JP2513018Y2 - 自主検査用籾摺機の制御機構 - Google Patents

自主検査用籾摺機の制御機構

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JP2513018Y2
JP2513018Y2 JP8372690U JP8372690U JP2513018Y2 JP 2513018 Y2 JP2513018 Y2 JP 2513018Y2 JP 8372690 U JP8372690 U JP 8372690U JP 8372690 U JP8372690 U JP 8372690U JP 2513018 Y2 JP2513018 Y2 JP 2513018Y2
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博文 山本
厚雄 楠瀬
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はラインセンターやカントリーエレベーター等
の如く、大量の籾を乾燥貯蔵籾摺するプラントにおい
て、それぞれ持主の異なる籾が搬入されて来た場合に、
それぞれの籾の一部を取り出してサンプルとして検査
し、全体の籾の良否を判断する為の自主検査システムの
籾摺装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来から乾燥貯蔵籾摺施設において自主検査用籾摺機
は付設されていたのである。しかし、該従来の自主検査
用籾摺機において、投入量の制御も籾摺ロールの制御も
行われておらず、この状態で、脱俘精度を向上させ、籾
摺を高能率に行おうとすると、無人運転が不可能であ
り、専任の自主検査用籾摺機用のオペレーターが一人付
いている必要があったのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案はこのように自主検査用籾摺機の制御の為に1
人のオペレーターが専任する必要の無いように、自主検
査用の籾摺機を簡単な構造で、最大能率で脱俘精度の高
い状態に常時制御可能としたものである。
しかし、該自主検査用籾摺機においても、脱俘精度を
向上させる為に、2回以上籾をロールを通過させる籾摺
を行うことがあるのである。
そして、1パス目の籾の性状と、2パス目の性状は相
違するのであり、また量も相違するのである。故に、1
パス・2パスとそれぞれ籾摺ロールの間隙を調節してい
る場合には、比較電流値を1パス目と2パス目とに変更
する必要がある等の不具合があったのである。
故に、自主検査用籾摺機の制御機構が複雑となってい
たのである。
本考案は、従来のこのような不具合を、1パス目の信
号のみを、制御信号として使用することにより解消した
ものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
乾燥貯蔵籾摺施設の搬入籾の一部を自主検査用に一定
量を別に取り出し、籾摺後に検査する自主検査用籾摺機
において、該自主検査用籾摺機のホッパー2の下方で、
かつ籾摺ロール6a,6bの上方に、該籾摺ロール6a,6bに供
給される自主検査籾の流量を検出する籾流量センサー3
を設け、該籾流量センサー3により検出した自主検査籾
の流量により、籾摺ロール6a,6bを開閉制御すべくロー
ル間隙調節装置を設け、該自主検査籾が1回目の籾摺ロ
ール6a,6bの通過により脱俘されずに、選別装置で籾側
に選別されて、2回以上戻されて籾摺ロール6a,6bを通
過する場合においては、前記ロール間隙調節装置により
最初の1パス目の籾流量センサー3の検出値による、籾
摺ロール6a,6bを開閉位置を維持せしめるものである。
(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本考案の自主検査用籾摺機の制御機構のブロ
ック線図、第2図は自主検査用籾摺機の制御機構の制御
フローチャート図、第3図は繰り出しロール5の部分の
側面図である。
第1図において説明する。
自主検査用籾摺機Aは、乾燥貯蔵籾摺施設のメイン籾
摺機とは別に配置された小型の籾摺機であり、メイン籾
摺機に連続的に流されている乾燥籾の一部を、一定時間
または一定量毎に、1バッチとして取り出して、自主検
査用籾摺機Aに供給するのである。
そして、該検査用籾は籾摺の後にサンプル容器に検査
用試料として保存され、該搬入された籾の等級の判断
や、売り渡し値段の算定に使用される。
通常の農家から農協への米の売り渡しは、袋や俵に詰
めた玄米の状態で、誰の玄米であるかが判断出来る状態
で売り渡されるので、このような自主検査用籾摺機Aに
より処理して、サンプルを得る必要は無いのであるが、
乾燥貯蔵籾摺施設においては、バラ籾の状態で売り渡し
が行われ、また刈取後で乾燥前の含水率の高い状態で、
他の持主の籾と一緒にタンク内に投入されるので、先に
含水率の高い状態で重量を計算し、後に試料の重量に基
づいて、乾燥籾摺後の重量を決定する必要があるのであ
る。
このような場合の為に自主検査用籾摺機Aが、メイン
籾摺機と並列して配置されるのである。
本考案は、このような自主検査用籾摺機Aが、従来は
投入量制御も、籾摺ロール間隙の調節も行われておら
ず、専任のオペレーターが調節しながら籾摺を行ってい
たので、人手がかかり操作に熟練性が必要であったの
で、この不具合を解消する為に、自動運転できかつ自動
制御も出来るように構成したのである。
第1図において、メイン籾摺機の回路から、サンプル
取出機により一定量のバッチを取り出した後に、自主検
査用籾摺機Aのホッパー2に投入される。該ホッパー2
の下部には制御により供給量を調節する籾流量センサー
3が設けられている。該籾流量センサー3は、籾の流量
を電流値により検出するセンサーであり、該籾流量セン
サー3の部分を滑落する籾の通過抵抗を電流に変換し
て、これをシステム制御機構21に送信している。
しかし、通常の自主検査用籾摺機Aの場合には、脱俘
精度を向上させる為に、籾の通過を2回以上、籾摺ロー
ル6a,6bを通過させる2パス・3パス方式により行って
いるのである。
しかし、1パス目を通過して脱俘された籾は玄米とな
っており、選別装置により玄米側に取り出されているの
で、2パス目の籾は、脱俘されなかった籾だけであるか
ら、ずっとその量が少なくなるのである。
この流量の少ない状態で籾流量センサー3により検出
した検出値にて、籾摺ロール6a,6bを再度制御していた
のでは、正確な制御が出来ず、次にまた1バッチの自主
検査籾が投入された場合には、また最初の投入量により
制御に戻す必要があり、制御精度の低下を招いていたの
である。
本考案においては、このように脱俘された玄米を選別
して除外した少量の籾が通過する2回目以下のパスの場
合には、籾流量センサー3の検出値による制御を行わな
いように、フローチャートを構成したものである。
そして、1バッチの籾摺が終了して、一定の遅延時間
が経過した場合には、新たな1バッチが供給されるもの
であるから、再度1パス目であると判断して、籾流量セ
ンサー3の検出値により制御を行うべく構成したのであ
る。
籾流量センサー3の下方に繰り出しロール5が設けら
れており、該繰り出しロール5に向けて流量調節弁9が
突出されている。
該繰り出しロール5と流量調節弁9の下方には籾摺ロ
ール6a,6bが配置されている。該籾摺ロール6a,6bの間隙
を調節するロール間隙調節装置としてのロール間隙調節
モータ7が設けられている。
該ロール間隙調節装置としてのロール間隙調節モータ
7により雄螺装杆18を回転し、間隙調節アーム19を回動
する。
20はハラーコントローラ、21はシステム制御機構であ
る。
以上のような構成において、本考案は第2図のフロー
チャートに基づいて、籾流量センサー3の間隙調節を行
うのである。
即ち、1パス目の籾摺であるかどうかを検出し、1パ
ス目の場合には籾流量センサー3をONとし、2パス目以
下の場合には籾流量センサー3をOFFとする。
そして、該籾流量センサー3の検出値に基づいて、設
定値と比較し、ロール間隙調節装置としてのロール間隙
調節モータ7を正逆回転して、雄螺装杆18から間隙調節
アーム19を操作して、籾摺ロール6a,6bの間隙を最適状
態に調節するのである。
そして、2パス目・3パス目の自主検査籾の通過に際
しては、ロール間隙調節装置としてのロール間隙調節モ
ータ7の作動を行わず、1パス目の籾摺ロール6a,6bの
制御間隔をそのままにして籾摺を行うのである。
第3図においては、2パス目以降の籾が、繰り出しロ
ール5を通過して供給される量を一定にする為に、繰り
出しロール5の上部に調節可能な流量調節弁9を配置し
た構成が開示されている。該流量調節弁9により繰り出
しロール6との間隙を調節して、1パスで籾摺を行う
か、2パスで籾摺を行うかを設定可能としている。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、従来からある自主検査用籾摺機に対して、大
きな構成部品を追加することなく、籾流量センサー3と
ロール間隙調節装置を設けるだけで、簡単に、かつ少々
の流量の変化にも対応可能な精度の良い脱俘制御を行う
ことが出来るのである。
第2に、自主検査用籾摺機を、籾流量センサー3とロ
ール間隙調節装置により自動制御することが可能となっ
たので、無人運転が可能となり、専任のオペレーターが
いなくても、自動的に自主検査用籾摺を終了することが
出来るようになり、乾燥貯蔵籾摺施設の省力化を図るこ
とが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自主検査用籾摺機の制御機構のブロッ
ク線図、第2図は自主検査用籾摺機の制御機構の制御フ
ローチャート図、第3図は繰り出しロール5の部分の側
面図である。 2……ホッパー 2……籾流量センサー 5……繰り出しロール 6……籾摺ロール 7……ロール間隙調節装置としてのロール間隙調節モー
タ 9……流量調節弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥貯蔵籾摺施設の搬入籾の一部を自主検
    査用に一定量を別に取り出し、籾摺後に検査する自主検
    査用籾摺機において、該自主検査用籾摺機のホッパー2
    の下方で、かつ籾摺ロール6a,6bの上方に、該籾摺ロー
    ル6a,6bに供給される自主検査籾の流量を検出する籾流
    量センサー3を設け、該籾流量センサー3により検出し
    た自主検査籾の流量により、籾摺ロール6a,6bを開閉制
    御すべくロール間隙調節装置を設け、該自主検査籾が1
    回目の籾摺ロール6a,6bの通過により脱俘されずに、選
    別装置で籾側に選別されて、2回以上戻されて籾摺ロー
    ル6a,6bを通過する場合においては、前記ロール間隙調
    節装置により最初の1パス目の籾流量センサー3の検出
    値による、籾摺ロール6a,6bを開閉位置を維持せしめる
    ことを特徴とする自主検査用籾摺機の制御機構。
JP8372690U 1990-08-07 1990-08-07 自主検査用籾摺機の制御機構 Expired - Lifetime JP2513018Y2 (ja)

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JPH0441730U JPH0441730U (ja) 1992-04-09
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