JP2512770Y2 - サ―マルヘッド - Google Patents

サ―マルヘッド

Info

Publication number
JP2512770Y2
JP2512770Y2 JP1989072597U JP7259789U JP2512770Y2 JP 2512770 Y2 JP2512770 Y2 JP 2512770Y2 JP 1989072597 U JP1989072597 U JP 1989072597U JP 7259789 U JP7259789 U JP 7259789U JP 2512770 Y2 JP2512770 Y2 JP 2512770Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating substrate
thermal head
dot
common electrode
dots
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989072597U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315146U (ja
Inventor
弘朗 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP1989072597U priority Critical patent/JP2512770Y2/ja
Publication of JPH0315146U publication Critical patent/JPH0315146U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512770Y2 publication Critical patent/JP2512770Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、サーマルヘッドの印字品質向上に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来サーマルヘッドとしては、例えば実開昭57−1935
46号公報記載のものが知られている。このサーマルヘッ
ドは、第4図に示すように、絶縁基板12上に発熱抵抗体
14、個別電極15、…、15及び共通電極16を形成してなる
ものである。個別電極15、…、15は、それぞれ一端15a
が発熱抵抗体14の各ドット14′、…、14′に接続してお
り、他端15bは絶縁基板12の外部接続部12aに配されてい
る。
一方、共通電極16は、一端16aが発熱抵抗体の各ドッ
ト14′に共通に接続し、他端16bはやはり外部接続部12a
に配されている。共通電極16の端部16aは、3つのドッ
ト14′ごとに分割されているが、これは以下の理由によ
るものである。
第4図にも示すように、個別電極15は、パターンの引
き回しの関係から、それぞれその長さが異なっている。
従って、ドット14′、個別電極15、共通電極16の抵抗値
を合成した値は、各ドット14′ごとに異なり、各ドット
14′に流れる電流値はそれぞれ相違し、ドット14′の発
熱量が不均一となってしまう。そこで、共通電極端部16
aを分割し、各ドット14′の合成抵抗値を均一に調整し
ている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来のサーマルヘッドでは、ドット14′が1つ発
熱(オン)する場合と、ドットがm(m≧2)個オンす
る場合を比べると、共通電極の非分割部に流れる電流
は、m個オンする場合は1つオンする場合に比べてm倍
となる。このため、共通電極16の非分割部の電圧低下も
m倍となり、同一電圧をサーマルヘッドに印加した場合
に、多数のドット14′を同時にオンさせると、各ドット
14′に加わる電圧が低下し、印字濃度が低下する。
第5図(a)(b)は、上記従来のサーマルヘッドの
印字例を示している。第5図(a)のbの部分では、一
つのドット14′のみがオンしているため、十分な印字濃
度が得られているが、aの部分では同時に5つのドット
14′がオンしているため、ドットの濃度が低下してい
る。なお、Aは印字方向を示している。
そこで、多数のドット14′がオンする場合でも十分な
印字濃度が得られるよう、サーマルヘッドに加える電圧
を上げることが考えられる。この場合には、第5図
(b)に示すように多数のドット14′をオンした場合
(aの部分)でも、十分な印字濃度が得られる。しか
し、逆に一つだけのドット14′をオンする場合(bの部
分)では、各ドット14′に加わる電圧が高くなりすぎ、
印字ドットがつぶれたりあるいは尾を引き、印字品質が
低下すると共に、発熱抵抗体14の寿命も短くなるという
問題が生じてしまう。
この考案は、上記に鑑みなされたものであり、1つの
ドットがオンする場合でも多数のドットがオンする場合
でも、均一な印字品質が得られるサーマルヘッドの提供
を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この考案のサーマルヘッドの構成を一実施例に対応す
る第1図と第3図を用いて説明すると、絶縁基板2と、
この絶縁基板2上に形成される発熱抵抗体4と、前記絶
縁基板2上に形成され、その一端が前記発熱抵抗体4の
各ドット41、…、45に接続され、他端が前記絶縁基板
2の外部接続部2aにそれぞれ導かれる個別電極51
…、55と、一端が前記発熱抵抗体4に共通に接続し、
他端が前記絶縁基板2の外部接続部2aに導かれる共通電
極6とを備えてなるものにおいて、前記共通電極6は、
前記発熱抵抗体4より前記絶縁基板2の外部接続部2aに
至るまでこの発熱抵抗体4のドット41、…、45ごとに
分割され、前記絶縁基板の外部接続部2aにはフレキシブ
ル基板7が圧接され、このフレキシブル基板7は、前記
分割された共通電極61、…、65にまとめて接続される
共通電極用の配線パターン9と、前記個別電極51
…、55にそれぞれ接続される個別電極用の配線パター
ン8とを有し、少なくとも共通電極用の配線パターン9
は、絶縁基板2上の共通電極6及び個別電極51、…、
5より電気伝導率の高い材料で形成されていることを
特徴とするものである。
この考案のサーマルヘッドは、各ドット41、…、45
について、分割された共通電極61、…、65が独立に存
在しているから、同時に多数のドットをオンさせても、
共通電極6による電圧降下はドット一つを発熱させた場
合と同じであり、印字濃度が低下することはない。従っ
て、サーマルヘッドに加える電圧を上げる必要もなくな
り、印字ドットのつぶれ、尾引き、あるいは発熱抵抗体
の短寿命化を防止することができる。
(ホ)実施例 この考案の一実施例を、第1図乃至第3図に基づいて
以下に説明する。
この実施例サーマルヘッドは、薄膜型のシリアルサー
マルヘッドにこの考案を適用したものであり、第1図
は、実施例サーマルヘッド1の平面図、第2図は、同実
施例サーマルヘッド1の要部断面図である。
2は、アルミナセラミック等よりなる絶縁基板であ
る。この絶縁基板2上には、ガラスグレーズ層3が形成
され、このガラスグレーズ層3に跨がるように発熱抵抗
体4が形成される。発熱抵抗体4は、この例では41
…、45の5つのドットにより構成されている。
絶縁基板2上には、各ドット41、…、45に接続する
ように個別電極51、…、55、共通電極6が形成されて
いる。個別電極51、…、55の端部5a、…、5aは対応す
るドット41、…、45にそれぞれ接続し、他端5b、…、
5bは、絶縁基板2の外部接続部2aに配置されている。
一方、共通電極6は、各ドット41、…、45ごとに分
割されており、各共通電極61、…、65の端部6a、…、
6aは各ドット41、…、45に接続し、他端6b、…、6b
は、やはり絶縁基板2の外部接続部2aに配置されてい
る。
絶縁基板2上には、さらに絶縁保護膜が形成され、ド
ット41、…、45、個別電極51、…、55、共通電極6
1、…、65が保護されるが、第1図乃至第3図では省略
している。
第3図は、実施例サーマルヘッド1の外部接続を説明
する図である。7は、接続用のフレキシブル基板であ
り、個別電極51、…、55用の個別の配線パターン8、
…、8及び共通電極6用の配線パターン9が形成されて
いる。
このフレキシブル基板7を絶縁基板2に圧接すること
により、個別電極51、…、55が配線パターン8、…、
8に、共通電極61、…、65が配線パターン9にそれぞ
れ導通する。分割された共通電極61、…、65は、配線
パターン9にまとめて接続されるわけであり、m(m=
2…5)個のドットがオンとなった時に配線パターン9
での電圧降下は、1のドットがオンとなる時に比べてm
倍となる筈である。しかし、フレキシブル基板7の配線
パターン9は、絶縁基板上の個別電極51、…、55や共
通電極61、…、65より電気伝導率の高い材料(例えば
銅箔等)よりなり、その抵抗値は共通電極61、…、65
に比べてはるかに小さく、ドット印字濃度には影響を与
えない。
この実施例サーマルヘッド1では、各ドット41
…、45を流れる電流が、それぞれ別個の共通電極61
…、65を流れるため、各ドット41、…、45に対する
共通電極61、…、65の電圧降下分は、同時にオンする
ドットの数mの影響を受けない。このため、各ドット4
1、…、45に加わる電圧も、同時にオンするドット数m
の影響を受けず、1つのドットをオンさせた場合でも、
多数のドットをオンさせた場合でも印字濃度が均一とな
る。そして、サーマルヘッド1に加える電圧を高める必
要もなくなり、発熱抵抗体4の寿命を損なうこともな
い。
なお、この実施例サーマルヘッド1においても、個別
電極51、…、55、共通電極61、…、65はパターンの
配置の関係からそれぞれ長さが異なっており、個別電
極、ドット、共通電極の合成抵抗値はそれぞれ異なるこ
ととなる。そこで、例えば個別電極51、…、55のそれ
ぞれの幅を変化させ、各ドット41、…、45に対する合
成抵抗値を均一に調整する。
また、この実施例サーマルヘッド1では、ドットの数
を5つとしているが、ドット数はこれに限定されるもの
ではなく、適宜設計変更可能である。さらに、この考案
は薄膜型のサーマルヘッドばかりでなく厚膜型のサーマ
ルヘッドにも適用可能である。
(ヘ)考案の効果 以上説明したように、この考案のサーマルヘッドは、
共通電極を発熱抵抗体より絶縁基板の外部接続部に至る
までこの発熱抵抗体の各ドットごとに分割したことを特
徴とするものであるから、印字品質を向上させることが
できる利点を有している。
又、絶縁基板の外部接続部にフレキシブル基板を圧接
する構成であるから、外部との接続を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係るサーマルヘッドの
平面図、第2図は同サーマルヘッドのの要部拡大断面
図、第3図は、同サーマルヘッドの外部接続の様子を説
明する斜視図、第4図は、従来のサーマルヘッドの平面
図、第5図(a)及び第5図(b)は、それぞれ同従来
のサーマルヘッドでの印字例を示す図である。 2:絶縁基板、4:発熱抵抗体、41・…・45:ドット、5
1・…・55:個別電極、61・…・65:共通電極。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板と、この絶縁基板上に形成される
    発熱抵抗体と、前記絶縁基板上に形成され、その一端が
    前記発熱抵抗体の各ドットに接続され、他端が前記絶縁
    基板の外部接続部にそれぞれ導かれる個別電極と、一端
    が前記発熱抵抗体に共通に接続し、他端が前記絶縁基板
    の外部接続部に導かれる共通電極とを備えてなるサーマ
    ルヘッドにおいて、 前記共通電極は、前記発熱抵抗体より前記絶縁基板の外
    部接続部に至るまで、この発熱抵抗体のドットごとに分
    割され、前記絶縁基板の外部接続部にはフレキシブル基
    板が圧接され、このフレキシブル基板は、前記分割され
    た共通電極にまとめて接続される共通電極用の配線パタ
    ーンと、前記個別電極にそれぞれ接続される個別電極用
    の配線パターンとを有し、少なくとも共通電極用の配線
    パターンは、絶縁基板上の共通電極及び個別電極より電
    気伝導率の高い材料で形成されていることを特徴とする
    サーマルヘッド。
JP1989072597U 1989-06-21 1989-06-21 サ―マルヘッド Expired - Lifetime JP2512770Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072597U JP2512770Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 サ―マルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072597U JP2512770Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 サ―マルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315146U JPH0315146U (ja) 1991-02-15
JP2512770Y2 true JP2512770Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=31610671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989072597U Expired - Lifetime JP2512770Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 サ―マルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512770Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5054969B2 (ja) * 2006-12-25 2012-10-24 三菱重工業株式会社 変位計

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55105353U (ja) * 1979-01-16 1980-07-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315146U (ja) 1991-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2512770Y2 (ja) サ―マルヘッド
JPS6213367A (ja) サ−マルヘツド
JP3007257B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JPS61211059A (ja) サ−マルプリントヘツド
JP2613304B2 (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP7219634B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JPH07192857A (ja) 抵抗体ヒータ
JPS62109668A (ja) サ−マルヘツド
JP4354339B2 (ja) サーマルヘッド
JP2005225053A (ja) サーマルヘッド
JPH0199860A (ja) サーマルヘッド
JPH079640Y2 (ja) サーマルヘッド
JPH01232069A (ja) サーマルヘッド
JPS62116166A (ja) サ−マルヘツド
JPH07192847A (ja) 抵抗体ヒータ
JP2579642Y2 (ja) サーマルヘッド
JP2554556B2 (ja) サ−マルプリントヘッド
JPH05318789A (ja) サーマルヘッド
JP2022012222A (ja) サーマルプリントヘッド
JPH0550630A (ja) サーマルヘツドおよびその製造方法
JPH106542A (ja) 熱印字ヘッド
JPH02155752A (ja) サーマルヘッド
JPH0569576A (ja) ライン型サーマルプリントヘツドの構造
JPH04310758A (ja) サーマルヘッド
JPH05201047A (ja) サーマルヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term