JPH0450669Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0450669Y2
JPH0450669Y2 JP1986019822U JP1982286U JPH0450669Y2 JP H0450669 Y2 JPH0450669 Y2 JP H0450669Y2 JP 1986019822 U JP1986019822 U JP 1986019822U JP 1982286 U JP1982286 U JP 1982286U JP H0450669 Y2 JPH0450669 Y2 JP H0450669Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supplied
state
signal
output terminal
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986019822U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62133484U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986019822U priority Critical patent/JPH0450669Y2/ja
Publication of JPS62133484U publication Critical patent/JPS62133484U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0450669Y2 publication Critical patent/JPH0450669Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、高周波信号のうち1つを選択して
出力端子に供給する高周波信号切換装置に関し、
特に出力端子側から入力端子に直流動作電源を供
給できるものに関する。
<従来技術> 近年、衛星放送受信装置が開発された。これ
は、パラボラアンテナで受信した周波数が例えば
4GHz帯の衛星放送信号を、ローノイズアンプで
増幅した後、ダウンコンバータで1GHz帯の中間
周波信号に変換し(以後、ローノイズアンプとダ
ウンコンバータとを併せて周波数変換部と称す
る。)、この中間周波信号を復調器によつてAVテ
レビジヨン受像機用にベースバンドの映像信号を
音声信号とに復調すると共に、従来型のテレビジ
ヨン受像機用にUHF帯のテレビジヨン信号に変
換するものである。
このような衛星放送受信装置では、パラボラア
ンテナと周波数変換部とは屋外に設置されている
ので、周波数変換部動作用直流電源は、周波数変
換部と復調器とを接続している同軸ケーブルに重
畳して、復調器から周波数変換部に伝送してい
る。すなわち、復調器は直流動作電源を出力端子
に発生できるように構成されている。
ところで、衛星放送では垂直偏波で送信されて
いるものと水平偏波で送信されているものがあ
る。垂直偏波及び水平偏波の衛星放送信号を共に
1台のテレビジヨン受像機で受信しようとする場
合、例えば第3図に示すような装置が用いられ
る。同図において、2aは垂直偏波用のパラボラ
アンテナ、2bは水平偏波用のパラボラアンテ
ナ、4aは垂直偏波用の周波数変換部、4bは水
平偏波用の周波数変換部である。周波数変換部4
aからの垂直偏波の中間周波信号は二分配器6a
を介してそれぞれ切換スイツチ8a,8bの一方
の入力側に供給されている。同様に、周波数変換
部4bからの水平偏波の中間周波信号は二分配器
6bを介して切換スイツチ8a,8bの他方の入
力側に供給されている。切換スイツチ8a,8b
の出力はそれぞれ復調器10a,10bに供給さ
れ、復調器10a,10bの出力はそれぞれテレ
ビジヨン受像機12a、12bに供給されてい
る。切換スイツチ8a,8bは、例えばピンダイ
オードによつて構成されている。
この装置において、例えばテレビジヨン受像機
12aで垂直偏波の衛星放送を受信する場合、復
調器10aから切換スイツチ8aに切換信号を供
給して切換スイツチ8aを切換えて、二分配器6
aから垂直偏波の中間周波信号を復調器10aに
供給する。また、水平偏波の衛星放送を受信する
場合、復調器10aから切換スイツチ8aに切換
信号を供給して切換スイツチ8aを切換えて、二
分配器6bから垂直偏波の中間周波信号を復調器
10aに供給する。テレビジヨン受像機12bで
垂直及び水平偏波の衛星放送を受信する場合も、
同様に復調器10bからの切換信号によつて切換
スイツチ8bを切換えることによつて行なう。な
お、第3図の装置の詳細、特に切換スイツチ8
a,8bの構成は特開昭59−33337号公報に開示
されている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、このような装置では、周波数変換部4
a,4bと復調器10a,10bとの間に、ピン
ダイオードで構成した切換スイツチ8a,8bが
介在しているので、これら切換スイツチ8a,8
bを介して動作電源を周波数変換部4a,4bに
伝送することができない。そのため、復調器10
a,10bが周波数変換部4a,4bに動作電源
を供給する能力を有しているにもかかわらず、周
波数変換部4a,4b及び二分配器6a,6bの
間に電源挿入器14a,14bを設け、これらを
用いて電源回路16から周波数変換部4a,4b
に動作電源を供給していた。そのため、この装置
では回路構成が複雑になるうえに、テレビジヨン
受像機が動作していないときも、周波数変換部4
a,4bが作動し、無駄な電力消費をするという
問題点があつた。
<問題点を解決するための手段> この考案は、第1及び第2の入力端子と、第1
及び第2の出力端子と、第1の入力端子に供給さ
れた高周波信号を2分配する第1の二分配器と、
第2の入力端子に供給された高周波信号を2分配
する第2の二分配器と、第1の状態の第1制御信
号が供給されたとき、第1の二分配器の一方の分
配出力を第1の出力端子に供給し、第2の状態の
第1制御信号が供給されたとき、第2の二分配器
の一方の分配出力を第1の出力端子に供給する状
態に、PINダイオードを用いて構成した第1の信
号切換スイツチと、第1の状態の第2制御信号が
供給されたとき、第1の二分配器の他方の分配出
力を第2の出力端子に供給し、第2の状態の第2
制御信号が供給されたとき、第2の二分配器の他
方の分配出力を第2の出力端子に供給する状態
に、PINダイオードを用いて構成した第2の信号
切換スイツチと、第1の状態の上記第1制御信号
が供給されたとき、第1の出力端子に供給されて
いる直流電源を第1の入力端子に供給し、第2の
状態の上記第1制御信号が供給されたとき、第1
の出力端子に供給されている上記直流電源を第2
の入力端子に供給する第1の電源切換スイツチ
と、第2の状態の上記第2制御信号が供給された
とき、第2の出力端子に供給されている直流電源
を第1の入力端子に供給し、第2の状態の上記第
2制御信号が供給されたとき、第2の出力端子に
供給されている上記直流電源を第2の入力端子に
供給する第2の電源切換スイツチと、を具備する
ものである。
この考案の実施態様として、電源切換スイツチ
をリレー回路を用いて構成するものがある。ま
た、第1及び第2制御信号の第1の状態と第2の
状態とでは信号の極性を異ならせるものもある。
<作用・効果> この考案によれば、第1制御信号が第1の状態
であると、第1の出力端子に供給されている直流
電源が第1の電源切換スイツチを介して第1の入
力端子に供給される。従つて、この第1の入力端
子に接続されている機器、例えば周波数変換部に
直流電源が供給され、この周波数変換部の出力信
号が高周波信号として第1の入力端子に供給され
る。このとき、第1の信号切換スイツチは、第1
の状態の第1制御信号が供給されているので、第
1の入力端子の高周波信号を第1の二分配器を介
して第1の出力端子に供給する。
また第1制御信号が第2の状態であると、第1
の出力端子に供給されている直流電源が第1の電
源切換スイツチを介して第2の入力端子に供給さ
れ、第2の入力端子に接続されている例えば周波
数変換部に直流電源が供給され、この周波数変換
部が動作する。この周波数変換部の出力信号が、
高周波信号として、第2の入力端子に供給され
る。このとき、第1の信号切換スイツチは、第2
の状態の第1制御信号が供給されているので、第
2の入力端子の高周波信号を第2の二分配器を介
して第1の出力端子に供給する。
さらに、第2制御信号が第1の状態であると、
第2の出力端子に供給されている直流電源が第2
の電源切換スイツチを介して第1の入力端子に供
給され、第1の入力端子に接続されている、例え
ば周波数変換部に直流電源が供給され、この周波
数変換部が動作する。この周波数変換部の出力信
号が、高周波信号として、第1の入力端子に供給
される。このとき、第2の信号切換スイツチは、
第1の状態の第2制御信号が供給されているの
で、第1の入力端子の高周波信号を第1の二分配
器を介して第2の出力端子に供給する。
また、第2制御信号が第2の状態であると、第
2の出力端子に供給されている直流電源が第2の
電源切換スイツチを介して第2の入力端子に供給
され、第2の入力端子に接続されている。例えば
周波数変換部に直流電源が供給され、この周波数
変換部が動作する。この周波数変換部の出力信号
が、高周波信号として、第2の入力端子に供給さ
れる。このとき、第2の状態の第2制御信号が供
給されている第2の信号切換スイツチは、第2の
入力端子の高周波信号を第2の二分配器を介して
第2の出力端子に供給する。
このように第1制御信号を第1の状態と第2の
状態との間で切り換えることによつて、第1また
は第2の入力端子に直流電源を供給することがで
きると共に、第1または第2の入力端子から第1
または第2の二分配器を介して第1の出力端子に
高周波信号を供給することができ、同様に第2制
御信号を第1の状態と第2の状態との間で切り換
えることによつて、第1または第2の入力端子に
直流電源を供給することができると共に、第1ま
たは第2の二分配器を介して第2の出力端子に高
周波信号を供給することができる。
従つて、従来のものと異なり、第1及び第2の
入力端子に接続された機器を作動させるために、
電源挿入器や電源回路を別途に設ける必要がな
く、回路構成を簡略することができる。また、第
1及び第2の入力端子に第1及び第2の二分配器
を設け、これらの分配出力を第1及び第2の信号
切換スイツチに供給するように構成しているの
で、第1及び第2の出力端子のいずれにおいて
も、第1または第2の入力端子に供給されている
高周波信号を正常に受けることができるし、第1
及び第2の出力端子において同時に第1または第
2の入力端子いずれかの高周波信号を正常に受け
ることができる。さらに、第1または第2の出力
端子において第1または第2の入力端子からの高
周波信号を受けるか、第1または第2の入力端子
に直流電源を供給するかの切換は、第1または第
2制御信号を第1の状態とするか、第2の状態と
するかによつて行えるので、切換作業が容易であ
る。
<実施例> 第1図にこの考案による高周波信号切換装置の
1実施例18を実施した衛星放送受信装置のブロ
ツク図を示す。同図において、20aは垂直偏波
用パラボラアンテナ、20bは水平偏波用パラボ
ラアンテナ、22aは垂直偏波用周波数変換部、
22bは水平偏波用周波数変換部、24a,24
bは復調器、26a,26bはテレビジヨン受像
機である。これらは上述したものと同様なもので
ある。ただし、復調器24a,24bは、その入
力端子から中間周波信号を受けると共に、入力端
子から直流動作電源を送出できるように構成され
ており、さらに、制御端子28a,28bに正の
極性の電圧及び負の電圧のいずれか選択されたも
のを発生できるようにも構成されている。
高周波信号切換装置18は、入力端子30a,
30bと出力端子32a,32bを有する。入力
端子30a,30bは周波数変換部22a,22
bの出力側に接続されると共に、二分配器34
a,34bの入力側に接続されている。
二分配器34aの両分配出力側は、信号切換ス
イツチ36a,36bの一方の入力側に接続され
ており、同様に二分配器34bの両分配出力側
は、信号切換スイツチ36a,36bの他方の入
力側に接続されている。信号切換スイツチ36
a,36bの出力側は、それぞれ出力端子32
a,32bに接続されている。これら信号切換ス
イツチ36a,36bは、制御端子28a,28
bに供給された制御信号が正電圧のとき、二分配
器34aから供給された中間周波信号を出力端子
32a,32bに供給し、制御信号が負電圧のと
き、二分配器34bから供給された中間周波信号
を出力端子32a,32bに供給する。また、切
換制御端子28a,28bに制御信号が供給され
ていないとき、信号切換スイツチ36a,36b
の入力側と出力側との間は高インピーダンス状態
となる。すなわち、信号切換スイツチ36a,3
6bはスリーステートの切換スイツチである。こ
れら信号切換スイツチ36a,36bの詳細な構
成は後述する。
出力端子32aには電源切換スイツチ38aの
入力側が接続されており、その2つの出力側は入
力端子30a,30bに接続されている。また、
出力端子32bには電源切換スイツチ38bの入
力側が接続されており、その2つの出力側は入力
端子30a,30b側に接続されている。これら
電源切換スイツチ38a,38bは、切換制御端
子28a,28bに制御信号として正の電圧が供
給されたとき、出力端子32a,32bに供給さ
れている直流動作電源を入力端子30aに供給
し、制御信号が負の電圧であるとき、或いは制御
信号が供給されていないとき、直流動作電源を入
力端子30bに供給する。これら電源切換スイツ
チ38a,38bの詳細な説明は後述する。
第2図に高周波信号切換装置18の詳細な回路
図を示す。信号切換スイツチ36aは、二分配器
34aの一方の分配出力端子にコンデンサ40a
を介して接続された直列ピンダイオード42a,
44aを有し、二分配器34bの一方の分配出力
端子にコンデンサ46aを介して接続された直列
ピンダイオード48a,50aも有している。こ
れら直列ピンダイオード42a,44a,48
a,50aはコンデンサ52aを介して出力端子
32aに接続されているが、直列ピンダイオード
42a、44aと、同48a,50aとでは、そ
の接続の極性が逆になつている。
コンデンサ40aとピンダイオード42aとの
接続点と基準電位点との間には、コンデンサ54
aを介してピンダイオード56aが接続されてお
り、同様にコンデンサ46aとピンダイオード4
8aとの接続点と基準電位点との間にも、コンデ
ンサ58aを介してピンダイオード60aが接続
されている。これらピンダイオード56aと同6
0aとでも、その接続の極性が逆である。そし
て、これらピンダイオード42a,44a,48
a,50a,56a,60aを制御端子28aに
供給された電圧の極性に応じて導通状態、非導通
状態にするため、高周波阻止コイル62a,64
a,66a,68a,70a,72a,74a及
び抵抗器76a,78a,80aが設けられてい
る。82a,84a,86a,88a,90a,
92aはバイパスコンデンサ、94aは避雷器で
ある。
信号切換スイツチ36bは、信号切換スイツチ
36aと同様に構成されているので、同等部分に
は同一の数字の末尾に符号bを付して説明を省略
する。
電源切換スイツチ38aは、一端が接地され、
他端がダイオード96aを介して制御端子28a
に接続されたリレー駆動コイル98aを有してい
る。このリレー駆動コイル98aによつて制御さ
れるリレー接点100aは、接触子102aと接
点104a,106aとを有する。接触子102
aは、リレー駆動コイル98aが励磁されていな
いとき、接点106aに接続されており、リレー
駆動コイル98aが励磁されたとき、接触子10
2aは接点104aに接続される。接点104a
は高周波阻止コイル110aを介して入力端子3
0aに接続され、接点106aは高周波阻止コイ
ル112aを介して入力端子30bに接続されて
いる。接触子102aはダイオード114a、高
周波阻止コイル116aを介して出力端子32a
に接続されている。118a,120a,122
aはバイパスコンデンサである。
電源切換スイツチ38bも、電源切換スイツチ
38aと同様に構成されているので、同等部分に
は同一数字の末尾に符号bを付して説明を省略す
る。
上述した構成の衛星放送受信装置は、次のよう
に動作する。例えば第1図のテレビジヨン受像機
26aにおいて垂直偏波の衛星放送を受像しよう
とする場合、復調器24aを作動させて、出力端
子32aに直流動作電源を供給する。同時に制御
端子28aに正の電圧を印加する。これによつ
て、電源切換スイツチ38aが入力端子30a側
に切換わり、出力端子32aの直流動作電源が入
力端子30aを介して周波数変換部22aに供給
され、周波数変換部22aが動作し、垂直偏波の
中間周波信号が入力端子30aに供給され、二分
配器34aに供給される。このとき、信号切換ス
イツチ36aは二分配器34a側に切換つてお
り、出力端子32aを介して垂直偏波の中間周波
信号が復調器24aに供給される。
すなわち、第2図において、制御端子28aに
正の電圧が印加されると、ダイオード96aを介
してリレー駆動コイル98aに電流が流れ、リレ
ー駆動コイル98aは励磁される。その結果、接
触子102aが接点104a側に切換わり、高周
波阻止コイル116a、ダイオード114a、リ
レー接点100a、高周波阻止コイル110aを
介して出力端子32aから入力端子30aへ直流
動作電源が供給される。
一方、制御端子28aから抵抗器78a、高周
波阻止コイル64a、ピンダイオード42a,4
4a、高周波阻止コイル68aに電流が流れ、ピ
ンダイオード42a,44aが導通する。その結
果、二分配器34aの一方の分配出力端子は、コ
ンデンサ40a、ピンダイオード42a,44
a、コンデンサ52aを介して出力端子32aに
供給される。
このとき、ピンダイオード48a,50aは逆
バイアスされ導通しない。その結果、二分配器3
4bの一方の分配出力端子と出力端子32aとは
遮断される。しかし、制御端子28aからの電流
は抵抗器78a、高周波阻止コイル66a,70
a、抵抗器80a、高周波阻止コイル74a、ピ
ンダイオード60aに流れ、ピンダイオード60
aが導通する。その結果、二分配器34bの一方
の出力端子は、ピンダイオード60aによつて終
端される。このとき、抵抗器80aの値を選択し
て、ピンダイオード60aの導通抵抗値を入力端
子30bの特性インピーダンスに等しくすること
により、整合状態が得られる。すなわち、ピンダ
イオード60aはダミー抵抗器として作動する。
この状態において、TV受像機26aで水平偏
波の衛星放送を受信しようとする場合、復調器2
4aから制御端子28aに与える電圧を負に切換
える。
これによつて、電源切換スイツチ38aが入力
端子30b側に切換わり、周波数変換部22aに
代つて、同22bが動作する。同時に、信号切換
スイツチ36aが入力端子30b側に切換わり、
水平偏波の中間周波信号が出力端子32aを介し
て復調器24aに供給される。
すなわち、第2図において、制御端子28aに
負の電圧が供給されると、ダイオード96aが逆
バイアスされて、リレー駆動コイル98aには電
流が流れない。その結果、接触子102aが接点
106a側に切換わり、入力端子30bに出力端
子32aから直流動作電源が供給される。
一方、高周波阻止コイル68a、ピンダイオー
ド50a,48a、高周波阻止コイル72a,7
0a,66a、抵抗器78a、制御端子28aに
電流が流れ、ピンダイオード50a,48aが導
通する。その結果、二分配器34bの一方の分配
出力端子は、コンデンサ46a、ピンダイオード
48a,50a、コンデンサ52aを介して出力
端子32aに接続される。
このとき、ピンダイオード42a,44aは逆
バイアスとなり、二分配器34aの一方の分配出
力端子と出力端子32aとの間は遮断される。し
かし、ピンダイオード56a、高周波阻止コイル
62a、抵抗器76a,78aを介して制御端子
28aに電流が流れ、ピンダイオード56aが導
通する。これによつて二分配器34aの一方の分
配端子は、ピンダイオード56aによつて終端さ
れる。このとき、抵抗器76a,78aの値を選
択してピンダイオード56aの導通抵抗値を入力
端子30aの特性インピーダンスに等しくするこ
とにより、整合状態が得られる。すなわち、ピン
ダイオード56aはダミー抵抗器として作動す
る。
テレビジヨン受像機26bで水平及び垂直偏波
の衛星放送を受像することも、上述したのと同様
に復調器24bを動作させると共に、制御端子2
8bに供給する電圧の極性を正または負とするこ
とによつてできる。また、テレビジヨン受像機2
6a,26bで同時に水平及び垂直偏波のうち一
方の衛星放送を受像することもできる。この場
合、一方の出力端子から供給された直流動作電源
が高周波阻止コイル110a,110b,112
a,112bを介して他方の出力端子にも供給さ
れることをダイオード114a,114bが逆バ
イアスされることによつて阻止している。また、
テレビジヨン受像機26a,26bの一方で垂直
偏波の衛星放送を受信し、他方で水平偏波の衛星
放送を受信することもできる。このように両方の
受像機で異なる偏波の衛星放送を受像していると
き、ピンダイオード56a,56b,60a,6
0bがダミー抵抗器として作動していることが特
に有効である。
上記の実施例では、二台のテレビジヨン受像機
のどちらでもで垂直及び水平偏波の衛星放送を受
像できるようにするために、高周波信号切換装置
18は、信号切換スイツチ、電源切換スイツチ、
二分配器をそれぞれ2組設けたが、1台のテレビ
ジヨン受像機で垂直及び水平偏波の衛星放送を受
像する場合には、信号切換スイツチ、電源切換ス
イツチを1組だけ設け、二分配器を除去すればよ
い。また、上記の実施例では、垂直及び水平偏波
の衛星放送を受像したが、周波数変換部22a,
22bの構成を変更すれば、右旋円偏波及び左旋
円偏波を受像することも、或いは異なる周波数
帯、例えば4GHz帯と12GHz帯の衛星放送を受像
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による高周波信号切換装置の
1実施例を用いた衛星放送受信装置のブロツク
図、第2図は同実施例の回路図、第3図は従来の
高周波信号切換装置を用いた衛星放送受信装置の
ブロツク図である。 28a,28b……制御端子、30a,30b
……入力端子、32a,32b……出力端子、3
6a,36b……信号切換スイツチ、38a,3
8b……電源切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1及び第2の入力端子と、第1及び第2の
    出力端子と、第1の入力端子に供給された高周
    波信号を2分配する第1の二分配器と、第2の
    入力端子に供給された高周波信号を2分配する
    第2の二分配器と、第1の状態の第1制御信号
    が供給されたとき第1の二分配器の一方の分配
    出力を第1の出力端子に供給し第2の状態の第
    1制御信号が供給されたとき第2の二分配器の
    一方の分配出力を第1の出力端子に供給する状
    態にPINダイオードを用いて構成した第1の信
    号切換スイツチと、第1の状態の第2制御信号
    が供給されたとき第1の二分配器の他方の分配
    出力を第2の出力端子に供給し第2の状態の第
    2制御信号が供給されたとき第2の二分配器の
    他方の分配出力を第2の出力端子に供給する状
    態にPINダイオードを用いて構成した第2の信
    号切換スイツチと、第1の状態の上記第1制御
    信号が供給されたとき第1の出力端子に供給さ
    れている直流電源を第1の入力端子に供給し第
    2の状態の上記第1制御信号が供給されたとき
    第1の出力端子に供給されている上記直流電源
    を第2の入力端子に供給する第1の電源切換ス
    イツチと、第2の状態の上記第2制御信号が供
    給されたとき第2の出力端子に供給されている
    直流電源を第1の入力端子に供給し第2の状態
    の上記第2制御信号が供給されたとき第2の出
    力端子に供給されている上記直流電源を第2の
    入力端子に供給する第2の電源切換スイツチ
    と、を具備する高周波信号切換装置。 (2) 上記第1及び第2の電源切換スイツチをリレ
    ー回路を用いて構成したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の高周波信号切
    換装置。 (3) 上記第1及び第2の制御信号の第1の状態と
    第2の状態とでは信号の極性を異ならせたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の高周波信号切換装置。
JP1986019822U 1986-02-13 1986-02-13 Expired JPH0450669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986019822U JPH0450669Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986019822U JPH0450669Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62133484U JPS62133484U (ja) 1987-08-22
JPH0450669Y2 true JPH0450669Y2 (ja) 1992-11-30

Family

ID=30814759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986019822U Expired JPH0450669Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0450669Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2778294B2 (ja) * 1991-07-04 1998-07-23 ソニー株式会社 衛星放送受信システム及び切換分配器
JP2778293B2 (ja) * 1991-07-04 1998-07-23 ソニー株式会社 衛星放送受信システム及び切換分配器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62133484U (ja) 1987-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4509198A (en) Satellite broadcast signal receiving system
US7609127B2 (en) Electronically controllable RF switch
JPH0450669Y2 (ja)
JP3824369B2 (ja) 衛星受信システム及び電源装置
EP0936763A3 (de) Schalteinrichtung für den Satellitenempfang
JPS61247131A (ja) ブ−スタ−
JPH036039Y2 (ja)
JP3415526B2 (ja) 衛星受信システム並びにそのシステムで使用するブースタ装置と電源装置
JP2572990B2 (ja) 衛星放送受信装置
KR20060002869A (ko) 전자적으로 제어 가능한 rf 스위치
JPS58994Y2 (ja) アンテナ切換装置
JP2501370B2 (ja) テレビジョン受信機
JPH0110029Y2 (ja)
JPH0625071Y2 (ja) 空中線切替装置
JPS6230340Y2 (ja)
KR910001517B1 (ko) Tv 수상기용 음성다중 신호 선택 장치
JP3033228B2 (ja) 受信局
JPS63306719A (ja) テレビ放送受信システム
JPS6230341Y2 (ja)
JP2513114B2 (ja) 衛星通信受信機
JPH118806A (ja) 高周波信号切換器及び衛星信号受信システム
JPH09107304A (ja) 高周波信号受信装置
JPS59128834A (ja) 周波数帯切換装置
JPS63124628A (ja) 受信装置
JPH11355167A (ja) 信号切換回路