JPH11298358A - 衛星放送受信アンテナ - Google Patents

衛星放送受信アンテナ

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JPH11298358A
JPH11298358A JP10489498A JP10489498A JPH11298358A JP H11298358 A JPH11298358 A JP H11298358A JP 10489498 A JP10489498 A JP 10489498A JP 10489498 A JP10489498 A JP 10489498A JP H11298358 A JPH11298358 A JP H11298358A
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frequency
broadcast
output
amplifier
polarization
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JP10489498A
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Yoshihiro Iwata
好弘 岩田
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BS放送用衛星と同経度にCS放送用衛星が
配置された場合、一枚の主反射鏡と、焦点に配置された
一つの一次放射器とで、BS放送、CS放送を区別して
受信することができる衛星放送受信アンテナの実現を課
題とする。 【解決手段】 上記一次放射器として、BS放送、CS
放送ともに、電波を垂直、水平偏波で受信し、分波器に
てBS放送、CS放送の周波数に分離し、CS放送につ
いては、分離したCS放送の周波数を垂直、水平偏波そ
れぞれIF帯に周波数変換し出力させる構成とした。さ
らにBS放送については、BS放送の周波数を分離した
後、垂直、水平偏波を90゜位相差をつけて合成するこ
とで円偏波とし、その後IF帯に周波数変換し出力させ
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の衛星からの
電波を受信する衛星放送受信用アンテナに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来からある衛星放送受信アンテナを図
8に示す。上記衛星放送受信アンテナは主反射鏡1と、
衛星からの電波の焦点に配置された一次放射器2と、一
次放射器2を焦点に配置するための機構部品であるアー
ム3とで構成される。現在放送衛星は、BS放送及びC
S放送として利用されており、BS放送用衛星BSAT
−1aは東経110度、CS放送用衛星JCSAT3は
東経128度、SCC−Cは東経144度と同一経度に
はない。また、BS放送は円偏波、CS放送は垂直、水
平成分からなる直線偏波で放送されている。そのため周
波数、偏波特性のことなる複数の衛星からの電波を受信
するには、BS放送受信専用のアンテナと、CS放送受
信専用のアンテナをそれぞれ衛星の方向に向けて設置す
る方法がとられている。
【0003】ただし、2種類のアンテナを設置するの
は、設置スペースが拡大する、アンテナの費用も2倍に
なるという問題があることから、図9に示す2ビームア
ンテナと呼ばれる、一枚の主反射鏡4と、CS放送衛星
からの電波の焦点に配置されたCS放送受信用の一次放
射器5と、BS放送衛星からの電波の焦点に配置された
BS放送受信用の一次放射器6と、一次放射器5と一次
放射器6を2つ同時に焦点に配置するための機構部品で
あるアーム7とで構成されたアンテナが実用化されてい
る。
【0004】次に従来からあるBS放送受信用の一次放
射器の構成を図10に示す。上記BS放送受信用一次放
射器としては、BS放送受信用ホーンアンテナ8と、受
信波検出用のプローブ9を持つ検出回路10と、検出し
た受信波を増幅する低雑音増幅器11と、低雑音増幅器
11の出力をIF周波数に変換するミキサ12、10.
678GHzの局部発振器13からなる周波数変換回路
14と、IF増幅器15と、出力端子16とで構成され
ており、BS放送受信用ホーンアンテナ8で11.7G
Hz〜12.0GHzのBS放送を受信し、出力端子1
6より1.022GHz〜1.322GHzのIF周波
数が出力される。
【0005】さらに従来からあるCS放送受信用一次放
射器の構成を図11に示す。上記CS放送受信用一次放
射器としては、CS放送受信用ホーンアンテナ17と、
ホーンアンテナ17の内部に地面に対し垂直方向にプロ
ーブ18aを設け垂直偏波を検出し、ホーンアンテナ内
部に地面に対し水平方向にプローブ18bを設け水平偏
波を検出する構成の検出回路19と、検出回路19によ
り検出された垂直偏波を増幅する低雑音増幅器20a
と、検出回路19により検出された垂直偏波を増幅する
低雑音増幅器20bと、低雑音増幅器20aの出力をI
F帯に周波数変換するミキサ21a、低雑音増幅器20
bの出力をIF帯に周波数変換するミキサ21b、1
1.2GHzの局部発振器22からなる周波数変換回路
23と、IF増幅器24a、IF増幅器24bと、出力
端子25a、出力端子25bとで構成されており、CS
放送受信用ホーンアンテナ17で12.2GHz〜1
2.75GHzのCS放送を受信し、出力端子25aよ
り1.0GHz〜1.55GHzの垂直偏波のIF周波
数が出力され、出力端子25bより1.0GHz〜1.
55GHzの水平偏波のIF周波数が出力される。
【0006】また図12に示すように、CS放送受信用
一次放射器については、上記2つの低雑音増幅器20
a、20bの動作をCSチューナーから出力される電圧
で、一方をON、他方をOFFと制御する偏波切替スイ
ッチ26を備えることにより低雑音増幅器20a、20
bの動作を切り替え、垂直、水平偏波のどちらか一方の
みを出力し、周波数変換回路23でIF周波数に変換
し、IF増幅器27で増幅後、出力端子28より出力す
る構成のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、199
7−9−30付け毎日新聞の記事にある通り、将来BS
放送用衛星と同経度にCS放送用衛星を打ち上げる計画
がある。この場合、2ビームアンテナのように、一枚の
主反射鏡と、2つの一次放射器を用いようとしても、B
S放送、CS放送とも主反射鏡にできる衛星からの電波
の焦点が同じため、コンバータを物理的に2個配置でき
ず、このような構成はとれないという問題が生じる。
【0008】したがって本発明は、このような問題点を
解決することを課題としてなされたものであり、BS放
送用衛星とCS放送用衛星が同一経度に打ちあがったと
しても、一枚の主反射鏡と、焦点に配置した一つの一次
放射器からなる構成で、BS放送、CS放送とも受信す
ることができるアンテナの提供を目的とする。
【0009】さらに、本発明は、マンションなどで共聴
用に利用することを考え、BS放送の円偏波と、CS放
送の垂直偏波、CS放送の水平偏波を同時出力とするこ
とを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、テレビ1台につき、ア
ンテナ1台を設置することを考え、CS放送は、垂直、
水平偏波を切り替え方式とし、BSチューナー、CSチ
ューナーそれぞれ1本ずつのケーブルでつながるように
することを目的とする。
【0011】またさらに、アンテナから家庭までの屋外
ケーブルを一本とするため、BS放送、CS放送のIF
周波数をずらして1出力とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1の発明は、一枚の主反射鏡と、焦点に配
置された1つの一次放射器とを具備し、さらに上記一次
放射器は、ホーンアンテナと、水平偏波と垂直偏波を検
出する検出回路と、上記検出回路により検出した電力を
増幅する低雑音増幅器と、上記低雑音増幅器により出力
された周波数を第一のBS放送の周波数、第二のCS放
送の周波数に分割する分波器と、上記分波器で分波され
た第一のBS放送の周波数については、水平、垂直偏波
の位相差を90度つけて円偏波にする90度ハイブリッ
ド回路と、上記90度ハイブリッド回路からの出力をI
F周波数に変換する第一の周波数変換回路と、上記第一
の周波数変換回路からの出力を増幅する第一のIF増幅
器と、上記分波器で分波された第二のCS放送の周波数
については、水平偏波、垂直偏波をそれぞれIF帯に変
換する第二の周波数変換回路と、上記第二の周波数変換
回路の出力を増幅する第二のIF増幅器とを備えたもの
である。
【0013】第2の発明は、一枚の主反射鏡と、焦点に
配置された1つの一次放射器とを具備し、さらに上記一
次放射器は、ホーンアンテナと、水平偏波と垂直偏波を
検出する検出回路と、上記検出回路で検出した電力を増
幅する低雑音増幅器と、上記低雑音増幅器の出力を第
一、第二の経路に分岐する分岐回路と、上記分岐回路で
分岐された第一の経路については、BS放送の周波数を
通過帯域とする第一のバンドパスフィルタと、第一のバ
ンドパスフィルタで出力された周波数については、水
平、垂直偏波の位相差を90度つけて円偏波に合成する
90度ハイブリッド回路と、上記90度ハイブリッド回
路からの出力をIF周波数に変換する第一の周波数変換
回路と、上記第一の周波数変換回路からの出力を増幅す
る第一のIF増幅器と、上記分岐回路で分岐された第二
の経路については、CS放送の周波数を通過帯域とする
第二のバンドパスフィルタと、第二のバンドパスフィル
タで出力された周波数については、水平、垂直偏波をそ
れぞれIF帯に変換する第二の周波数変換回路と、上記
第二の周波数変換回路の出力を増幅する第二のIF増幅
器とを備えたものである。
【0014】第3の発明は、一枚の主反射鏡と、焦点に
配置された1つの一次放射器とを具備し、さらに上記一
次放射器は、ホーンアンテナと、水平偏波と垂直偏波を
検出する検出回路と、上記検出回路で検出した電力を増
幅する低雑音増幅器と、上記低雑音増幅器により出力さ
れた周波数をIF帯に変換する周波数変換回路と、上記
周波数変換回路で変換された周波数を第一のIF周波
数、第二のIF周波数に分割する分波器と、上記第一の
IF周波数については、水平、垂直偏波の位相差を90
度つけて円偏波に合成する90度ハイブリッドと、上記
90度ハイブリッドからの出力を増幅する第一のIF増
幅器と、上記第二の周波数については、水平、垂直偏波
の電力を増幅する第二のIF増幅器とを備えたものであ
る。
【0015】第4の発明は、上記第二のIF増幅器とし
て2つのIF増幅器を設け、かつ上記2つのIF増幅器
の一方をON、他方をOFF制御する偏波切替スイッチ
を備えたものである。
【0016】第5の発明は、第一、第二の周波数変換回
路において、局部発振器の周波数を同一とし、BS放
送、CS放送それぞれのIF周波数に重なる周波数がな
いような構成としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の一次放射器を示す構成図である。BS放送
の周波数は11.7〜12.0GHzで円偏波、CS放
送の周波数は12.2〜12.75GHzで垂直、水平
成分を持つ直線偏波である。11.7〜12.75GH
zの周波数特性を持つホーンアンテナ29でBS放送波
30、CS放送波31を同時に受信する。受信したBS
放送波30、CS放送波31は、垂直成分についてはホ
ーンアンテナ29の内部に地面に対し垂直方向にプロー
ブ32aを設け、水平成分については、ホーンアンテナ
29の内部に地面に対し水平方向にプローブ32bを設
けた検出回路33で検出する。ここで図7に円偏波の電
界ベクトルの軌跡を示す。円偏波についても、図7に示
すように、円偏波垂直成分EV 、円偏波水平成分EH
有するため上記プローブ32a、プローブ32bで検出
できる。さらにプローブ32aとプローブ32bの位置
関係は、円偏波の垂直、水平成分が1/4波長ごとに現
れるため、1/4波長ずらした位置関係とする。上記検
出回路33で検出した、11.7〜12.75GHzの
垂直成分は低雑音増幅器34aで増幅する。上記検出回
路33で検出した、11.7〜12.75GHzの水平
成分は低雑音増幅器34bで増幅する。低雑音増幅器3
4a、低雑音増幅器34bの出力は、デュプレクサ35
a、デュプレクサ35bで共にBS放送周波数である1
1.7〜12.0GHzの周波数と、CS放送周波数で
ある12.2〜12.75GHzの周波数に分離する。
BS放送受信波の垂直、水平偏波については、90度ハ
イブリッド36に入力し、出力の1つは終端器37で終
端し、残る一つの出力から90度位相差をつけて合成し
出力する。上記90度ハイブリッド36の出力は、ミキ
サ12で局部発振器13の周波数と混合しIF周波数に
周波数変換後、IF増幅器15で増幅し、出力端子16
より出力される。
【0018】CS放送受信波については、垂直、水平偏
波ともに、デュプレクサ35a、デュプレクサ35bで
CS放送周波数である12.2〜12.75GHzに分
離され、デュプレクサ35aの出力である垂直成分は、
ミキサ21aで局部発振器22の周波数と混合し、IF
周波数に変換後、IF増幅器24aで増幅し、出力端子
25aより出力される。また、デュプレクサ35bの出
力である垂直成分は、ミキサ21bで局部発振器22の
周波数と混合しIF周波数に周波数変換後、IF増幅器
24bで増幅し、出力端子25bより出力される。
【0019】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2の一次放射器を示す構成図である。実施の形態1と同
様にホーンアンテナ29でBS放送波30、CS放送波
31を同時に受信し、検出回路33で垂直成分、水平成
分をそれぞれ検出した後、垂直成分は低雑音増幅器34
aで増幅し、水平成分は低雑音増幅器34bで増幅す
る。低雑音増幅器34aの出力は、分岐回路38aで2
つの経路(経路1、3)に分岐され、低雑音増幅器34
bの出力は、分岐回路38bで2つの経路(経路2、
4)に分岐される。経路1については、BS放送の周波
数を通過帯域とする特性のバンドパスフィルタ39aで
11.7〜12.0GHzの周波数の垂直成分を出力
し、経路2については、BS放送の周波数を通過帯域と
する特性のバンドパスフィルタ39bで11.7〜1
2.0GHzの周波数の水平成分を出力する。バンドパ
スフィルタ39a、39bの出力は、90度ハイブリッ
ド36に入力し、出力の1つは終端器37で終端し、残
る一つの出力から90度位相差をつけて合成し出力す
る。上記90度ハイブリッド36の出力は、ミキサ12
で局部発振器13の周波数と混合しIF周波数に周波数
変換後、IF増幅器15で増幅し、出力端子16より出
力される。
【0020】経路3については、CS放送の周波数を通
過帯域とする特性のバンドパスフィルタ40aで12.
2〜12.75GHzの周波数の垂直成分を取り出した
後、出力はミキサ21aで局部発振器22の周波数と混
合しIF周波数に周波数変換後、IF増幅器24aで増
幅し、出力端子25aより出力される。
【0021】経路4については、CS放送の周波数を通
過帯域とする特性のバンドパスフィルタ40bで12.
2〜12.75GHzの周波数の水平成分を取り出した
後、出力はミキサ21bで局部発振器22の周波数と混
合しIF周波数に周波数変換後、IF増幅器24bで増
幅し、出力端子25bより出力される。
【0022】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3の一次放射器を示す構成図である。実施の形態1と同
様にホーンアンテナ29でBS放送波30、CS放送波
31を同時に受信し、検出回路33で垂直成分、水平成
分をそれぞれ検出した後、垂直成分は低雑音増幅器34
aで増幅し、水平成分は低雑音増幅器34bで増幅す
る。次に低雑音増幅器34aの出力は、ミキサ41aに
入力し局部発振器42の周波数と混合しIF周波数の周
波数変換後、デュプレクサ43aに入力し、第一の垂直
成分、第二の垂直成分に分離する。同様に、低雑音増幅
器34bの出力は、ミキサ41bに入力し局部発振器4
2の周波数と混合しIF周波数に周波数変換後、デュプ
レクサ43bに入力し、第一の水平成分、第二の水平成
分に分離する。第一のIF周波数の垂直、水平成分につ
いては、90度ハイブリッド44にそれぞれ入力する。
90度ハイブリッドの1つの出力は終端器45で終端
し、残る一つの出力から90度位相差をつけて合成し出
力する。さらに、この出力をIF増幅器13により増幅
し、出力端子14より出力する。第二のIF周波数の垂
直成分については、IF増幅器24aで増幅し、出力端
子25aより出力し、第二のIF周波数の水平成分につ
いては、IF増幅器24bで増幅し、出力端子25bよ
り出力する。
【0023】なお、デュプレクサ43a、43bは、第
一の発明におけるデュプレクサ35a、35bがRF帯
で使用するのに比べ、IF帯と低い周波数となるため、
周波数の分離が容易であり製品化が簡単である。
【0024】実施の形態4.図4、図5、図6は本発明
の実施の形態4の一次放射器を示す構成図である。実施
の形態1、2、3のIF増幅器24a、IF増幅器24
bの電圧を、偏波切替スイッチ46で切り替えることに
より、出力端子47からのCS放送出力を一つにする。
現在市販されているCSチューナーには、CS放送の垂
直偏波で放映されている番組を選択すると電圧1、水平
偏波で放映されている番組を選択すると電圧2が出力さ
れ、一次放射器とCSチューナー間のケーブルを伝わ
り、一次放射器の出力端子より電圧印加される。この電
圧を利用して、一次放射器の電気部品を駆動すると共
に、偏波切替スイッチの動作を電圧1の時には、IF増
幅器24aをON、IF増幅器24bをOFF、また電
圧2の時には、IF増幅器24aをOFF、IF増幅器
24bをONとなるように切り替える。
【0025】実施の形態5.実施の形態1、2における
局部発振器13、22において上記局部発振器13、2
2の周波数を同一にすることにより、BS放送、CS放
送のIF周波数の重なりをなくし、一次放射器からの出
力を一つにする。
【0026】なお実施の形態1〜3において一次放射器
の特性として、低NFが求められるが、低雑音増幅器3
4a、低雑音増幅器34bにNFの十分低いHEMT等
を用いれば後段の回路にほとんど関係なくNFの低い一
次放射器が実現できる。
【0027】さらに、BS放送のCN値に関しては、B
S放送の円偏波を垂直、水平成分で検出するため、円偏
波で検出するよりそれぞれ3dBづつ低いが、90度ハ
イブリッド36で合成することにより、キャリアレベル
は3dB上がる。また、ノイズはランダム雑音のため、
上記90度ハイブリッド36で合成しても位相が異なる
ためレベルの増加はない。したがってCN値はBS放送
受信用一次放射器6を用いた場合と同一の値が得られ
る。90度ハイブリッド44についても同様である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、第1〜第3の発明
によれば、BS放送用衛星とCS放送用衛星が同経度に
ある場合、一枚の主反射鏡と、焦点に配置された一つの
一次放射器でBS放送と、CS放送を区別して受信でき
るアンテナを提供できる。
【0029】また、BS放送、CS放送垂直偏波、CS
放送水平偏波を同時に出力でき、マンションなどの共聴
受信用アンテナとして利用できる。
【0030】さらに第4の発明によれば、CS放送は、
垂直、水平偏波を切り替え方式とすることでCS放送出
力を一つにでき、BSチューナー、CSチューナーそれ
ぞれ1本づつのケーブルでよく、テレビ1台につき、ア
ンテナ1台を設置しBS放送、CS放送を見る場合に利
用できる。
【0031】さらに第5の発明によれば、一次放射器か
らの出力を1つとし、アンテナとテレビの間の屋外ケー
ブルを1つでつなぐことができ、配線の煩わしさを解消
できるとともに、ケーブル配線の時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一次放射器の実施例1の構成図であ
る。
【図2】 本発明の一次放射器の実施例2の構成図であ
る。
【図3】 本発明の一次放射器の実施例3の構成図であ
る。
【図4】 本発明の一次放射器の実施例4の構成図であ
る。
【図5】 本発明の一次放射器の実施例4の構成図であ
る。
【図6】 本発明の一次放射器の実施例4の構成図であ
る。
【図7】 円偏波の電界ベクトルの軌跡を示す図であ
る。
【図8】 従来の衛星放送受信アンテナ外観図である。
【図9】 従来の2ビームアンテナ外観図である。
【図10】 従来のBS放送受信用一次放射器の構成図
である。
【図11】 従来のCS放送受信用一次放射器垂直、水
平偏波同時出力タイプの構成図である。
【図12】 従来のCS放送受信用一次放射器垂直、水
平偏波切り替え出力タイプの構成図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡、2 一次放射器、3 アーム、4 主反
射鏡、5 一次放射器、6 一次放射器、7 アーム、
8 ホーンアンテナ、9 プローブ、10 検出回路、
11 低雑音増幅器、12 ミキサ、13 局部発振
器、14 周波数変換回路、15 IF増幅器、16
出力端子、17 ホーンアンテナ、18aプローブ、1
8b プローブ、19 検出回路、20a 低雑音増幅
器、20b 低雑音増幅器、21a ミキサ、21b
ミキサ、22 局部発振器、23周波数変換回路、24
a IF増幅器、24b IF増幅器、25a 出力端
子、25b 出力端子、26 偏波切替スイッチ、27
IF増幅器、28 出力端子、EV 円偏波垂直成
分、EH 円偏波水平成分、29 ホーンアンテナ、3
0 BS放送波、31 CS放送波、32a プロー
ブ、32b プローブ、33 検出回路、34a 低雑
音増幅器、34b 低雑音増幅器、35a デュプレク
サ、35b デュプレクサ、36 90度ハイブリッ
ド、37 終端器、38a 分岐回路、38b 分岐回
路、39a バンドパスフィルタ、39bバンドパスフ
ィルタ、40a バンドパスフィルタ、40b バンド
パスフィルタ、41a ミキサ、41b ミキサ、42
局部発振器、43a デュプレクサ、43b デュプ
レクサ、44 90度ハイブリッド、45 終端器、4
6偏波切替スイッチ、47 出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01Q 21/30 H01Q 21/30 H04B 1/16 H04B 1/16 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の主反射鏡と、焦点に配置された1
    つの一次放射器とを具備し、さらに上記一次放射器は、
    ホーンアンテナと、水平偏波と垂直偏波を検出する検出
    回路と、上記検出回路により検出した電力を増幅する低
    雑音増幅器と、上記低雑音増幅器により出力された周波
    数を第一のBS放送の周波数、第二のCS放送の周波数
    に分割する分波器と、上記分波器で分波された第一のB
    S放送の周波数については、水平、垂直偏波の位相差を
    90度つけて円偏波にする90度ハイブリッド回路と、
    上記90度ハイブリッド回路からの出力をIF周波数に
    変換する第一の周波数変換回路と、上記第一の周波数変
    換回路からの出力を増幅する第一のIF増幅器と、上記
    分波器で分波された第二のCS放送の周波数について
    は、水平偏波、垂直偏波をそれぞれIF帯に変換する第
    二の周波数変換回路と、上記第二の周波数変換回路の出
    力を増幅する第二のIF増幅器とを備えたことを特徴と
    する衛星放送受信アンテナ。
  2. 【請求項2】 一枚の主反射鏡と、焦点に配置された1
    つの一次放射器とを具備し、上記一次放射器は、ホーン
    アンテナと、水平偏波と垂直偏波を検出する検出回路
    と、上記検出回路により検出した電力を増幅する低雑音
    増幅器と、上記低雑音増幅器により出力された第一、第
    二の経路に分岐する分岐回路と、上記分岐回路で分岐さ
    れた第一の経路については、BS放送の周波数を通過帯
    域とする第一のバンドパスフィルタと、水平、垂直偏波
    の位相差を90度つけて円偏波に合成する90度ハイブ
    リッド回路と、上記90度ハイブリッド回路からの出力
    をIF周波数に変換する第一の周波数変換回路と、上記
    第一の周波数変換回路からの出力を増幅する第一のIF
    増幅器と、上記分岐回路で分岐された第二の経路につい
    ては、CS放送の周波数を通過帯域とする第二のバンド
    パスフィルタと、水平偏波、垂直偏波をそれぞれIF帯
    に変換する第二の周波数変換回路と、上記第二の周波数
    変換回路の出力を増幅する第二のIF増幅器とを備えた
    ことを特徴とする衛星放送受信アンテナ。
  3. 【請求項3】 一枚の主反射鏡と、焦点に配置された1
    つの一次放射器とを具備し、上記一次放射器は、ホーン
    アンテナと、水平偏波と垂直偏波を検出する検出回路
    と、上記検出回路により検出した電力を増幅する低雑音
    増幅器と、上記低雑音増幅器により出力された周波数を
    IF帯に変換する周波数変換回路と、上記周波数変換回
    路で変換された周波数を第一のIF周波数、第二のIF
    周波数に分割するデュプレクサと、上記第一のIF周波
    数については、水平、垂直偏波の位相差を90度つけて
    円偏波に合成する90度ハイブリッドと、上記90度ハ
    イブリッドからの出力を増幅する第一のIF増幅器と、
    上記第二のIF周波数については、水平、垂直偏波の電
    力を増幅する第二のIF増幅器とを備えたことを特徴と
    する衛星放送受信アンテナ。
  4. 【請求項4】 上記第二のIF増幅器として2つのIF
    増幅器を設け、かつ上記2つのIF増幅器の一方をO
    N、他方をOFF制御する偏波切替スイッチを備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3いずれか記載の衛星放
    送受信アンテナ。
  5. 【請求項5】 第一、第二の周波数変換回路において、
    局部発振器の周波数を同一とし、BS放送、CS放送そ
    れぞれのIF周波数に重なる周波数がないような構成と
    したことを特徴とする請求項1または2記載の衛星放送
    受信アンテナ。
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