JP2514027Y2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2514027Y2 JP11749590U JP11749590U JP2514027Y2 JP 2514027 Y2 JP2514027 Y2 JP 2514027Y2 JP 11749590 U JP11749590 U JP 11749590U JP 11749590 U JP11749590 U JP 11749590U JP 2514027 Y2 JP2514027 Y2 JP 2514027Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、両替機、自動支払機等の自動取引装置に関
し、特に、投出された物品の取り忘れ判別の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、両替装置では、顧客が紙幣等を投入すると、
指示された種類の貨幣で両替金を払い出す。この両替さ
れた貨幣の取扱いを容易にするべく貨幣の種類毎、例え
ば紙幣、バラ硬貨、棒金等の投出口が別々に設けられ
る。
このような両替装置には、顧客が投出された貨幣を取
り忘れると、貨幣投出口のシャッタを閉じ、投出貨幣を
取り忘れ収納部に回収して取り引きの安全を図る取り忘
れ処理が不可欠である。
取り忘れ処理では、貨幣の取り忘れを検知するために
各投出口から貨幣を取り出すのに要すると考えられる時
間を判別基準時間として両替貨幣の投出と共に設定し、
この判別基準時間を越えても両替貨幣が取り出されない
と取り忘れであると判別し、取り忘れ処理を実行する。
上記判別基準時間が短いと、利用者が両替貨幣の取り
出し中に取り忘れ処理がなされて、投出口のシャッタが
閉じてしまう等の不具合が生じるから、この判別基準時
間は比較的に長い時間に設定される。例えば、3つの投
出口がある場合には、各投出口からの取出しの限度時間
をTA、TB、TCとし、それらの合計時間TA+TB+TCを判別
基準時間とする。貨幣、カード、伝票等を一括投出する
自動取引装置も同様な処理を行っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記判別基準時間が長いと取り忘れが
生じた場合には以下のような不具合がある。
すなわち、判別基準時間を経過する前に利用者が取引
装置から離れてしまうと、投出口に投出物品が放置され
た状態が生じ、これを他の者が取り出してしまうことが
考えられる。
また、取り忘れの判別基準時間が完了するまで次の取
引き処理に移ることが出来ないから、基準時間を長く設
定すると取引装置の稼働率が低下する。
そこで、本考案は、投出物品の取出し時間を確保しつ
つ取り忘れの判別を可及的に素早く行って上記不具合の
解消を図った自動取引装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明にかかる両替装置
においては、 投出すべき物品を物品の形態に対応した複数の投出口
に投出し、上記投出口から判別基準時間以内に該投出物
品が取出されないときに取り忘れ処理をする自動取引装
置において、上記投出口からの上記投出物品の取出しを
許容する許容時間を上記投出物品が投出された上記投出
口の各々について定める取出し許容時間設定手段と、各
許容時間のうち最大の時間を上記判別基準時間に設定す
る判別基準時間設定手段と、上記投出口のひとつから上
記投出物品が取出される度に、上記投出物品が未だ取出
されない他の投出口について定められた上記許容時間の
うち最大の許容時間を上記判別基準時間として再度設定
する再設定手段とを備えている。
〔作用〕
自動取引装置は、投出物品を投出口に投出すると計時
を開始する。この時間が判別基準時間を越えても投出物
品が取り出されないと、自動取引装置は、例えば投出し
た物品を回収する等の取忘れ処理をして取引の安全を図
る。
取出し許容時間設定手段は、投出物品の形態等により
投出口からの取出し易さが異なるので、例えば物品の形
態及び金額または数量に基づいて物品を取出すべき許容
時間を物品が投出された投出口毎に選定する。判別基準
時間設定手段は、選定された許容時間の中から最大の時
間を上記判別基準時間として設定する。再設定手段は、
投出口のひとつから投出物品が取出される度に、未だ物
品が取出されない投出口について定められた許容時間の
うち最大の許容時間を選択し、この新たに選択した許容
時間によって上記判別基準時間を更新する。
この結果、取出しに必要な時間を確保しつつ従来より
も短い判別基準時間を設定することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第2図は、本考案が適用された両替装置の外観を示し
ており、利用者が紙幣挿入口1に両替すべき紙幣を挿入
すると金種と枚数が判別され、入金の合計金額が入金額
表示器2に示される。利用者がキーボードスイッチ3を
操作して金種毎に両替金額を指令すると、金種毎の表示
器4に両替額が示される。残金額表示器5には、投入し
た金額から両替を指定した金額を差し引いた残りの金額
が表示される。利用者が確認ボタン6を押すと、両替が
開始される。訂正ボタン7を押すと、両替の金種、金額
を再度設定し直すことができる。両替された紙幣は、紙
幣投出口8から提供される。両替された棒金は棒金投出
口9から提供される。両替されたバラの硬貨はバラ硬貨
投出口10から提供される。各投出口の各々には、貨幣の
残留を検知するセンサとシャッタが設けられる。
両替が終了すると伝票発行口12から、投入金額、両替
した金種毎の金額、残金等を印刷したレシートが出力さ
れる。
なお、両替の金種と金額等が予め記録されたカードを
カード挿入口11に挿入すると、キーボード3の操作を行
わずともカードの記録内容に従った両替を実行する。
次に、装置の構成について第1図を参照して説明す
る。
第1図において、紙幣処理部21は、利用者によって紙
幣挿入口1に挿入された紙幣を鑑別し、金種を判別して
投入金額を計算し、投入紙幣を収納する。投入金額はイ
ンタフェース34を介してCPU31に伝達される。カード処
理部22は、カード挿入口11に挿入されたカードの内容を
読み取って両替の金種と金額等をインタフェース35を介
してCPUに伝達する。両替金種設定部23は、キーボード
スイッチ3の操作によって入力された金種毎の金額を記
憶し、インタフェース36を介してCPU31に伝達する。表
示部24は、入金額表示器2、金種別表示器4、残金額表
示器5等を駆動して、CPU31から供給される情報を表示
する。タイマ部25は、CPUからの計時指令に応じて計時
を開始し、計時出力をインタフェース38を介してCPU31
に提供する。
投出口の貨幣の残留を検出する残留検知センサ部26
は、紙幣投出口8に配置されて紙幣の取出しを検知する
紙幣残留検知センサ26aと、バラ硬貨投出口10に配置さ
れて硬貨が取り出されたことを検出するバラ硬貨残留検
知センサ26b及び棒金投出口9に配置されて棒金が取出
されたことを検出する棒金残留検知センサ26cとによっ
て構成される。紙幣残留検知センサ26aは紙幣の取り出
しを検出すると、インタフェース39のレジスタS1に
「1」を設定する。バラ硬貨残留検知センサ26bは、バ
ラ硬貨の取り出しを検出すると、インタフェース39のレ
ジスタS2に「1」を設定する。棒金の取り出しを検出す
ると、インタフェース39のレジスタS3に「1」を設定す
る。レジスタS1〜3の出力はCPU31に供給される。
伝票処理部51は、インタフェース40を介してCPUから
供給される投入金額、両替した金種と金額等の情報をロ
ール紙に印字して出力する。
紙幣投出部52aは、CPU31の指令に応じて、指定された
金種の紙幣を指定枚数だけ、紙幣投出口8に投出する。
バラ硬貨投出部52bは、CPU31の指令に応じて、指定され
た金種の硬貨を指定枚数だけ、バラ硬貨投出口10に投出
する。棒金投出部52cは、CPU31の指令に応じて、指定さ
れた金種の棒金を指定本数だけ、棒金投出口9に投出す
る。紙幣投出部52a、バラ硬貨投出部52b及び棒金投出部
52cは、投出部52を構成する。
紙幣シャッタ部53aは、インタフェース42を介して供
給されるCPU31の指令に応答して紙幣投出口8に設けら
れたシャッタを開閉する。バラ硬貨シャッタ部53bは、
インタフェース42を介して供給されるCPU31の指令に応
答してバラ硬貨投出口10に設けられたシャッタを開閉す
る。棒金シャッタ部53cは、インタフェース42を介して
供給されるCPU31の指令に応答して棒金投出口9に設け
られたシャッタを開閉する。紙幣シャッタ部53a、バラ
硬貨シャッタ部53b及び棒金シャッタ部53cはシャツタ部
53を構成する。
紙幣回収部54aは、インタフェース43を介してCPU31か
ら供給される回収指令に応答して紙幣投出口8に残留し
ている紙幣を回収し、回収容器に収納する。バラ硬貨回
収部54bは、インタフェース43を介してCPU31から供給さ
れる回収指令に応答してバラ硬貨投出口10に残留してい
る硬貨を回収し、回収容器に収納する。棒金回収部54c
は、インタフェース43を介してCPU31から供給される回
収指令を応答して棒金投出口9に残留している棒金を回
収し、回収容器に収納する。紙幣回収部54a、バラ硬貨
回収部54b及び棒金回収部54cは回収部54を構成する。
CPU31、ROM32、RAM33及びインタフェース34〜43は制
御部30を構成する。
制御部30の動作について、第3図及び第4図を参照し
て説明する。
CPU31は装置に電源が投入されると、初期化ルーチン
を実行した後、図示しない主制御プログラムを実行し、
待機状態となる。利用者が両替すべき紙幣を紙幣挿入口
11に入れ、これを紙幣処理部21が検知すると、CPU31は
図示しない紙幣処理ルーチンを実行し、金種や金額を判
別する。CPU31は投入された紙幣の金額を表示部24に転
送して入金額表示器2に表示させる。紙幣処理ルーチン
が終了すると、第3図に示される両替ルーチンに移行す
る。
CPU31は、まずカードがカード挿入口11に挿入された
かをカード処理部22の出力によって判別する(ステップ
S11)。カードが挿入されている場合には、カードに記
録されている両替パターンをRAM33の両替パターン記憶
領域に記憶する(ステップS12)。
カードが挿入されない場合には、CPU31は、キードボ
ードスイッチ3によって両替パターンが設定されたかを
両替金種設定部23の出力により判別する(ステップS1
3)。設定されていると、両替金種設定部23のメモリか
ら両替パターンを取り込んで、RAM33の両替パターン記
憶領域に記憶する(ステップS14)。なお、訂正ボタン
7を押すことにより再度両替パターンを入力することが
できる。記憶した両替パターンの内容を表示部24に供給
し、金種毎に両替金額を表示させる(ステップS15)。
この表示を見て利用者が確認ボタン6を押すと(ステ
ップS16)、両替の実行を指令したことになる。
両替パターンに、紙幣が含まれていると(ステップS1
7)、第5図に示される紙幣取出しに要する時間t1を、
枚数の関数で表した紙幣取出関数t1=f1(N)によって
算出し、あるいはROM32に記憶された紙幣取出関数のテ
ーブルから紙幣の枚数に対応する時間t1を読み取り、レ
ジスタt1に設定する(ステップS18)。両替パターン
に、紙幣が含まれていないときは(ステップS17)、レ
ジスタt1に「0」を設定する(ステップS19)。
両替パターンにバラ硬貨が含まれていると(ステップ
S20)、バラ硬貨取出しに要する時間t2を、枚数の関数
で表したバラ硬貨取出関数t2=f2(N)によって求め、
あるいはROM32に記憶されたバラ硬貨取出関数のテーブ
ルからバラ硬貨の枚数に対応する時間t2を読み取り、レ
ジスタt2に設定する(ステップS21)。両替パターンに
バラ硬貨が含まれていないときは(ステップS20)、レ
ジスタt2に「0」を設定する(ステップS22)。
両替パターンに棒金が含まれていると(ステップS2
3)、棒金取出しに要する時間t3を、棒金の本数の関数
で表した棒金取出関数t3=f3(N)によって求め、ある
いはROM32に記憶された棒金取出関数のテーブルから棒
金の本数に対応する時間t3を読み取る(ステップS2
4)。両替パターンに棒金が含まれていないときは(ス
テップS23)、レジスタt2に「0」を設定する(ステッ
プS25)。ステップS17〜25は取出し許容時間設定手段に
対応する。
CPU31は、両替パターンに従って投出部52の紙幣投出
部52a、バラ硬貨投出部52b、棒金投出部52cに金種毎に
投出枚数を指令する(ステップS26)。これによって、
利用者が指定した金種が各投出口に送り出される。
CPU31は、上記した取り出しに要する時間t1、t2、t3
の内から最も長い時間を選択する。例えば、t1<t2<t3
とすると、t3を選択し、これをタイマ部25にタイムアウ
ト時間Tとして設定する(ステップS27)。ステップS27
は判別基準時間設定手段に対応する。
タイムアウト時間の選定が終了すると、CPU31は両替
した貨幣が投出された投出口のシャッタの開放をシャッ
タ部53に指令する(ステップS28)。これによって該当
するシャッタが開き、利用者が貨幣を取り出せる状態に
なるので、取り忘れを判別すべく、タイマ部25に計時の
開始を指令する(ステップS29)。
タイマ部25がタイムアウト出力を発生したか、すなわ
ち、タイマの計時出力tがTを超えたか判別する(ステ
ップS30)。
超えていないときは、紙幣投出口8から紙幣が取り出
されたかを判別する。インタフェース39のレジスタS1の
内容が紙幣の取り出しを表す「1」になっていると、紙
幣投出口8から紙幣が既に取り出されているので(ステ
ップS31)、レジスタt1に「0」を設定し(ステップS3
2)、紙幣シャツタ部53aに紙幣投出口8のシャッタを閉
じるように指令する(ステップS33)。タイマ部25のタ
イムアウト時間の再設定を行う(ステップS34)。すな
わち、レジスタt1、t2、t3に保持された値の内、最も大
きい値を選択し、これをタイムアウト時間としてタイマ
部25に設定する。紙幣が取り出されていると、レジスタ
t1の値は「0」であるから、レジスタt2、または、t3
うち大きい方の値が設定される。設定後、タイマ部25に
計時の開始を指令する(ステップS35)。レジスタS1を
リセットしてステップS32〜36の再実行を防止する。ス
テップS32、34及び35は再設定手段に対応する。
紙幣が取り出されていない場合(ステップS31)又は
紙幣が取り出されてステップS32〜36を実行した後に、
バラ硬貨投出口10から硬貨が取り出されたかを判別す
る。インタフェース39のレジスタS2の内容が紙幣の取り
出しを表す「1」になっていると、バラ硬貨投出口10か
ら硬貨が既に取り出されているので(ステップS37)、
レジスタt2に「0」を設定し(ステップS38)、バラ硬
貨シャツタ部53bにバラ硬貨投出口10のシャッタを閉じ
るように指令する(ステップS39)。タイマ部25のタイ
ムアウト時間の再設定を行う(ステップS40)。すなわ
ち、レジスタt1、t2、t3に保持された値の内、最も大き
い値を選択し、これをタイムアウト時間としてタイマ部
25に設定する。紙幣が取り出されていると、レジスタt2
の値は「0」であるから、レジスタt1、または、t3のう
ち大きい方の値が設定される。設定後、タイマ部25に計
時の開始を指令する(ステップS41)。レジスタS2をリ
セットしてステップS38〜42の再実行を防止する。ステ
ップS38、40及び41は再設定手段に対応する。
バラ硬貨が取り出されていない場合(ステップS37)
又はバラ硬貨が取り出されてステップS38〜42を実行し
た後に、棒金投出口9から棒金が取り出されたかを判別
する。インタフェース39のレジスタS3の内容が棒金の取
り出しを表す「1」になっていると、棒金投出口9から
棒金が既に取り出されているので(ステップS43)、レ
ジスタt3に「0」を設定し(ステップS44)、棒金シャ
ツタ部53cに棒金投出口9のシャッタを閉じるように指
令する(ステップS45)。タイマ部25のタイムアウト時
間の再設定を行う(ステップS46)。すなわち、レジス
タt1、t2、t3に保持された値の内、最も大きい値を選択
し、これをタイムアウト時間としてタイマ部25に設定す
る。棒金が取り出されていると、レジスタt3の値は
「0」であるから、レジスタt1、または、t2のうち大き
い方の値が設定される。設定後、タイマ部25に計時の開
始を指令する(ステップS47)。レジスタS3をリセット
してステップS44〜48の再実行を防止する。ステップS4
4、46及び47は再設定手段に対応する。
各投出口から、両替貨幣の取り出しが終了したかを判
別し(ステップS49)、取り出されていないものがある
ときは、ステップS30から各ステップを繰り返す。
例えば、取り出しに要する時間が、t1<t2<t3である
場合、第6図に示すようにタイマ部25の最初の設定値は
t3となる(ステップS27)。先に棒金が取り出される
と、t3は「0」に設定され(ステップS44)、t1及びt2
のうち、値の大きいt2がタイマ部25に再設定される(ス
テップS46)。このt2の時間内に先に紙幣が取り出され
ると、t1は「0」に設定される(ステップS32)。t1
びt3は「0」であるから、タイマ部25の再設定値はt2
なる。このt2の時間内にバラ硬貨が取り出されて、全部
の両替貨幣が取り出されると、取り出し終了が判別され
る(ステップS49)。
このように、従来の判別基準時間t1+t2+t3に対して
本考案の判別基準時間たる設定時間はt1、t2、t3のいず
れかであって、判別基準時間が短縮されている。
CPU31は、両替が終了すると、投入金額と両替した金
種毎の金額を伝票処理部51に転送し、これ等を印字した
伝票を投出させる(ステップS50)。カードが挿入され
ている場合には(ステップS51)、カードの返却をカー
ド処理部22に指令し、両替ルーチンを修了する。
タイマ部25に設定された時間内に、貨幣が取り出され
なかった場合には、タイムアウト出力が発生し(ステッ
プS30)、両替貨幣の回収を行う。まず、利用者以外の
両該貨幣の取り出しを防ぐべく、CPU31はシャッタ部53
に閉鎖を指令し、開放しているシャッタを閉鎖させる
(ステップS60)。残留検知センサ26a〜cの出力に基づ
いて、回収部54の該当する回収部に投出口部分に残って
いる貨幣の回収を指令する(ステップS61)。なお、紙
幣については回収してからシャッタを閉鎖する。回収容
器に両替貨幣を収容すると、投入紙幣の金額や両替貨幣
の取出し分、取残し分等の記録を行う、取り忘れデータ
処理を行い(ステップS62)、本装置の責任者の近傍に
配置された呼出ブザー等を鳴らす等して責任者の呼び出
しを行って、取り忘れ両替金の回収を行わさせる(ステ
ップS63)。
こうして、両替金の金種毎に取出しが行われると、そ
の度に最適な取り忘れ判別基準時間が設定される。
なお、上記実施例では両替機について述べたが、複数
の物品を投出する自動支払機等の自動取引装置について
も適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の自動取引装置は、複数の
投出口毎に投出物品を取出すべき許容時間を定め、最初
の判別基準時間として各許容時間のうち最大の時間を判
別基準時間に定め、投出口から投出物品が取出される度
に、投出物品が未だ取出されない投出口について定めら
れた許容時間のうち最大の許容時間を上記判別基準時間
として再度設定する構成としているので、投出物品の取
出しに必要な時間を確保しつつ可及的に判別基準時間を
短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロック図、第2図は装置
の外観を示す外観図、第3図及び第4図は制御部30の制
御動作を説明するためのフローチャート、第5図は各種
取出関数を説明するための説明図、第6図はステップS3
0〜48の動作を説明するためのタイムチャートである。 主要部分の符号の説明 25…タイマ部、26…残留検知センサ、30…制御部、52…
投出部、53…シャッタ部、53…回収部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投出すべき物品を物品の形態に対応した複
    数の投出口に投出し、前記投出口から判別基準時間以内
    に該投出物品が取出されないときに取り忘れ処理をする
    自動取引装置であって、 前記投出口からの前記投出物品の取出しを許容する許容
    時間を前記投出物品が投出された前記投出口の各々につ
    いて定める取出し許容時間設定手段と、 各許容時間のうち最大の時間を前記判別基準時間に設定
    する判別基準時間設定手段と、 前記投出口のひとつから前記投出物品が取出される度
    に、前記投出物品が未だ取出されない他の投出口につい
    て定められた前記許容時間のうち最大の許容時間を前記
    判別基準時間として再度設定する再設定手段とを備えた
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】前記許容時間は、前記投出物品の形態及び
    数量に基づいて定められることを特徴とする請求項1記
    載の自動取引装置。
  3. 【請求項3】前記自動取引装置は両替機であり、前記投
    出物品は両替貨幣であることを特徴とする請求項第1項
    又は第2項記載の自動取引装置。
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