JP2560801Y2 - ブロックコンバータ - Google Patents

ブロックコンバータ

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JP2560801Y2
JP2560801Y2 JP1991092518U JP9251891U JP2560801Y2 JP 2560801 Y2 JP2560801 Y2 JP 2560801Y2 JP 1991092518 U JP1991092518 U JP 1991092518U JP 9251891 U JP9251891 U JP 9251891U JP 2560801 Y2 JP2560801 Y2 JP 2560801Y2
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sine wave
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和豊 梶田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、衛星通信受信アンテ
ナ(以下、受信アンテナと略称する)に取り付けられる
ブロックコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】受信アンテナは、パラボラ反射器と、そ
の焦点に設けられた一次放射器とによって構成されてお
り、一次放射器の後段には、受信アンテナによって受信
された12GHz帯の衛星通信信号を同軸ケーブルで伝
送可能な1GHz帯の中間周波信号に変換するブロック
コンバータが取り付けられている。そして、この中間周
波信号が同軸ケーブルを介して屋内に設置された受信機
に供給される。このようなブロックコンバータは、屋外
の受信アンテナに取り付けられているため、その電源は
受信機から同軸ケーブルを介して供給される。
【0003】ところで、通信衛星と呼ばれる特定の地上
局と中継を行なう衛星からは周波数を有効利用するた
め、同じ周波数帯域内に2種類の信号、つまり垂直偏波
および水平偏波の衛星通信信号を送信している。図4は
2種類の衛星通信信号を受信するブロックコンバータの
構成例を示すブロック図である。この図において、入力
端子AおよびBには円形導波管内で直交した2本のプロ
ーブ等によって、または一次放射器とブロックコンバー
タの間に設けられた分波器によって分けられた垂直偏波
および水平偏波の衛星通信信号がそれぞれに入力され
る。CおよびDはそれぞれ垂直偏波および水平偏波の衛
星通信信号を増幅する高周波増幅部である。
【0004】また、Gは10GHz帯の固定された周波
数の局部発振信号を出力する局部発振部、Fは垂直偏波
あるいは水平偏波の衛星放送信号を局部発振信号と混合
して1GHz帯の中間周波信号に変換する混合部、Iは
中間周波信号を増幅する中間周波増幅部、1は直流阻止
コンデンサ、Kは中間周波信号が出力される出力端子で
ある。
【0005】さらに、2はチョークコイル、3はバイパ
スコンデンサ、Jは図示せぬ受信機から同軸ケーブルお
よび出力端子Kを介して供給される電源に基づいて所定
の直流電圧を発生する3端子レギュレータ、Eはスイッ
チであり、共通端子Tcが3端子レギュレータJの電圧
出力端に接続され、端子Taが高周波増幅部Cの電源入
力端に接続され、端子Tbが高周波増幅部Dの電源入力
端に接続されている。Lは電圧検出回路であり、図示せ
ぬ受信機から同軸ケーブルおよび出力端子Kを介して供
給される電源の電圧を検出してスイッチEを切り換え
る。
【0006】このような構成において、たとえば、垂直
偏波の衛星通信信号を受信するには、図示せぬ受信機か
ら同軸ケーブルおよび出力端子Kを介して14Vの電源
を供給する。これにより、3端子レギュレータJは、1
4Vの電源に基づいて所定の直流電圧を発生し、局部発
振部G、混合部Fおよび中間周波増幅部Iにそれぞれ直
流電圧を供給する。また、電圧検出回路Lは、電源電圧
が14Vであることを検出してスイッチEの共通端子T
cを端子Taに接続する。
【0007】したがって、受信アンテナによって受信さ
れた垂直偏波の衛星通信信号は、入力端子Aを経て高周
波増幅部Cにおいて増幅された後、混合部Fにおいて局
部発振信号と混合されて1GHz帯の中間周波信号に変
換される。そして、この中間周波信号は、中間周波増幅
部Iにおいて増幅された後、直流阻止コンデンサ1を通
り、出力端子Kから出力され、同軸ケーブルを介して屋
内の受信機に供給される。
【0008】いっぽう、水平偏波の衛星放送信号を受信
するには、図示せぬ受信機から同軸ケーブルおよび出力
端子Kを介して18Vの電源を供給する。これにより、
3端子レギュレータJは、18Vの電源に基づいて所定
の直流電圧を発生し、局部発振部G、混合部Fおよび中
間周波増幅部Iにそれぞれ直流電圧を供給する。また、
電圧検出回路Lは、電源電圧が18Vであることを検出
してスイッチEの共通端子Tcを端子Tbに接続する。こ
の後の動作は、上述の場合と同様であるので、その説明
を省略する。
【0009】また、上述した電圧検出回路Lによって電
源電圧の変化を検出する方式の他に、たとえば、垂直偏
波の衛星通信信号を受信する場合には、15Vの電源電
圧に、図5に示すような所定周期の矩形波を重畳し、水
平偏波の衛星放送信号を受信する場合には、15Vの電
源電圧に矩形波を重畳しないようにし、この矩形波のあ
るなし、または、矩形波の周期を矩形波検出回路によっ
て検出してスイッチEを切り換える方式のものもある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のブロックコンバータにおいて、電圧検出回路Lによ
って電源電圧の変化を検出する方式のものは、3端子レ
ギュレータJにおける電圧降下が大きくなるため、ディ
レーティングが悪くなり、その結果、信頼性が良くない
という欠点があった。
【0011】また、矩形波検出回路によって矩形波のあ
るなしを検出する方式のものでは、3端子レギュレータ
Jにおいて矩形波の高調波成分を充分に除去できないた
め、高周波増幅部C,D、中間周波増幅器Iおよび局部
発振器Gのそれぞれから出力される信号が除去できなか
った高調波成分で変調され、出力端子Kから矩形波の高
調波成分が重畳された1GHz帯の信号が出力されて受
信機に送られてしまう。これにより、画像にビートがで
たり、あるいは、図示せぬ受信機内部のFM復調器の入
力レベルが不安定になって正常な復調ができなくなった
りするという問題があった。この考案は、このような背
景の下になされたもので、信頼性が良く、画像にビート
がでたり、受信機の復調を妨げたりすることがないブロ
ックコンバータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、受信機から供
給され、所定範囲内の周波数の正弦波が重畳された直流
電源に基づいて所定の直流電圧を発生する定電圧発生手
と、垂直偏波の衛星通信信号を増幅する第1の高周波
増幅部と、水平偏波の衛星通信信号を増幅する第2の高
周波増幅部と、前記直流電源に前記正弦波が重畳されて
いるか否かを検出する正弦波検出手段と、該正弦波検出
手段の検出結果に基づいて前記第1および第2の高周波
増幅部のいずれか一方に前記所定の直流電圧を供給する
スイッチとを具備することを特徴としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、2種類の衛星通信信号のう
ちの1つを受信するには、たとえば、直流電源に、所定
の周波数の正弦波を重畳する。これにより、定電圧発生
手段は、直流電源に基づいて所定の直流電圧を発生す
る。また、正弦波検出手段は、直流電源に所定の周波数
の正弦波が重畳されているか否かを検出する。そして、
スイッチは、正弦波検出手段の検出結果に基づいて該当
する高周波増幅部へ直流電圧を供給し、他方の高周波増
幅部には直流電圧を供給しない。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の一実施例
について説明する。図1はこの考案の一実施例によるブ
ロックコンバータの構成を示すブロック図であり、この
図において、図4の各部に対応する部分には同一の符号
を付け、その説明を省略する。この図に示すブロックコ
ンバータにおいては、電圧検出回路Lに代えて、電源電
圧に正弦波が重畳されているか否かを検出してスイッチ
Eを切り換える正弦波検出回路Hが新たに設けられてい
る。
【0015】このような構成において、たとえば、垂直
偏波の衛星通信信号を受信するには、図示せぬ受信機か
ら同軸ケーブルおよび出力端子Kを介して図2に示す正
弦波が重畳された15Vの電源を供給する。この正弦波
の周波数は、3端子レギュレータJのリップル除去比の
よい範囲内の周波数、たとえば、1kHzとする。この
実施例においては、1kHzの正弦波は、約60dB減
衰する。これにより、3端子レギュレータJは、15V
の電源に重畳された正弦波を除去するとともに、所定の
直流電圧を発生し、局部発振部G、混合部Fおよび中間
周波増幅部Iにそれぞれ直流電圧を供給する。また、正
弦波検出回路Hは、電源電圧に正弦波が重畳されている
ことを検出してスイッチEの共通端子Tcを端子Taに接
続する。
【0016】したがって、受信アンテナによって受信さ
れた垂直偏波の衛星通信信号は、入力端子Aを経て高周
波増幅部Cにおいて増幅された後、混合部Fにおいて局
部発振信号と混合されて1GHz帯の中間周波信号に変
換される。そして、この中間周波信号は、中間周波増幅
部Iにおいて増幅された後、直流阻止コンデンサ1を通
り、出力端子Kから出力され、同軸ケーブルを介して屋
内の受信機に供給される。
【0017】いっぽう、水平偏波の衛星放送信号を受信
するには、図示せぬ受信機から同軸ケーブルおよび出力
端子Kを介して正弦波が重畳されていない15Vの電源
を供給する。これにより、3端子レギュレータJは、1
5Vの電源に基づいて所定の直流電圧を発生し、局部発
振部G、混合部Fおよび中間周波増幅部Iにそれぞれ直
流電圧を供給する。また、正弦波検出回路Hは、電源電
圧に正弦波が重畳されていないことを検出してスイッチ
Eの共通端子Tcを端子Tbに接続する。この後の動作
は、上述の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0018】次に、正弦波検出回路HおよびスイッチE
の具体例を図3に示す。この図において、図1の各部に
対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略す
る。図3において、4はコンデンサ、5,6および7は
オペアンプ、10はNPN型のトランジスタ、8はコン
デンサ、9は抵抗、11および12はPNP型のトラン
ジスタである。
【0019】このような構成において、正弦波検出回路
Hが出力端子Kに正弦波が重畳されているか否かを検出
するには、コンデンサ4で直流成分を除き、オペアンプ
5およびその周辺回路素子によって、たとえば、1KH
zの通過帯域を有するアクティブフィルタを構成して他
の周波数成分を除去して誤動作を防止するとともに、オ
ペアンプ6と7およびその周辺回路素子によって構成さ
れたピークホールド回路を用いて交流電圧を直流電圧に
交換する。なお、コンデンサ8と抵抗9とは、切換速度
を決定するものであり、適当な時定数にあらかじめ設定
されている。
【0020】これにより、出力端子Kに正弦波が重畳さ
れている時、オペアンプ7の出力は、3端子レギュレー
タJの出力電圧に略等しい直流電圧を出力する。また、
正弦波が重畳されていないときは、オペアンプ7の出力
は0Vである。そして、オペアンプ7の出力はスイッチ
Eに入力されるが、オペアンプ7の出力が3端子レギュ
レータJの出力電圧に略等しい直流電圧の時、すなわ
ち、出力端子Kに正弦波が重畳されている時、トランジ
スタ10はオン、トランジスタ11もオン、トランジス
タ12はオフの状態となり、高周波増幅器Cに直流電圧
が供給され、高周波増幅器Dには直流電圧は供給されな
い。いっぽう、オペアンプ7の出力が0Vの時、すなわ
ち、出力端子Kに正弦波が重畳されていない時、トラン
ジスタ10はオフ、トランジスタ11もオフ、トランジ
スタ12はオンの状態となり、高周波増幅器Dに直流電
圧が供給され高周波増幅器Cには直流電圧は供給されな
い。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、信頼性が良いブロックコンバータを構成することが
できるという効果がある。また、スイッチ切り換え用の
信号を充分に除去できるので、画像にビートがでたり、
あるいは、受信機の復調を妨げたりすることがないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるブロックコンバータ
の構成を示すブロック図である。
【図2】正弦波が重畳された電源電圧波形の一例を示す
図である。
【図3】図1に示すブロックコンバータの具体例を示す
ブロック図である。
【図4】従来例によるブロックコンバータの構成を示す
ブロック図である。
【図5】矩形波が重畳された電源電圧波形の一例を示す
図である。
【符号の説明】
C,D 高周波増幅部 G 局部発振部 F 混合部 I 中間周波増幅部 J 3端子レギュレータ E スイッチ H 正弦波検出回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機から供給され、所定範囲内の周波
    数の正弦波が重畳された直流電源に基づいて所定の直流
    電圧を発生する定電圧発生手段と、 直偏波の衛星通信信号を増幅する第1の高周波増幅部
    と、 水平偏波の衛星通信信号を増幅する第2の高周波増幅部
    と、 前記直流電源に前記正弦波が重畳されているか否かを検
    する正弦波検出手段と、 該正弦波検出手段の検出結果に基づいて前記第1および
    第2の高周波増幅部のいずれか一方に前記所定の直流電
    圧を供給するスイッチと を具備することを特徴とするブ
    ロックコンバータ。
JP1991092518U 1991-11-12 1991-11-12 ブロックコンバータ Expired - Lifetime JP2560801Y2 (ja)

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JPH0546147U JPH0546147U (ja) 1993-06-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336243B2 (ja) * 1982-09-14 1991-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036243U (ja) * 1996-09-26 1997-04-15 十四男 市川 水冷/空冷両用式ペレット再生装置

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