JP3547958B2 - 円偏波・直線偏波受信用コンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星放送や衛星通信を受信するためのアンテナに備えられている円偏波・直線偏波受信用コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
同一軌道上に2つの衛星があり、しかもこの衛星から異なる偏波方式、すなわち円偏波と直線偏波(垂直、水平)で放送または通信されているとき、これらの偏波方式が異なる電波を受信するためには、従来、別々の2台のアンテナ装置を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように同一軌道上の偏波方式が異なる2つの衛星からの電波を受信する場合には、2台のアンテナ装置が必要であり、アンテナ装置の設置が面倒であると共に、その設置費用が高くなるという問題がある。
【0004】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、1台のアンテナ装置で、同一軌道上の偏波方式が異なる2つの衛星からの電波を受信することができる円偏波・直線偏波受信用コンバータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るホーン一体型の円偏波・直線偏波受信用コンバータは、同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号を受信する円偏波・直線偏波受信用コンバータにおいて、単一の垂直偏波受信用基板プローブ及び単一の水平偏波受信用基板プローブからなるホーン回路部と、上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブの受信信号を90度の位相差で合成して円偏波の受信を行なう90度位相合成器と、上記90度位相合成器から出力される円偏波の受信信号を局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第1中間周波数帯の信号に変換する第1の周波数変換手段と、上記垂直偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号と上記水平偏波受信用基板プローブで受信された水平偏波の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力する切換器と、上記切換器で選択された直線偏波の信号を上記局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第2中間周波数帯の信号に変換する第2の周波数変換手段と、上記第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号及び第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号を混合して出力端子へ出力する混合器とを具備したことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、上記請求項1における混合器に代えて、第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号と第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力する切換器を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、円偏波の受信信号、垂直偏波の受信信号、水平偏波の受信信号をそれぞれ中間周波数帯の信号に変換する第1、第2、第3の周波数変換手段を設け、第1の周波数変換手段から出力される円偏波の信号を第1の出力端子から出力すると共に、第2及び第3の周波数変換手段から出力される直線偏波の信号を混合して第2の出力端子から出力することを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、円偏波の受信信号、垂直偏波の受信信号、水平偏波の受信信号をそれぞれ中間周波数帯の信号に変換する第1、第2、第3の周波数変換手段を設け、各周波数変換手段により周波数変換された信号をそれぞれ独立して設けた第1、第2、第3の出力端子から出力することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、同一軌道上の偏波方式が異なる2つの衛星からの電波を1台のアンテナ装置で受信するホーン一体型コンバータのブロック図である。
【0010】
図1において、1は衛星から送信される円偏波と直線偏波が入力されるホーン回路部で、このホーン回路部1には垂直偏波受信用基板プローブ2が垂直に位置するように、また、水平偏波受信用基板プローブ3が水平に位置するように設けられる。
【0011】
そして、上記垂直偏波受信用基板プローブ2の出力信号は、RF(高周波)アンプ4で増幅されて90度位相合成器5に入力される。また、水平偏波受信用基板プローブ3の出力信号は、垂直偏波と同様にRFアンプ6で増幅されて90度位相合成器5に入力される。
【0012】
上記90度位相合成器5は、90度角度差のついた垂直偏波受信用基板プローブ2及び水平偏波受信用基板プローブ3で受信した直線偏波である垂直偏波、水平偏波をそれぞれ2分配したものの一方を90度位相を遅らせて合成することにより円偏波を受信する。上記90度位相合成器5から出力される円偏波の受信信号は、RFアンプ7で増幅されて周波数変換器8に入力される。
【0013】
また、上記RFアンプ4,6から出力される垂直偏波及び水平偏波の受信信号は、それぞれRFアンプ9,10で増幅されて切換器11の異なる端子a,bに入力される。切換器11は、端子a,bに入力された信号をチューナ(図示せず)からのチャンネル切換信号CHにより切換え、周波数変換器12に入力する。上記周波数変換器8,12には、局部発振器13から局部発振信号が与えられる。
【0014】
上記周波数変換器8は、RFアンプ7から出力される円偏波の受信信号と、局部発振器13の局部発振信号とを混合し、第1中間周波数帯の信号に変換して出力する。この周波数変換器8から出力される中間周波信号は、IF(中間周波)アンプ14,15で増幅されて混合器16に入力される。
【0015】
また、周波数変換器12は、切換器11で選択された垂直偏波あるいは水平偏波の受信信号と、局部発振器13から出力される局部発振信号とを混合し、第2中間周波数帯の信号に変換して出力する。この周波数変換器12から出力される第2中間周波数帯の信号は、IFアンプ17,18で増幅されて混合器16に入力される。この混合器16は、IFアンプ15から出力される円偏波の受信信号と、IFアンプ18から出力される直線偏波の信号とを混合し、出力端子19より出力する。この出力端子19は、図示しないが同軸ケーブルを介してBS放送、CS放送受信用のチューナに接続される。
【0016】
次に上記実施形態の動作を説明する。
ホーン回路部1は、衛星から送られてくる垂直偏波の信号を垂直偏波受信用基板プローブ2で受信し、水平偏波の信号を水平偏波受信用基板プローブ3で受信する。上記プローブ2,3で受信された信号は、それぞれRFアンプ4,6で増幅されて90度位相合成器5に入力される。90度位相合成器5は、90度角度差のついた上記垂直偏波、水平偏波をそれぞれ2分配したものの一方を90度位相を遅らせて合成することにより円偏波を受信する。この円偏波の受信信号は、RFアンプ7で増幅された後、周波数変換器8で第1中間周波数帯の信号に変換される。
【0017】
また、上記RFアンプ4,6から出力される垂直偏波及び水平偏波の受信信号は、それぞれRFアンプ9,10で増幅された後、切換器11でチューナからのチャンネル切換信号CHに従って切換えられ、周波数変換器12で第2中間周波数帯の信号に変換される。
【0018】
今、図2に示すように円偏波を送信する衛星の周波数帯域が11.7GHz〜12.0GHzで、直線偏波(垂直偏波、水平偏波)を送信する衛星の周波数帯域が12.20GHz〜12.75GHzであるとき、局部発振器13の局部発振周波数Lo を10.678GHzとすると、円偏波の受信周波数周波数(11.7GHz〜12.0GHz)は、変換器8で1022MHz〜1322MHzの第1中間周波数帯の信号に変換される。また、直線偏波(垂直偏波、水平偏波)の周波数(12.20GHz〜12.75GHz)は、周波数変換器12で1522MHz〜2072MHzの第2中間周波数帯の信号に変換される。
【0019】
そして、上記周波数変換器8で変換された第1中間周波数帯の信号、及び周波数変換器12で変換された第2中間周波数帯の信号は、それぞれIFアンプ14,15、IFアンプ17,18で増幅された後、混合器16で混合され、出力端子19より同軸ケーブルを介してBS放送、CS放送受信用のチューナへ送られる。
【0020】
上記実施形態によれば、1つの局部発振器13で、円偏波、直線偏波(垂直偏波、水平偏波)を周波数帯が異なる第1中間周波数帯及び第2中間周波数帯の信号に変換でき、受信信号を1本の同軸ケーブルでチューナへ送ることができる。
【0021】
例えば円偏波はBS放送、直線偏波はCS放送とすると、このBS放送、CS放送の受信信号が第1中間周波数帯及び第2中間周波数帯の信号に変換されて出力端子19から1本の同軸ケーブルでBS、CS受信用チューナへ送られ、それぞれのチューナにより同時にBS放送、CS放送を見ることができる。この場合、CS放送の垂直、水平偏波の信号の切換えは、チューナから出力されるチャンネル切換信号CHを切換器11が認識して自動的に行なう。
【0022】
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係る円偏波・直線偏波受信用コンバータについて図3及び図4を参照して説明する。
【0023】
この第2実施形態は、円偏波のBS放送と直線偏波のCS放送とを切換えて受信するように構成した場合の例について示したものである。なお、上記第1実施形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0024】
この第2実施形態では、図3に示すように円偏波用の周波数変換器8に対する第1局部発振器13aと、直線偏波用の周波数変換器12に対する第2局部発振器13bとを別個に設けている。上記第1局部発振器13aは、局部発振周波数Lo が例えば10.678GHzに設定され、第2局部発振器13bは、局部発振周波数Lo が例えば11.2GHzに設定される。
【0025】
そして、上記周波数変換器8から出力される第1中間周波数帯の信号、及び周波数変換器12から出力される第2中間周波数帯の信号は、切換器21の異なる端子a,bに入力される。切換器21は、端子a,bに入力された信号をチューナからの切換信号によって切換え、IFアンプ22,23を介して出力端子19に出力する。
【0026】
上記の構成において、図3に示すように、90度位相合成器5からRFアンプ7を介して出力される11.7GHz〜12.0GHzの周波数帯域を持つ円偏波の信号は、周波数変換器8で1022MHz〜1322MHzの第1中間周波数帯の信号に変換される。また、切換器11で選択された12.20GHz〜12.75GHzの周波数帯域を持つ直線偏波(垂直偏波、水平偏波)の信号は、周波数変換器12で1000MHz〜1550MHzの第2中間周波数帯の信号に変換される。
【0027】
そして、上記周波数変換器8で変換された第1中間周波数帯の信号と、周波数変換器12で変換された第2中間周波数帯の信号は、チューナと連動する切換器21により一方の信号が選択され、IFアンプ22,23で増幅されて出力端子19より同軸ケーブルを介してチューナへ送られる。
【0028】
上記第2実施形態によれば、チューナに連動して切換器21が切換えられるので、円偏波であるBS放送と、直線偏波であるCS放送とをチューナの操作により任意に切換えて受信することができる。
【0029】
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態に係る円偏波・直線偏波受信用コンバータについて図5及び図6を参照して説明する。
【0030】
この第3実施形態は、円偏波のBS放送と、直線偏波のCS放送とをそれぞれ別個の出力端子から出力するように構成した場合の例について示したものである。なお、上記第1及び第2実施形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0031】
この第3実施形態では、図5に示すように円偏波用の周波数変換器8に対する第1局部発振器13aと、垂直偏波用の周波数変換器12に対する第2局部発振器13bとを別個に設けている。上記第1局部発振器13aは、局部発振周波数Lo が例えば10.678GHzに設定され、第2局部発振器13bは、局部発振周波数Lo が例えば11.3GHzに設定される。
【0032】
そして、周波数変換器8により変換された第1中間周波数帯の信号は、IFアンプ14,15を介して第1出力端子19aに出力される。また、周波数変換器12は、RFアンプ9で増幅された垂直偏波の受信信号を第2中間周波数帯の信号に変換し、IFアンプ17,18を介して混合器16に入力する。
【0033】
また、RFアンプ10から出力される水平偏波の受信信号は、周波数変換器25に入力される。この周波数変換器25には、上記第1局部発振器13aから出力される局部発振信号(Lo :10.678GHz)が入力される。周波数変換器25は、RFアンプ10から出力される水平偏波の受信信号を第3中間周波数帯の信号に変換し、IFアンプ26,27で増幅した後、混合器16に入力する。この混合器16は、IFアンプ18から出力される第2中間周波数帯の信号と、IFアンプ27から出力される第3中間周波数帯の信号を混合し、第2出力端子19bに出力する。上記第1出力端子19aから出力される信号は、同軸ケーブルを介してBS受信用チューナへ送られ、第2出力端子19bから出力される信号は、同軸ケーブルを介してCS受信用のチューナへ送られる。
【0034】
上記の構成において、図6に示すように、RFアンプ7から出力される11.7GHz〜12.0GHzの周波数帯域を持つ円偏波(BS放送)の信号は、周波数変換器8で1022MHz〜1322MHzの第1中間周波数帯の信号に変換され、IFアンプ14,15で増幅された後、第1出力端子19aより同軸ケーブルを介してBSチューナへ送られる。
【0035】
また、垂直偏波受信用基板プローブ2で受信された12.20GHz〜12.75GHzの周波数帯域を持つ垂直偏波(CS放送)の信号は、周波数変換器12で900MHz〜1450MHzの第2中間周波数帯の信号に変換され、IFアンプ17,18を介して混合器16へ送られる。
【0036】
更に、水平偏波受信用基板プローブ3で受信された12.20GHz〜12.75GHzの周波数帯域を持つ水平偏波(CS放送)の信号は、周波数変換器25で1522MHz〜2072MHzの第3中間周波数帯の信号に変換され、IFアンプ26,27を介して混合器16へ送られる。この混合器16は、IFアンプ18から出力される第2中間周波数帯の信号(垂直偏波)と、IFアンプ27から出力される第3中間周波数帯の信号(水平偏波)とを混合し、900MHz〜2072MHzの信号として、第2出力端子19bから同軸ケーブルを介してCS受信用のチューナへ送出する。
【0037】
上記のように第3実施形態では、BS放送用の第1出力端子19aと、CS放送用の第2出力端子19bとを別個に設けているので、BS放送とCS放送とを同時に受信することができる。また、第2出力端子19bには、垂直偏波の信号と水平偏波の信号が異なる周波数帯で混合されているので、第2出力端子19bから同軸ケーブルを介して出力されるCS出力を分配することにより、複数のCSチューナで同時に受信することができる。
【0038】
(第4実施形態)
次に本発明の第3実施形態に係る円偏波・直線偏波受信用コンバータについて図7及び図8を参照して説明する。
【0039】
この第4実施形態は、上記第3実施形態に対して更に出力端子を追加して設け、円偏波のBS放送と、垂直偏波のCS放送と、水平偏波のCS放送をそれぞれ別個の出力端子から出力するように構成したものである。なお、上記第3実施形態と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0040】
この第4実施形態では、図7に示すように円偏波用の周波数変換器8に対して専用の第1局部発振器13aを設け、垂直偏波用の周波数変換器12と水平偏波用の周波数変換器25に対して共用の第2局部発振器13bを設けている。上記第1局部発振器13aは、局部発振周波数Lo が例えば10.678GHzに設定され、第2局部発振器13bは、局部発振周波数Lo が例えば11.2GHzに設定される。
【0041】
そして、円偏波用IFアンプ15の出力信号を第1出力端子19aに、垂直偏波用IFアンプ18の出力信号を第2出力端子19bに、水平偏波用IFアンプ27の出力信号を第3出力端子19cに、それぞれ出力する。
【0042】
上記第4実施形態によれば、図8に示すように第1出力端子19aから第1中間周波数帯である1022MHz〜1322MHzの円偏波信号(BS放送)、第2出力端子19bから第2中間周波数帯である1000MHz〜1550MHzの垂直偏波信号(CS放送)、第3出力端子19cから第2中間周波数帯である1000MHz〜1550MHzの水平偏波信号(CS放送)をそれぞれ別個に出力することができる。
上記第4実施形態は、集合住宅の共聴や、CATVなどの再送信するためにBS放送、CS垂直偏波、CS水平偏波の信号を単独で必要なときに使用される。
【0043】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号をホーン回路部の垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブにより受信し、垂直及び水平の受信信号を90度位相合成器5により合成して円偏波の受信を行ない、その受信信号を第1中間周波数帯の信号に変換し、また、上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブで受信された直線偏波の信号をチューナからの切換信号により切換え、その選択された直線偏波の信号を第2中間周波数帯の信号に変換し、上記第1中間周波数帯及び第2中間周波数帯の信号を混合して出力するようにしたので、1台のアンテナ装置で、同一軌道上の偏波方式が異なる2つの衛星からの電波、すなわち、BS放送とCS放送とを同時に受信することができる。
【0044】
また、本発明は、上記混合器に代えて切換器を設け、第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号と第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力するようにしたので、チューナに連動してBS放送とCS放送とを切換えて見ることができる。
【0045】
また、本発明は、円偏波の受信信号、垂直偏波の受信信号、水平偏波の受信信号をそれぞれ中間周波数帯の信号に変換する第1、第2、第3の周波数変換手段を設け、第1の周波数変換手段から出力される円偏波の信号を第1の出力端子から出力すると共に、第2及び第3の周波数変換手段から出力される垂直偏波と水平偏波の信号を混合して第2の出力端子から出力するようにしたので、BS放送、CS放送をそれぞれ分配して、複数のチューナで見ることができる。
【0046】
更に、本発明は、円偏波の受信信号、垂直偏波の受信信号、水平偏波の受信信号をそれぞれ中間周波数帯の信号に変換する第1、第2、第3の周波数変換手段を設け、各周波数変換手段により周波数変換された信号をそれぞれ独立して設けた第1、第2、第3の出力端子から出力するようにしたので、BS放送、CS垂直偏波、CS水平偏波の放送を独立して受信でき、集合住宅の共聴や、CATVなどの再送信を行なう場合に、利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る共聴用コンバータの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における周波数変換動作を説明するための周波数帯を示す図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る共聴用コンバータの構成を示すブロック図。
【図4】同実施形態における周波数変換動作を説明するための周波数帯を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る共聴用コンバータの構成を示すブロック図。
【図6】同実施形態における周波数変換動作を説明するための周波数帯を示す図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る共聴用コンバータの構成を示すブロック図。
【図8】同実施形態における周波数変換動作を説明するための周波数帯を示す図。
【符号の説明】
1 ホーン回路部
2 垂直偏波受信用基板プローブ
3 水平偏波受信用基板プローブ
4,6,7,9,10 RFアンプ
5 90度位相合成器
8,12,25 周波数変換器
11,21 切換器
13 局部発振器
14,15,17,18,22 IFアンプ
16 混合器
19,19a,19b,19c 出力端子
Claims (4)
- 同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号を受信する円偏波・直線偏波受信用コンバータにおいて、
単一の垂直偏波受信用基板プローブ及び単一の水平偏波受信用基板プローブからなるホーン回路部と、
上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブの受信信号を90度の位相差で合成して円偏波の受信を行なう90度位相合成器と、
上記90度位相合成器から出力される円偏波の受信信号を局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第1中間周波数帯の信号に変換する第1の周波数変換手段と、
上記垂直偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号と上記水平偏波受信用基板プローブで受信された水平偏波の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力する切換器と、
上記切換器で選択された直線偏波の信号を上記局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第2中間周波数帯の信号に変換する第2の周波数変換手段と、
上記第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号及び第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号を混合して出力端子へ出力する混合器と
を具備したことを特徴とするホーン一体型の円偏波・直線偏波受信用コンバータ。 - 同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号を受信する円偏波・直線偏波受信用コンバータにおいて、
単一の垂直偏波受信用基板プローブ及び単一の水平偏波受信用基板プローブからなるホーン回路部と、
上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブの受信信号を90度の位相差で合成して円偏波の受信を行なう90度位相合成器と、
上記90度位相合成器から出力される円偏波の受信信号を第1の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第1中間周波数帯の信号に変換する第1の周波数変換手段と、
上記垂直偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号と上記水平偏波受信用基板プローブで受信された水平偏波の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力する第1の切換器と、
上記第1の切換器で選択された直線偏波の信号を第2の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第2中間周波数帯の信号に変換する第2の周波数変換手段と、
上記第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号と第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号とをチューナからの切換信号により切換えて出力端子へ出力する第2の切換器と
を具備したことを特徴とするホーン一体型の円偏波・直線偏波受信用コンバータ。 - 同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号を受信する円偏波・直線偏波受信用コンバータにおいて、
単一の垂直偏波受信用基板プローブ及び単一の水平偏波受信用基板プローブからなるホーン回路部と、
上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブの受信信号を90度の位相差で合成して円偏波の受信を行なう90度位相合成器と、
上記90度位相合成器から出力される円偏波の受信信号を第1の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第1中間周波数帯の信号に変換する第1の周波数変換手段と、
上記第1の周波数変換手段により変換された第1中間周波数帯の信号を外部に出力する第1の出力端子と、
上記垂直偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号を第2の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して第2中間周波数帯の信号に変換する第2の周波数変換手段と、
上記水平偏波受信用基板プローブで受信された水平偏波の信号を上記第1の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して上記第2中間周波数帯とは異なる第3中間周波数帯の信号に変換する第3の周波数変換手段と、
上記第2の周波数変換手段により変換された第2中間周波数帯の信号及び第3の周波数変換手段により変換された第3中間周波数帯の信号とを混合する混合器と、
上記混合器により混合された信号を外部に出力する第2の出力端子と
を具備したことを特徴とするホーン一体型の円偏波・直線偏波受信用コンバータ。 - 同一軌道上の2つの衛星から送信される円偏波と直線偏波の信号を受信する円偏波・直線偏波受信用コンバータにおいて、
単一の垂直偏波受信用基板プローブ及び単一の水平偏波受信用基板プローブからなるホーン回路部と、
上記垂直偏波受信用基板プローブ及び水平偏波受信用基板プローブの受信信号を90度の位相差で合成して円偏波の受信を行なう90度位相合成器と、
上記90度位相合成器から出力される円偏波の受信信号を第1の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して中間周波数帯の信号に変換する第1の周波数変換手段と、
上記第1の周波数変換手段により周波数変換された信号を外部に出力する第1の出力端子と、
上記垂直偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号を第2の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して中間周波数帯の信号に変換する第2の周波数変換手段と、
上記第2の周波数変換手段により周波数変換された信号を外部に出力する第2の出力端子と、
上記水平偏波受信用基板プローブで受信された垂直偏波の信号を上記第2の局部発振器から出力される局部発振信号と混合して中間周波数帯の信号に変換する第3の周波数変換手段と、
上記第3の周波数変換手段により周波数変換された信号を外部に出力する第3の出力端子と
を具備したことを特徴とするホーン一体型の円偏波・直線偏波受信用コンバータ。
Priority Applications (1)
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JP30713997A JP3547958B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 円偏波・直線偏波受信用コンバータ |
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JP30713997A JP3547958B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 円偏波・直線偏波受信用コンバータ |
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JPH11145870A JPH11145870A (ja) | 1999-05-28 |
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