JP2513066B2 - 焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器 - Google Patents

焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子レンジ加熱時に合成樹脂製の容器の開
口部付近に発生する内容物の焦げ付きを防止した電子レ
ンジ加熱用容器に関する。
[従来の技術] 近年電子レンジの普及とインスタント食品の普及によ
り、飲食品等の内容物を収容した容器を電子レンジで加
熱することは広く行われている。
[発明が解決しようとする課題] 従来飲食品等の内容物を収容した合成樹脂製の容器を
電子レンジで加熱すると容器の開口部付近に沸騰して飛
び散った内容物が焦げ付き見苦しいだけでなくこの部分
が強く加熱されるため、容器の変型が発生する問題があ
った。容器に蓋を被せると容器のフランジ部と蓋の間に
内容物が侵入して焦げ付き不潔感が一層大きくなる傾向
がある。
この様な問題の解決が強く望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 「1. 合成樹脂製の容器胴部の開口部と収容した内容物
の表面との間に金属薄膜または該薄膜とプラスチックフ
イルムとのラミネート物あるいは導電性塗料で形成した
導電塗膜からなる表面電気抵抗率5Ω/平方以下の容器
周方向に連続した幅4mm以上の帯状のマイクロ波反射層
を該層の上端部と容器開口部との間隙を3mm以下とし容
器に収容した内容物の表面との間の間隙距離を3mm以下
として配設して成る、容器の開口部付近における内容物
の焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器。
2. マイクロ波反射層の下端が容器に収容した内容物の
表面から20mm以内に配置された、請求項1に記載された
焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器。
3. マイクロ波反射層を容器胴部の外周面及び/または
内周面に配設した、請求項1または2に記載された焦げ
付きを防止した電子レンジ加熱用容器。」に関する。
[作 用] 本発明者はこの様な容器の開口部付近に発生する内容
物の焦げ付きを防ぐため種々の研究を行った。
本発明者の研究によると飲食品等の内容物を収容した
合成樹脂製の容器を電子レンジで加熱した時に発生する
容器の開口部付近への内容物の飛び散りは主として内容
物の容器との界面部の沸騰、特に内容物の表面部近傍の
容器との界面部の沸騰により生ずる事が明らかになっ
た。
即ち、電子レンジで加熱した時一般に、内容物の中央
から加熱されるのでなく、内容物の縁から加熱される。
その結果、容器との界面部が沸騰し始めたとき容器中心
部の内容物は未だ冷たい場合が多い。
したがって、界面部の沸騰を抑さえないと容器中心部
や底部の内容物との温度差が余りにも大きくなる問題も
ある。
そして、この様な容器の開口部付近への内容物の飛び
散りを防止するには内容物の容器界面部、特に内容物の
表面部近傍の容器との界面部のにおける沸騰を抑制する
ことが必要であることが解明された。
本発明者は容器の開口部近傍の形状を種々に変形して
みたが、単に開口部近傍の形状を変えただけでは内容物
の開口部付近への飛び散りは防止できなかった。
そこで、本発明者は容器の開口部近傍に侵入するマイ
クロ波の量を調整することを検討した。容器の開口部近
傍の加熱速度を減ずるためこの部分におけるマイクロ波
の侵入を少なくするため反射層を設けることを研究し
た。そして容器の開口部近傍の種々の箇所にマイクロ波
の量を調整するマイクロ波反射層を配置したが反射層は
容器の胴部に配設しないと効果がないことがわかった。
しかも容器の開口部と収容した内容物の表面との間の
胴部に配設することが必要であり、容器の開口部の上方
部では効果がない。例えば容器の開口部のフランジの表
面に配設しても、また蓋に配置しても飛び散りは全く防
止できなかった。
このように沸騰による飛び散りは特異な現象であっ
て、本発明者はさらに容器の開口部のフランジの外周に
設けた垂れ壁にマイクロ波反射層をその下端と容器に収
容した内容物の表面との間の間隙がないように配設しみ
たがやはり、飛び散りは防止できなかった。
この様な知見からどうしても直接容器の胴部に配設し
ないと効果がない事が実験的に確かめられた。
さらに、マイクロ波反射層の下端と容器に収容した内
容物の表面との間の間隙距離が3mm以下でないと沸騰に
よる飛び散りは発生するし、またこの部分の焦げ付きが
非常に酷い。
また、マイクロ波反射層の上端と容器の開口部との間
の間隙距離も3mm以下でなくてはならない。さもない
と、この部分に飛び散りが多く発生し、焦げ付きが非常
に酷くなる。一方、マイクロ波反射層の下端は必要に応
じて容器に収容した内容物の表面から20mm以内にまで延
長して配置することができる。しかしながら余りに深く
まで配置すると加熱効果が悪くなる。
マイクロ波反射層は容器の外周に配置してもよく、内
周に配置することもできるが、外周に配置した場合は加
熱時にマイクロ波反射層が他の金属部に接触しないよう
に注意する必要がある。接触すると放電を起こすからで
ある。内周に配置した場合はこの様な危険はない。
次にマイクロ波反射層の形状であるが容器の胴部に連
続した帯状の層で配設することが最適である。不連続部
分があるとこの部分に飛び散りが多く発生し、焦げ付き
が非常に大きい。これは本発明者の研究によると、不連
続部分の界面において加熱が急速に進行し、付近との温
度差が非常に大きくなり、突沸的に沸騰する現象がみら
れた。
マイクロ波反射層の材質は毒性がなく、表面電気抵抗
率が5Ω/平方以下望ましくは1Ω/平方以下が必要で
ある。マイクロ波反射層の表面電気抵抗率が5Ω/平方
より大きい場合は、その反射層はマイクロ波により発熱
し逆に加熱層となり容器壁部近傍の沸騰を助長し、界面
の沸騰を防ぐマイクロ波反射層として機能しない。また
マイクロ波反射層の幅は4mm以上、望ましくは6mm以上が
必要である。マイクロ波反射層の幅が4mmより小さい場
合、加熱層となり発熱し、マイクロ波反射層としての作
用を失うためである。
マイクロ波反射層としては例えばアルミホイルや錫
箔、鉄箔のような金属薄膜やこれらの箔膜とプラスチッ
クスフイルムとのラミネートフイルムなども使用でき
る。この様なフイルムに接触剤層を配設したものは巻き
付けるだけでよく使用しやすい利点がある。また、プラ
スチックスフイルムとして熱収縮性フイルムを使用する
と、容器胴部に装着して熱収縮させるだけで配設できる
利点がある。このほか導電性塗料で形成した導電塗膜も
好適である。
本発明で使用される導電塗料は銀粉末等の導電性粉末
を合成樹脂バインダと混合した、コンデンサや抵抗に使
用される導電塗料であって、表面抵抗値が5Ω/平方の
導電塗膜を形成する塗料が用いられる。
容器に収納する内容物にによる焦げ着きの差について
検討したところ、ミートソース、カレー、シチュウ、コ
ーンスープ等粘度の高いものに焦げ着きが多くまた、食
塩の入った物が焦げ着く傾向がみられた。
次に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
[実施例] 第1図は、本発明の電子レンジ加熱用容器の1例を示
す。1は合成樹脂製の容器であり、その胴部内面の開口
部と収容した内容物4の表面との間に幅4mm以上のマイ
クロ波反射層2が配設されている。マイクロ波反射層上
端と開口の間隙距離が3mm以下であり、下端と内容物の
表面との間隙距離が3mm以下であることが理解される。
3は蓋で容器の開口部のフランジ5に嵌合し被蓋する。
6は蓋に設けた蒸気抜き孔で加熱時に発生する蒸気を外
部に放出する。
第2図は、本発明の電子レンジ加熱用容器の他の例を
示す。1は合成樹脂製の容器であり、その胴部外面の開
口部と収容した内容物4の表面との間に幅4mm以上のマ
イクロ波反射層2が配設されている。マイクロ波反射層
上端と開口の間隙距離が3mm以下であり、下端と内容物
の表面との間隙距離が3mm以下であることが理解され
る。3は蓋で容器の開口部のフランジ5に嵌合し被蓋す
る。6は蓋に設けた蒸気抜き孔で加熱時に発生する蒸気
を外部に放出する。
第3図は、本発明の電子レンジ加熱用容器の別の例を
示す。1は合成樹脂製の容器であり、その胴部の開口部
の内面に幅4mm以上のマイクロ波反射層2が配設されて
いる。マイクロ波反射層2の上端と開口の間隙距離が3m
m以下であり、下端は内容物の表面から10mm下まで入っ
ていることが理解される。このようにマイクロ波反射層
を内容物の表面から下方まで入れる場合は20mm以下にす
る必要がある。20mm以上もの深さで挿入すると加熱効果
が悪化する。3は蓋で容器の開口部のフランジ5に嵌合
し被蓋する。6は蓋に設けた蒸気抜き孔で加熱時に発生
する蒸気を外部に放出する。
第4図は、本発明の電子レンジ加熱用容器の他の例を
示す。1は合成樹脂製の容器であり、その胴部開口部の
内外両面と収容した内容物4の表面との間に幅4mm以上
のマイクロ波反射層2が配設されている。マイクロ波反
射層上端と開口の間隙距離が3mm以下であり、下端が内
容物の表面から5mm内部に入っていることが理解され
る。このようにマイクロ波反射層を胴部開口部の内外両
面に配設することもできる。3は蓋で容器の開口部のフ
ランジ5に嵌合し被蓋する。6は蓋に設けた蒸気抜き孔
で加熱時に発生する蒸気を外部に放出する。
実施例1 PET樹脂で形成した底径60mm、高さ80mmの開口部にフ
ランジを設けたコップ状容器に加工調理したカレーを容
器の内容積の80%になるまで入れ、アミル箔の表面電気
抵抗率は5Ω/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ
箔膜とPETフイルムとの帯状のラミネートフイルムをそ
の下端が容器の開口部からカレーの表面の下5mmの位置
まで連続層を形成するように配設し、フランジに嵌合さ
せて蓋をし市販の電子レンジ(シャープ株式会社製・RE
−1022、400W)で熱処理した。内容物の飛び散りはな
く、容器の開口部近傍にも、蓋とフランジの間にも焦げ
付きは全く見られなかった。
実施例2 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気抵抗率は5Ω
/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ箔膜とPETフイ
ルムとの帯状のラミネートフイルムをその下端が容器の
開口部からミートソースの表面の上3mmの位置まで連続
層を形成するように配設し、フランジに嵌合させて蓋を
し市販の電子レンジ(シャープ株式会社製・RE−121、5
00W)で熱処理した。内容物の飛び散りはなく、容器の
開口部近傍にも、蓋とフランジの間にも焦げ付きは全く
見られなかった。
実施例3 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気抵抗率は5Ω
/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ箔膜とPETフイ
ルムとの帯状のラミネートフイルムを上端が容器の開口
から2mm下の位置からその下端が容器の開口部からミー
トソースの表面の上3mmの位置まで連続層を形成するよ
うに配設し、フランジに嵌合させて蓋をし市販の電子レ
ンジ(シャープ株式会社製・RE−121、500W)で熱処理
した。内容物の飛び散りはなく、容器の開口部近傍に
も、蓋とフランジの間にも焦げ付きは全く見られなかっ
た。
比較例1 PET樹脂で形成した底径60mm、高さ80mmの開口部にフ
ランジを設けたコップ状容器に加工調理したカレーを容
器の内容積の80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気
抵抗率は5Ω/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ
箔膜とPETフイルムとのラミネートフイルムをその下端
が容器の開口部からカレーの表面の下5mmの位置まで配
設し、容器の周方向に幅5mmの不連続部分を設けた。フ
ランジに嵌合させて蓋をし市販の電子レンジ(シャープ
株式会社製・RE−1022、400W)で熱処理した。容器の開
口部近傍にも、蓋とフランジの間にも焦げ付きは全く見
られなかったが、マイクロ波反射層の不連続部分に内容
物の飛び散りがみられこの部分に酷い焦げ付きが発生し
た。
比較例2 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気抵抗率は5Ω
/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ箔膜とPETフイ
ルムとの帯状のラミネートフイルムをその下端が容器の
開口部からミートソースの表面の上6mmの位置まで連続
層を形成するように配設し、フランジに嵌合させて蓋を
し市販の電子レンジ(シャープ株式会社製・RE−121、5
00W)で熱処理した。マイクロ波反射層の下端と内容物
の表面との間隙に内容物の飛び散りがみられこの部分に
酷い焦げ付きが発生し容器の変型も生じた。
比較例3 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気抵抗率は5Ω
/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ箔膜とPETフイ
ルムとの帯状のラミネートフイルムを上端が容器の開口
から5mm下の位置からその下端が容器の開口部からミー
トソースの表面の上3mmの位置まで連続層を形成するよ
うに配設し、フランジに嵌合させて蓋をし市販の電子レ
ンジ(シャープ株式会社製・RE−121、500W)で熱処理
した。マイクロ波反射層の上端と容器の開口との間隙に
内容物の飛び散りがみられこの部分に酷い焦げ付きが発
生した。
実施例4〜6および比較例4〜7 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、PETフイルムに導電粉末を配合し
た導電性塗料を塗布し、マイクロ波反射層を形成し、そ
の下端が容器の開口部からミートソースの表面下5mmの
位置まで連続層を形成するように配設し、フランジに嵌
合させて蓋をし市販の電子レンジ(シャープ株式会社製
・RE−1022、400W)で熱処理した。マイクロ波反射層の
表面電気抵抗率と電子レンジ加熱処理の結果を表1に示
す。
実施例7〜8および比較例8〜11 ポリプロピレンで形成した口径63mm、底径53mm、高さ
87mmの開口部にフランジを設けたコップ状容器にミート
ソース(固形分:牛肉、人参、玉葱)を容器の内容積の
80%になるまで入れ、アルミ箔の表面電気抵抗率は5Ω
/平方以下であり、幅は5mm以上のアルミ箔膜とPETフイ
ルムとの帯状のラミネートフイルムを種々の幅に切断し
たラミネートフイルムをマイクロ波反射層として用い、
その下端が容器の開口部からミートソースの表面の位置
なるように連続層を形成して配設し、フランジに嵌合さ
せて蓋をし市販の電子レンジ(シャープ株式会社製・RE
−1022、400W)で熱処理した。マイクロ波反射層の幅と
電子レンジ加熱処理の結果を表2に示す。
[効 果] このように本発明によれば従来電子レンジの加熱に際
して発生した内容物の焦げ付きや容器の変型が防止され
る優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例の容器の正面断面図で
ある。 1……容器 2……マイクロ波反射層 3……蓋 4……内容物 5……フランジ 6……蒸気抜き孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の容器胴部の開口部と収容した
    内容物の表面との間に金属薄膜または該薄膜とプラスチ
    ックフイルムとのラミネート物あるいは導電性塗料で形
    成した導電塗膜からなる表面電気抵抗率5Ω/平方以下
    の容器周方向に連続した幅4mm以上の帯状のマイクロ波
    反射層を該層の上端部と容器開口部との間隙を3mm以下
    とし容器に収容した内容物の表面との間の間隙距離を3m
    m以下として配設して成る、容器の開口部付近における
    内容物の焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器。
  2. 【請求項2】マイクロ波反射層の下端が容器に収容した
    内容物の表面から20mm以内に配置された、請求項1に記
    載された焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器。
  3. 【請求項3】マイクロ波反射層を容器胴部の外周面及び
    /または内周面に配設した、請求項1または2に記載さ
    れた焦げ付きを防止した電子レンジ加熱用容器。
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