JP3036243U - 水冷/空冷両用式ペレット再生装置 - Google Patents
水冷/空冷両用式ペレット再生装置Info
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- JP3036243U JP3036243U JP1996010423U JP1042396U JP3036243U JP 3036243 U JP3036243 U JP 3036243U JP 1996010423 U JP1996010423 U JP 1996010423U JP 1042396 U JP1042396 U JP 1042396U JP 3036243 U JP3036243 U JP 3036243U
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂物性の異なるプラスチック余剰材を再ペ
レット化する場合に、水冷式と、水分を避ける空冷式の
両用が行えるペレット再生装置を提供する。 【解決手段】 加熱シリンダ−、冷却装置およびペレタ
イザ−を含むペレット再生装置において、水冷槽と空冷
コンベアを併設可能にした上に、加熱シリンダ−とペレ
タイザ−を結合する架台を伸縮自在とし、かつ空冷コン
ベアが、水冷槽の上方に配設して、加熱シリンダ−の軸
心に平行移動自在に設置する構成とした。
レット化する場合に、水冷式と、水分を避ける空冷式の
両用が行えるペレット再生装置を提供する。 【解決手段】 加熱シリンダ−、冷却装置およびペレタ
イザ−を含むペレット再生装置において、水冷槽と空冷
コンベアを併設可能にした上に、加熱シリンダ−とペレ
タイザ−を結合する架台を伸縮自在とし、かつ空冷コン
ベアが、水冷槽の上方に配設して、加熱シリンダ−の軸
心に平行移動自在に設置する構成とした。
Description
【0001】
本考案は、プラスチックの射出成形時に生じる作業屑、不良品またはプラスチ ック廃棄物などを原料にして、合成樹脂製品の原料である粒状のペレットに再生 するペレット再生装置に係り、特に物性の異なるプラスチックに対応した冷却処 理が行えるペレット再生装置に関するものである。
【0002】
一般にペレット再生装置は、粉砕機により粉砕した樹脂細片の供給を受けて加 工処理する、ホッパ−、フィ−ダ−、加熱シリンダ−、冷却装置およびペレタイ ザ−によって構成し、プラスチック成形時に生じる作業屑、不良品またはプラス チック廃棄物など(以下、プラスチック余剰材という)を再生して、再び合成樹 脂製品の原料となるペレットを製造するものである(実開平1−174111号 公報、実開平4−67014号公報、実公平7−39611号公報参照)。そし て多量生産に適し、経済性の優れた水冷槽を用いるペレット再生装置と、特に水 分を避けたい物性を有するプラスチックを空冷して再生ペレット化するもの等、 それぞれの方式の冷却装置を専属させたペレット再生装置が製作されてきた。
【0003】 しかし近年、1事業所でも多様な種類のプラスチック余剰材が取り扱われるよ うになり、これまで同一冷却方式によるペレット再生装置で済ませてきた再生ペ レット化が適切に行えない場合が起こった。そこで、水冷式と空冷式それぞれの 単独冷却装置を備えたペレット再生装置を合計2台併設することによって、冷却 方式の異なる物性の樹脂に対応してきた。
【0004】
ところで、単位面積当たりの生産額を常に考慮する事業所にとって、プラスチ ック余剰材の処理のためにペレット再生装置を2台併設するのは、その所要面積 や維持コストが二倍となって無視できない。また強制通風冷却による空冷式では 、溶融物の冷却速度は確保できても、水冷式に比べて経済性が劣っていた。
【0005】 本考案は、空冷式冷却手段に自然通風で行えるステンレス製の可搬式コンベア を採用して、その搬送速度に適応した溶融加工速度を適切に管理することによっ て、強制通風冷却によらなくとも必要な溶融物の冷却効果を確保できることを見 い出し、その結果、1台のペレット再生装置に、水冷槽による水冷式処理とコン ベアによる空冷式処理のいずれかを選択できる機構を設けて、それぞれの方式を 選択して再生ペレット化が行えるようにした水冷/空冷両用式ペレット再生装置 を提供することを目的とするものである。
【0006】
本考案に係る水冷/空冷両用式ペレット再生装置は、ホッパ−、フィ−ダ−、 加熱シリンダ−、冷却装置およびペレタイザ−を設けて、プラスチック余剰材を 再生ペレット化するペレット再生装置において、冷却装置として水冷槽と空冷コ ンベアを併設可能にすると共に、加熱シリンダ−とペレタイザ−を結合する架台 を伸縮自在に構成したものである。 そして、空冷コンベアが、水冷槽の上方に配設して、かつ加熱シリンダ−の軸 心に平行移動自在に設置する構成としたものである。
【0007】 以上のように構成することによって、本考案装置の水冷式ペレット再生装置と して使用する際には、空冷コンベアを加熱シリンダ−の軸心を外した位置まで移 動させ、かつペレタイザ−を水冷槽に近付けることによって、水冷加工できると 共に、特に水分を避けたい物性の樹脂加工をする場合には、ペレタイザ−を遠ざ けた位置に移動させ、前記空冷コンベアを加熱シリンダ−の軸心に合わせた位置 に移動、固定して運転すれば、容易に空冷式装置として使用できる。
【0008】
以下、本考案に係る空冷/水冷両用式ペレット再生装置を図によって説明する 。ここに図1(A)はその構成を示すブロック図、同図(B)はその全体を示す 側面図、図2は、本考案装置の水冷式実施例の場合を説明するもので、その全体 を示す平面図、図3は、同じく空冷式実施例の場合を説明するもので、(A)は その全体を示す平面図、(B)は(A)のA−A′矢視図である。
【0009】 図1(A)において、プラスチック余剰材Aは、水冷処理が可能な物性の樹脂 を、同じくBは、空冷処理を必要とする特に水分を避けたい物性の樹脂を示す。 そして1は、細片状のプラスチック余剰材AまたはBのいずれかを選択して貯 留するホッパ−1aと、プラスチックの細片を定量供給するフィ−ダ−1bおよ び定量供給を受けた該細片を加熱溶融する加熱シリンダ−1cを構成した前部装 置である。2は、加熱シリンダ−1cより供給される前記細片の加工中間材Cを 冷却する冷却装置であり、プラスチック余剰材A用として水冷槽2aが、同じく B用として空冷コンベア2bを併置する。さらに3は、前記細片を溶融加工して 冷却したものを粒状のペレットに加工するペレタイザ−で、再生ペレットDを製 造する。ここに、図示の実線矢印は加工工程の流れを示し、同じく複線矢印は材 料の「入りと出」を示す。
【0010】 同図(B)に示すように、谷部を挟んで二つに分けて設けた架台4上の図示右 側架台に、ここに記載しない粉砕機が細片に粉砕したプラスチック余剰材A又は Bのいずれかの供給を受けて貯留するホッパ−1aと、その下部にフィ−ダ−1 bを配置し、該フィ−ダ−下部には運転操作用の電動機を含む補機と共に、前記 細片を溶融して、その左方へ向けて加工を進行させ、その吐出端より加工中間材 Cを供給する加熱シリンダ−1cを配設する。 架台4の左側架台は、その上部にスライド受台4aを固定すると共に、前記谷 部に水冷槽2aを適切に設置できる空間を設けて前記右側架台と連結する。該ス ライド受台の上面には、ステンレス製のメッシュベルトが回動する空冷コンベア 2bを滑動可能に載置する、ほぼ横断面コの字状のスライダ−4bを嵌設する凹 部を設けている。そして空冷コンベア2bを、待機位置から前記加工中間材Cを 搬送する操作位置まで移動させて、加熱シリンダ−1cの軸心に一致出来るよう に、スライダ−4b上に固定している。なお架台4の下部には、ストッパ−付き の一対の車輪を前後一組設けている。ここに10は、空冷/水冷両用式ペレット 再生装置の全体を示す。
【0011】 ペレタイザ−3は、空冷操作位置に設定する空冷コンベア2bからやや離した 前方位置に配設し、その下部に一対の車輪を設けると共に、架台4の下部に固設 する左右一対のスリ−ブ管5aに対応して、同じく一対のスリ−ブ管5aを前記 ペレタイザ−側にも固設する。その結果、左右2組のスリ−ブ管5a内部に、そ の各組毎に長い嵌入スリ−ブ5bの両端を挿設して、該スライダ−を介してペレ タイザ−3を架台4側に移動自在に、かつ一体に構成する。
【0012】 このように構成した本考案の空冷/水冷両用式ペレット再生装置は、下記のよ うに操作する。すなわち、図2に示すように、水冷式の場合に空冷コンベア2b を図示上方(図3(B)に示す実線矢印方向)に移動した後、ペレタイザ−3を 加熱シリンダ−1cの方向に近づけて車輪を固定し、水冷槽2aに所定水量を満 たす。その後、水冷式ペレット再生装置の通常の運転を開始する。
【0013】 図3に示すように、上記した水冷式から空冷式ペレット再生装置に切り換える には、同図(A)に示すように固定車輪を開放してペレタイザ−3を、図示左側 に移動し、即ち前部装置1から離して空冷コンベア2bを操作位置まで(同図( B)に示す点線矢印方向に)移動可能にした後に車輪を固定する。同図(B)に 示すように、空冷コンベア2bを加熱シリンダ−1cの軸心に一致させた後、ス ライダ−4bを固定する。なお、水冷槽2aに水が有れば、排水または該水冷槽 に蓋をしておく。その後、空冷式ペレット再生装置の通常の運転を開始する。 上記した冷却装置の切り換えは、短時間で行える簡単な手動操作であり、空冷 コンベア2bの長さ2mの場合、その重量はほぼ10kg以下で、その冷却効果 は、実用上充分、後工程でペレット加工が行える操作が可能であった。
【0014】
【考案の効果】 本考案の空冷/水冷両用式ペレット再生装置によれば、水冷槽と空冷コンベア を併設して、それぞれの冷却装置を個別に操作出来る両用式装置を構成すること により、一台に纏めてコンパクトな機構にしたものであり、かつ短時間で簡便操 作を容易に行って、適切な冷却方式を選択できる効果が得られるペレット再生装 置であり、本考案装置は樹脂の物性が異なるプラスチック余剰材の大部分の再生 ペレット化を1台で適用出来る。
【図1】本考案の空冷/水冷両用式ペレット再生装置を
説明するもので、(A)はその構成を示すブロック図、
(B)はその全体を示す側面図である。
説明するもので、(A)はその構成を示すブロック図、
(B)はその全体を示す側面図である。
【図2】本考案ペレット再生装置の水冷式実施例の場合
を説明するもので、その全体を示す平面図である。
を説明するもので、その全体を示す平面図である。
【図3】本考案ペレット再生装置の空冷式実施例の場合
を説明するもので、(A)はその全体を示す平面図、
(B)は(A)のA−A′矢視図である。
を説明するもので、(A)はその全体を示す平面図、
(B)は(A)のA−A′矢視図である。
1 前部装置 1a ホッパ− 1b フィ−ダ− 1c 加熱シリンダ− 2 冷却装置 2a 水冷槽 2b 空冷コンベア 3 ペレタイザ− 4 架台 4a スライド受台 4b スライダ− 5a スリ−ブ管 5b 嵌入スリ−ブ 10 ペレット再生装置 A、B プラスチック余剰材 C 加工中間材 D 再生ペレット
Claims (2)
- 【請求項1】 ホッパ−、フィ−ダ−、加熱シリンダ
−、冷却装置およびペレタイザ−を設けて、プラスチッ
ク余剰材(A、B)を再生ペレット化するペレット再生
装置において、冷却装置(2)として水冷槽(2a)と
空冷コンベア(2b)を併設可能にすると共に、加熱シ
リンダ−(1c)とペレタイザ−(3)を結合する架台
(4)を伸縮自在に構成した水冷/空冷両用式ペレット
再生装置。 - 【請求項2】 空冷コンベア(2b)が、水冷槽(2
a)の上方に配設して、かつ加熱シリンダ−(1c)の
軸心に平行移動自在に設置する構成とした請求項1記載
の水冷/空冷両用式ペレット再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996010423U JP3036243U (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 水冷/空冷両用式ペレット再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996010423U JP3036243U (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 水冷/空冷両用式ペレット再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3036243U true JP3036243U (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=43171014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996010423U Expired - Lifetime JP3036243U (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 水冷/空冷両用式ペレット再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036243U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0546147U (ja) * | 1991-11-12 | 1993-06-18 | アルプス電気株式会社 | ブロツクコンバータ |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP1996010423U patent/JP3036243U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0546147U (ja) * | 1991-11-12 | 1993-06-18 | アルプス電気株式会社 | ブロツクコンバータ |
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