JP2512668Y2 - 着脱式軸継手 - Google Patents

着脱式軸継手

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JP2512668Y2
JP2512668Y2 JP1988085188U JP8518888U JP2512668Y2 JP 2512668 Y2 JP2512668 Y2 JP 2512668Y2 JP 1988085188 U JP1988085188 U JP 1988085188U JP 8518888 U JP8518888 U JP 8518888U JP 2512668 Y2 JP2512668 Y2 JP 2512668Y2
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賢一 中川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、2台の電動機の軸を連結する着脱
式軸継手に関する。
(従来の技術) たとえば、製鉄所の圧延用ローラを駆動する電動機の
ように、高速・大トルクを伝達する軸に使われる可撓継
手は、駆動軸と被駆動軸の連結端に外歯のある内筒を挿
着し、この内筒に内歯のある外筒を嵌合し、内筒の外歯
と噛み合せてトルクを伝達している。
また、負荷の減少で、この可撓継手の両側へ直結され
た電動機の片側のトルクの伝達を断つときには、外筒を
軸方向に移動させて片側の内歯と外歯の噛み合いを解い
ている(以下、この継手を着脱式軸継手という)。
ところで、この着脱式軸継手は、外筒を移動させると
きに噛み合った歯をスムースに離すために、非着脱式の
ものに比べて噛み合う歯間の隙間が大きく、外歯にはク
ラウニングを施されるが、内歯は施されない。
したがって、外筒は重みで歯間の隙間だけ下がって、
内筒の歯で支持されている。そのため、圧延機の運転中
には振れて、内歯と外歯間に軸方向の反発力が発生す
る。
(考案が解決しようとする課題) その方向は、実機で検証したところでは、回転数やト
ルクによって変るが、もし、片方向だけの時間が長くな
ると、外筒を軸方向へ移動させるシフタリング(注;第
1図部品番号8参照)とこのシフタリング用の溝の側面
が摩擦で過熱して焼損する。
そこで、本考案の目的は、外筒の移動によるシフタリ
ングの焼損を防ぐことのできる着脱式軸継手を得ること
である。
(課題を解決するための手段および作用) 本考案は、外歯が突設された内筒が一対の軸の連結端
にそれぞれ設けられ、内筒の外側に外歯とそれぞれ噛み
合う内歯が突設された外筒が軸方向へ移動自在に嵌合さ
れ、この外筒の軸方向への移動で外歯と噛み合った内歯
の片側が離れて軸の連結を解く着脱式軸継手において、
外筒の外周に形成された断面U形の溝に遊嵌するリング
と、このリングに一端が係合し中間部が支持されたシフ
タと、軸の連結時に、リングが前記溝の側壁と間隙を有
し、かつその溝の軸方向中間部に位置する状態で、外筒
の移動によるリングの前記状態からの変位を検出する検
出器と、シフタ及びリングを介して外筒を軸方向に移動
させるとともに、検出器の検出信号に基づいて、リング
を前記状態に復元させるアクチェータとを設けること
で、外筒の移動によってリングが軸方向に移動すると、
アクチェータでシフタと外筒を駆動し、位置が復元した
外筒の溝の中間部にリングを制御し、溝の側面とリング
との接触継続時間を減らしてリングの焼損を防いだ着脱
式軸継手である。
(実施例) 以下、本考案の着脱式軸継手の一実施例を第1〜2図
で説明する。
第1図は、本考案の着脱式軸継手を示す部分断面側面
図で、右側の第1の回転軸1Aには図示しない第1の電動
機が、左側の第2の回転軸1Bには図示しない第2の電動
機を介して図示しない圧延ローラが連結されている。
また、第1の回転軸1Aには、中間部の外周にクラウニ
ングされた外歯2Aが突設された第1の内筒3Aが焼嵌めさ
れ、同じく、第2の回転軸1Bには、外歯2Bが突設された
第2の内筒3Bが焼嵌めされている。
一方、第1の内筒3Aには、内周の右側に内歯4Aが突設
され、左右にフランジが形成された第1の外筒5Aが挿入
されている。同じく第2の内筒3Bの外側には、中間部に
内歯4Bが突設され左右にフランジが形成された第2の外
筒5Bが挿入され、この第2の外筒5Bの右端のフランジと
第1の外筒5Aの左端のフランジは、図示しない複数の締
結部品6で締め付けられている。
ここで、外歯2Aと内歯4Aとの間、及び、外歯2Bと内歯
4Bとの間は、従来の技術と同様に歯間の隙間がゆるく設
定され、外歯2A,2Bにはクラウニングが施され、内歯4A,
4Bは軸方向に平行な歯形にしてある。
さらに、第2の外筒5Bの中間部の外周には、環状で断
面が浅いU形の溝7が形成され、この溝7には、両側に
ブッシュ8が設けられた溝7の幅よりも約2mm狭い環状
のシフタリング8が遊嵌されている。
また、ブッシュ8aには、第2の外筒5Bの側面の図示し
ない取付台に設けられた支え14aにピン14bを介して中間
部を支持された半月状のリングサポート14の両側上端が
U形の開口部で嵌合している。このリングサポート14の
中間部には、油圧シリンダ17のロッド先端がピン16で右
端に連結したシフタ15の左端が固定されている。また油
圧シリンダ17のクレビス部は、図示しない取付枠に取り
付けられた支え17aにピン17bを介して図示左右に揺動自
在に取り付けられている。
さらに、シフタ15の右端の側面には、第1図において
は略台形のボス19が第1図のI−I断面拡大図を示す第
2図のように溶接され、このボス19の右側には、上側か
らリミットスイッチ(以下、LSという)18a〜18dが順に
第1図及び第2図のように図示しない取付枠に取り付け
られている。
これらの各LSは、左端の各ローラ18a0〜18d0が第1図
の状態(すなわち、第1の回転軸1Aと第2の回転軸1bが
外筒5A,5Bを介して連結している状態)から第3図に示
すように外筒5A,5Bがシフタ15で右へ移動したとき(以
下、脱状態という)に、第4図(b)に示すようにボス
19がローラ18d0を押してLS18dをオンし、第3図の脱状
態の外筒5A,5Bをシフタ15で左へ動かして内歯4Bが噛み
合ったときに、第5図(b)に示すようにローラ18a0
18b0が押され(シフタリング8は第5図(a)に示すよ
うに溝7の左寄り)、さらに、このときのシフタリング
8を第6図(a)に示すように溝7の中央に戻したとき
に、第6図(b)に示すようにローラ18c,18bが押され
る位置に取り付けられている。
このように構成した着脱式軸継手においては、まず、
第3図の脱状態のときには、第2の回転軸1Bの左側の図
示しない第2の電動機に直結された圧延ローラは、第2
の電動機だけで駆動される。
また、負荷が増えて、右側の第1の回転軸1Aに直結さ
れた図示しない第1の電動機を駆動するときには、第3
図の状態のシリンダ17を図示しない油圧回路で動かし
て、ロッドを突き出し、シフタ15を反時計方向に揺動さ
せる。
すると、リングサポート14とブッシュ8aでシフタリン
グ8の左端がシフタリング用の溝7の左側面を押して、
第5図(a)で示す位置になり、更に押して所定の位置
になると、第5図(b)で示すようにボス19はローラ18
a0,18b0を押して着状態となる。
すると、図示しない油圧回路でシリンダ17を逆に駆動
し、ロッドを下げ、シフタ15を逆方向に揺動させて、第
6図(b)で示すようにローラ18b,18cを押した位置で
止め、第6図(a)で示すようにシフタリング8を溝7
の中央へ戻して着完了状態とし、第1の電動機の運転準
備を完了する。
この着完了状態で運転中にもし、外筒5A,5Bが左また
は右に動くと、ボス19も動いてローラ18bまたはローラ1
8cが復帰するので、この復帰信号で図示しない油圧回路
を駆動しシリンダ17を作動させ、例えば、外筒5A,5Bが
左側に移動して第5図で示すようにローラ18cが復帰し
たときは、シリンダ17のロッドを縮めて第5図で示す位
置まで外筒5A,5Bを復元させた後、ロッドを僅かに伸ば
してシフタリング8を第6図に示す位置まで戻す。
したがって、このように構成された着脱式軸継手にお
いては、シフタリング8は、シリンダリング用溝の片側
に長時間接触することはないので、過熱を防ぐことがで
きる。
[考案の効果] 以上、本考案の着脱式軸継手によれば、外歯が突設さ
れた内筒が一対の軸の連結端にそれぞれ設けられ、内筒
の外側に外歯とそれぞれ噛み合う内歯が突設された外筒
が軸方向へ移動自在に嵌合され、この外筒の軸方向への
移動で外歯と噛み合った内歯の片側が離れて軸の連結を
解く着脱式軸継手において、外筒の外周に形成された断
面U形の溝に遊嵌するリングと、このリングに一端が係
合し中間部が支持されたシフタと、軸の連結時に、リン
グが前記溝の側壁と間隙を有し、かつその溝の軸方向中
間部に位置する状態で、外筒の移動によるリングの前記
状態からの変位を検出する検出器と、シフタ及びリング
を介して外筒を軸方向に移動させるとともに、検出器の
検出信号に基づいて、リングを前記状態に復元させるア
クチェータを設けることで、外筒の移動によってリング
が軸方向に移動すると、シフタで外筒を駆動し、リング
の位置をU形の溝の中間部に制御し、この溝の側面とリ
ングとの接触継続時間を減らしたので、シフタリングの
焼損を防ぐことのできる着脱式軸継手を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の着脱式軸継手の一実施例を示す部分断
面平面図、第2図は第1図のI−I矢視図、第3図,第
4図,第5図,第6図は本考案の着脱式軸継手の作用を
示す図である。 1A,1B…回転軸、2A,2B…外歯、3A…第1の内筒、3B…第
2の内筒、4A,4B…内歯、5A…第1の外筒、5B…第2の
外筒、7…シフタリング用溝、8…シフタリング、14…
リングサポート、15…シフタ、17…油圧シリンダ、18a,
18b,18c,18d…リミットスイッチ、18a0,18b0,18c0,1
8d0…ローラ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外歯が突設された内筒が一対の軸の連結端
    にそれぞれ設けられ、前記内筒の外側に前記外歯とそれ
    ぞれ噛み合う内歯が突設された外筒が前記軸方向へ移動
    自在に嵌合され、この外筒の前記軸方向への移動で前記
    外歯と噛み合った内歯の片側が離れて前記軸の連結を解
    く着脱式軸継手において、前記外筒の外周に形成された
    断面U形の溝に遊嵌するリングと、このリングに一端が
    係合し中間部が支持されたシフタと、前記軸の連結時
    に、前記リングが前記溝の側壁と間隙を有し、かつ前記
    溝の軸方向中間部に位置する状態で、前記外筒の移動に
    よる前記リングの前記状態からの変位を検出する検出器
    と、前記シフタ及びリングを介して外筒を軸方向に移動
    させるとともに、前記検出器の検出信号に基づいて、前
    記リングを前記状態に復元させるアクチェータとを設け
    たことを特徴とする着脱式軸継手。
JP1988085188U 1988-06-29 1988-06-29 着脱式軸継手 Expired - Lifetime JP2512668Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272048A (en) * 1975-12-12 1977-06-16 Hitachi Ltd Clutch
JPS53362A (en) * 1976-06-25 1978-01-05 Hitachi Ltd Clutch device
JPH0454364Y2 (ja) * 1986-03-14 1992-12-21
JPS6364838A (ja) * 1986-09-04 1988-03-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車両における自動インチング制御装置

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