JP2513114B2 - 衛星通信受信機 - Google Patents

衛星通信受信機

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JP2513114B2
JP2513114B2 JP4164693A JP4164693A JP2513114B2 JP 2513114 B2 JP2513114 B2 JP 2513114B2 JP 4164693 A JP4164693 A JP 4164693A JP 4164693 A JP4164693 A JP 4164693A JP 2513114 B2 JP2513114 B2 JP 2513114B2
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克則 宮垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信を受信する受
信機に関し、特に軌道の異なる複数の衛星を一つのアン
テナで受信する衛星受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛星通信受信機として、実開昭6
3−111009号、実開平1−126714号に示さ
れたものがある。これは、図2に示すように、軌道の異
なる複数の衛星、例えばA衛星1とB衛星2からの送信
信号を受信する場合である。この装置は、1つのパラボ
ラアンテナ3に、A衛星の送信結果を受信するためのコ
ンバータ4のホーンアンテナ5,入力信号切換器6が接
続されており、更にB衛星の送信信号を受信するための
コンバータ7にホーンアンテナ8,入力信号切換器9が
接続され構成されている。
【0003】複数の軌道の異なる衛星として、A衛星1
及びB衛星2からの送信信号は、1つの曲面を有するパ
ラボラアンテナ3により反射され、それぞれに対応した
焦点近傍に置かれたコンバータに入力される。例えばA
衛星からの送信信号は、コンバータ4のホーンアンテナ
5に入り、必要に応じ入力信号切換器6により必要な信
号が選択され送信電波から電気信号に変換され、コンバ
ータ4内に導かれる。一方、B衛星からの送信信号はコ
ンバータ7のホーンアンテナ8に入り、必要に応じ入力
信号切換器9により必要な信号が選択され送信電波から
電気信号に変換されコンバータ7に導かれる。これらコ
ンバータは受信する衛星の数に応じた台数が必要とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の衛星通
信受信機では、1つの曲面を有するパラボラアンテナ1
で異なる軌道の衛星からの送信信号を反射しているた
め、それぞれの衛星からの送信電波が集まる位置が異な
り、その集中点の数に応じたコンバータが必要となる。
見方を換えると、受信する衛星の数と同数のコンバータ
が必要となる。このため近年の多局化に対応するために
は複数個のコンバータをアンテナに取付ける必要が生
じ、受信機のコスト増大や大型化という課題があった。
【0005】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
コンバータ数を少くしてコストを低減した衛星通信受信
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の衛星通信受信機
の構成は、異なる方向の宇宙空間にある複数衛星の送
信信号をそれぞれ受けこれら送信信号を1つの集束点に
集める複数の反射面を有する1個のパラボラアンテナ
と、このパラボラアンテナの前記集束点近傍に設けられ
前記各反射面からそれぞれ反射される前記送信信号をそ
れぞれ入力し前記反射面数と同数の入口を有する1個
のホーンアンテナと、このホーンアンテナに入力される
前記各送信信号を切換える信号切換回路とを含む受信用
コンバータとを備えることを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1(A)は本発明の第1の実施例の衛星通
信受信機の模式的ブロック図であり、又、図1(B)は
図1(A)の衛星通信受信機の受信部のブロック図であ
る。複数の衛星、例えばA衛星1とB衛星2からの送信
信号はパラボラアンテナ3a,3bで反射され同一の焦
点に集束される。この場合、パラボラアンテナは1基で
2つの異なる曲面を有しており、A衛星1からの信号は
曲面3aで反射された信号が1点に集束され、B衛星2
からの信号は曲面3bで反射された信号が1点に集束さ
れる。A衛星1とB衛星2は軌道が異なり、信号集束位
置が異なるため同一曲面のパラボラアンテナでは同一の
焦点に集束できない。
【0008】A衛星1からの信号の焦点とB衛星2から
の信号の焦点は、同一空間上に存在するため同一周波数
を使用している場合には1台のコンバータ4で済む。し
かしコンバータ4内での混変調を防止するために2つの
信号を分離し選択する必要がある。このためコンバータ
4の入口であるホーンアンテナを2つ設けてやりA衛星
からの信号はホーンアンテナ5に入りB衛星からの信号
はホーンアンテナ6に入る。各ホーンアンテナは60°
以上の角度差を設け互いに異なるホーンアンテナに入力
されるのを防いでいる。
【0009】なお、パラボラアンテナとしては12GH
z帯で直径60cm程度の大きさを使用すると、28〜
30dBの相対利得を有する曲面を4曲面確保でき、十
分実用になる。A衛星1からの信号はホーンアンテナ5
により導かれ入力信号切換器6により必要に応じコンバ
ータ4の信号の入力又は遮断が行われる。また、B衛星
2からの信号はホーンアンテナ8により導かれ入力信号
切換器9により必要に応じコンバータ4への信号の入力
又は遮断が行われる。
【0010】次に、図1(B)により衛星からの信号が
垂直偏波及び水平偏波を使用している場合の説明をす
る。A衛星1からの信号がパラボラアンテナ3aで反射
されホーンアンテナ10に入力されると、その垂直偏波
成分はPINダイオード14を介して接地されているシ
ョートバー12に、そして水平偏波成分はPINダイオ
ード15を介して接地されているショートバー13を通
過する。
【0011】ここでPINダイオード14,15がON
状態の時にはショートバーはほぼ完全に接地されるため
入力された信号は、ショートバーより先には入力されな
い。このPINダイオード14,15のON−OFFは
チョークコイル16,17を介しバイアス端子18に接
続されバイアス端子18に正電圧が印加されるとONに
なり、負電圧が印加されるとOFFの状態になる。PI
Nダイオードはその性質上アノードに負電圧が加わって
もわずかながら空乏層容量をもつため容量の十分小さい
PINダイオードを使用しOFF時にショートバー1
2,13が接地状態にならないようにする必要がある。
【0012】また、B衛星2からの信号はホーンアンテ
ナ11に入力され、前述と同様にショートバー19,2
0とPINダイオード21,22から構成される入力切
換器により通過の有無が決定される。
【0013】一方のバイアス端子18と他方のバイアス
端子25とは常に極性を逆に保つ必要がある。すなわ
ち、一方の信号を通過させている時は他方は遮断状態に
し同時に複数の衛星からの信号がコンバータ部に入力さ
れないようにする必要がある。A衛星1を受信するかB
衛星2を受信するかの選択信号は屋内のチューナー部か
らの制御信号により決定される。
【0014】選択された衛星からの信号はコンバータ部
に入り、垂直偏波成分は垂直偏波用プローバ26に導か
れ、水平偏波成分は水平偏波用プローバ28に導かれ
る。また、垂直偏波用プローバ26と水平偏波用プロー
バ28とは互いに直交させてある。又、その間にはショ
ートバー30により不要な垂直偏波成分が水平偏波用プ
ローバ28に入力されないように取付けてある。
【0015】垂直偏波用プローバ26から入力された信
号は、垂直偏波用低雑音増幅器27で20dB(100
倍)程度増幅され、周波数変換部31に送り込まれる。
垂直偏波用低雑音増幅器27と水平偏波用低雑音増幅器
29とはバイアス制御部32によってどちらか一方のみ
にバイアスが供給され動作する。この選択も屋内のチュ
ーナーにより制御される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信機の
コンバータが1台で済むためコンバータの容積及び重量
が2衛星対応の場合ではおよそ半分で済み、これに伴い
受信機の低コスト化が図られ、2衛星対応の場合で40
%のコスト低減となる。更に複数の衛星のアンテナの位
置決めが同時に出来るため30%の時間短縮が図られ
る。いずれの場合も2個の衛星を受信する場合である
が、更に多数の衛星を受信する場合にはより効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B)は本発明の一実施例の模式
的構成図およびその受信部のブロック図。
【図2】従来の衛星通信受信機の一例の模式的構成図。
【符号の説明】
1,2 衛星 3 パラボラアンテナ 3a,3b アンテナ曲面 4,7 コンバータ 5,8,10,11 ホーンアンテナ 6,9 入力信号切換器 12,19 水平偏波用ショートバー 13,20 垂直偏波用ショートバー 14,15,21,22 PINダイオード 16,17,23,24 チョークコイル 25 バイアス端子 26 垂直偏波用プローバ 27,29 低雑音増幅器 28 水平偏波用プローバ 30 ショートバー 31 周端数変換部 32 バイアス制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる方向の宇宙空間にある複数の衛星
    送信信号をそれぞれ受けこれら送信信号を1つの集束
    点に集める複数の反射面を有する1個のパラボラアンテ
    ナと、このパラボラアンテナの前記集束点近傍に設けら
    れ前記各反射面からそれぞれ反射される前記送信信号を
    それぞれ入力し前記反射面数と同数の入口を有する
    個のホーンアンテナと、このホーンアンテナに入力され
    る前記各送信信号を切換える信号切換回路とを含む受信
    用コンバータとを備えることを特徴とする衛星通信受信
    機。
  2. 【請求項2】 信号切換回路が、垂直偏波および水平偏
    波をそれぞれ受信するショートバーと、これらショート
    バーに接続され入力のオン,オフを制御するPINダイ
    オードとからなる請求項1記載の衛星通信受信機。
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