JPH09107304A - 高周波信号受信装置 - Google Patents

高周波信号受信装置

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JPH09107304A
JPH09107304A JP7265181A JP26518195A JPH09107304A JP H09107304 A JPH09107304 A JP H09107304A JP 7265181 A JP7265181 A JP 7265181A JP 26518195 A JP26518195 A JP 26518195A JP H09107304 A JPH09107304 A JP H09107304A
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gain control
gain
voltage
demodulator
frequency signal
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Akira Mishima
昭 三島
Hiroshi Honda
寛 本田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージ選択度特性を劣化させることなく地
上放送・CATVの受信ができる高周波信号受信装置。 【解決手段】 復調器16から出力される利得制御電圧
と特定の固定電圧Eのどちらかを利得制御端子12ある
いは利得制御端子14へ選択的に供給するスイッチ19
を設けAGC回路13とシングルチューナ15それぞれ
の利得制御電圧の極性を同一極性とするとともに固定電
圧Eを利得制御電圧の利得最大となる電圧に略等しくし
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上放送受信およ
びCATV受信、双方に用いられる高周波信号受信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波信号受信装置につい
て説明する。
【0003】従来の高周波信号受信装置を図6に示す。
図6において、従来の地上放送/CATV双方を受信す
る高周波信号受信装置は、高周波信号が入力される入力
端子1と、この入力端子1に接続されたシングルチュー
ナ2と、このシングルチューナ2の中間周波数信号出力
が接続された復調器3と、この復調器3の復調信号が出
力される出力端子4とを備えており、前記復調器3から
出力される利得制御電圧が直接シングルチューナ2の利
得制御電圧入力端子5に接続されていた。
【0004】ここでシングルチューナ2はシングルスー
パヘテロダインのチューナが用いられており、このシン
グルチューナ2の同調回路は局発の制御電圧にてトラッ
キングされる構成であり、この同調回路に接続されると
ともにシングルチューナ2内に設けられた利得制御用高
周波信号増幅器に利得制御電圧入力端子5から利得制御
電圧を印加する構成であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、シングルチューナ2に加えられる
復調器3からの利得制御電圧でシングルチューナ2の利
得を減少させる場合にはイメージ選択度特性が劣化する
ことになる。
【0006】これはシングルチューナ2の調整は利得最
大時にイメージ選択度特性最良となるように調整されて
おり、シングルチューナ2に用いられている高周波増幅
器を構成する電界効果トランジスタ(以下MOSFET
という)は、第2の利得制御端子5が前記MOSFET
の第2ゲートに接続されていて、復調器3からの利得制
御電圧により前記MOSFETの相互コンダクタンス
(以下gmという)が変化して利得が変化するようにな
っている。そしてgmの変化につれて前記MOSFET
のもつ入出力容量が変化するために利得最大でイメージ
選択度特性最良とした調整が、入出力容量の変化により
同調周波数がずれてイメージ選択度特性最良とはならな
い。このことは、特にCATV受信時にはイメージ周波
数に信号が存在するので、受信信号復調出力に妨害を与
えるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、地上放送受信/CATV受信時双方のイメージ選
択度特性を劣化させることなく受信できる高周波信号受
信装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波信号受信装置は、高周波信号が入力さ
れる入力端子と、この入力端子に接続されるとともに第
1の利得制御端子を有するAGC回路と、このAGC回
路の出力が接続されるとともに第2の利得制御端子を有
するシングルチューナと、このシングルチューナの出力
が接続された復調器と、この復調器の出力が接続された
出力端子と、前記復調器から出力される利得制御電圧と
特定の固定電圧のどちらかを前記第1の利得制御端子あ
るいは前記第2の利得制御端子へ選択的に供給するスイ
ッチを有し、前記AGC回路と前記シングルチューナそ
れぞれの利得制御電圧の極性を同一極性とするとともに
前記固定電圧を前記利得制御電圧の利得最大となる電圧
に略等しくした構成とし、イメージ選択度特性を劣化さ
せることなく受信できるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この構成により、地上放送受信に
おいてはシングルチューナの利得は復調器からの利得制
御電圧で制御されるとともにAGC回路には利得最大と
なる利得制御電圧を加えることができる。またCATV
受信においてはスイッチの切り替えにより、シングルチ
ューナの利得を利得最大電圧で固定するとともに復調器
から出力される利得制御電圧でAGC回路の利得を制御
できるようになっている。
【0010】従ってCATV受信においてもシングルチ
ューナは、利得最大に固定されているのでシングルチュ
ーナの利得制御用高周波信号増幅器の入出力容量が変化
することはなくイメージ選択度特性が劣化することはな
い。
【0011】(実施の形態1)以下本発明の一実施の形
態について、図面を用いて説明する。図1において、本
発明の高周波信号受信装置は、高周波信号が入力される
入力端子11と、この入力端子11に接続された第1の
利得制御端子12を有したAGC回路13と、このAG
C回路13に接続された第2の利得制御端子14を有し
たシングルチューナ15と、このシングルチューナ15
の中間周波数信号出力が接続された復調器16と、この
復調器16の復調信号が出力される出力端子17とを備
え、前記復調器16から出力される利得制御電圧を前記
第1の利得制御端子12あるいは前記第2の利得制御端
子14のいずれか一方のみに選択的に接続され制御端子
18を有したスイッチ19とを有した構成となってい
る。そして、前記AGC回路13と前記シングルチュー
ナ15の利得制御電圧の極性を同一極性とするとともに
利得最大となる電圧を略同じにしている。そして前記第
1の利得制御端子12あるいは第2の利得制御端子14
へ復調器16の利得制御電圧と選択的に入力される端子
20は前記シングルチューナ15および前記AGC回路
13が利得最大となる固定の電圧Eが印加されるように
なっている。
【0012】以上のように構成された高周波信号受信装
置について、以下その動作を説明する。
【0013】図1において、入力端子11から入力され
た高周波信号はAGC回路13を通った後シングルチュ
ーナ15で選局されて復調器16で復調される。そして
この復調出力は出力端子17から出力される。
【0014】ここで、地上波受信においてはスイッチ1
9をA側にすることによりシングルチューナ15には復
調器16から出力される利得制御電圧が供給される。ま
た、AGC回路13には、AGC回路13の利得を最大
とする固定電圧Eが加えられる。次にCATV受信にお
いてはスイッチ19をB側に切り替えることによりシン
グルチューナ15には、このシングルチューナ15の利
得を最大にする固定電圧Eが加えられるとともにAGC
回路13の利得は復調器16から出力される利得制御電
圧で制御される。
【0015】図2はシングルチューナ15の選択度特性
を示したもので、利得最大時のイメージ選択度特性曲線
21、利得減少時のイメージ選択度特性曲線22を示し
ている。このように、シングルチューナ15は第2の利
得制御端子14に印加される電圧によりイメージ選択度
特性が変化するのである。特に利得最大時Cにはイメー
ジ選択度特性が本実施の形態では65dB以上確保でき
ているが、20dB利得を減少させた場合Dでは55d
B以上しか確保できない。
【0016】これはシングルチューナ15の調整は利得
最大時にイメージ選択度特性が最良となるように調整さ
れており、シングルチューナ15に接続されている第2
の利得制御端子14に加える電圧によりイメージ選択度
特性が変化するようになっている。
【0017】そこでAGC回路13にピンダイオードを
用いてCATV受信時には、制御端子18でスイッチ1
9aをB側に切り替えてシングルチューナ15の利得を
最大に固定しイメージ特性を確保しておいて、シングル
チューナ15の過大入力には、適正な入力がシングルチ
ューナ15に入力されるよう復調器16からの利得制御
電圧がAGC回路13に印加されるようにスイッチ19
bをB側に切り替えてAGC回路13を動作させてい
る。
【0018】この場合利得制御の極性を、AGC回路1
3とシングルチューナ15とで合わせておき、さらにス
イッチ19の端子20に印加する利得最大となる電圧を
AGC回路13とシングルチューナ15において同じ
(本実施の形態では7.5V)にしておくことにより、
単に制御端子18からのスイッチ19の切り替えだけ
で、CATVにおける高周波入力信号に対して安定に動
作することになる。
【0019】(実施の形態2)次に第2の実施の形態を
図3に示す。図3において、第3の利得制御端子23を
有した可変利得中間周波数増幅器24をシングルチュー
ナ15と復調器16の間に挿入し、第3の利得制御端子
23にて前記増幅器24の利得を制御できるようにした
ものである。
【0020】上記のような構成の高周波信号受信装置に
ついて以下にその動作を説明する。CATV受信時には
空中電波を受信する場合と異なって多波信号による歪み
が発生する特定のバンドが存在する。この歪は米国での
6チャンネル(映像搬送波周波数:83.25MHz)
付近で特に発生しやすいので、このバンドを受信する場
合には、第3の利得制御端子23により前記増幅器24
の利得を約3dBほど高くすることで入力端子11に入
力される高周波信号のAGC開始電圧が3dBほど早く
なる。このためにシングルチューナ15にて発生する多
波信号による歪みが良化するのである。このようにAG
C開始電圧を特定のバンドで早くするために制御端子2
3でシングルチューナ15に入力される電圧を結果的に
低く押さえることができる。それゆえに、シングルチュ
ーナ15で発生する歪みを低く押さえることができるの
である。
【0021】(実施の形態3)第3の実施の形態を図4
に示す。図4において、短絡線路25と固定減衰器26
を並列に配置し、この短絡線路25と固定減衰器26の
両端をそれぞれスイッチ27にて接続することで、前記
特定のバンド受信時には短絡線路25にシングルチュー
ナ15と復調器16とを接続し、それ以外のバンドで
は、固定減衰器26(本実施の形態ではdB)にてシン
グルチューナ15と復調器16を接続することにより、
AGC開始電圧を特定のバンドで早くすることができ
る。従ってシングルチューナ15で発生する歪みが低く
押さえられるのである。
【0022】(実施の形態4)第4の実施の形態の詳細
を図5に示す。図5において、ダイオード29(29
a,29b,29c,29d)がスイッチ機能を果た
し、制御端子28aに12Vを印加し制御端子28bに
0Vを印加すると、ダイオード29aおよびダイオード
29cがオンして、ダイオード29bおよびダイオード
29dがオフするので短絡線路25が導通し、固定減衰
器26が非導通になるのでAGC開始電圧を特定のバン
ドで早くすることができる。次に制御端子28aに0V
を印加し、制御端子28bに12Vを印加すると、ダイ
オード29aおよびダイオード29cがオフして、ダイ
オード29bおよびダイオード29dがオンするので短
絡線路25が非導通となり、固定減衰器26が導通にな
るので特定のバンド以外の受信が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波信号受信装
置は、AGC回路とシングルチューナそれぞれの利得制
御電圧の極性を同一極性とするとともに固定電圧を前記
利得制御電圧の利得最大となる電圧に略等しくすること
により地上放送受信においてはシングルチューナの利得
は復調器からの利得制御電圧で制御されるとともにAG
C回路には利得最大となる利得制御電圧を加えることが
できる。またCATV受信においてはスイッチの切り替
えにより、シングルチューナの利得を利得最大電圧で固
定するとともに復調器から出力される利得制御電圧でA
GC回路の利得を制御できるようになっている。
【0024】従ってCATV受信においてもシングルチ
ューナは、利得最大に固定されているのでシングルチュ
ーナの利得制御用高周波信号増幅器の入出力容量が変化
することはなくイメージ選択度特性が劣化することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における高周波信号受信
装置のブロック図
【図2】同イメージ選択度を示す特性図
【図3】同第2の実施の形態における高周波信号受信装
置のブロック図
【図4】同第3の実施の形態における高周波信号受信装
置のブロック図
【図5】同第4の実施の形態における高周波信号受信装
置を示す回路図
【図6】従来の高周波信号受信装置のブロック図
【符号の説明】
11 入力端子 12 第1の利得制御端子 13 AGC回路 14 第2の利得制御端子 15 シングルチューナ 16 復調器 17 出力端子 18 制御端子 19 スイッチ E 固定電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号が入力される入力端子と、こ
    の入力端子に接続されるとともに第1の利得制御端子を
    有するAGC回路と、このAGC回路の出力が接続され
    るとともに第2の利得制御端子を有するシングルスーパ
    ヘテロダインチューナ(以下シングルチューナという)
    と、このシングルチューナの出力が接続された復調器
    と、この復調器の出力が接続された出力端子と、前記復
    調器から出力される利得制御電圧と特定の固定電圧のど
    ちらかを前記第1の利得制御端子あるいは前記第2の利
    得制御端子へ選択的に供給するスイッチを有し、前記A
    GC回路と前記シングルチューナそれぞれの利得制御電
    圧の極性を同一極性とするとともに前記固定電圧を前記
    利得制御電圧の利得最大となる電圧に略等しくした高周
    波信号受信装置。
  2. 【請求項2】 シングルチューナと復調器との間に第3
    の利得制御端子を有する可変利得中間周波数増幅器を設
    け、特定チャンネル受信時に前記可変利得中間周波数増
    幅器の利得を高くする請求項1記載の高周波信号受信装
    置。
  3. 【請求項3】 シングルチューナと復調器との間に並列
    に設けられた短絡線路及び固定減衰器と、この短絡線路
    と固定減衰器のどちらかを選択するスイッチとを設け、
    特定チャンネル受信時には前記短絡線路を選択する請求
    項1記載の高周波信号受信装置。
  4. 【請求項4】 短絡線路と固定減衰器とのスイッチ切り
    替えは、ダイオードを用いて切り替える請求項3記載の
    高周波信号受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0961492A3 (en) * 1998-05-28 2001-09-19 Alps Electric Co., Ltd. Automatic gain control circuit
WO2005053171A1 (ja) * 2003-11-26 2005-06-09 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 自動利得制御装置

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US7561863B2 (en) 2003-11-26 2009-07-14 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Automatic gain control device

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