JP2513025Y2 - 車両用シ―トにおける操作部材挿通孔の構造 - Google Patents

車両用シ―トにおける操作部材挿通孔の構造

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JP2513025Y2 JP1990090752U JP9075290U JP2513025Y2 JP 2513025 Y2 JP2513025 Y2 JP 2513025Y2 JP 1990090752 U JP1990090752 U JP 1990090752U JP 9075290 U JP9075290 U JP 9075290U JP 2513025 Y2 JP2513025 Y2 JP 2513025Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シート(座席)などの前倒用操作ノ
ブなどの操作部材を有する車両用シート、詳しくは、フ
レームに固定したブラケットに窓孔を設け、この窓孔に
対応する発泡体製パット及び表皮に夫々通孔を開孔し、
該両通孔から前記窓孔に渉って操作部材挿通用のガーニ
ッシュを固定してなる車両用シートにおける操作部材挿
通孔の構造に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用シートには、例えば、第7図に示すよ
うに、シートバック(背凭部)(SB)の前倒装置をシー
トバック(SB)内に内蔵し、この前倒装置のロック解除
用操作ノブ(5)をシートバック(SB)の頂部に配設し
ているものがある。
これは、操作ノブ(5)の操作により、前倒装置のロ
ックが解除され、起立状態のシートバック(SB)が第7
図において左側に示すシートバック(SB′)の如くシー
トクッション(SC)上に倒伏する構造である。
以上の操作ノブ(5)などの操作部材を装着する部分
のシートバック(SB)の頂部の構造は第8図乃至第10図
に示すように構成されている。
即ち、パイプ製フレーム(1)に固定したブラケット
(1)に、横長の長方形窓孔(11)を開孔し、この窓孔
(11)に位置する発泡体製クッション体(3)に窓孔
(11)と同一形状の通孔(31)を設け、クッション体
(3)を被覆する袋状の表皮(2)にスリット(24)を
設け、この表皮(2)のスリット(24)よりガーニッシ
ュ(4)を前記クッション体(3)の通孔、ブラケット
(1)の窓孔(11)に挿込み、ガーニッシュ(4)の下
端に設けた掛止部(41)を窓孔(11)内側周縁に係止す
ることにより、ガーニッシュ(4)を固定している。こ
のガーニッシュ(4)に操作ノブ(5)が装着され、操
作ノブ(5)にはロック解除機構の連結ロッド(51)が
連結されている。
(考案が解決しようとする課題) 以上のガーニッシュ(4)の頭部で表皮(2)のスリ
ット(24)によって開孔した通孔の周辺部(2a)を挟持
することにより、表皮(2)の周辺部(2a)のめくり上
がりの防止を図っている。この表皮(2)の周辺部(2
a)を挟持部(2a)とする。
なお、表皮(2)は、その表面を構成する表面層物
(21)と、発泡体製ワディングから中間層物(22)と、
ワディングカバーからなる裏面層物(23)の三層からな
る積層体であり、前記クッション体(3)を上部より被
覆するように袋状に縫製されている。
ところで、以上の袋状の表皮(2)が皺が生じないよ
うに、或いは、クッション体(3)の表面に密接するよ
うに、あらかじめクッション体(3)の外形形状と同一
若しくはそれ以下の大きさに形成されている。
従って、クッション体(3)を表皮(2)で被覆した
際には、表示(2)全体に張力が生じる。そのため、第
10図仮想線に示すように、ガーニッシュ(4)の頭部で
挟持されている表皮(2)の挟持部(2a)が、前記張力
によって引張られ、ガーニッシュ(4)の頭部から外部
にはみ出してめくり上がり、シートにおける操作ノブ
(5)周囲の外観品質が損なわれる不具合があった。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案に係る車両用シー
トにおける操作部材挿通孔の構造は、前記従来品におけ
るブラケットの窓孔にその四隅に内方に突出する係止部
に設け、前記表皮にブラケットの窓孔と同形状の通孔を
開孔し、この通孔における前後孔縁に両端部が前記止部
に係止する合成樹脂製芯材を一体に設け、該芯材の両端
を窓孔の係止部に係止することにより、表皮の通孔にお
ける孔縁をフレームに固定してなることを特徴とするも
のである。
(作用) 表皮の通孔周囲はガーニッシュに挟持されると共に、
合成樹脂製芯材によってフレームに固定されるので、表
皮の被覆に伴なう張力によって、ガーニッシュからはみ
出すことがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づい
て説明する。
図中第10図と同一符号は同一部材又は同効部材を示
し、その説明を省略する。
第1図はガーニッシュ(4)挿通用の通孔(27)を開
孔した部分の表皮(2)を示し、通孔(27)は第3図
A、Bに示すブラケット(1)の窓孔(11)と同一の形
状に切欠され、その通孔(27)の周辺部の前、後孔縁側
には、取付布(24)(24′)がミシンで一体に縫着さ
れ、その各取付布(24)(24′)の先端には合成樹脂製
芯材(26)(26′)付の係止片(25)(25′)が縫着さ
れている。
以上の芯材(26)(26′)は硬質合成樹脂で形成さ
れ、その全長は第3図Bに示す窓孔(11)の全長
(W1)に対して短く、窓孔(11)に設けた左右両係止
部(12)、(12)間の幅(W2)に対して長く形成し
て、窓孔(11)より挿入して両端部(26a)(26a)が係
止部(12)(12)の内面側に引掛け得るようにしてあ
る。
なお、係止の取付布(24)(24′)と係止布(25)
(25′)とは同一物で形成しても良く、係止布(25)
(25′)における芯材(26)(26′)の長さ方向の全長
は前記係止孔(11)における左、右両係止部(12)、
(12)間の幅(W2)以下にしてある。
第2図は表皮(2)に芯材(26)(26′)を縫着後、
各芯材(26)(26′)を通孔(27)より表皮(2)の裏
面方向に挿込んだ状態である。図中(2a)(2a)はガー
ニッシュ(4)によって挟持される表皮(2)の挟持部
を示す。
第3図A、Bはフレーム(F)に溶接して固定したブ
ラケット(1)を示し、このブラケット(1)には横長
の長方形状の窓孔(11)が開孔され、この窓孔(11)の
各隅部には内方に一体に係止部(12)(12)(12′)
(12′)が突出されている。図中(13)(13′)(14)
はブラケット(1)におけるガーニッシュ(4)の掛止
部(41)が係止する係止縁を示す。
第4図乃至第6図はガーニッシュ(4)を固定した状
態を示し、ブラケット(1)付のフレーム(F)にクッ
ション体(3)を被せて、このクッション体(3)を表
皮(2)で被覆した後、ブラケット(1)の窓孔(1
1)、クッション体(3)の通孔(31)、表皮(2)の
通孔(27)に、ガーニッシュ(4)を挿通して係止した
状態であり、表皮(2)に設けた芯材(26)(26′)は
ガーニッシュ(4)で固定する前に、ブラケット(1)
の窓孔(11)に挿込み、両端部(26a)(26a)(26
a′)(26a′)を検出部(12)(12)(12′)(12′)
に掛止させておく。
前記ガーニッシュ(4)はその掛止部(41)がブラケ
ット(1)の係止縁(13)(13′)(14)に掛止され、
このガーニッシュ(4)のブラケット(1)に対する掛
止によって、カルボニル(4)はブラケット(1)に固
定されると共に表皮(2)の挟持部(2a)を挟持する。
(効果) 本考案は叙上の如くガーニッシュを挿通する表皮の通
孔における孔縁を芯材によってシート内部のフレームに
固定され、更に表皮における通孔の周辺部はガーニッシ
ュによって挟持されているため、表皮の被覆に伴なう通
孔の周辺部に加わる張力によって、通孔の周辺部がガー
ニッシュよりはみ出すことがない。そのため、シートに
おける操作ノブを設けた部分の外観品質が向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、第1図は
表皮に設けた通孔部分の斜視図、第2図は同平面図、第
3図Aはブラケットの斜視図、第3図Bは同平面図、第
4図は本案構造の横断面図、第5図は第4図におけるV
−V線断面図、第6図は第4図におけるVI-VI線断面
図、第7図は本案構造を採用する自動車用シートの斜視
図、第8図は従来品の分解斜視図、第9図は従来品の部
分斜視図、第10図は第9図におけるX−X線断面図であ
る。 図中(1)はブラケット、(2)は表皮、(3)はクッ
ション体、(4)はガーニッシュ、(11)はブラケット
の窓孔、(12)(12)(12′)(12′)は係止部、(26
a)(26a)(26a′)(26a′)は芯材を夫々示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに固定したブラケットに窓孔を設
    け、この窓孔に対応する発泡体製クッション体及び表皮
    に夫々通孔を開孔し、該両通孔から前記窓孔に渉って操
    作部材挿通用のガーニッシュを固定してなる車両用シー
    トにおいて、 前記ブラケットの窓孔にはその四隅に内方に突出する係
    止部を一体に設け、 前記表皮の通孔における前後孔縁には、両端部が前記係
    止部に係止する芯材を一体に設け、 該芯材の両端を窓孔の係止部に係止することにより、表
    皮の通孔における孔縁をフレームに固定してなることを
    特徴とする車両用シートにおける操作部材挿通孔の構
    造。
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