JP4171956B2 - 周波数変換装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周波数変換装置および方法に関し、例えば、放送衛星で中継された電波と、放送衛星と同一軌道上に配置された通信衛星で中継された電波を受信して中間周波信号に変換した後、複数のセットトップボックスに分配する場合に用いて好適な周波数変換装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、通信衛星や放送衛星で中継される放送波等の電波は、周波数の利用効率を考慮して、同一周波数帯の電波について直交する二つの偏波である右旋偏波および左旋偏波(または垂直偏波および水平偏波)を用いる二重偏波方式により送信されている。二重偏波方式では、二つの偏波の電波により、それぞれ異なる情報が送信される。
【0003】
地上の受信側では、例えばパラボラアンテナで受信されたRF(Radio Frequency)帯域の電波がLNB(Low Noise Block) コンバータにより、中間周波(IF;Intermediate Frequency)帯域の信号に変換された後、セットトップボックスに供給される。
【0004】
ところで、スカイパーフェクTV(商標)のようなディジタル衛星放送サービスでは、例えば、WOWWOW(商標)のような衛星放送サービスに用いられている放送衛星の静止軌道とは異なる静止軌道上に位置する通信衛星が用いられていた。従って、例えば、WOWWOWの放送波とスカイパーフェクTVの放送波の両方を受信するためには、放送衛星に指向されたパラボラアンテナと、通信衛星に指向されたパラボラアンテナの2つを用意する必要があった。
【0005】
一方、放送衛星(BS-4)の静止軌道と同一の静止軌道上(東経110度)に配置された通信衛星(N-SAT-110)を用いた衛星放送サービスが間もなく実施される計画がある。その計画によれば、放送衛星からは右旋偏波の電波が送信され、通信衛星からは右旋偏波と左旋偏波の電波が送信されることにほぼ決定されている。
【0006】
この場合、放送衛星と通信衛星は同一静止軌道上に位置しているので、すなわち、受信側から見て同一の方向に位置しているので、放送衛星からの電波を受信するパラボラアンテナと、通信衛星からの電波を受信するパラボラアンテナを共用することが可能となる。
【0007】
そのようなパラボラアンテナが用いられた受信システムの構成例を図1に示す。パラボラアンテナ3は、放送衛星(BS;Broadcasting Satellite)1からのBS放送波としての右旋偏波の高周波、放送衛星1と同一静止軌道上に位置する通信衛星(CS;Communication Satellite)2からのCS放送波としての右旋偏波の高周波、および左旋偏波の高周波を受信する。LNBコンバータ4は、パラボラアンテナ3が受信した高周波(BS放送波またはCS放送波)を中間周波信号に変換してセットトップボックス5に供給する。セットトップボックス5は、中間周波信号のなかから、ユーザが選局したプログラムに対応する信号を抽出し、デコード処理およびデスクランブル処理等を施して、得られたAV信号をディスプレイ6に供給する。セットトップボックス5はまた、ユーザが選局したプログラムに対応するコントロール信号をLNBコンバータ4に出力する。ディスプレイ6は、セットトップボックス5から供給されたAV信号を再生する。
【0008】
図2は、図1に示した受信システムに用いられるLNBコンバータ4の構成の一例を示している。
【0009】
LNBコンバータ4は、右旋偏波の放送波、すなわち、図3(A)に示す11.7乃至12.0ギガヘルツ帯のBS放送波(BS-R)と、12.25乃至12.75ギガヘルツ帯のCS放送波(CS-R)を処理する系として、右旋偏波の高周波を電気信号に変換する給電部11R、および、給電部11Rからの高周波を増幅する高周波増幅器12を有する。
【0010】
LNBコンバータ4はまた、左旋偏波の放送波、すなわち、図3(B)に示す12.25乃至12.75ギガヘルツ帯のCS放送波(CS-L)を処理する系として、左旋偏波の高周波を電気信号に変換する給電部11L、および、給電部11Lからの高周波を増幅する高周波増幅器13を有する。
【0011】
高周波増幅器12,13の後段には、高周波結合回路14、高周波増幅器15、バンドパスフィルタ(BPF)16、混合器17、中間周波増幅器19、および出力端子20が直列に接続されている。混合器17には、局部発振器18が出力した局部発振信号が供給されるように構成されている。
【0012】
出力端子20を介して後段のセットトップボックス5から入力されるコントロール信号は、電圧切替制御回路21に供給されるように構成されている。電圧切替制御回路21は、コントロール信号に対応してバイアス電圧を発生し、且つ、スイッチ22を切り替えて高周波増幅器12または高周波増幅器13のどちらかにバイアス電圧を供給するように構成されている。
【0013】
次に、LNBコンバータ4の動作について説明する。放送衛星1または通信衛星2からの右旋偏波の高周波(図3(A)のBS-RおよびCS-R)は、給電部11Rで電気信号に変換され、低ノイズ増幅器である高周波増幅器12に入力される。一方、通信衛星2からの左旋偏波の高周波(図3(B)のCS-L)は、給電部11Lで電気信号に変換され、低ノイズ増幅器である高周波増幅器13に入力される。
【0014】
高周波増幅器12または高周波増幅器13には、セットトップボックス5からのコントロール信号に対応して電圧切換制御回路21で発生されたバイアス電圧が選択的に供給されている。
【0015】
具体的には、右旋偏波により送信されているプログラムをセットトップボックス5のユーザが選択した場合、電圧切替制御回路21により、スイッチ回路22が端子aに切り替えられてバイアス電圧が高周波増幅器12に供給される。この場合、給電部11Rからの右旋偏波の高周波信号は高周波増幅器12で増幅され、高周波結合回路14を介して高周波増幅器15でさらに増幅作用を受けてバンドパスフィルタ16に入力される。
【0016】
このとき、給電部11Lからの左旋偏波の高周波信号は、高周波増幅器13に入力されるが、高周波増幅器13にはバイアス電圧が供給されていないので、左旋偏波の高周波信号は減衰する。
【0017】
反対に、左旋偏波を用いて送信されているプログラムをセットトップボックス5のユーザが選択した場合、電圧切替制御回路21により、スイッチ回路22が端子bに切り替えられてバイアス電圧が高周波増幅器13に供給される。この場合、給電部11Lからの左旋偏波の高周波信号は、高周波増幅器13で増幅され、高周波結合回路14を介して高周波増幅器15でさらに増幅作用を受けてバンドパスフィルタ16に入力される。
【0018】
このとき、給電部11Rからの右旋偏波の高周波信号は、高周波増幅器12に入力されるが、高周波増幅器12にはバイアス電圧が供給されていないので、右旋偏波の高周波信号は減衰する。
【0019】
高周波増幅器15から出力された高周波信号は、バンドパスフィルタ16により、いわゆるイメージ信号が取り除かれ、混合器17により、局部発振器18からの局部発振信号と混合されることによって、1乃至2ギガヘルツ帯の中間周波信号に変換され、中間周波増幅器19により所定のレベルに増幅された後、出力端子20から後段のセットトップボックス5に出力される。
【0020】
ただし、セットトップボックス5からのコントロール信号に対応して選択的に、右旋偏波または左旋偏波のうちの一方は高周波結合回路14の前段で既に減衰しているので、出力端子20からは、図4(A)に示す右旋偏波に対応する中間周波信号、または図4(B)に示す左旋偏波に対応する中間周波信号が出力されることとなる。
【0021】
なお、図4において、BS-RIFはBS放送波に対応する中間周波信号を示し、CS-RIFはCS放送波の右旋偏波に対応する中間周波信号を示し、CS-LIFはCS放送波の左旋偏波に対応する中間周波信号を示している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、LNBコンバータ4からの出力は、図4(A)に示す右旋偏波に対応する中間周波信号、または図4(B)に示す左旋偏波に対応する中間周波信号のいずれかとなる。ここで、例えば図5に示すように、LNBコンバータ4の後段に分配器31を設け、LNBコンバータ4の出力を複数のセットトップボックス51−1,51−2に分配した場合を考慮すると不都合が生ずる。
【0023】
具体的には、例えば、セットトップボックス5−1とディスプレイ6−1を用いてBS放送を視聴している場合、LNBコンバータ4からの出力は、図4(A)に示した右旋偏波に対応する中間周波信号(BS-RIFおよびCS-RIF)が出力されている。したがって、これと同時にセットトップボックス5−2とディスプレイ6−2を用いてCS放送のうちの左旋偏波により放送されているプログラムを視聴することができない課題があった。
【0024】
また例えば、セットトップボックス5−1とディスプレイ6−1を用いてCS放送のうちの左旋偏波により放送されているプログラムを視聴している場合、LNBコンバータ4からの出力は、図4(B)に示した左旋偏波に対応する中間周波信号(CS-LIF)が出力されているので、このとき、セットトップボックス5−2とディスプレイ6−2を用いて、BS放送や右旋偏波を用いたCS放送のプログラムを視聴することができない課題があった。
【0025】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数の衛星放送サービスに対応して複数の出力端子を設けることにより、1つのアンテナで受信した同一静止軌道上に配置された複数の衛星からそれぞれ送信される複数の放送波を、複数のセットトップボックスが他のセットトップボックスに独立して利用できるようにすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明の周波数変換装置は、第1の衛星から送信された第1偏波および第2の衛星から送信された第1偏波を電気信号に変換して、第1高周波信号を生成する第1生成手段と、第1の衛星から送信された第1偏波および第2の衛星から送信された第1偏波に基づく第1高周波信号を中間周波数信号に変換する第1変換手段と、第1変換手段の変換結果である中間周波数信号から第1信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第1中間周波信号を取得する第1抽出手段と、第1変換手段の変換結果である中間周波数信号から第2信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第2中間周波信号を取得する第2抽出手段と、第2の衛星から送信された第2偏波を電気信号に変換して、第2高周波信号を生成する第2生成手段と、第2高周波信号を第2信号波に対応する第3中間周波数信号に変換する第2変換手段と、第2中間周波信号と第3中間周波信号を周波数多重化して多重中間周波信号を生成する多重化手段と、第1信号波に対応する第1中間周波信号を出力する第1出力手段と、第2信号波に対応する多重中間周波信号を出力する第2出力手段とを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明の周波数変換方法は、第1の衛星から送信された第1偏波および第2の衛星から送信された第1偏波を電気信号に変換して、第1高周波信号を生成する第1生成ステップと、第1の衛星から送信された第1偏波および第2の衛星から送信された第1偏波に基づく第1高周波信号を中間周波数信号に変換する第1変換ステップと、第1変換ステップの処理での変換結果である中間周波数信号から第1信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第1中間周波信号を取得する第1抽出ステップと、第1変換ステップの処理での変換結果である中間周波数信号から第2信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第2中間周波信号を取得する第2抽出ステップと、第2の衛星から送信された第2偏波を電気信号に変換して、第2高周波信号を生成する第2生成ステップと、第2高周波信号を第2信号波に対応する第3中間周波数信号に変換する第2変換ステップと、第2中間周波信号と第3中間周波信号を周波数多重化して多重中間周波信号を生成する多重化ステップと、第1信号波に対応する第1中間周波信号を出力する第1出力ステップと、第2信号波に対応する多重中間周波信号を出力する第2出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の周波数変換装置および方法においては、第1の衛星から送信された第1偏波および第2の衛星から送信された第1偏波が電気信号に変換されて第1高周波信号が生成され中間周波数信号に変換される。そして、この中間周波数信号から第1信号波に対応する周波数帯成分が抽出されて第1中間周波信号が取得されるとともに、第2信号波に対応する周波数帯成分が抽出されて第2中間周波信号が取得される。また、第2の衛星から送信された第2偏波が電気信号に変換されて第2高周波信号が生成され、第2信号波に対応する第3中間周波数信号に変換される。さらに、第2中間周波信号と第3中間周波信号が周波数多重化されて多重中間周波信号が生成され、第1信号波に対応する第1中間周波信号が出力されるとともに、第2信号波に対応する多重中間周波信号が出力される。
【0029】
【発明の実施の形態】
図6は、本発明を適用したLNBコンバータ40の構成例を示している。LNBコンバータ40は、放送衛星からのBS放送波(図3(A)のBS-R)と、通信衛星からのCS放送波(図3(A)のCS-R、および図3(B)のCS-L)を、それぞれ対応する中間周波信号に変換して、BS放送波に対応する中間周波信号(BS-RIF)を出力端子50から出力し、CS放送波に対応する中間周波信号(CS-RIFおよびCS-LIF)を出力端子59から出力するものである。
【0030】
LNBコンバータ40の右旋偏波を処理する系は、給電部41R、高周波増幅器42,43、バンドパスフィルタ44、混合器45、バンドパスフィルタ47、中間周波増幅器49、および出力端子50が直列に接続されて構成される。混合器45には、局部発振器46が出力した局部発振信号が供給されるように構成される。混合器45の出力は、バンドパスフィルタ48を介して、左旋偏波を処理する系の周波数多重回路57にも供給される。
【0031】
LNBコンバータ40の左旋偏波を処理する系は、給電部41L、高周波増幅器51,52、バンドパスフィルタ53、混合器54、バンドパスフィルタ56、周波数多重回路57、中間周波増幅器58、および出力端子59が直列に接続されて構成される。混合器54には、局部発振器55が出力した局部発振信号が供給されるように構成される。
【0032】
次に、本発明を適用したLNBコンバータ40の動作について説明する。
【0033】
右旋偏波を処理する系において、放送衛星1または通信衛星2からの右旋偏波の高周波(図3(A)のBS-R(11.7乃至12.0ギガヘルツ)、およびCS-R(12.25乃至12.75ギガヘルツ))は、給電部41Rによって電気信号に変換され、低ノイズ増幅器である高周波増幅器42,43によって低ノイズで増幅されてバンドパスフィルタ44に入力される。バンドパスフィルタ44では、増幅された高周波信号からいわゆるイメージ信号が取り除かれ、混合器45によって局部発振器46からの局部発振信号(10.678ギガヘルツ)と混合されることによって、1035乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号に変換され、バンドパスフィルタ47,48に供給される。
【0034】
バンドパスフィルタ47では、他の中間周波信号等の流入が抑止され、且つ、入力された1035乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号のうち、BS放送波に対応する1035乃至1335メガヘルツ帯の中間周波信号だけが中間周波増幅器49に供給される。一方、バンドパスフィルタ48では、他の中間周波信号等の流入が抑止され、且つ、入力された1035乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号のうち、CS放送波の右旋偏波に対応する1572乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号だけが左旋偏波を処理する系の周波数多重回路57に供給される。
【0035】
中間周波増幅器19に供給されたBS放送波に対応する1035乃至1335メガヘルツ帯の中間周波信号は、所定のレベルに増幅された後、出力端子50から後段のセットトップボックス5に出力される。
【0036】
左旋偏波を処理する系において、通信衛星2からの左旋偏波の高周波(図3(B)のCS-L(12.25乃至12.75ギガヘルツ))は、給電部41Lによって電気信号に変換され、低ノイズ増幅器である高周波増幅器51,52によって低ノイズで増幅されてバンドパスフィルタ53に入力される。バンドパスフィルタ53では、増幅された高周波信号からいわゆるイメージ信号が取り除かれ、混合器54によって局部発振器55からの局部発振信号(11.2ギガヘルツ)と混合されることによって、1050乃至1550メガヘルツ帯の中間周波信号に変換され、バンドパスフィルタ56に供給される。
【0037】
バンドパスフィルタ56では、他の中間周波信号等の流入が抑止されて、CS放送波の左旋偏波に対応する1050乃至1550メガヘルツ帯の中間周波信号だけが周波数多重回路57に供給される。
【0038】
周波数多重回路57では、バンドパスフィルタ48から供給されたCS放送波の右旋偏波に対応する1572乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号と、バンドパスフィルタ56から供給されたCS放送波の左旋偏波に対応する1050乃至1550メガヘルツ帯の中間周波信号が周波数多重化されて中間周波増幅器58に供給される。
【0039】
中間周波増幅器58に供給されたCS放送波の右旋偏波と左旋偏波にそれぞれ対応する1050乃至2072メガヘルツ帯の中間周波信号は、所定のレベルに増幅された後、出力端子59から後段のセットトップボックス5に出力される。
【0040】
以上のような動作により、出力端子50からは、図7(A)に示すように、BS放送波に対応した中間周波信号(BS-RIF)が出力されることとなり、それと同時に、出力端子59からは、図7(B)に示すように、CS放送波の右旋偏波と左旋偏波にそれぞれ対応した中間周波信号(CS-RIFおよびCS-LIF)が出力されることになる。
【0041】
したがって、図8に示すように、LNBコンバータ40の後段に分配器31を設け、出力端子50から出力されるBS放送波に対応する中間周波信号(BS-RIF)と出力端子59から出力されるCS放送波に対応する中間周波信号(CS-RIFおよびCS-LIF)を、複数のセットトップボックス5−1,5−2に供給するようにしても、任意のセットトップボックス(例えば、セットトップボックス5−1)は、他のセットトップボックス(例えば、セットトップボックス5−2)で選択されているプログラムに影響されることなく、任意のプログラムを選択することが可能となる。
【0042】
なお、本実施の形態においては、放送衛星(BS-4)からのBS放送波としての右旋偏波と、放送衛星(BS-4)の静止軌道と同一の静止軌道上(東経110度)に配置された通信衛星(N-SAT-110)からのCS放送波としての右旋偏波および左旋偏波を一例として説明したが、本発明は、同方向から送信される複数の電波を1つのアンテナで受信し、複数の受信装置で利用する場合に適用することが可能である。
【0043】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の周波数変換装置および方法によれば、つのアンテナで受信した同一静止軌道上に配置された複数の衛星からそれぞれ送信される複数の放送波を、複数のセットトップボックスが他のセットトップボックスに独立して利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信システムの構成の一例を示す図である。
【図2】図1のLNBコンバータ4の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】BS放送波およびCS放送波としての高周波信号を説明するための図である。
【図4】 LNBコンバータ4の出力を説明するための図である。
【図5】 LNBコンバータ4の出力を複数に分配した例を示す図である。
【図6】本発明の周波数変換装置の一実施の形態であるLNBコンバータ40の構成を示すブロック図である。
【図7】 LNBコンバータ40の出力を説明するための図である。
【図8】 LNBコンバータ40を適用した受信システムの構成例を示すずである。
【符号の説明】
1 放送衛星, 2 通信衛星, 40 LNBコンバータ, 41 給電部,45 混合器, 47,48 バンドパスフィルタ, 54 混合器, 57周波数多重回路

Claims (5)

  1. 第1の衛星から送信された第1偏波から成る第1信号波と、
    第2の衛星から送信された第1偏波および第2偏波から成る第2信号波を受信して、中間周波信号に変換する周波数変換装置において、
    前記第1の衛星から送信された第1偏波および前記第2の衛星から送信された第1偏波を電気信号に変換して、第1高周波信号を生成する第1生成手段と、
    前記第1の衛星から送信された第1偏波および前記第2の衛星から送信された第1偏波に基づく前記第1高周波信号を中間周波数信号に変換する第1変換手段と、
    前記第1変換手段の変換結果である前記中間周波数信号から前記第1信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第1中間周波信号を取得する第1抽出手段と、
    前記第1変換手段の変換結果である前記中間周波数信号から前記第2信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第2中間周波信号を取得する第2抽出手段と、
    前記第2の衛星から送信された第2偏波を電気信号に変換して、第2高周波信号を生成する第2生成手段と、
    記第2高周波信号を前記第2信号波に対応する第3中間周波数信号に変換する第2変換手段と、
    記第2中間周波信号と記第3中間周波信号を周波数多重化して多重中間周波信号を生成する多重化手段と、
    前記第1信号波に対応する前記第1中間周波信号を出力する第1出力手段と、
    前記第2信号波に対応する前記多重中間周波信号を出力する第2出力手段と
    を含むことを特徴とする周波数変換装置。
  2. 前記第1の衛星は放送衛星であり、
    前記第2の衛星は通信衛星である
    ことを特徴とする請求項1に記載の周波数変換装置。
  3. 前記第2の衛星は前記第1の衛星と同一静止軌道上に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の周波数変換装置。
  4. 前記第1偏波は右旋偏波であり、
    前記第2偏波は左旋偏波である
    ことを特徴とする請求項1に記載の周波数変換装置。
  5. 第1の衛星から送信された第1偏波から成る第1信号波と、
    第2の衛星から送信された第1偏波および第2偏波から成る第2信号波を受信して、中間周波信号に変換する周波数変換装置の周波数変換方法において、
    前記第1の衛星から送信された第1偏波および前記第2の衛星から送信された第1偏波を電気信号に変換して、第1高周波信号を生成する第1生成ステップと、
    前記第1の衛星から送信された第1偏波および前記第2の衛星から送信された第1偏波に基づく前記第1高周波信号を中間周波数信号に変換する第1変換ステップと、
    前記第1変換ステップの処理での変換結果である前記中間周波数信号から前記第1信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第1中間周波信号を取得する第1抽出ステップと、
    前記第1変換ステップの処理での変換結果である前記中間周波数信号から前記第2信号波に対応する周波数帯成分を抽出して、第2中間周波信号を取得する第2抽出ステップと、
    前記第2の衛星から送信された第2偏波を電気信号に変換して、第2高周波信号を生成する第2生成ステップと、
    記第2高周波信号を前記第2信号波に対応する第3中間周波数信号に変換する第2変換ステップと、
    記第2中間周波信号と記第3中間周波信号を周波数多重化して多重中間周波信号を生成する多重化ステップと、
    前記第1信号波に対応する前記第1中間周波信号を出力する第1出力ステップと、
    前記第2信号波に対応する前記多重中間周波信号を出力する第2出力ステップと
    を含むことを特徴とする周波数変換方法。
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