JP2513432Y2 - 電話装置の停電切替回路 - Google Patents

電話装置の停電切替回路

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JP2513432Y2
JP2513432Y2 JP1990054652U JP5465290U JP2513432Y2 JP 2513432 Y2 JP2513432 Y2 JP 2513432Y2 JP 1990054652 U JP1990054652 U JP 1990054652U JP 5465290 U JP5465290 U JP 5465290U JP 2513432 Y2 JP2513432 Y2 JP 2513432Y2
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telephone
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史人 熊谷
一徳 本間
愼一 篠原
徹 松嶋
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電話装置の停電切替回路に関し、特に停電時
および停電復旧時の切り替えを自動的に行う電話装置の
停電切替回路に関する。
(従来の技術) 電話装置の一例としてのボタン電話装置では、局線に
接続された主装置に複数のボタン電話機が接続され、主
装置の制御を介して局線とボタン電話機との間で通信信
号の授受が為される。
かかるボタン電話装置においては、主装置内の局線回
路が局線と接続され、局線にアナログ信号を送出し、一
方、局線からのアナログ信号をデジタル信号に変換して
ハイウェイバスを介して時分割多重されたデジタル信号
の形でボタン電話機に送出する。
ボタン電話機では、このデジタル信号を受け、D/A変
換等の所定処理を施して受話器に音声信号を供給する。
逆に、送話器からのアナログ信号はA/D変換器によりデ
ジタル信号に変換された後、バスを介して主装置に送出
され、再びアナログ信号に変換されて局線に送出され
る。
上記ボタン電話装置は、停電時には、上記主装置から
バスを介してのボタン電話機への平常のデジタル信号伝
送から、別設の停電通話路を介してのアナログ信号信号
伝送に切り替わる。この停電時の切り替えによって、局
線からの電流が主装置側に設けられたリレー巻線に流
れ、停電状態であるときは、ブザー鳴動等によってボタ
ン電話機の扱者に知らされる。扱者は、この停電状態を
ブザー鳴動等によって確認すると停電切り替えスイッチ
を手動で切り替えて上記別設停電通話路を使用すること
になる。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来の電話装置の停電切替回路は、停
電時に、別設した停電通話路の回線切替使用を行う際、
扱者が切替スイッチを手動操作する必要があり、扱者に
とって煩雑であるだけでなく、切替スイッチの誤動作に
よる通話切れ、または、スイッチの戻し忘れ等が生ずる
こともあるという問題があった。
そこで、本考案の目的は、停電時/通電時に対応して
自動的な通話路の切り替えを可能とし、操作の煩雑さ
と、誤動作の発生を除去した電話装置の停電切替回路を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するため、本考案による電話装置の
停電切替回路は、 局線と、電源に接続されている主装置を介して複数の
電話機がバスを介して接続され、前記電源の停電時には
停電用通話路への切り替えによって前記局線と前記電話
機が接続されているように構成されている電話装置の停
電切替回路において、 前記電源の供給がなくなったときに、前記電源の代わ
りにバックアップ電源を一定時間供給するバックアップ
バッテリと、 該バックアップバッテリからの供給電圧が一定値以下
になったことを検出する検出回路と、 該検出回路の前記送出に応答して前記局線を前記停電
用通話路に切り替え接続する第1の接続制御手段と、 前記停電通話路に接続された電話機のオフフック動作
に応答して、前記局線を前記電話機の通話路に切り替え
接続する第2の接続制御手段と、 前記電源の供給が再開されたとき、前記複数の電話機
の通話路をスキャンして、該通話路が未使用となった時
点で前記局線を局線回路に接続して通常の通話路構成と
する第3の接続制御手段と、 を備えて構成する。
(作用) 本考案による電話装置の停電切替回路では、停電の発
生時に、直ちに停電用通話路側に局線に切り替え接続せ
ず、まず短時間動作用のバックアップ電源を用いて通常
動作をさせ、時間経過とともに低下するバックアップ電
源の電圧をモニタし、一定電圧以下に低下した時点で停
電用通話路側への接続に切り替え、電話機のオフフック
に応答して局線を当該電話機の通話路に接続して迅速且
つ確実な自動切替を可能とするとともに、停電が復旧
(復電)したときには、主装置に接続されている電話機
の通話路をモニタ(スキャン)して、通話路が未使用と
なった時点で局線を主装置の局線回路に自動切り替え接
続しているので、停電時、復電時の切替スイッチ操作が
全く不要で、誤動作による通話切れがなくなり、効果的
で信頼性の高い動作が得られる。
(実施例) 次に本考案について図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案による電話装置の停電切替回路をボタ
ン電話装置に適用した実施例を示すブロック図である。
本考案においては、ボタン電話機側に停電通話路への
局線からの電流流入を検出し、ボタン電話機内部の回線
経路を停電通話路側に自動的に切り替えるリレーを設置
することで停電時、復電時の最適切り替えを行ってい
る。
第1図において、局線C/O(1)〜C/O(n)は、主装
置100内の対応する局線回路(TRK)110(1)〜110
(n)に停電接点PF(1)〜PF(n)を介して接続され
ている。
局線回路110(1)〜110(n)は、A/D変換器111
(1)〜111(n)およびD/A変換器112(1)〜112
(n)を介してハイウェイバスHWと接続されている。
ハイウェイスイッチ(HWSW)115は、ハイウェイバスH
Wを介して接続されているA/D変換器111(1)〜111
(n)およびD/A変換器112(1)〜112(n)と多重化
分離回路(MPX)113との時分割音声データ信号の時分割
スイッチングタイミングを制御する。
制御回路(CCU)116は、多重化分離回路113やハイウ
ェイスイッチ115を制御する。
データ送受信回路(DTR)114は、多重化分離回路113
とボタン電話機200(1)、200(2)…との間の信号の
授受をバスBを介して行う。
電源切替回路118は、商用電源AC100Vとバックアップ
バッテリー(BAT)119とを切り替えて給電回路(PS)11
7に供給する。停電検出回路(PFDET)120は、停電状態
を検出して、検出信号を制御回路116に送出する。
主装置100とバスBを介して接続されている複数のボ
タン電話機200(1)、200(2)、…のそれぞれには、
バスBが接続されているデータ送受信回路(DTR)210と
受電回路(PR)212が内蔵されている。
多重化分離回路(MPX)211は、データ送受信回路210
に対するデータ送信やデータ受信を、多重化、分離処理
を施して行う。D/A変換回路214は、多重化分離回路211
からのデジタル信号をアナログ信号信号に変換して受話
器218側に送出する。A/D変換器215は、送話器219からの
アナログ信号をデジタル信号に変換して多重化分離回路
211に送出する。
ボタン電話機制御回路(KTP)213は、ボタン電話機の
動作を制御するもので、例えば多重化分離回路211から
の音源制御信号を受けて音源回路216の信号を増幅し、
スピーカ220を鳴動する。
以上が平常時の動作であるが、停電時の動作は次のよ
うにして行われる。
AC100Vの商用電源が停電状態になると、バックアップ
バッテリー119によって一定時間バックアップされる。
このとき、停電検出回路120は、バッテリー119の電圧
が一定値以下になったことを検出すると、検出信号を制
御回路116に送出する。制御回路116は、検出信号を受信
すると、停電リレーを駆動し、局線C/O(1)〜C/O
(n)と局線回路110(1)〜110(n)との間に設けら
れた接点PF1〜PFnをブレークし、局線を、別個に設置し
た停電通話路PFR(例えばPFR1)に切り替え接続する。
この状態で、局線から着信信号が到来すると、停電通
話路PFR1を介してボタン電話機の停電ブザー222が鳴動
する。そして、このブザー鳴動を確認して扱者がOFF HO
OKすると、停電通話路中に設けられた通話電流検出リレ
ー(LDT)223に局線側から電流が流れ、このリレーの接
点1dtを切り替え、停電通話路側と接続させる。
一方、停電時ではない平常状態、または停電状態から
復電した場合には、主装置100側の接点PF1〜PFnはメー
ク状態にあるため、ボタン電話機がOFF HOOKされても通
話電流検出リレー223には電流は流れないから、接点1dt
はバスBと主装置を介して局線と接続されることにな
る。
停電通話路PFR1〜PFRnにて通話中に、AC100Vの商用電
源が復電した場合には、制御回路116は、停電検出回路1
20からの停電復旧信号を受け(検出信号がなくなる)、
通電処理を実行する。その際、各停電通話路に挿入され
たリレー巻線LD1〜LDnの接点をスキャンし、各停電通話
路が未使用となった時点で、PFリレーを動作させ、局線
C/O(n)を局線回路110(1)〜110(n)側に接続
し、復電時の停電時の停電通話路による通話を継続させ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案による停電切替回路は、
停電時に切り替え使用される停電通話路の電話機側に通
話電流検出手段を設け、この通話電流検出手段の出力に
よって送受話器を停電通話路と平常時の通電流時通路回
路とのいずれかに自動切り替え接続しているので、従来
のように停電時、復電時の状態変化に応じて逐次スイッ
チ切替操作を行う必要がなくなり、また切替スイッチの
誤操作による通話切れや切替スイッチの戻し忘れ等の問
題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による停電切替回路のボタン電話装置へ
の適用例を示す実施例のブロック図である。 100……主装置、110(1)〜110(n)……局線回路、1
15……ハイウェイスイッチ、116……制御回路、118……
電流切替回路、119……バックアップバッテリー、120…
…停電検出回路、121……主装置側通話電流検出リレ
ー、200(1),200(2)……ボタン電話機、213……ボ
タン電話機制御回路、221……停電通話回路、222……停
電ブザー、223……ボタン電話機通話電流検出リレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 篠原 愼一 東京都千代田区幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 松嶋 徹 東京都千代田区幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−164561(JP,A) 特開 昭62−42697(JP,A) 特開 昭63−283340(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】局線と、電源に接続されている主装置を介
    して複数の電話機がバスを介して接続され、前記電源の
    停電時には停電用通話路への切り替えによって前記局線
    と前記電話機が接続されているように構成されている電
    話装置の停電切替回路において、 前記電源の供給がなくなったときに、前記電源の代わり
    にバックアップ電源を一定時間供給するバックアップバ
    ッテリと、 該バックアップバッテリからの供給電圧が一定値以下に
    なったことを検出する検出回路と、 該検出回路の前記送出に応答して前記局線を前記停電用
    通話路に切り替え接続する第1の接続制御手段と、 前記停電通話路に接続された電話機のオフフック動作に
    応答して、前記局線を前記電話機の通話路に切り替え接
    続する第2の接続制御手段と、 前記電源の供給が再開されたとき、前記複数の電話機の
    通話路をスキャンして、該通話路が未使用となった時点
    で前記局線を局線回路に接続して通常の通話路構成とす
    る第3の接続制御手段と、 を備えて成る電話装置の停電切替回路。
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JPS6242697A (ja) * 1985-08-20 1987-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ボタン電話装置
JP2506355B2 (ja) * 1986-12-25 1996-06-12 富士通株式会社 停電用電話端末装置
JPS63283340A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電話システムの停電通話保証方式

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