JP2000022574A - 衛星放送受信装置と衛星放送受信方法 - Google Patents

衛星放送受信装置と衛星放送受信方法

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JP2000022574A
JP2000022574A JP19070498A JP19070498A JP2000022574A JP 2000022574 A JP2000022574 A JP 2000022574A JP 19070498 A JP19070498 A JP 19070498A JP 19070498 A JP19070498 A JP 19070498A JP 2000022574 A JP2000022574 A JP 2000022574A
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broadcast
satellite
ghz
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Zenichi Yoshida
善一 吉田
Koji Kawashima
浩二 川島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本のケーブルで簡単に放送衛星を用いた放
送の入力信号と通信衛星を用いた放送の入力信号の伝送
が行える衛星放送受信装置と衛星放送受信方法を提供す
ること。 【解決手段】 第1周波数帯域52を有する通信衛星を
用いた放送の水平偏波入力信号51を、第1ローカル周
波数L1で周波数変換して、水平偏波帯域を形成し、第
1周波数帯域52を有する通信衛星を用いた放送の垂直
偏波入力信号52を、第2ローカル周波数L2で周波数
変換して、水平偏波帯域とは異なる周波数帯域を有する
垂直偏波帯域を形成し、第2周波数帯域72を有する放
送衛星を用いた放送の入力信号を、第3ローカル周波数
L3で周波数変換して、水平偏波帯域と垂直偏波帯域と
は異なる周波数帯域を有する放送衛星放送帯域を形成
し、水平偏波帯域と、垂直偏波帯域と、放送衛星放送帯
域とを1つの伝送路210により送る混合部44と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星を用いた放送
の受信装置と受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放送波を送る場合に、通信用途に利用す
る人工衛星を用いている。このような人工衛星として
は、放送衛星を用いた放送(BS放送:Broadca
sting Satellite)と、通信衛星を用い
た放送(CS放送:Communications S
atellite)がある。BS放送を受信するアンテ
ナでは、図7に示すように、入力信号が11.7〜1
2.01GHzである場合に、10.678GHzのロ
ーカル周波数を用いてミキサー1000において混合す
ることにより、1022〜1332MHzのIF周波数
(中間周波数)を得ている。図7(B)に示すCS放送
受信アンテナでは、CS放送は水平偏波と垂直偏波の2
つの偏波を使用して放送が行われる。水平(H)偏波入
力信号が12.25〜12.75GHzの場合には、ロ
ーカル周波数として11.2GHzを用いており、これ
らはミキサー1001により混合されて1050〜15
50MHzのIF周波数を得ている。
【0003】一方、垂直(V)偏波入力信号も12.2
5〜12.75GHzであるので、この場合のローカル
周波数もやはり11.2GHzを用い、ミキサー100
3により混合することで、1050〜1550MHzの
IF周波数を得ている。図8は、BS放送帯域及びCS
放送波の水平偏波の放送帯域と垂直偏波の放送帯域、中
間周波数帯域の例を示している。図8(A)に示す3つ
のBS入力信号(BS伝送帯域)と、CS放送波の水平
偏波入力信号(CS(H)伝送帯域)及び垂直偏波入力
信号(CS(V)伝送帯域)からは、図8(B)に示す
ような中間周波数を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
BS放送波とCS放送波を受信しようとする場合には、
図7(B)のように、CS放送波の水平偏波入力信号と
垂直偏波入力信号は、切替部1005によりいずれかの
入力信号を切り替えて選択する必要がある。しかも図7
(A)に示すようにBS放送波のための1本のケーブル
1006が必要であり、CS放送波においても、切替部
1005に接続されているケーブル1007が必要であ
る。すなわち合計2本のケーブルが必要である。
【0005】水平偏波入力信号と垂直偏波入力信号を切
替部1005で切り替えてケーブル1007に送る理由
としては、CS放送波の受信にはコンバータに供給する
電圧によって、水平と垂直の偏波の切り替えを行うシス
テムが採用されているためである。この場合には、接続
できるチューナは1台のみで、またCS放送波の信号、
BS放送波の信号との混合は不可能であった。このため
に、簡易的なBS放送波の入力信号とCS放送波の入力
信号を1本のケーブル、すなわち1軸で伝送できる方式
は従来存在しなかった。そして、マンション等の大規模
な集合住宅で使用する共聴システムが各種提案されてい
るが、一般家庭でも、BS放送波とCS放送波を1本の
ケーブルで簡単に受信できる安価な受信装置の出現が望
まれている。そこで本発明は上記課題を解消し、1本の
ケーブルで簡単に放送衛星を用いた放送の入力信号と通
信衛星を用いた放送の入力信号の伝送が行える衛星放送
受信装置と衛星放送受信方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、第1周波数帯域を有する通信衛星を用いた放送
の水平偏波入力信号を、第1ローカル周波数で周波数変
換して、水平偏波帯域を形成する第1周波数変換部と、
第1周波数帯域を有する通信衛星を用いた放送の垂直偏
波入力信号を、第2ローカル周波数で周波数変換して、
水平偏波帯域とは異なる周波数帯域を有する垂直偏波帯
域を形成する第2周波数変換部と、第2周波数帯域を有
する放送衛星を用いた放送の入力信号を、第3ローカル
周波数で周波数変換して、水平偏波帯域と垂直偏波帯域
とは異なる周波数帯域を有する放送衛星放送帯域を形成
する第3周波数変換部と、第1周波数変換部からの水平
偏波帯域と、第2周波数変換部からの垂直偏波帯域と、
第3周波数変換部からの放送衛星放送帯域とを1つの伝
送路により送る混合部と、を備えることを特徴とする衛
星放送受信装置により、達成される。
【0007】本発明では、第1周波数変換部が、第1周
波数帯域を有する通信衛星を用いた放送の水平偏波入力
信号を第1ローカル周波数で周波数変換して水平偏波帯
域を形成する。第2周波数変換部は、第1周波数帯域を
有する通信衛星を用いた放送の垂直偏波入力信号を、第
2ローカル周波数で周波数変換して、水平偏波帯域とは
異なる周波数帯域を有する垂直偏波帯域を形成する。こ
れにより、通信衛星を用いた放送の水平偏波帯域と垂直
偏波帯域は、異なる周波数帯域に設定する。一方、第3
周波数変換部は、第2周波数帯域を有する放送衛星を用
いた放送の入力信号を、第3ローカル周波数で周波数変
換して、水平偏波帯域と垂直偏波帯域とは異なる周波数
帯域を有する放送衛星放送帯域を設定する。これによ
り、放送衛星放送帯域は、通信衛星を用いた放送の水平
偏波帯域と垂直偏波帯域に対して異なる周波数帯域を有
している。従って、混合器は、通信衛星を用いた放送の
水平偏波帯域と、垂直偏波帯域と、放送衛星を用いた放
送の放送衛星放送帯域とを1つの伝送路(ケーブル)で
送ることができる。
【0008】本発明において、好ましくは通信衛星を用
いた放送の第1周波数帯域は、12.25〜12.75
GHzで、第1ローカル周波数は10.678GHzで
あり、第2ローカル周波数は11.2GHzであり、水
平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂直偏波帯
域は1050〜1550MHzであり、放送衛星を用い
た放送の第2周波数帯域は、11.7〜12.01GH
zで、第3ローカル周波数は11.2GHzで、放送衛
星放送帯域は500〜810MHzである。
【0009】本発明において、好ましくは通信衛星を用
いた放送の第1周波数帯域は、12.25〜12.75
GHzで、第1ローカル周波数は10.678GHzで
あり、第2ローカル周波数は11.85GHzであり、
水平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂直偏波
帯域は400〜900MHzであり、放送衛星を用いた
放送の第2周波数帯域は、11.7〜12.01GHz
で、第3ローカル周波数は10.678GHzで、放送
衛星放送帯域は1022〜1332MHzである。
【0010】本発明において、好ましくは通信衛星を用
いた放送の第1周波数帯域は、12.25〜12.75
GHzで、第1ローカル周波数は10.678GHzで
あり、第2ローカル周波数も10.678GHzであっ
て、第1ローカル周波数と第2ローカル周波数は同一で
あり、水平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂
直偏波帯域は1572〜2072MHzを再変換した4
00〜900MHzであり、放送衛星を用いた放送の第
2周波数帯域は、11.7〜12.01GHzで、第3
ローカル周波数は10.678GHzで、放送衛星放送
帯域は1022〜1332MHzである。
【0011】上記目的は、本発明にあっては、第1周波
数帯域を有する通信衛星を用いた放送の水平偏波入力信
号を、第1周波数変換部において、第1ローカル周波数
で周波数変換して、水平偏波帯域を形成し、第1周波数
帯域を有する通信衛星を用いた放送の垂直偏波入力信号
を、第2周波数変換部において、第2ローカル周波数で
周波数変換して、水平偏波帯域とは異なる周波数帯域を
有する垂直偏波帯域を形成し、第2周波数帯域を有する
放送衛星を用いた放送の入力信号を、第3周波数変換部
において、第3ローカル周波数で周波数変換して、水平
偏波帯域と垂直偏波帯域とは異なる周波数帯域を有する
放送衛星放送帯域を形成し、第1周波数変換部からの水
平偏波帯域と、第2周波数変換部からの垂直偏波帯域
と、第3周波数変換部からの放送衛星放送帯域とを1つ
の伝送路により送ることを特徴とする衛星放送受信方法
により、達成される。これにより、放送衛星放送帯域
は、通信衛星を用いた放送の水平偏波帯域と垂直偏波帯
域に対して異なる周波数帯域を有している。従って、混
合器は、通信衛星を用いた放送の水平偏波帯域と、垂直
偏波帯域と、放送衛星を用いた放送の放送衛星放送帯域
とを1つの伝送路(ケーブル)で送ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1は、本発明の衛星放送受信装置10
と、通信衛星(Communications Sat
ellite;CS)12、放送衛星(Broadca
sting Satellite;BS)14と、放送
局16,18を示している。衛星放送受信装置10は受
信アンテナ24のコンバータであり受信アンテナ24に
取付けられている。地上画の放送局は、ある周波数帯域
で通信衛星12のトランスポンダ12Aに対して放送波
20をアップリンクし、トランスポンダ12Aは、この
放送波20を、通信衛星12を用いた放送波(CS放送
波ともいう)26として、各建物28の受信アンテナ2
4に対してダウンリンクする。同様にして、放送局18
の放送波30は、放送衛星14のトランスポンダ14A
に対してアップリンクし、トランスポンダ14Aは、受
信アンテナ24に対して、放送衛星を用いた放送波(B
S放送波)32としてダウンリンクするようになってい
る。受信アンテナ24は、CS放送波26とBS放送波
32の両方とも受けることができるものであるが、CS
放送波26とBS放送波32は別々の受信アンテナで受
信することもできる。
【0014】図2は、図1の衛星放送受信装置10の好
ましい実施の形態を示している。衛星放送受信装置10
は、第1周波数変換部41、第2周波数変換部42、第
3周波数変換部43、混合部44及びチューナ45、モ
ニタ220を備えている。第1周波数変換部41と第2
周波数変換部42は、通信衛星を用いた放送、すなわち
CS放送波の変換部であり、第1周波数変換部41は、
CS放送波の水平(H)偏波入力信号51を周波数変換
するとともに、第2周波数変換部42は、CS放送波の
垂直(V)偏波入力信号52を周波数変換する。
【0015】第1周波数変換部41では、水平偏波入力
信号51が増幅部53で増幅された後にミキサー54に
入る。第1ローカル周波数発生部55は、第1ローカル
周波数L1をミキサー54に供給する。水平偏波入力信
号(第1周波数帯域)51は、たとえば12.25〜1
2.75GHzである。第1ローカル周波数L1はたと
えば10.678GHzである。ミキサー54は水平偏
波入力信号51と第1ローカル周波数L1に基づいて、
水平偏波帯域(IF周波数)56を作成して増幅部57
で増幅した後に、ハイパスフィルタ(HPF)58に送
る。水平偏波帯域56としては、たとえば1572〜2
072MHzである。
【0016】第2周波数変換部42では、垂直偏波入力
信号52が増幅部63で増幅されてミキサー64に送ら
れる。第2ローカル周波数L2は、ローカル周波数発生
部65からミキサー64に送られる。垂直偏波入力信号
(第1周波数帯域)52は、たとえば12.25〜1
2.75GHzである。第2ローカル周波数L2は、1
1.2GHzである。ミキサー64は、垂直偏波入力信
号52と第2ローカル周波数L2に基づいて、垂直偏波
帯域(IF周波数)66を作成して増幅部67に送る。
増幅部67はこの垂直偏波帯域66をローパスフィルタ
(LPF)68に送る。垂直偏波帯域66としては、た
とえば1050〜1550MHzである。ハイパスフィ
ルタ58からの水平偏波帯域56と、ローパスフィルタ
68からの垂直偏波帯域66により、通信衛星を用いた
放送における受信周波数帯域69を得ることができる。
この受信周波数帯域69は、1050〜2072MHz
であり、混合部44に送られる。
【0017】第3周波数変換部43は、BS放送波の受
信信号72が増幅部73で増幅されてミキサー74に送
られる。ローカル周波数発生部75は、第3ローカル周
波数L3をミキサー74に送る。受信信号72として
は、たとえば11.7〜12.01GHzであり、第3
ローカル周波数としては11.2GHzである。ミキサ
ー74は、受信信号72と第3ローカル周波数L3に基
づいて、放送衛星放送帯域79を増幅部77を介して混
合部44に供給する。この放送衛星放送帯域79は、た
とえば500〜810MHzである。
【0018】混合部44は、図3に示すように通信衛星
を用いた放送の受信周波数帯域69と、放送衛星放送帯
域79を、1つのケーブル(伝送路)210によりチュ
ーナ45に送ることができる。このように1つのケーブ
ル210で放送衛星放送帯域79、垂直偏波帯域53及
び水平偏波帯域51を送ることができるのは、図3のよ
うにこれらの帯域を相互に重ならないように設定したか
らである。図3の放送衛星放送帯域79はBS伝送帯域
とも言い、垂直偏波帯域53は、CS(V)伝送帯域と
も言い、水平偏波帯域51はCS(H)伝送帯域とも言
う。以上のようにして、12GHz帯域の信号は、ケー
ブル伝送が困難なのですみやかに1GHz帯域に変換す
る。
【0019】次に、図4と図5を参照して本発明の衛星
放送受信装置の別の実施の形態について説明する。図4
の衛星放送受信装置10Aは、図2の衛星放送受信装置
10とかなり似てはいるが、次の点が異なっている。そ
して図4の衛星放送受信装置10Aの要素と図2の衛星
放送受信装置10における要素が同じである場合には、
同じ番号を付してその説明を援用する。衛星放送受信装
置10Aの第1周波数変換部41は、図2の第1周波数
変換部41と実質的に同じである。
【0020】これに対して、衛星放送受信装置10Aの
第2周波数変換部42Aは、図2の第2周波数変換部4
2に比べると、ローカル周波数発生部65Aが異なる。
このローカル周波数発生部65Aは、第2ローカル周波
数L2として11.85GHzをミキサー64に供給す
る。これによりミキサー64は、垂直偏波帯域(IF周
波数)66Aとして400〜900MHzをローパスフ
ィルタ68に送る。これにより、ハイパスフィルタ58
からの水平偏波帯域56と、ローパスフィルタ68から
の垂直偏波帯域66Aとからなる受信周波数帯域69A
が、混合部44に送られる。図5に示すようにこの受信
周波数帯域69Aは、400〜900MHzと1572
〜2072MHzの帯域である。
【0021】一方、図4の衛星放送受信装置10Aの第
3周波数変換部43Aが、図2の第3周波数変換部43
と異なるのは、第3ローカル周波数L3が10.678
GHzであり、増幅部77を経て得られる放送衛星放送
帯域79が、1022〜1332MHzであり、混合部
44に送られる点である。
【0022】これにより、図5に示すようにCS放送波
の垂直偏波帯域53は400〜900MHzに位置し、
CS放送波の水平偏波帯域51は1572から2072
MHzに位置し、BS波の放送衛星放送帯域79は10
22〜1332MHzに位置する。このことからこの3
つの帯域53,51,79は重ならずに混合部44で1
つのケーブル(伝送路)210によりチューナ45に供
給することができる。
【0023】図6は、本発明の放送衛星受信装置のさら
に別の実施の形態を示している。衛星放送受信装置10
Bは、第1周波数変換部41Bと、第2周波数変換部4
2Bと、第3周波数変換部43を有している。CS放送
波に関する第1周波数変換部41Bは、図2の第1周波
数変換部41と実質的にはほぼ同じであり、水平偏波帯
域56が増幅部57から混合部44Aに送られる。これ
に対して、第2周波数変換部42Bは、図2の第2周波
数変換部42とはやや異なり、垂直偏波入力信号52は
増幅部53で増幅された後にミキサー64に送られる。
ミキサー64には、第1ローカル周波数L1が送られて
くる。ミキサー64は、この垂直偏波入力信号52と第
1ローカル周波数L1から垂直偏波帯域66Bを変換器
90に送る。この垂直偏波入力信号52が、たとえば1
2.25〜12.75GHzである場合に、第1ローカ
ル周波数L1は、10.678GHzである。この第1
ローカル周波数L1は、第1周波数変換部41Bのロー
カル周波数発生部55から送られてくるものであり、第
1周波数変換部41Bと第2周波数変換部42Bにおけ
る第1ローカル周波数L1を発生するローカル周波数発
生部55は共用している。
【0024】増幅部67から変換部90に送られる垂直
偏波帯域66Bは、たとえば1572〜2072MHz
であるが、この垂直偏波帯域66Bは、ローカル周波数
1172MHzにより、400〜900MHzの垂直偏
波帯域66Cに再変換して、混合部44Aに供給する。
【0025】第3周波数変換部43は、図4の第3周波
数変換部43Aと実質的に同じものである。第3周波数
変換部43の放送衛星放送帯域79は1022〜133
2MHzになって混合部44Aに送られる。混合部44
Aは、CS放送波に関する水平偏波帯域56と垂直偏波
帯域66C及びBS放送波に関する放送衛星放送帯域8
9を1つのケーブル(伝送路)210でチューナ45に
送ることができる。このように1つのケーブル210で
送ることができるのは、水平偏波帯域56と垂直偏波帯
域66C及び放送衛星放送帯域79の周波数帯域がそれ
ぞれ異なっているからである。
【0026】日本国内で衛星放送を受信する場合、BS
放送用アンテナは、10.678GHzのローカル周波
数のコンバータを使用し、CS放送用アンテナは、1
1.2GHzのローカル周波数のコンバータを使用す
る。日本では、これ以外のローカル周波数は、リーク成
分が他の通信等に妨害を与える可能性が有るため使用が
禁止されている。本発明は、現在使用が認められている
この2つのローカルを組み合わせて、BS放送とCS放
送を1軸で伝送するシステムを構築するというものであ
る。
【0027】本発明では従来のように、偏波の切り替え
が行われないため自由に分配でき、複数の家庭、あるは
1家庭においては複数の部屋での視聴が可能となる。
【0028】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるれものではない。上述した実施の形態で用いられて
いる周波数帯域は、日本国内で認められている周波数帯
域であるが、これに限らず使用する地域あるいは国の事
情に応じて変更することは勿論可能である。また水平偏
波入力信号(第1周波数帯域)と、垂直偏波入力信号
(第1周波数帯域)における第1ローカル周波数L1と
第2ローカル周波数L2は、逆に使用しても勿論構わな
い。尚、水平偏波と垂直偏波の代わりに右旋偏波と左旋
偏波(円偏波)を用いる受信システムを採用してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1本のケーブルで簡単に放送衛星を用いた放送の入力信
号と通信衛星を用いた放送の入力信号の伝送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星放送受信装置を含む衛星放送シス
テムの一例を示す図。
【図2】図1の衛星放送受信装置の好ましい実施の形態
を示す図。
【図3】図2の衛星放送受信装置で1軸伝送方式で受信
した帯域の一例を示す図。
【図4】本発明の衛星放送受信装置の別の実施の形態を
示す図。
【図5】図4の衛星放送受信装置において、1軸伝送方
式で受信した帯域の一例を示す図。
【図6】本発明の衛星放送受信装置のさらに別の実施の
形態を示す図。
【図7】従来の衛星放送受信装置を示す図。
【図8】従来の衛星放送受信装置における放送波の周波
数と中間周波数を示す図。
【符号の説明】
41・・・第1周波数変換部、42・・・第2周波数変
換部、43・・・第3周波数変換部、44・・・混合
部、51・・・CS放送波の水平偏波入力信号(第1周
波数帯域)、52・・・CS放送波の垂直偏波入力信号
(第1周波数帯域)、72・・・BS放送波の受信信号
(第2周波数帯域)、L1・・・第1ローカル周波数、
L2・・・第2ローカル周波数、L3・・・第3ローカ
ル周波数
フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 DA01 5K020 AA05 BB06 DD12 EE01 EE04 EE05 EE16 FF06 JJ07 KK01 MM07 NN07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1周波数帯域を有する通信衛星を用い
    た放送の水平偏波入力信号を、第1ローカル周波数で周
    波数変換して、水平偏波帯域を形成する第1周波数変換
    部と、 第1周波数帯域を有する通信衛星を用いた放送の垂直偏
    波入力信号を、第2ローカル周波数で周波数変換して、
    水平偏波帯域とは異なる周波数帯域を有する垂直偏波帯
    域を形成する第2周波数変換部と、 第2周波数帯域を有する放送衛星を用いた放送の入力信
    号を、第3ローカル周波数で周波数変換して、水平偏波
    帯域と垂直偏波帯域とは異なる周波数帯域を有する放送
    衛星放送帯域を形成する第3周波数変換部と、 第1周波数変換部からの水平偏波帯域と、第2周波数変
    換部からの垂直偏波帯域と、第3周波数変換部からの放
    送衛星放送帯域とを1つの伝送路により送る混合部と、
    を備えることを特徴とする衛星放送受信装置。
  2. 【請求項2】 通信衛星を用いた放送の第1周波数帯域
    は、12.25〜12.75GHzで、第1ローカル周
    波数は10.678GHzであり、第2ローカル周波数
    は11.2GHzであり、 水平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂直偏波
    帯域は1050〜1550MHzであり、 放送衛星を用いた放送の第2周波数帯域は、11.7〜
    12.01GHzで、第3ローカル周波数は11.2G
    Hzで、放送衛星放送帯域は500〜810MHzであ
    る請求項1に記載の衛星放送受信装置。
  3. 【請求項3】 通信衛星を用いた放送の第1周波数帯域
    は、12.25〜12.75GHzで、第1ローカル周
    波数は10.678GHzであり、第2ローカル周波数
    は11.85GHzであり、 水平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂直偏波
    帯域は400〜900MHzであり、 放送衛星を用いた放送の第2周波数帯域は、11.7〜
    12.01GHzで、第3ローカル周波数は10.67
    8GHzで、放送衛星放送帯域は1022〜1332M
    Hzである請求項1に記載の衛星放送受信装置。
  4. 【請求項4】 通信衛星を用いた放送の第1周波数帯域
    は、12.25〜12.75GHzで、第1ローカル周
    波数は10.678GHzであり、第2ローカル周波数
    も10.678GHzであって、第1ローカル周波数と
    第2ローカル周波数は同一であり、 水平偏波帯域は1572〜2072MHzで、垂直偏波
    帯域は1572〜2072MHzを再変換した400〜
    900MHzであり、 放送衛星を用いた放送の第2周波数帯域は、11.7〜
    12.01GHzで、第3ローカル周波数は10.67
    8GHzで、放送衛星放送帯域は1022〜1332M
    Hzである請求項1に記載の衛星放送受信装置。
  5. 【請求項5】 第1周波数帯域を有する通信衛星を用い
    た放送の水平偏波入力信号を、第1周波数変換部におい
    て、第1ローカル周波数で周波数変換して、水平偏波帯
    域を形成し、 第1周波数帯域を有する通信衛星を用いた放送の垂直偏
    波入力信号を、第2周波数変換部において、第2ローカ
    ル周波数で周波数変換して、水平偏波帯域とは異なる周
    波数帯域を有する垂直偏波帯域を形成し、 第2周波数帯域を有する放送衛星を用いた放送の入力信
    号を、第3周波数変換部において、第3ローカル周波数
    で周波数変換して、水平偏波帯域と垂直偏波帯域とは異
    なる周波数帯域を有する放送衛星放送帯域を形成し、 第1周波数変換部からの水平偏波帯域と、第2周波数変
    換部からの垂直偏波帯域と、第3周波数変換部からの放
    送衛星放送帯域とを1つの伝送路により送ることを特徴
    とする衛星放送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009260894A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Sharp Corp 衛星放送受信用コンバータ、それを用いたアンテナ装置および衛星放送受信システム
CN101895707A (zh) * 2010-06-29 2010-11-24 苏州市华芯微电子有限公司 可集成的22KHz包络检测及频带开关电路
WO2012029932A1 (ja) * 2010-09-01 2012-03-08 日本電気株式会社 伝送装置、伝送方法、端末装置、および実装方法

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