JPH01264004A - ２周波受信アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は到来するＬＩＨＦあるいはＳＨＦの電波を反
射鏡で反射し、反射された電波をその集束場所において
受Ｉｆ、部で受信するようにしてある受信アンテナに関
する。

〔従来の技術〕

到来する一つの電波を受信する場合、上記のような受信
アンテナが１台１！備される。また上記電波の他に、そ
れとは周波の異なる他の電波の受信をも行ないたい場合
、同様の構造で受信周波のみが異なるもう１台の受信ア
ンテナが準備される。

〔発明が解決しようとする課題〕

この従来の手段では、上記のように・２周波の受イδを
行なう場合、大きな反射鏡が二つ必要となり、例えばそ
れを設置する場合、各々について設置の作業手間もまた
設置スペースも必要となる問題点があった。

本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、互いに周波の異なる２周波の電波
の受信を行なうことができ、しかもそれらの受信を一つ
の反射鏡で行ない得て、その設置の作業手間や設置スペ
ース等を前記従来の技術に比べて半減させ得るようにし
た２周波受信アンテナを提供することである。

〔課題を解決する為の手段〕

上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲記
載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次の
通りである。

〔作用〕

到来する高域周波の電波は反射鏡で反射され、高域周波
用の受信部で受信される。一方、到来する低域周波の電
波は上記反射鏡で反射され、低域周波用の受信部で受信
される。

〔実施例〕

以下本願の実施例を示す図面について説明する。

第１図において、ｌはマスト、２は２周波受信アンテナ
で、オフセントパラボラアンテナの例を示してあり、マ
ストｌに対し方位角及び仰角の８１＆１整装置３を介し
て取付けである。上記アンテナ２において、４は反射鏡
で、到来する電波を反射して集束させる為のものである
。５は支持腕で、元部を反射鏡４に連結してある。６は
支持腕５の先端部に取付けた一次放射器で、上記反射さ
れた電波を受信して受信信号を出力するものであり、上
記反射鏡で反射された電波の集束場所に設けである。

７は伝送線で、−次放射器６の出力信号を伝送する為の
もので、例えば同軸ケーブルが用いられる。

８は受信機、９はテレビ受像機を夫々示す。

次に上記−次放射器６を詳細に示す第２〜５図について
説明する。１１はケースで、本体１２と蓋体１３とから
成る。１４は蓋体を本体に走行ける為の走行ねじを示す
。上記本体１２は電波を良好に透過させ得るよう誘電体
損失が小さく、しかも耐候性の高い材料例えばＡＢＳ樹
脂、ポリエチレン、ポリカーボネート、ノリル、ポリテ
トラフルオロエチレン等で形成される。尚該ケースの本
体１２は、反射鏡４に面する側の壁１２ａを除・く他の
場所に電磁シールドの為に４電性メツキを施しておくと
良い。

父上記壁１２ａを除く他の部分を導電材料で形成しても
よい、一方蓋体１３は耐候性の高い樹脂材ｎで形成して
上記と同様に電磁シールドの為の導電性メツキを施した
り、導電材料で形成しても良い。

１５は本体１２の内面に形成された基板受止用の段部を
示す、又１６は蓋体１３の内面に形成した基板押え用の
突片を示す。

次に１７はケース１１の内側に配設した受信具を示す。

該受信具１７において、１８は基板で、絶縁材料で形成
してある。２１は上記基板１８に取付けた高域周波用の
受ｆε部を示し、上記集束場所の中心部に位置するよう
に設けである。２２は上記基板１８に設けた低域周波用
の受信部を示し、上記高域周波用の受信部２１で受信さ
れる電波よりも低い周波数の電波を受信するようにした
ものであり、上記高域周波用の受信部２１の傍らに設け
である。

上記高域周波用の受信部２１は円偏波の電波を受信する
為のもので次のように構成してある。２３は基板１８の
一面に取付けた地板で、導電性のよい材料で形成してあ
り、電気的に接地してある。２４はアンテナ素子で、ヘ
リカルアンテナをもって構成してある。尚受信部２１は
直線偏波の電波を受信する構造のものにしても良い。

次に上記低域周波用の受信部２２において、２５８〜２
５ｄは夫々受信部２１の周囲において基板１８の他面に
付設した受信要素を示し、いずれも二つのアンテナ素子
２６．２７から成るダイポールアンテナをもって構成し
てある。これらの受信要素は、要素２５ａ、２５ｃと要
素２５ｂ、２５ｄが、相互に偏波方向の９０°異なる電
波を受信できるように各々の長手方向を９０″異ならし
めである。尚受信すべき電波の偏波方向に対して該受信
部２２の設置状態が一定となる場合には、要素２５ａ、
２５ｃ又は要素２５ｂ、２５ｄのみを設けて、その向き
を上記偏波方向と対応させるとよい、文名々の偏波方向
用の受信要素は二つを対にして（例えば２５ａと２５ｃ
あるいは２５ｂと２５ｄ）総合的な利得が高くなるよう
にしてあるが、さほど利得を高める必要のない場合には
各々を対にせずその一方ずつのみを用いても良い。向上
記名対になっている受信要素２５ａと２５ｃあるいは２
５ｂと２５ｄの間隔は、受信を目的とする低域周波の波
長の２（例えば８０＋ｎ）にしてある０次に各受信要素
におけるアンテナ素子２６．２７のうちアンテナ素子２
７０元部は、上記地板２３と−続きに形成した接続部２
９に電気接続部材２日をもって電気的に接続してある。

上記電気接続部材２８は例えば基板１８を貫通させたＡ
’！　＆’ｉ！で構成され、アンテナ素子２７０元部及
び接続部２９に夫々半田付けされる。尚これは周知のス
ルーホールの技術によって接続を行っても良い０次に各
受信要素の長さしは、上記受信を目的とする低域周波の
波長の〃に、誘電体である基板１８の存在による波長短
縮率を乗じた寸法例えば７５龍に設定してある。

次に３１は上記基板１８の他面に備えさせた信号合成回
路を示す、該合成回路３１において、３２３〜３２ｄは
夫々ストリップラインで、各々に幻向する面に設けられ
た前記地板２３を導体基板として利用するように構成し
てあり、各々の幅は例えば２龍に形成してある。これら
のライン３２２〜３２ｄは各受信要素２５ａ〜２５ｄか
らの信号を合成する為の線路である。また各ストリップ
ライン３２ａ〜３２ｄの各々の長さは、受信要素２５ａ
〜２５ｄからの信号を夫々順次９０度の位相遅れで合成
させ得るような長さに設定してある。面前記受信要素２
５ａのアンテナ素子２６はストリップライン３２ａと接
続され、アンテナ素子２７は地板２３の接続部２９に接
続されている。

更に受信要素２５Ｃのアンテナ素子２６はストリップラ
イン３２ｃと接続され、アンテナ素子２７は地板２３の
接続部２９に接続されている。従って受信要素２５ａと
２５Ｃの各々のアンテナ素子は平面上で点対称の関係で
構成されているので、受信状態で受信要素２５ａと２５
ｃに誘起する電圧は１８０度の位相差をもつ、また受信
要素２５ｂ、２５ｄも同様の関係になるように構成され
ている。このような受信要素相互の関係及び上記のよう
な信号の合成の関係の結果、低域周波用の受信部２２の
電気的特性即ち受信要素２５ａ〜２５ｄの全体の電気的
特性は円偏波の電波を受信する為のアンテナとなってい
る。尚３３は信号の合成点、３４は出力端、３５は合成
点３３と出力端３４とを粘ぶ接′！１導体を夫々示す。

向上記符号１Ｂ。

２３、２６．２７．３２ａ　〜３２ｄ　、　３３．３４
．３５で示される部材は両面印刷基板と称されるものを
用いて構成してあり、その両面印刷基板における絶縁板
を基板１８として用い、その−面に貼着されたｔＪＡ箔
により上記地板２３を形成し、他面に貼着されたｗ４箔
でもって符号２６．２７．３２ａ　〜３２ｄ、　３３．
３４．３５で示される部材を構成してある。

次に３７はケース１１内に備えさせた周波数変換器を示
し、回路基板（例えば印刷基板）３８の一面に種々の回
路素子３９を取付けて構成してあると共に、連結片４０
をもって前記基板１８に機械的に連結固定してある。　
４１は前記高域周波用の受信部２１と周波数変換器３７
とを接続する為の接続部材を示し、中心導体４１ａと外
部導体４１ｂとから成る同軸線路をもって構成してある
。中心導体４１ａは前記アンテナ素子２４と一体形成の
導電性の杆体をもって構成してあり、その元部は回路基
板３８に固定され、先端部でもってアンテナ素子２４を
機械的に支えるよう構成してある。４２は低域周波用の
受信部２２に接続している合成回路３１の出力端３４と
変換器３７とを接続する為の接続部材で、同軸ケーブル
をもって構成してある。４３はケース１１に取付けた出
力端子で、前記周波数変換部３７に接続してある。５６
は回路基板３８の他面の全面に備えられた接地導体で、
上記各受信要素２５ａ〜２５ｄに対し電気的な反射板と
して作用して、それらの利得を高めるようにしてある。

次に上記周波数変換器３７の回路構成を第６図に基づい
て説明すると、４４は高域周波用の周波数変換部、４５
は低域周波用の周波数変換部を夫々示す。

４６は混合回路、４７は電源分離浦波器を夫々示す。

又上記高域周波用の周波数変換部４４において、４８は
高周波増幅回路、４９は混合回路、５０は局部発振回路
、５１は中間周波増幅回路を夫々示す、又低域周波用の
周波数変換部４５においても同様に、５２は高周波増幅
回路、５３は混合回路、５４は局部発振回路、５５は中
間周波増幅回路を夫々示す。

次に上記構成のものの動作を説明する。受信機８から直
流の１５Ｖ又は交流の２０〜３０Ｖの動作用電力が伝送
線７を介して出力端子４３に伝えられると、その電力は
電源分離濾波器４７を通して各増幅回路や発振回路に与
えられ、それらが動作し受信が可能な状態となる。

次に放送衛星例えばゆりからの１１．７〜１２Ｇｔｌｚ
（ＳＨＦ）の円偏波の電波を受信する場合について説明
する。先ずアンテナ２を調整装置３でもって上記電波の
到来する所定の方向に向ける。この状態において上記放
送衛星から到来する電波は反射鏡４で反射されて一次放
射器６に向けて集束してくる。上記電波は一次放射器６
においてケースの本体１２をｉ３過し、高域周波用の受
信部２Ｉで受信される。受信された信号は接続部材４１
を介して高域周波用の周波数変換部４４に送られ、そこ
で周知の周波数変換がなされて例えば１．０３５〜］、
３３５Ｇ１１２の中間周波となる。その中間周波は混合
回路４６を経て出力端子４３に至り、伝送線７を経て受
信機８に送られ、更にテレビ受像機９に送られる。

一方、他の衛星例えばひまわり等の気象衛星から到来す
る１６９１旧１ｚ（ＵＨＦ）の直線偏波の電波を受信し
たい場合には、前記の場合と同様に調整装置３を用いて
アンテナ２を上記到来電波を受信できる所定の方向に向
ける。向上記気象衛星が前記放送衛星と近い位置にあっ
てそれからの到来電波を良好受信できる場合には上記ア
ンテナ２の向きの調整は前のままにしておいても良い。

上記の状態において気象衛星から到来する電波は前記の
場合と同様に反射鏡４で反射され、−次放射器６に向け
て集束してくる。その電波は低域周波用の受信部２２で
受信される。この場合低域周波用の受信部２２は前述の
ように四つの受信要素２５８〜２５ｄを組み合わせて円
偏波アンテナとなるようにしてある為、上記気象衛星か
らの直線偏波の偏波方向がいずれの方向を向いていても
良好に受イεできる。

低域周波用の受信部２２で受信された信号は接続部材４
２を介して低域周波用の周波数変換部４５に送られ、そ
こで周知の周波数変換がなされて例えば７１ＭＨｚの中
間周波となる。その中間周波の信号は前記の場合と同様
に受信機８に与えられ更に受像機９に与えられる。

次に第７．８図は異なる実施例を示すもので、高域周波
用の受信部としてホーンアンテナ６１を用いた例を示す
ものである。上記ホーンアンテナ６１において、６２は
導波管、６３はホーン、６４はλ／４誘電体板、６５は
ステップ変換器、６６はプローブで、前記高域周波用の
周波数変換部における高周波増幅回路の入力端に接続し
ている。６７は短絡板である。

なお、機能上前図のものと同−又は均等構成と考えられ
る部分には、前回と同一の符号にアルファベットのｅを
付して重複する説明を省略した。

〔発明の効果〕

以」このように本発明にあっては、高域周波の電波を受
信する場合、その電波を反射ｖ１４で反射し、高域周波
用の受信部２１で受信でき、一方、低域周波の電波を受
信する場合は、その電波を上記の反射鏡４で反射し、低
域周波用の受信部２２で受信できる特長がある。

しかも上記のように高低２周波の受信ができるものでも
、高域周波用の受信部２１と低域周波用の受信部２２は
共に一つの反射鏡４による電波の集束場所に配置してい
るから、大嵩な反射鏡４は一つでよい構造上の特長があ
る。このことは、大嵩な反射鏡に関しては、その設置に
当って、設置作業の手間及び設置の為のスペースを共に
前記従来の技術に比べ半減させられる効果がある。

しかも上記の如く一つの反射鏡４による電波の集束場所
に高低２周波用の各受信部２１．２２を置いたものでも
、それらの受信の態様は、指向性が比較的鋭い高域周波
を上記集束場所の中心で受信し、指向性が比較的緩い低
域周波をその傍で受信するから、高域周波及び低域周波
を共に高い効率で受信できる特長がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図はアンテナの
設置状態を示す側面図、第２図は一次放射器の一部破断
分解斜視図、第３図は一次放射器の縦断面図、第４図は
ｒＶ−ＴＶ線断面図、第５図はＶ−Ｖ線断面図、第６図
は一次放射器のブロック図、第７図は一次放射器の異な
る例を示す縦断面図、第８図は■−■線断面図。 ４・・・反射鏡、２１・・・高域周波用の受信部、２２
・・・低域周波用の受信部。 第３図 第６図 第４図 第５図 第７図 第８図 二〇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、到来する電波を反射して集束させる為の反射鏡と、
   上記反射鏡で反射された電波の集束場所に配設した受信
   部とを備える受信アンテナにおいて、上記電波の集束場
   所における受信部の配設の状態は、集束場所の中心部に
   高域周波用の受信部を配設すると共に、その傍に上記高
   域周波よりも低い低域周波用の受信部を配設してある２
   周波受信アンテナ。 ２、到来する電波を反射して集束させる為の反射鏡と、
   上記反射鏡で反射された電波の集束場所に配設した受信
   部とを備える受信アンテナにおいて、上記電波の集束場
   所における受信部の配設の状態は、集束場所の中心部に
   高域周波用の受信部を配設すると共に、その周囲に上記
   高域周波よりも低い低域周波用の受信部を配設してある
   ２周波受信アンテナ。３、到来する電波を反射して集束
   させる為の反射鏡と、上記反射鏡で反射された電波の集
   束場所に配設した受信部とを備える受信アンテナにおい
   て、上記電波の集束場所における受信部の配設の状態は
   、集束場所の中心部に高域周波用の受信部を配設すると
   共に、その周囲に上記高域周波よりも低い低域周波用の
   受信部を配設してあり、しかも上記低域周波用の受信部
   は、相互に異なる偏波方向の直線偏波の電波を受信でき
   るように、上記高域周波用の受信部を取り囲む状態に配
   置した複数の受信要素から成る２周波受信アンテナ。 ４、到来する電波を反射して集束させる為の反射鏡と、
   上記反射鏡で反射された電波の集束場所に配設した受信
   部とを備える受信アンテナにおいて、上記電波の集束場
   所における受信部の配設の状態は、集束場所の中心部に
   高域周波でかつ円偏波の電波を受信する為の受信部を配
   設すると共に、その周囲に上記高域周波よりも低い低域
   周波でかつ円偏波の電波を受信する為の受信部を配設し
   てある２周波受信アンテナ。