JPH04117169U - 車両用エアクリーナ装置 - Google Patents
車両用エアクリーナ装置Info
- Publication number
- JPH04117169U JPH04117169U JP2793491U JP2793491U JPH04117169U JP H04117169 U JPH04117169 U JP H04117169U JP 2793491 U JP2793491 U JP 2793491U JP 2793491 U JP2793491 U JP 2793491U JP H04117169 U JPH04117169 U JP H04117169U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- air
- guide plate
- suction pipe
- cleaner device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
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Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアクリーナ本体に収納されたエレメントを
有効に使用する。 【構成】 エアクリーナ本体9の吸入口9aと吸入管10と
の接続箇所に略V字形状の案内板11を配置して空気流路
を左右に分け、案内板11の両縁と周壁とで構成する開口
を絞って周方向に向ける。これによってエレメント12外
周に気流を発生させることができ、エレメント12の濾過
面積を有効に使用できる。
有効に使用する。 【構成】 エアクリーナ本体9の吸入口9aと吸入管10と
の接続箇所に略V字形状の案内板11を配置して空気流路
を左右に分け、案内板11の両縁と周壁とで構成する開口
を絞って周方向に向ける。これによってエレメント12外
周に気流を発生させることができ、エレメント12の濾過
面積を有効に使用できる。
Description
【0001】
本考案は、自動車に搭載されたエンジン等に設けられる車両用エアクリーナ装
置に関するものである。
【0002】
従来、自動車用エンジンの吸気側は、吸入した大気を清浄するエアクリーナと
インテークマニホールドが連接され、各シリンダに空気と燃料とを供給している
。インテークマニホールドは並列にされた各シリンダの吸気口に接続されるが、
エンジンルームのスペースが規制されているので、それぞれの配管形状が異なる
ことが多く、例えば4気筒の場合、図8に示すように、各シリンダa,b,c,
dの空燃比の値にばらつきを生じることになる。このばらつきはエンジン回転数
の所定域で小さくされている。
【0003】
一方、エアクリーナは図9に示すように円形のケース1の中央にインテークマ
ニホールドへの送気口2が形成され、壁面には吸気口3が開けられて吸入管4が
連接されており、ケース1内に輪状のエレメント5が収容されている。吸気口3
には気流を曲げるように案内板6が取付けられ、エレメント5の全周囲から空気
を吸入する構造にされている。例えば、図10に示す案内板6は、スリット6aが形
成され、また、その周囲からも空気が抜け出せるように吸気口3より浮かせて両
端部を帯状のステー7で壁面に固着されている。また、図11に示すように、吸気
口3より小さな案内板8の両側に延出部8aを形成しこの延出部8aを両壁に単に固
定するだけのものもある。
【0004】
ところで、案内板6,8は空気をエレメント5の周囲に導くが、その板面に空
気が正面から衝突して流れの向きを変えているので空気抵抗が大きく、また、ス
テー7や延出部8aも強度的に幅広く形成されているので空気の乱流を発生させる
原因となる。インテークマニホールドへの流速が速くなるとエレメント5外周へ
の回り込みが少なくなり、最短流路を流れるようになる。このため、エレメント
5の他の周面はあまり利用できないので効率が悪くなり各シリンダへの空気の分
配性能に影響がでると共に出力にも影響が出る。しかしながら、空気吸入の効率
を良くするために、吸入管4、エアクリーナ本体(ケース1)を大きくすること
は限られたスペースにあっては困難である。
【0005】
本考案は、エアクリーナ本体の吸気口の空気の流速を速めてエレメントを有効
に利用する車両用エアクリーナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は上記目的を達成するために、エレメントを収納するエアクリーナ本体
の壁面に開口した吸入口と、該吸入口に連接した吸入管との連接箇所に、略V字
形状の案内板を、該案内板の尖端部を前記吸入管に挿入し、該案内板の両端部を
前記吸入口両側の壁面に近接させて設置したことを特徴とする。
【0007】
本考案は上記の構成とすることによって、吸入管から吸引された空気は、案内
板で徐々に絞られた流路を通り、案内板の両端とエアクリーナ本体の吸入口両側
の壁面との狭い間を通ることによって、流速が速くなってエアクリーナ本体内部
に吹き出される。この吸入口両側に発生した気流によって、内蔵したエレメント
の全周囲に空気を流入することができる。なお、流速が速くなったとき強い気流
が発生することになる。
【0008】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1ないし図3に示す
ように、円形のエアクリーナ本体9にはその吸入口9aに吸入管10が連接されてい
る。この連接箇所に互いに反り返った板で構成される略V字形状の案内板11が配
置され、両板の接合端部を吸入管10の内部に挿入し、両端部は吸入口9aより突出
してほぼ左右方向に向き吸入口9aの両縁の壁面と近い位置に配され下部の溶接代
11a によって固定されている。
【0009】
案内板11を取付けることによって、図4,5に示すように、吸入管10の空気流
路は2分されると共にエアクリーナ本体9内部で周面に沿って左右両側に出口が
形成される。そして、出口の流路断面積sは吸入管の片側の流路断面積pよりも
小さく絞られ、中間部の断面積qは気流に影響のないようにしてある。また、エ
アクリーナ本体9内部にはその中央にエレメント12が装着され輪状の流路が形成
されている。
【0010】
したがって、エンジンに供給される空気は、吸入管10を通過中に案内板11によ
って整流化され、エアクリーナ本体9の吸入口9aから出るときは流速が速くなり
強い気流となっ2方向に別れてエレメント12外周に流入される。そして、エレメ
ント12の濾過面積が有効に使用され、空気はこれを貫通してインテークマニホー
ルドへ流入する。エンジンの回転数が上がると両側出口における流速が速くなり
、この気流によってエレメント12外周に十分空気が流れ込むことになる。したが
って、流速が速くなったときには従来と比較して吸気抵抗は減少することになり
、各シリンダa,b,c,dへの分配性能も良くなりトルク特性も従来より向上
する(図6,7参照)。一例を示せば、5000回転付近の空燃比のばらつきは図7
に示される値は0.2 であり、従来の特性(図8)では0.7 であるので、その差0.
5 が改善された。
【0011】
本考案は、以上のように構成したものであるから、エアクリーナ本体への空気
流入口の流速を速くすることができるので、エンジンの高速回転時にはエレメン
トの濾過面積を有効に使用でき、各シリンダへのガスの分配性能を向上させると
共に、吸気抵抗の低減化により出力を向上させることができる。
【図1】本考案による実施例のエアクリーナ装置内部の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】実施例のエアクリーナ本体の吸入口付近の斜視
図である。
図である。
【図3】実施例のエアクリーナ本体の吸入口付近の斜視
図である。
図である。
【図4】実施例のエアクリーナ装置の空気流路の模式図
である。
である。
【図5】実施例のエアクリーナ装置の平面図である。
【図6】実施例のエアクリーナ装置のトルク特性を示す
グラフである。
グラフである。
【図7】実施例の各シリンダの空燃比とエンジン回転数
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
【図8】従来の各シリンダの空燃比とエンジン回転数と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】従来のエアクリーナ装置の平面図である。
【図10】従来のエアクリーナ本体の吸入口付近の斜視
図である。
図である。
【図11】従来のエアクリーナ本体の吸入口付近の斜視
図である。
図である。
9 エアクリーナ本体
9a 吸入口
10 吸入管
11 案内板
12 エレメント
Claims (1)
- 【請求項1】 エレメントを収納するエアクリーナ本体
の壁面に開口した吸入口と、該吸入口に連接した吸入管
との連接箇所に、略V字形状の案内板を、該案内板の尖
端部を前記吸入管に挿入し、該案内板の両端部を前記吸
入口両側の壁面に近接させて設置したことを特徴とする
車両用エアクリーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2793491U JPH04117169U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両用エアクリーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2793491U JPH04117169U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両用エアクリーナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117169U true JPH04117169U (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=31912141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2793491U Pending JPH04117169U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両用エアクリーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04117169U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012049028A1 (de) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | Mahle International Gmbh | Filterelement und luftfilter |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2793491U patent/JPH04117169U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012049028A1 (de) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | Mahle International Gmbh | Filterelement und luftfilter |
EP2674605A1 (de) * | 2010-10-13 | 2013-12-18 | MAHLE International GmbH | Filterelement und Luftfilter |
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