JP2513187Y2 - 内燃機関のエアクリ―ナ - Google Patents

内燃機関のエアクリ―ナ

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JP2513187Y2
JP2513187Y2 JP19364187U JP19364187U JP2513187Y2 JP 2513187 Y2 JP2513187 Y2 JP 2513187Y2 JP 19364187 U JP19364187 U JP 19364187U JP 19364187 U JP19364187 U JP 19364187U JP 2513187 Y2 JP2513187 Y2 JP 2513187Y2
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air
air cleaner
flow meter
air flow
internal combustion
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浩一 藤原
邦幸 中島
裕幸 佐藤
裕 常岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、エアフロメータがエアクリーナケースに
直接固定されてなる内燃機関のエアクリーナの改良に関
する。
従来の技術 内燃機関の吸入空気量を計測する熱線式等のエアフロ
メータは、従来、ゴム等からなるダクトを介してエアク
リーナに接続されているのが一般的であったが、近年、
エンジンルーム内のスペース等の関係から、エアクリー
ナケースにエアフロメータを直接に固定するようにした
試みがなされている。
第4,5図は、このようなエアフロメータが固定された
エアクリーナの一例を示している。このエアクリーナ
は、矩形の箱状をなすエアクリーナケース1と、その内
部に収納された一対のエレメント2と、上記エアクリー
ナケース1の側面に固定された例えば熱線式のエアフロ
メータ3とから大略構成されている。
上記エアクリーナケース1は、上面が開口したボディ
4と、該ボディ4の開口面を覆うカバー5とからなり、
金属板のプレス成形品もしくは合成樹脂成形品等にて構
成されている。なお、第5図はエアクリーナケース1の
カバー5を取り除いた状態を示している。上記エアクリ
ーナケース1内に空気を取り入れるための空気取入口6
は、上記ボディ4の長手方向両端面の比較的下部に、そ
れぞれ一つづつ設けられており、かつエアフロメータ3
は、ボディ4中央部の側面に取り付けられている。この
エアフロメータ3は、略円筒状の通路中央部に、熱線
(図示せず)等が配設されたものである。そして、一対
のエレメント2は、上記空気取入口6とエアフロメータ
3との間を仕切るように、それぞれ第4図に示すような
傾斜状態で配置されている。
すなわち、上記エアクリーナにおいては、左右両端の
空気取入口6から流入した空気Aは、第5図の矢印に示
すようにエアクリーナケース1内を略長手方向に沿って
流れ、エレメント2を通過した後、略中央部で互いに合
流するとともに略直角に屈曲して、エアフロメータ3内
の空気通路を通過し、図示せぬ内燃機関側に導かれる。
そして、上記エアフロメータ3を通過する際に、熱線周
辺の流速から空気流量が計測されるのである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のように構成された従来のエアク
リーナにおいては、空気取入口6から流入した空気の流
れ方向とエアフロメータ3の通路方向とが大きく異なっ
ているため、エアフロメータ3の入口部3a付近で空気流
に微小な乱れや剥離が生じ易い。特に、上記構成では、
左右両端部に一対の空気取入口6を有しており、両者か
ら流入した空気の流れが略中央部で互いに激しく衝突す
るので、一層乱れや剥離が生じ易い。その結果、第6図
に示すように、エアフロメータ3の出力が安定せず、非
常に大きなノイズを伴うものとなって検出精度が低下し
てしまう。なお、エアクリーナにダクトを介してエアフ
ロメータを接続した構成では、ダクト内で空気が整流さ
れるので、エアクリーナ内で生じた乱れ等はほとんど問
題とならない。
問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、両端に空気取入口を有する略矩
形のエアクリーナケースの中央部に、上記空気取入口か
らの空気流入方向と略直交する方向へ向いたエアフロメ
ータが固定されてなる内燃機関のエアクリーナにおい
て、上記エアフロメータの入口部が対向するエアクリー
ナケース中央部の内壁面に、各空気取入口に向かって傾
斜した一対の傾斜面を有する略三角形の整流ガイドが形
成した。
作用 エアクリーナケースの空気取入口から流入した空気
は、上記整流ガイドに沿って流れ、その流れ方向が円滑
に曲げられる。すなわち、乱れや剥離を伴うことなくエ
アフロメータの通路内に導かれる。
実施例 第1図および第2図は、この考案に係る内燃機関のエ
アクリーナの一実施例を示している。なお、このエアク
リーナの基本的構成は前述した従来例と同様であるの
で、同一部分に同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
すなわち、このエアクリーナにおいては、前述したよ
うに、一対の空気取入口6がエアクリーナケース1両端
に設けられているとともに、中央部にエアフロメータ3
が固定されており、かつ上記空気取入口6から流入した
空気の流れ方向と上記エアフロメータ3の通路方向と
は、略直交している。そして、上記エアフロメータ3と
反対側となるボディ4側部の内壁面中央部つまり上記エ
アフロメータ3の入口部3aが対向する位置に、整流ガイ
ド11が突出形成されている。この整流ガイド11は、第1
図に示すように、上方から見た状態で略二等辺三角形を
なしており、両側に対称に斜面11a,11bを有している。
なお、エアクリーナケース1のボディ4を合成樹脂にて
形成する場合には、上記整流ガイド11を一体に型成形す
ることが可能である。勿論、整流ガイド11を別部材とし
て形成し、これをビス等でボディ4に固定するようにし
ても良い。
上記のように、整流ガイド11を設けた構成によれば、
図左方の空気取入口6からエアクリーナケース1内に流
入した空気は、整流ガイド11の左側の斜面11aに略沿っ
て流れ、その流れ方向が円滑に曲げられてエアフロメー
タ3の通路内に流入する。また同様に、図右方の空気取
入口6から流入した空気は、右側の斜面11bに略沿って
流れ、やはり流れ方向が円滑に曲げられてエアフロメー
タ3の通路内に流入する。従って、空気取入口6の双方
から流入した空気流の略中央部での衝突が防止され、か
つ流れ方向の極端な屈曲が回避される。そのため、エア
フロメータ3入口部3a付近で微小な乱れや剥離を生じる
ことがなく、第3図に示すように、エアフロメータ3に
おいて非常に安定した出力を得ることができる。因み
に、実験によれば、従来のものではその出力の振幅V
1(第6図参照)が230mV程度であったのに対し、本実施
例では、その出力の振幅V2(第3図参照)が70mV程度と
なった。
なお、上記実施例では、熱線式エアフロメータを例に
説明したが、カルマン渦式エアフロメータ等流速に応答
する他の形式のエアフロメータを用いることも可能であ
る。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機
関のエアクリーナにおいては、エアフロメータの入口部
が対向するエアクリーナケース内壁面に一対の傾斜面を
有する略三角形の整流ガイドを形成したので、左右の空
気取入口から流入した一対の空気流の衝突や空気の流れ
方向の極端な屈曲による微小な乱れや剥離の発生を防止
でき、エアフロメータの出力におけるノイズ発生を防止
できる。つまり、エアクリーナケース中央部に直接固定
されたエアフロメータの出力を安定化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るエアクリーナの一実施例を示す
カバーを取り除いた状態での平面図、第2図はこのエア
クリーナの正面図、第3図はこの実施例におけるエアフ
ロメータの出力特性図、第4図は従来におけるエアクリ
ーナの正面図、第5図は同じく従来のエアクリーナをカ
バーを取り除いた状態で示す平面図、第6図は従来にお
けるエアフロメータの出力特性図である。 1……エアクリーナケース、3……エアフロメータ、6
……空気取入口、11……整流ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 裕幸 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本 電子機器株式会社内 (72)考案者 常岡 裕 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本 電子機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−120920(JP,A) 実開 昭61−5360(JP,U) 実公 昭57−24924(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に空気取入口を有する略矩形のエアク
    リーナケースの中央部に、上記空気取入口からの空気流
    入方向と略直交する方向へ向いたエアフロメータが固定
    されてなる内燃機関のエアクリーナにおいて、上記エア
    フロメータの入口部が対向するエアクリーナケース中央
    部の内壁面に、各空気取入口に向かって傾斜した一対の
    傾斜面を有する略三角形の整流ガイドが形成されている
    ことを特徴とする内燃機関のエアクリーナ。
JP19364187U 1987-12-21 1987-12-21 内燃機関のエアクリ―ナ Expired - Lifetime JP2513187Y2 (ja)

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JPH0197069U JPH0197069U (ja) 1989-06-28
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