JPH07212137A - コンバータ - Google Patents

コンバータ

Info

Publication number
JPH07212137A
JPH07212137A JP1575294A JP1575294A JPH07212137A JP H07212137 A JPH07212137 A JP H07212137A JP 1575294 A JP1575294 A JP 1575294A JP 1575294 A JP1575294 A JP 1575294A JP H07212137 A JPH07212137 A JP H07212137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signals
signal
converter
primary radiators
intermediate frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1575294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kaneda
雅彦 金田
Fusao Sekiguchi
房雄 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd, Yokowo Mfg Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Priority to JP1575294A priority Critical patent/JPH07212137A/ja
Priority to FR9500303A priority patent/FR2716049B1/fr
Publication of JPH07212137A publication Critical patent/JPH07212137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • H04H40/27Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53 - H04H20/95
    • H04H40/90Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53 - H04H20/95 specially adapted for satellite broadcast receiving
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/10Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces
    • H01Q19/12Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces wherein the surfaces are concave
    • H01Q19/17Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces wherein the surfaces are concave the primary radiating source comprising two or more radiating elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16Multiple-frequency-changing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の静止衛星からの信号を、1つのコンバ
ータ30でそれぞれに受信し、異なる周波数帯の中間周
波数信号に変換し、1つに合成して1つの信号出力経路
から出力させ、コンバータ30の固定配設を容易にす
る。 【構成】 コンバータ30の1つの筐体に、所定の2つ
の静止衛星からの信号をそれぞれに受信するための2つ
の1次放射器14a,14bを設ける。一方の1次放射
器14aで受信された信号をfIF1の中間周波数信号に
周波数変換し、他方の1次放射器14bで受信された信
号をfIF1と異なる周波数帯のfIF2の中間周波数信号に
周波数変換する。そして、fIF1とfIF2の2つの中間周
波数信号を合成部44で1つに合成し、これを1つの信
号出力経路から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送衛星または通信衛
星等から放射されるマイクロ波信号を放射面反射鏡で集
めて受信しさらに周波数変換するためのコンバータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星(BS)と通信衛星(C
S)が静止軌道上に、例えば経度で3°または4°の間
隔で隣接して打ち上げられている。そして、これらの衛
星等は同一周波数帯のマイクロ波信号によってそれぞれ
別々の情報を伝送している。
【0003】そこで、従来装置にあっては、図7に示す
ごとく、静止衛星10a,10b毎にコンバータ12
a,12bが設けられていた。コンバータ12a,12
bの筐体に設けられたそれぞれの1次放射器14a,1
4bは、1つの放射面反射鏡16に反射させてそれぞれ
の静止衛星10a,10bに向けて配設される。そし
て、これらのコンバータ12a,12bは、同じ構造等
のものが用いられており、同一周波数帯の中間周波数信
号が出力される。そこで、一方の中間周波数信号を合成
器18の周波数変換部20で周波数を変換し、この変換
された中間周波数信号と、他方の周波数の変換されてい
ない中間周波数信号とが合成器18の合成部22で合成
され、1本の同軸ケーブル等の1つの信号出力経路でチ
ューナ24に出力される。
【0004】また、他の従来装置にあっては、図8に示
すごとく、静止衛星10a,10bに向けてそれぞれに
配設されたコンバータ12a,12cからは、異なる周
波数帯の中間周波数信号が出力される。そして、この2
つの中間周波数信号が、合成器26の合成部28により
1つに合成され、1つの信号出力経路でチューナ24に
出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置にあ
っては、いずれも別々に構成された複数のコンバータ1
2a,12b,12cが、それぞれの静止衛星に向けて
配設される。そして、これらのコンバータ12a,12
b,12cは、放射面反射鏡16の裏側から突出される
アームの先端部に固定されるが、その固定作業が煩雑な
ものであった。また、複数のコンバータ12a,12
b,12cから出力される中間周波数を合成するための
合成器18または26が必要であり、この合成器18ま
たは26の設置もわずらわしいものであった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、複数の静止衛星から受信信号を1つのコンバータで
周波数変換するように構成して、設置が容易にできるよ
うにしたコンバータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のコンバータは、複数の静止衛星からの信
号をそれぞれに受信するための複数の1次放射器を1つ
の筐体に設け、前記複数の1次放射器でそれぞれに受信
された前記信号を、前記1次放射器に対応してそれぞれ
に設けられた信号受信経路の周波数変換手段により異な
る周波数帯の中間周波数信号にそれぞれ変換し、これら
の中間周波数信号を合成手段により合成して1つの信号
出力経路で前記筐体から出力させるように構成されてい
る。
【0008】そして、複数の静止衛星からの信号をそれ
ぞれに受信するための複数の1次放射器を1つの筐体に
設けるとともに、これらの1次放射器で垂直および水平
直線偏波信号をそれぞれに受信させ、前記複数の1次放
射器でそれぞれに受信された前記垂直および前記水平直
線偏波信号を周波数変換手段によりすくなくとも同一直
線偏波の信号間で異なる周波数帯の中間周波数信号にそ
れぞれ変換し、前記垂直直線偏波信号に対応した前記中
間周波数信号を第1の合成手段により合成して第1の信
号出力経路で前記筐体から出力させ、前記水平直線偏波
信号に対応した前記中間周波数信号を第2の合成手段に
より合成して第2の信号出力経路で前記筐体から出力さ
せるように構成しても良い。
【0009】また、複数の静止衛星からの信号をそれぞ
れに受信するための複数の1次放射器を1つの筐体に設
けるとともに、これらの1次放射器で左旋および右旋円
偏波信号をそれぞれに受信させ、前記複数の1次放射器
でそれぞれに受信された前記左旋および前記右旋円偏波
信号を周波数変換手段によりすくなくとも同一円偏波の
信号間で異なる周波数帯の中間周波数信号にそれぞれ変
換し、前記左旋円偏波信号に対応した前記中間周波数信
号を第1の合成手段により合成して第1の信号出力経路
で前記筐体から出力させ、前記右旋円偏波信号に対応し
た前記中間周波数信号を第2の合成手段により合成して
第2の信号出力経路で前記筐体から出力させるように構
成しても良い。
【0010】さらに、前記複数の1次放射器を相対的に
所定の向きで前記筐体に予め固定配設して構成すること
もできる。
【0011】そしてまた、前記複数のうちの一部の1次
放射器を前記筐体に予め固定配設し、他の1次放射器を
予め固定された1次放射器の向きに対して相対的に向き
を調整自在に前記筐体に配設して構成することもでき
る。
【0012】そしてさらに、前記1次放射器を円偏波受
信用とし、これを直線偏波信号を受信できる導波管とそ
の前面に配設された偏波変換用金属スダレにより構成す
ることもできる。
【0013】
【作 用】1つの筐体に複数の1次放射器を配設し、こ
れらの1次放射器で受信された信号を異なる周波数帯の
中間周波数信号に変換し、さらに合成して1つの信号出
力経路で筐体から出力させるので、放射面反射鏡から突
出されるアームの先端等には1つのコンバータを固定す
れば良く、その固定作業が容易である。しかも、中間周
波数信号を合成する合成部が筐体内に組み込まれてお
り、合成器を固定する手間も省かれる。
【0014】そして、複数の1次放射器でそれぞれに垂
直および水平直線偏波信号を受信させ、垂直直線偏波信
号に対応した中間周波数信号を合成して第1の信号出力
経路で出力させ、水平直線偏波信号に対応した中間周波
数信号を合成して第2の信号出力経路で出力させるなら
ば、垂直および水平直線偏波信号のいずれをも受信でき
るコンバータを少ない1次放射器で容易に構成し得る。
【0015】また、複数の1次放射器でそれぞれに左旋
および右旋円偏波信号を受信させ、左旋円偏波信号に対
応した中間周波数信号を合成して第1の信号出力経路で
出力させ、右旋円偏波信号に対応した中間周波数信号を
合成して第2の信号出力経路で出力させるならば、左旋
または右旋円偏波信号のいずれをも受信できるコンバー
タを容易に配設し得る。
【0016】さらに、複数の1次放射器を筐体に予め相
対的に所定の向きで固定配設するならば、所定の複数の
静止衛星に1つの1次放射器を向ければ、他の1次放射
器は他の静止衛星に向けられており、コンバータの配設
が容易である。
【0017】そしてまた、一部の1次放射器を筐体に固
定し、他の1次放射器の向きを相対的に調整自在にする
ならば、受信しようとする任意の静止衛星に向けて1次
放射器を配設でき、しかもコンバータは1つであって配
設は容易である。
【0018】そしてさらに、直線偏波用の導波管と偏波
変換用金属スダレにより円偏波用の1次放射器を構成す
るならば、その構造が簡単であり、しかも偏波変換用金
属スダレの着脱により直線偏波用の1次放射器に変換で
き、部品等を共用し得る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1ないし図3
を参照して説明する。図1は、本発明のコンバータの一
実施例のブロック回路図であり、図2は、図1のコンバ
ータを放射面反射鏡に対して配設した図であり、図3
は、図1のコンバータによる作用を説明する図である。
【0020】本発明のコンバータ30は、図1のごと
く、1つの筐体に2つの1次放射器14a,14bが固
定配設されている。これらの2つの1次放射器14a,
14bの向きは、図2のごとく、放射面反射鏡16から
突出するアームの先端にコンバータ30が固定される
と、放射面反射鏡16に反射されて所定の2つの静止衛
星10a,10bに向くように相対的にその位置と姿勢
が定められている。1次放射器14a,14bは、例え
ば、開口部がテーパー状に広いたホーンを有する矩形導
波管であり、終端が短絡板で短絡され、短絡板の前の適
宜な位置にプローブ32a,32bが設けられた従来装
置のものと同様である。そして、2つの1次放射器14
a,14bのプローブ32a,32bの出力は、それぞ
れ第1と第2の信号受信経路で周波数変換がなされる。
まず、プローブ32aの出力は、高周波増幅部34aで
増幅され、その増幅出力からfRF1の周波数帯の信号が
バンドパスフィルタ36aで抽出されて混合部38aに
与えられる。この混合部38aには、発振部40aから
fOSC1の局部発振信号が与えられ、混合されて中間周波
増幅部42aに与えられ、fIF1の中間周波数信号が増
幅および抽出されて合成部44に与えられる。また、プ
ローブ32bの出力は、同様に、高周波増幅部34bで
増幅され、その増幅出力からfRF2の周波数帯の信号が
バンドパスフィルタ36bで抽出されて混合部38bに
与えられる。この混合部38bには、発振部40bから
fOSC2の局部発振信号が与えられ、混合されて中間周波
増幅部42bに与えられ、fIF2の中間周波数信号が増
幅および抽出されて合成部44に与えられる。この合成
部44では、2つの中間周波数信号fIF1とfIF2を1つ
に合成して中間周波増幅部46に与え、その増幅出力が
1つの信号出力経路によりチューナ24に与えられる。
【0021】ここで、信号の周波数変換および合成につ
き、図3を参照して簡単に説明する。一方の1次放射器
14aのプローブ32aで受信される信号は、チャンネ
ルch1〜chnを有する周波数帯fRF1の信号である。
他方の1次放射器14bのプローブ32bで受信される
信号は、チャンネルch1′〜chm′を有する周波数帯
fRF2の信号である。そして、周波数帯fRF1とfRF2は
同じまたは重複している。そこで、一方の発振器40a
からは局部発振信号fOSC1が出力され、混合部38aで
周波数変換されて出力される中間周波数信号はfIF1と
なる。他方の発振器40bからは、一方のfOSC1と異な
る周波数帯の局部発振信号fOSC2が出力され、混合部3
8bで周波数変換されて出力される中間周波数信号はf
IF2となり、一方のfIF1と異なるこれらの周波数帯とさ
れる。さらに、周波数帯の異なるこれらの2つの中間周
波数信号fIF1とfIF2が1つに合成されて、一方の受信
された信号のチャンネルch1〜chnと他方の受信され
た信号のチャンネルch1′〜chm′が周波数帯をずら
して配列された1つの中間周波数信号fIF3として出力
される。なお、チューナ24はこの中間周波数信号fIF
3から任意のチャンネルを選択復調できるよう構成され
ている。
【0022】かかる構成にあっては、本発明のコンバー
タ30を、放射面反射鏡16から突出されるアームの先
端に固定することで、2つの静止衛星10a,10bか
らの信号を受信することができる。しかも、2つの1次
放射器14a,14bをコンバータ30の1つの筐体に
適宜な位置と姿勢で固定することで、一方の1次放射器
14aを所定の静止衛星10aに向けてコンバータ30
を配設すれば、他方の1次放射器14bは他方の所定の
静止衛星10bに適正に向くこととなり、コンバータの
装着作業が極めて容易である。また、従来のこの種の装
置のごとく、コンバータとは別個の合成器18または2
6を配設する必要がなく、この点からも作業が容易であ
る。さらに、コンバータ30の筐体が1つであり、従来
のこの種のごとく2つの筐体を配設するのに比較して、
より軽量化に好適であり、コンバータが装着されるアー
ムの強度が少なくて足りる。
【0023】なお、図1ないし図3に示す実施例では、
1次放射器14a,14bの数を2つとしたが、3つ以
上の1次放射器をコンバータ30の1つの筐体に設けて
も良い。そして、各1次放射器に対応して設けられる信
号受信経路によりそれぞれの周波数帯が相違する中間周
波数信号に変換されることは勿論である。しかも、1次
放射器14a,14bは、直線偏波信号を受信するもの
に限られず、円偏波信号を受信するものであっても良い
ことは容易に理解されるであろう。円偏波信号を受信す
るための1次放射器として、ヘリカルアンテナや平面ス
パイラルアンテナやカールアンテナさらには平面パッチ
アンテナ等を用いることができる。
【0024】次に、図4を参照して本発明のコンバータ
の他の実施例を説明する。図4は、本発明のコンバータ
の他の実施例のブロック回路図である。
【0025】図4に示す本発明のコンバータ50は、1
つの筐体に2つの1次放射器14a,14bが固定配設
されることは、図1ないし図3に示す一実施例と同様で
あるが、2つの1次放射器14a,14bには、垂直直
線偏波の信号を受信するプローブ52a,52bと、水
平直線偏波の信号を受信するプローブ54a,54bが
それぞれに設けられ、偏波面の異なる2つの信号がそれ
ぞれ受信されるよう構成される。そして、一方の1次放
射器14aで受信された垂直直線偏波の信号が、プロー
ブ54aから出力されて高周波増幅部56aで増幅さ
れ、その増幅出力からfRF1の周波数帯の信号がバンド
パスフィルタ58aで抽出されて混合部60aに与えら
れ、発振部62aからのfOSC1の局部発振信号と混合さ
れて周波数変換され、さらに中間周波増幅部64aでf
IF1の中間周波数信号が増幅および抽出されて合成部6
6に与えられる。また、他方の1次放射器14bで受信
された垂直直線偏波の信号が、プローブ52bから出力
されて、高周波増幅部56bとバンドパスフィルタ58
bを介してfRF2の周波数帯の信号が混合部60bに与
えられ、発振部62bからのfOSC2の局部発振信号と混
合されて周波数変換され、さらに中間周波増幅部64b
でfIF2の中間周波数信号が増幅および抽出されて合成
部66に与えられる。そこで、合成部66から2つの1
次放射器14a,14bでそれぞれに受信された垂直直
線偏波信号がfIF1とfIF2と異なる周波数帯の中間周波
数信号で1つに合成されて2つのスイッチsw1,sw2
の一方の切換端子にそれぞれ与えられる。
【0026】また、一方の1次放射器14aで受信され
た水平直線偏波の信号が、プローブ54aから出力され
て、高周波増幅部68aとバンドパスフィルタ70aを
介してfRF1の周波数帯の信号が混合部72aに与えら
れ、発振部62aからのfOSC1の局部発振信号と混合さ
れて周波数変換され、さらに中間周波増幅部74aでf
IF1の中間周波数信号が増幅および抽出されて合成部7
6に与えられる。またさらに、他方の1次放射器14b
で受信された水平直線偏波の信号が、プローブ54bか
ら出力されて、高周波増幅部68bとバンドパスフィル
タ70bを介してfRF2の周波数帯の信号が混合部72
bに与えられ、発振部62bからのfOSC2の局部発振信
号と混合されて周波数変換され、さらに中間周波増幅部
74bでfIF2の中間周波数信号が増幅および抽出され
て合成部76に与えられる。そこで、合成部76から2
つの1次放射器14a,14bでそれぞれに受信された
水平直線偏波信号がfIF1とfIF2と異なる周波数帯の中
間周波数信号で1つに合成されて2つのスイッチs
1,sw2の他方の切換端子にそれぞれ与えられる。
【0027】そして、一方のスイッチsw1で選択され
て選択端子から出力される中間周波数信号が中間周波増
幅部78に与えられる。また、他方のスイッチsw2
選択されて選択端子から出力される中間周波数信号が中
間周波増幅部80に与えられる。
【0028】かかる構成にあっては、スイッチsw1
選択により、2つの静止衛星10a,10bから放射さ
れる垂直直線偏波または水平直線偏波のいずれか一方の
中間周波数信号が中間周波増幅部78から出力される。
また、他方のスイッチsw2の選択により、垂直直線偏
波または水平直線偏波のいずれか一方の中間周波数信号
が中間周波増幅部80から出力される。
【0029】なお、図4に示す実施例にあっては、1つ
の1次放射器で垂直および水平直線偏波信号がそれぞれ
受信されるように構成されているが、これに代えて、1
つの1次放射器で左旋および右旋円偏波信号がそれぞれ
受信されるようにしても良い。左旋および右旋円偏波信
号をそれぞれ受信できる1次放射器の一例としては、正
方形のパッチアンテナの隣接する2辺に3dBハイブリ
ッド回路の一方の2端子をそれぞれ接続し、この3dB
ハイブリッド回路の他方の2端子を1次放射器の2つの
出力端子とする構成がある。そして、受信電界強度等か
ら必要により、かかる構成を複数組アレー状に組み合わ
せても良い。
【0030】また、図4に示す実施例にあっては、1つ
の1次放射器で、垂直および水平直線偏波信号をそれぞ
れ受信できるように構成されているが、1つの1次放射
器で1つの直線偏波または円偏波のみを受信するように
構成して、信号の数だけ1次放射器を設けても良い。さ
らに、図4に示す実施例では、垂直直線偏波信号と水平
直線偏波信号の中間周波数信号を2つの信号出力経路で
それぞれに出力させるように構成されているが、全ての
受信される信号の中間周波数信号を、周波数帯が相違す
るように周波数変換して、これらを1つに合成して1つ
の信号出力経路から出力させても良い。
【0031】図5は、円偏波信号を受信するための1次
放射器の一例の外観斜視図である。これは、プローブを
有する矩形の導波管82の開口端の前面に、電磁波入射
方向に垂直な平面内で互いに平行な複数の金属導体を略
45度傾けて設けた偏波変換用金属スダレ84を配置し
たものである。そして、円偏波信号の入射により、偏波
変換用金属スダレ84の斜めの金属導体に電磁波の強さ
に応じた電流が励起され、この電流により誘起される電
磁波の垂直直線偏波成分または水平直線偏波成分が、プ
ローブから出力される。
【0032】そこで、かかる円偏波用の1次放射器を、
図1に示す実施例の1次放射器14a,14bとして用
いるならば、2つの静止衛星10a,10bから放射さ
れる2つの円偏波信号が1つの中間周波数信号に合成さ
れて中間周波増幅部46から出力される。図5に示す1
次放射器では、偏波変換用金属スダレ84を着脱するこ
とで、円偏波用と直線偏波用のいずれにも変換でき、部
品の共用化ができる。
【0033】図6は、1つの1次放射器が固定され他の
1次放射器の向きが調整し得るようにしたコンバータの
一例の外観斜視図である。図1で説明したように、2つ
の1次放射器14a,14bがともに筐体に固定される
ならば、所定の2つの静止衛星10a,10bに向けて
これらを配設することは容易である。しかし、新たに打
ち上げられる静止衛星または任意の別の静止衛星に対応
することができない。そこで、一方の1次放射器86を
コンバータの筐体88に固定し、他方の1次放射器90
を1つの1次放射器86の向きに対してその向きを相対
的に調整できるようにしたものである。
【0034】かかる構成では、他方の1次放射器90の
向きを調整することで、任意の静止衛星に向けることが
できる。なお、図6に示すごとく、1次放射器の数は2
つに限られず、3つ以上の1次放射器が設けられ、その
1つが固定され、他が向きを調整できるように構成して
も良い。また、複数の1次放射器が予め所定の向きに固
定され、他の1次放射器が向きを調整できるようにして
も良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンバー
タは構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏
する。
【0036】請求項1記載のコンバータにあっては、1
つの筐体に複数の1次放射器が設けられ、複数の静止衛
星からの信号がそれぞれに受信され、これらの信号がそ
れぞれ異なる周波数帯の中間周波数信号に変換して1つ
に合成され、1つの信号出力経路から出力されるので、
従来のこの種の装置のごとく、複数の静止衛星からの信
号を受信するために、放射面反射鏡から突出されるアー
ムの先端等に複数のコンバータを固定する必要がなく、
またコンバータから出力される中間周波数信号を1つに
合成するための合成器を必要とせず、コンバータの固定
が極めて容易である。しかも、コンバータを従来の複数
のものより軽量化できる。
【0037】そして、請求項2記載のコンバータにあっ
ては、1次放射器で垂直および水平直線偏波信号を受信
させ、複数の垂直直線偏波信号をそれぞれ異なる周波数
帯の中間周波数信号に変換して合成され、複数の水平直
線偏波信号をそれぞれ異なる周波数帯の中間周波数信号
に変換して合成され、これらの合成された2つの中間周
波数信号をそれぞれ第1と第2の信号出力経路から出力
させるならば、垂直および水平直線偏波信号のいずれを
も受信できるコンバータを、少ない1次放射器を用いて
構成できる。しかも、1次放射器の数が少ないだけ、コ
ンバータ全体として軽量化に好適である。
【0038】また、請求項3記載のコンバータにあって
も、左旋および右旋円偏波信号のいずれをも受信できる
コンバータを、少ない1次放射器を用いて構成でき、軽
量化に好適である。
【0039】さらに、請求項4記載のコンバータにあっ
ては、複数の1次放射器が予め所定の向きで固定される
ので、1つの1次放射器を所定の静止衛星に向ければ、
他の1次放射器が所定の他の静止衛星に向き、コンバー
タの配設作業が容易である。
【0040】そしてまた、請求項5記載のコンバータに
あっては、固定された1次放射器を所定の静止衛星に向
けてコンバータを固定し、他の1次放射器をその向きを
調整して任意の静止衛星に向けることができ、新たに打
ち上げられる静止衛星等にも容易に対応できる。また、
所定の静止衛星に1次放射器を向ける場合であっても、
設置される地理的位置の大幅な違いによる角度のずれを
調整吸収できる。しかも、コンバータは1つであり、放
射面反射鏡から突出されるアームの先端等に容易に固定
し得る。
【0041】そしてさらに、請求項6記載のコンバータ
にあっては、偏波変換用金属スダレを着脱させること
で、円偏波受信用と直線偏波受信用を容易に変換でき
る。そして、これらの部品を共用でき、量産に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンバータの一実施例のブロック回路
図である。
【図2】図1のコンバータを放射面反射鏡に対して配設
した図である。
【図3】図1のコンバータによる作用を説明する図であ
る。
【図4】本発明のコンバータの他の実施例のブロック回
路図である。
【図5】円偏波信号を受信するための1次放射器の一例
の外観斜視図である。
【図6】1つの1次放射器が固定され他の1次放射器の
向きが調整し得るようにしたコンバータの一例の外観斜
視図である。
【図7】従来のコンバータの一例を放射面反射鏡に対し
て配設した図である。
【図8】従来のコンバータの他の例を放射面反射鏡に対
して配設した図である。
【符号の説明】
10a,10b 静止衛星 14a,14b,86,90 1次放射器 16 放射面反射鏡 30,50 コンバータ 32a,32b,52a,52b,54a,54b
プローブ 34a,34b,56a,56b,68a,68b
高周波増幅部 36a,36b,58a,58b,70a,70b
バンドパスフィルタ 38a,38b,60a,60b,72a,72b
混合部 40a,40b,62a,62b 発振部 42a,42b,46,64a,64b,74a,74
b,78,80 中間周波増幅部 44,66,76 合成部 82 導波管 84 偏波変換用金属スダレ 88 筐体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の静止衛星からの信号をそれぞれに
    受信するための複数の1次放射器を1つの筐体に設け、
    前記複数の1次放射器でそれぞれに受信された前記信号
    を、前記1次放射器に対応してそれぞれに設けられた信
    号受信経路の周波数変換手段により異なる周波数帯の中
    間周波数信号にそれぞれ変換し、これらの中間周波数信
    号を合成手段により合成して1つの信号出力経路で前記
    筐体から出力させるように構成したことを特徴とするコ
    ンバータ。
  2. 【請求項2】 複数の静止衛星からの信号をそれぞれに
    受信するための複数の1次放射器を1つの筐体に設ける
    とともに、これらの1次放射器で垂直および水平直線偏
    波信号をそれぞれに受信させ、前記複数の1次放射器で
    それぞれに受信された前記垂直および前記水平直線偏波
    信号を周波数変換手段によりすくなくとも同一直線偏波
    の信号間で異なる周波数帯の中間周波数信号にそれぞれ
    変換し、前記垂直直線偏波信号に対応した前記中間周波
    数信号を第1の合成手段により合成して第1の信号出力
    経路で前記筐体から出力させ、前記水平直線偏波信号に
    対応した前記中間周波数信号を第2の合成手段により合
    成して第2の信号出力経路で前記筐体から出力させるよ
    うに構成したことを特徴とするコンバータ。
  3. 【請求項3】 複数の静止衛星からの信号をそれぞれに
    受信するための複数の1次放射器を1つの筐体に設ける
    とともに、これらの1次放射器で左旋および右旋円偏波
    信号をそれぞれに受信させ、前記複数の1次放射器でそ
    れぞれに受信された前記左旋および前記右旋円偏波信号
    を周波数変換手段によりすくなくとも同一円偏波の信号
    間で異なる周波数帯の中間周波数信号にそれぞれ変換
    し、前記左旋円偏波信号に対応した前記中間周波数信号
    を第1の合成手段により合成して第1の信号出力経路で
    前記筐体から出力させ、前記右旋円偏波信号に対応した
    前記中間周波数信号を第2の合成手段により合成して第
    2の信号出力経路で前記筐体から出力させるように構成
    したことを特徴とするコンバータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のいずれかのコン
    バータにおいて、前記複数の1次放射器を相対的に所定
    の向きで前記筐体に予め固定配設して構成したことを特
    徴とするコンバータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3記載のいずれかのコン
    バータにおいて、前記複数のうちの一部の1次放射器を
    前記筐体に予め固定配設し、他の1次放射器を予め固定
    された1次放射器の向きに対して相対的に向きを調整自
    在に前記筐体に配設したことを特徴とするコンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンバータにおいて、前
    記1次放射器を円偏波受信用とし、これを直線偏波信号
    を受信できる導波管とその前面に配設された偏波変換用
    金属スダレにより構成したことを特徴とするコンバー
    タ。
JP1575294A 1994-01-14 1994-01-14 コンバータ Pending JPH07212137A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1575294A JPH07212137A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 コンバータ
FR9500303A FR2716049B1 (fr) 1994-01-14 1995-01-12 Convertisseur.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1575294A JPH07212137A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 コンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07212137A true JPH07212137A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11897512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1575294A Pending JPH07212137A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 コンバータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07212137A (ja)
FR (1) FR2716049B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423397B1 (ko) * 2001-07-27 2004-03-18 삼성전기주식회사 위성방송수신장치의 듀얼 피딩시스템

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1339135B1 (en) 2001-09-21 2005-11-30 Alps Electric Co., Ltd. Converter for receiving satellite broadcast signals from a plurality of satellites
JP2006148337A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Alps Electric Co Ltd 衛星放送受信用周波数変換器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1200024B (it) * 1986-09-22 1989-01-05 Gte Telecom Spa Sistema irradiante a diversita' angloare per radiocollegamenti a diffusione troposferica
GB2266190A (en) * 1992-04-09 1993-10-20 Brian William Ewan Dish level dual LNB to single cable source switch.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423397B1 (ko) * 2001-07-27 2004-03-18 삼성전기주식회사 위성방송수신장치의 듀얼 피딩시스템

Also Published As

Publication number Publication date
FR2716049B1 (fr) 1997-05-23
FR2716049A1 (fr) 1995-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6087999A (en) Reflector based dielectric lens antenna system
JP5535311B2 (ja) 衛星通信用広帯域アンテナシステム
US6107897A (en) Orthogonal mode junction (OMJ) for use in antenna system
US6417742B1 (en) Circular polarizer having two waveguides formed with coaxial structure
WO2007084389A2 (en) Satellite ground station to receive signals with different polarization modes
WO2007064094A1 (en) Low profile mobile tri-band antenna system
JP2003143051A (ja) 衛星用の反射鏡アンテナ・システム
JP3813581B2 (ja) アンテナ装置
US6181293B1 (en) Reflector based dielectric lens antenna system including bifocal lens
JP3489985B2 (ja) アンテナ装置
JPH07212137A (ja) コンバータ
JP2669246B2 (ja) 1次放射給電部
US4590479A (en) Broadcast antenna system with high power aural/visual self-diplexing capability
JPH0287704A (ja) 導波路ダイバーシチ信号分離器及び該導波路ダイバーシチ信号分離器を用いたダイバーシチ受信システム
US6801789B1 (en) Multiple-beam antenna
JP4340615B2 (ja) Uhfアンテナ及び衛星受信アンテナ
JP3781074B2 (ja) アンテナ装置
JP2000349535A (ja) 一次放射器
JP2018067835A (ja) 偏波共用アンテナ
JP2006246522A (ja) アンテナ装置
JPH11298358A (ja) 衛星放送受信アンテナ
JP2000059250A (ja) アンテナ装置
JPH01264004A (ja) 2周波受信アンテナ
JP4106303B2 (ja) アンテナ給電部
JP2000040914A (ja) アンテナ装置