、２デニールのポリエステル綿（帝人：繊維長さ６mm
にカット）を３５wt％配合し、砕木パルプ（ＮＢＫＰパ
ルプ）を３５wt％配合し、抗菌性ゼオライト（シナネン
ニューセラミック：商品名ゼオミック粉体）を２０wt％
配合し、有機結合材（住友化学：商品名スミカフレック
ス９００）を１０wt％配合し、同各比率で配合された各
複合材料を均一に混合した状態のまま抄造して、これら
各吸水性繊維シート８，８を坪量４２１ｇ／ｍ2 で厚さ
ｔ２mmに成形している。
ば、２デニールのポリエステル綿（帝人：繊維長さ６mm
にカット）を３５wt％配合し、砕木パルプ（ＮＢＫＰパ
ルプ）を３５wt％配合し、抗菌性ゼオライト（シナネン
ニューセラミック：商品名ゼオミック粉体）を２０wt％
配合し、有機結合材（住友化学：商品名スミカフレック
ス９００）を１０wt％配合し、同各比率で配合された各
複合材料を均一に混合した状態のまま抄造して、これら
各吸水性繊維シート８，８を坪量４２１ｇ／ｍ2 で厚さ
ｔ２mmに成形している。
【００１３】なお、上述の吸水シート３を構成する上述
の吸水性繊維シート８には２デニールのポリエステル綿
を使用しているが、例えば、１デニール〜４デニールの
ポリエステル綿を使用することが好ましい。
の吸水性繊維シート８には２デニールのポリエステル綿
を使用しているが、例えば、１デニール〜４デニールの
ポリエステル綿を使用することが好ましい。
【００１４】上述のように製造された吸水シート３の比
較例として、例えば、砕木パルプを３５wt％配合し、抗
菌性ゼオライトを２０wt％配合し、有機結合材を１０wt
％配合すると共に、同各複合材料に加えて２デニールの
ポリエステル綿（繊維長さ６mm）を３５wt％配合した繊
維シート８と黄銅薄板６とを一体的に接合してなる本考
案の試験品Ａと、各複合材料に加えて２デニールのポリ
エステル綿を３５wt％配合してなる比較例１の試験品Ｂ
と、各複合材料に加えて２デニールのフィブリル化した
ポリエチレン綿を３５wt％配合した状態のまま加熱プレ
ス（１４０℃×１時間）してなる比較例２の試験品Ｃ
と、各複合材料に加えて２デニールのポリエチレン綿を
３５wt％配合してなる比較例３の試験品Ｄとを同一条件
で水吸上げ試験する。
較例として、例えば、砕木パルプを３５wt％配合し、抗
菌性ゼオライトを２０wt％配合し、有機結合材を１０wt
％配合すると共に、同各複合材料に加えて２デニールの
ポリエステル綿（繊維長さ６mm）を３５wt％配合した繊
維シート８と黄銅薄板６とを一体的に接合してなる本考
案の試験品Ａと、各複合材料に加えて２デニールのポリ
エステル綿を３５wt％配合してなる比較例１の試験品Ｂ
と、各複合材料に加えて２デニールのフィブリル化した
ポリエチレン綿を３５wt％配合した状態のまま加熱プレ
ス（１４０℃×１時間）してなる比較例２の試験品Ｃ
と、各複合材料に加えて２デニールのポリエチレン綿を
３５wt％配合してなる比較例３の試験品Ｄとを同一条件
で水吸上げ試験する。
【００１５】すなわち、各試験品Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを全長
２００mmに設定し、横幅５０mmに設定し、坪量４２１ｇ
／ｍ2 に設定して、厚さｔ２mmに成形した試験品Ａと、
厚さｔ０．９mmに成形した各試験品Ｂ，Ｃ，Ｄとを後述
する方法で水吸上げ試験する。
２００mmに設定し、横幅５０mmに設定し、坪量４２１ｇ
／ｍ2 に設定して、厚さｔ２mmに成形した試験品Ａと、
厚さｔ０．９mmに成形した各試験品Ｂ，Ｃ，Ｄとを後述
する方法で水吸上げ試験する。
【００１６】先ず、上述の試験品Ａ（実施例品）を水吸
上げ試験する場合、図４に示すように、試験容器９内に
所定量貯水（深さ１０mm）された水道水Ｗに試験品Ａの
下端部を浸漬して、同試験品Ａを鉛直に起立させた状態
のまま１時間当たりの水吸上げ高さを測定する。つま
り、試験容器９に貯水された水道水Ｗの水面を０基準と
して、試験品Ａの毛細管現象により吸上げられる水道水
Ｗの高さを測定する。上述と同様にして各試験品Ｂ，
Ｃ，Ｄ（比較品）の水吸上げ力を試験する。
上げ試験する場合、図４に示すように、試験容器９内に
所定量貯水（深さ１０mm）された水道水Ｗに試験品Ａの
下端部を浸漬して、同試験品Ａを鉛直に起立させた状態
のまま１時間当たりの水吸上げ高さを測定する。つま
り、試験容器９に貯水された水道水Ｗの水面を０基準と
して、試験品Ａの毛細管現象により吸上げられる水道水
Ｗの高さを測定する。上述と同様にして各試験品Ｂ，
Ｃ，Ｄ（比較品）の水吸上げ力を試験する。
【００１７】下記の表１は、上記方法で各試験品Ａ，
Ｂ，Ｃ，Ｄを水吸上げ試験した結果を示す。
Ｂ，Ｃ，Ｄを水吸上げ試験した結果を示す。
【００１８】
【表１】
【００１９】上記の試験結果が示すように、ポリエステ
ル綿を配合した各吸水性繊維シート８，８間に黄銅薄板
６を一体的に重合してなる本考案の試験品Ａは、ポリエ
ステル綿の毛細管現象により試験容器９内の水道水Ｗが
効率よく吸上げられ、同試験容器９内の水道水Ｗを１時
間以内に１８８mm／hrの高さまで吸上げることができ
る。しかも、２枚の各吸水性繊維シート８，８間に重合
した黄銅薄板６により吸水シート３の形態を保持してい
るので、水吸上げ時において強度低下および形態変化が
なく、浸漬部分の接着強度にも何等変化がない。
ル綿を配合した各吸水性繊維シート８，８間に黄銅薄板
６を一体的に重合してなる本考案の試験品Ａは、ポリエ
ステル綿の毛細管現象により試験容器９内の水道水Ｗが
効率よく吸上げられ、同試験容器９内の水道水Ｗを１時
間以内に１８８mm／hrの高さまで吸上げることができ
る。しかも、２枚の各吸水性繊維シート８，８間に重合
した黄銅薄板６により吸水シート３の形態を保持してい
るので、水吸上げ時において強度低下および形態変化が
なく、浸漬部分の接着強度にも何等変化がない。
【００２０】ポリエステル綿を配合した比較例１の試験
品Ｂは、上述の試験品Ａと同様にポリエステル綿の毛細
管現象により試験容器９内の水道水Ｗを効率よく吸上げ
ることができるが、吸上げた水分により繊維間の摩擦抵
抗が小さくなり、水吸上げ時において強度低下および形
態変化し、水吸上げ時に試験品Ｂが傾倒してしまうた
め、水吸上げ高さが測定不可である。
品Ｂは、上述の試験品Ａと同様にポリエステル綿の毛細
管現象により試験容器９内の水道水Ｗを効率よく吸上げ
ることができるが、吸上げた水分により繊維間の摩擦抵
抗が小さくなり、水吸上げ時において強度低下および形
態変化し、水吸上げ時に試験品Ｂが傾倒してしまうた
め、水吸上げ高さが測定不可である。
【００２１】ポリエチレン綿を配合した比較例２，３の
各試験品Ｃ，Ｄは、繊維自体の特性により吸水性が非常
に悪く、１４０℃の高温で加熱プレスしても繊維形態に
変化がないため、水吸上げ時において強度低下せず、形
態を保持できるが、フィブリル化したポリエチレン綿を
配合してなる試験品Ｃは、試験容器９内の水道水Ｗを１
時間で１０mm／hrの高さまでしか吸上げられず、かつ、
ポリエチレン綿を配合してなる試験品Ｄは、試験容器９
内の水道水Ｗを１時間で２５mm／hrの高さまでしか吸上
げられず、充分な水吸上げ作用が得られない。
各試験品Ｃ，Ｄは、繊維自体の特性により吸水性が非常
に悪く、１４０℃の高温で加熱プレスしても繊維形態に
変化がないため、水吸上げ時において強度低下せず、形
態を保持できるが、フィブリル化したポリエチレン綿を
配合してなる試験品Ｃは、試験容器９内の水道水Ｗを１
時間で１０mm／hrの高さまでしか吸上げられず、かつ、
ポリエチレン綿を配合してなる試験品Ｄは、試験容器９
内の水道水Ｗを１時間で２５mm／hrの高さまでしか吸上
げられず、充分な水吸上げ作用が得られない。
【００２２】以上詳述したように、本発明によれば吸水
シート３を構成する黄銅薄板６と各吸水性繊維シート
８，８とを各熱融着フィルム７，７により一体的に接合
しているので、ポリエステル綿の繊維素材を使用しても
強度低下や形態変化が起きず、浸漬部分の接着強度にも
何等変化が起きず、繊維素材の毛細管現象により水吸上
げ力を高めることができる。しかも、２枚の各吸水性繊
維シート８，８間に接合した黄銅薄板６により吸水シー
ト３の形態が保持されるため、吸水シート３の加湿面積
が常時一定しており、安定した加湿機能を発揮すること
ができる。
シート３を構成する黄銅薄板６と各吸水性繊維シート
８，８とを各熱融着フィルム７，７により一体的に接合
しているので、ポリエステル綿の繊維素材を使用しても
強度低下や形態変化が起きず、浸漬部分の接着強度にも
何等変化が起きず、繊維素材の毛細管現象により水吸上
げ力を高めることができる。しかも、２枚の各吸水性繊
維シート８，８間に接合した黄銅薄板６により吸水シー
ト３の形態が保持されるため、吸水シート３の加湿面積
が常時一定しており、安定した加湿機能を発揮すること
ができる。
【００２３】かつ、２枚の各吸水性繊維シート８，８間
に接合した黄銅薄板６を強制的に折曲げて、Ｕ字形や波
形等の任意形状に吸水シート３を変形させることで、使
用枚数および収納容積を可変せずに加湿表面積のみ大き
くすることができ、加湿効率の向上および機器の小型化
が図れると共に、各吸水性繊維シート８，８に充填した
抗菌剤としての抗菌性ゼオライトにより吸湿部分に発生
する雑菌が殺菌されるため、室内の衛生環境を清潔な状
態に保つことができる。
に接合した黄銅薄板６を強制的に折曲げて、Ｕ字形や波
形等の任意形状に吸水シート３を変形させることで、使
用枚数および収納容積を可変せずに加湿表面積のみ大き
くすることができ、加湿効率の向上および機器の小型化
が図れると共に、各吸水性繊維シート８，８に充填した
抗菌剤としての抗菌性ゼオライトにより吸湿部分に発生
する雑菌が殺菌されるため、室内の衛生環境を清潔な状
態に保つことができる。
【００２４】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、 この発明の熱融着樹脂は、実施例の熱融着フ
ィルム７に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
において、 この発明の熱融着樹脂は、実施例の熱融着フ
ィルム７に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【図１】本発明の吸水シートの使用状態を示す蒸発式加
湿器の構成図。
湿器の構成図。
【図２】本発明の吸水シートの重合状態を示す一部拡大
斜視図。
斜視図。
【図３】本発明の吸水シートの重合状態を示す一部拡大
縦断面図。
縦断面図。
【図４】吸水シートの水吸上げ状態を示す水吸上げ試験
の構成図。
の構成図。
【符号の説明】６ …黄銅薄板７…熱融着フィルム８…吸水性繊維シート
Claims (1)
- 【請求項１】抗菌性ゼオライトが充填され、かつポリエ
ステル綿と砕木パルプおよび有機結合剤からなる吸水性
繊維シートと、黄銅薄板とを熱融着樹脂で一体的に接合
した吸水シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213274A JP2514145B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 吸水シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213274A JP2514145B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 吸水シ―ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634171A JPH0634171A (ja) | 1994-02-08 |
| JP2514145B2 true JP2514145B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=16636395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4213274A Expired - Lifetime JP2514145B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 吸水シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514145B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198685A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 気化フィルタおよび加湿装置 |
| WO2009063884A1 (ja) | 2007-11-12 | 2009-05-22 | Mitsubishi Paper Mills Limited | 加湿用気化フィルター、加湿用気化フィルター積層体及びそれらを用いた加湿方法 |
| JP2016521841A (ja) * | 2013-06-13 | 2016-07-25 | エム．エフ．クレバー ソリューションズ エルティーディーＭ．Ｆ．Ｃｌｅｖｅｒ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ Ｌｔｄ | Ｈｖａｃシステムのための加湿ユニット |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105823157A (zh) * | 2016-02-22 | 2016-08-03 | 邹昭琪 | 物理加湿器 |
| US9476604B1 (en) * | 2016-06-27 | 2016-10-25 | Raymond D. Mathews | Room humidifier |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2833823B2 (ja) * | 1990-03-29 | 1998-12-09 | 株式会社クラレ | 積層体 |
| JPH0439620U (ja) * | 1990-08-03 | 1992-04-03 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4213274A patent/JP2514145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007198685A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 気化フィルタおよび加湿装置 |
| WO2009063884A1 (ja) | 2007-11-12 | 2009-05-22 | Mitsubishi Paper Mills Limited | 加湿用気化フィルター、加湿用気化フィルター積層体及びそれらを用いた加湿方法 |
| JP2016521841A (ja) * | 2013-06-13 | 2016-07-25 | エム．エフ．クレバー ソリューションズ エルティーディーＭ．Ｆ．Ｃｌｅｖｅｒ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ Ｌｔｄ | Ｈｖａｃシステムのための加湿ユニット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0634171A (ja) | 1994-02-08 |
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