JP2513337Y2 - レ―ザ走査装置 - Google Patents

レ―ザ走査装置

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JP2513337Y2
JP2513337Y2 JP6146390U JP6146390U JP2513337Y2 JP 2513337 Y2 JP2513337 Y2 JP 2513337Y2 JP 6146390 U JP6146390 U JP 6146390U JP 6146390 U JP6146390 U JP 6146390U JP 2513337 Y2 JP2513337 Y2 JP 2513337Y2
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剛 吉村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転多面鏡を用いることによって、レーザ書
き込み系に使用されるレーザ走査装置に関する。
〔従来の技術〕 一般にレーザ走査装置では、回転多面鏡の回転によっ
てレーザ光を感光体の主走査方向に走査することによ
り、画像の書き込みを行っている。このレーザ走査装置
では回転多面鏡の回転に伴う風切り音の騒音、埃の付着
を防止するとともに、風損を低減させて消費電流の低減
を図るため、回転多面鏡をケース内に密封する構造とな
っているが、回転多面鏡へのレーザ光の入出射を行う必
要があるため、ケースには透光窓が形成されている。そ
して、この透光窓にガラス板などの平行透明板を嵌め込
んで、回転多面鏡を周囲から隔離している。かかる平行
透明板は増透処理が施されてレーザ光の透過率の増大が
なされているが、一部(10%程度)のレーザ光は平行透
明板の板面で反射してフレア光となり、感光体への画像
形成に悪影響を与えている。このようなことから、従来
は平行透明板をレーザ光の副走査方向に傾けることが行
われている(例えば、特開平1−302218号公報、特開昭
63−49726号公報、実開昭62−201715号公報)。
第4図はこれらの従来技術に示されたレーザ走査装置
の構成の概略を示している。モータを駆動源として回転
する回転多面鏡41は図示しないケース内に収納されてお
り、このケースの透光窓には平行透明板42が取り付けら
れている。レーザ光はレーザダイオードユニット43から
出射され、平行透明板42を透過した後、回転多面鏡41に
入射して、同多面鏡41の高速回転で主走査方向に走査さ
れて平行透明板42を透過し、fθレンズ44から感光体
(図示せず)上に結像する。平行透明板42は主走査方向
と直交する副走査方向に対して、所定角度を有して傾く
ように設けられており、これにより画像形成領域へのゴ
ースト光の入射、レーザダイオードユニット43への戻り
光の入射を防止でき、フレア光による悪影響を防止する
ことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のレーザ走査装置で
は、一直線状の理想走査線Loとならず、弯曲した走査線
Liとなってレーザ光が感光体上に走査される。この弯曲
走査線Liの発生は、単系統の光学系を用いたモノクロカ
ラーの複写機ではその弯曲度が僅かなため、画像形成へ
の影響が少ないが、2系統の光学系を用いたマルチカラ
ーあるいは4系統の光学系を用いたフルカラーの複写機
では色ずれ等の問題として顕在化する。すなわち複数の
光学系では、レンズや平行透明板の加工精度、取付精度
が各光学系によって異なるため、各光学系の弯曲度に差
異が生じるためであり、マルチカラーの複写機では色あ
わせ部分の不一致として問題となり、フルカラーの複写
機では、さらに、この不一致が1ラインあるいは1ドッ
ト毎に生じるという問題がある。
そこで本考案は、このような問題点を解決することを
課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、回転によってレ
ーザ光を主走査方向に走査する回転多面鏡と、この回転
多面鏡を収納するとともに、回転多面鏡に対するレーザ
光の入出射のための透光窓が形成されたケースと、前記
レーザ光の副走査方向に傾いた状態で前記透光窓に取り
付けられた第1の平行透明板と、この第1の平行透明板
の傾き角度と同一の反対の角度でレーザ光の副走査方向
に傾くように第1の平行透明板に対向して設けられた第
2の平行透明板とを備えている構成としたものである。
〔作用〕
このような構成のレーザ走査装置によれば、第1の平
行透明板に対向するように第2の平行透明板を設けると
ともに、この第2の平行透明板を第1の平行透明板の傾
き角度と同一の大きさの角度で反対側に傾くようにした
ため、第1の平行透明板の傾きを打ち消すことができ
る。このため第1の平行透明板の傾きに基づく弯曲走査
線の発生がなくなり、直線状の走査線とすることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図は本考案によるレーザ走査装置
の一実施例を示す図である。
第1図はレーザ走査装置の概略構成を示す斜視図、第
2図はその要部を作用とともに示す断面図である。回転
多面鏡1がケース2内に収納されている。回転多面鏡1
はモータ3の出力軸に取り付けられた状態でケース2内
に下部から挿入され、モータ駆動によってケース2内で
高速回転し、この回転によってレーザダイオードユニッ
ト(図示せず)からのレーザ光を主走査方向に走査す
る。ケース2は回転多面鏡1の回転に基づく風切り音や
回転多面鏡1への埃の付着などを防止するため、回転多
面鏡周囲に密閉空間を形成するものである。このため、
ケース2は回転多面鏡1が挿入される底部の挿入穴およ
び後述する第1の平行透明板4が嵌め込まれる透光窓を
除く部分が封鎖された形状に成形されている。この場
合、底部の挿入穴はモータ3を支承するブラケット5が
下面に密着して、ねじ止めされることにより閉鎖され
る。一方、透光窓はレーザダイオードユニットからのレ
ーザ光を回転多面鏡に入射させるとともに、回転多面鏡
で反射したレーザ光を感光体(図示せず)方向に出射さ
せるものであり、ケース1の側面部分の所定位置を開口
することにより形成されている。第1の平行透明板4は
この透光窓に嵌め合わされることにより、透光窓部分を
封鎖している。
第1の平行透明板4はガラス板、アクリル樹脂板、あ
るいはこれらの増透処理が行われた透明体が使用され
る。この第1の平行透明板4はレーザ光の副走査方向に
対し、所定の角度α(例えば約3°)傾くように透光窓
に嵌め込み固定されており、この傾きによりフレア光に
基づく画像への悪影響が防止されている。このような構
成に加えて、第1の平行透明板4の外側には第2の平行
透明板6が配設されている。第2の平行透明板6は第1
の平行透明板4と同材質の透明体が使用されており、第
1の平行透明板4と対向するように、その外側に設けら
れている。この対向配置により、第2の平行透明板6は
回転多面鏡1によるレーザ光の走査光路内に位置してお
り、第1の平行透明板4を透過したレーザ光は第2の平
行透明板6をも透過してfθレンズ7に入射するように
なっている。
かかる第2の平行透明板6はその両サイド部分がケー
ス2から延設された受ブラケット8(第1図参照)に当
接されて接着されることにより固定されながら、この第
2の平行透明板6は第1の平行透明板4と反対方向に同
一角度で傾くように(副走査方向に関して対称関係に)
取り付けられるものである。すなわち図示例において、
第1の平行透明板4はレーザ光の副走査方向に対し、角
度αを有して左側に傾いて設けられており、これに対し
第2の平行透明板6はαの角度で右側に傾いて設けられ
ている。
このような構成では、回転多面鏡1の回転によって第
2図の実線矢示Lのようにレーザ光が第1および第2の
平行透明板4および6を透過して感光体に走査される
が、第2の平行透明板6が第1の平行透明板4と同角度
で反対方向に傾いているため、第1の平行透明板4の傾
きが打ち消され、第1の平行透明板4の傾きに基づく弯
曲走査線(第4図Li参照)が生じることがない。このた
め、複数系統の光学系を用いたカラー複写機でも色ずれ
を生じることがなく、良質なカラーコピーを行うことが
できる。なお、第2図の破線矢示はゴースト光の反射経
路を示すものであり、双方の平行透明板4,6により、そ
の悪影響を防止することができる。
第3図は本考案の他の実施例を示す断面図であり、前
記実施例と同一の要素は同一の符号で対応させてある。
この実施例では第2の平行透明板6が、ケース2の受け
ブラケット8にネジ止めされた板ばね9と、受けブラケ
ット8に螺合された調整ネジ10とによって挟持された状
態で、所定の角度傾いている。この状態で調整ネジ10を
回転操作すると、第2の平行透明板6の角度調整を行う
ことができる。このような構造では第2の平行透明板6
の角度変更ができるため、第1の平行透明板4と反対の
同一角度への調整ができ、加工誤差や取付誤差を吸収す
ることができるメリットがある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、フレア光の悪影
響を防止するためにレーザ光の副走査方向に傾いて設け
られた第1の平行透明板に対し、同角度で反対方向に傾
いた第2の平行透明板を設けたため、第1の平行透明板
の傾きによる弊害を打ち消すことができ、第1の平行透
明板の傾きに基づく走査線の弯曲がなくなる。このため
複数の光学系を用いた場合における色ずれ等がなくな
り、良質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案によるレーザ走査装置の一
実施例を示す図であり、第1図はその概略を示す斜視
図、第2図はその要部の断面図、第3図は本考案の他の
実施例を示す要部の断面図、第4図は従来のレーザ走査
装置の概略を示す斜視図である。 1……回転多面鏡、2……ケース 4……第1の平行透明板 6……第2の平行透明板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転によってレーザ光を主走査方向に走査
    する回転多面鏡と、この回転多面鏡を収納するととも
    に、回転多面鏡に対するレーザ光の入出射のための透光
    窓が形成されたケースと、前記レーザ光の副走査方向に
    傾いた状態で前記透光窓に取り付けられた第1の平行透
    明板と、この第1の平行透明板の傾き角度と同一の反対
    の角度でレーザ光の副走査方向に傾くように第1の平行
    透明板に対向して設けられた第2の平行透明板とを備え
    ていることを特徴とするレーザ走査装置。
JP6146390U 1990-06-11 1990-06-11 レ―ザ走査装置 Expired - Fee Related JP2513337Y2 (ja)

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JPH0420013U JPH0420013U (ja) 1992-02-19
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