JP2512613Y2 - ポケット式ファイル - Google Patents

ポケット式ファイル

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JP2512613Y2
JP2512613Y2 JP1990052366U JP5236690U JP2512613Y2 JP 2512613 Y2 JP2512613 Y2 JP 2512613Y2 JP 1990052366 U JP1990052366 U JP 1990052366U JP 5236690 U JP5236690 U JP 5236690U JP 2512613 Y2 JP2512613 Y2 JP 2512613Y2
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JP1990052366U
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JPH0411684U (ja
Inventor
忠義 杉本
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セキセイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、ポケット式ファイル、特に、合成樹脂シー
ト製又は合成樹脂フィルム製の袋体内に、厚紙からなる
台紙が収納されてなるファイル用紙を、多数、表紙体に
綴じ込んでなるポケット式ファイルに関するものであ
る。
[従来技術及びその問題点] 厚紙からなる台紙(10)の表裏に合成樹脂シート製又
は合成樹脂フィルム製の袋体(11)を一部開放状態に被
覆させた態様のファイル用紙(1)を、多数、表紙体
(2)の背表紙(20)の内面に綴じ込んでなるポケット
式ファイルとして、第5図に示すようなものがある。こ
のものでは、袋体(11)は、台紙(10)の表裏両面及び
自由状態の一側辺を被覆するように配設せしめられ且該
台紙(10)の表裏の所定位置に溶着により固定せしめら
れている。そして、前記台紙(10)(10)のうち、袋体
(11)が被覆されていない側の側辺がファイル用紙
(1)(1)の綴じ込み辺(12)(12)となり、表紙体
(2)の背表紙(20)の内面に熱溶融性接着剤(22)で
直接溶着されている。
このものでは、各ファイル用紙(1)(1)の台紙
(10)と袋体(11)との間がポケット部となり、該ポケ
ット部に、前記袋体(11)の開放端部から収容物を出し
入れ自在に収容することができる。
しかしながら、このものでは、台紙(10)(10)の側
辺を綴じ込み辺(12)(12)として直接、前記背表紙
(20)に接着させているため、前記台紙(10)と袋体
(11)との間に収容物を収容するためには、同図の二点
鎖線に示すように、前記台紙(10)(10)の綴じ込み辺
(12)(12)近傍を強制的に湾曲させてファイル用紙
(1)(1)相互間を大きく開かなければならない。こ
の時、該台紙(10)(10)は厚紙で構成されているの
で、ファイル用紙(1)(1)間を開いた状態の使用中
にも弾性復帰し易く、該ファイルを完全に見開き状態に
維持することは困難であり、特に、綴じ込み辺(12)の
近傍にまで開いた状態にすることは困難である。又、名
刺入れやカード入れ等のようにファイル用紙(1)
(1)の横幅が狭いものではより一層使い勝手の悪いも
のである。
上記不都合を解消する為に、実開平2-12878号に開示
のファイルのように、前記台紙(10)を収容した袋体
(11)を表紙体(2)に溶着させることが考えられる。
このものでは、第6図に示すように、袋体(11)の一側
辺が、ファイル用紙(1)の綴じ込み辺(12)として、
表紙体(2)の背表紙(20)の内面に直接接着されてい
るから、台紙(10)は表紙体(2)に直接接着されてい
ない。よって、ファイル用紙(1)(1)を見開き状態
にすると、台紙(10)は表紙体(2)の背表紙(20)に
固定されていないから、その綴じ込み辺(12)(12)側
の基端辺からそのまま左右に倒せることとなり、台紙
(10)が湾曲する不都合がない。よって、ファイル用紙
(1)(1)間の見開き度合は十分なものとなるととも
に見開き状態のままでファイルを維持することができ
る。
しかしながら、このようなファイルは、特開昭63-798
5号に開示されているように、台紙(10)を収容した多
数の袋体(11)(11)を重ね合わせるとともにその一側
辺を、前記背表紙(20)の内面に設けた接着剤に押し付
けることにより、表紙体(2)に接着させて製造される
ものであるから、前記綴じ込み辺(12)(12)は相互に
隣接して位置することとなる、言い換えれば、各ファイ
ル用紙(1)(1)が相互に接触し合って前記表紙体
(2)に綴じ込まれることとなる。
よって、各ファイル用紙(1)の袋体(11)と台紙
(10)との間に、紙葉類等の被収容物を収容した場合、
ファイル用紙(1)(1)相互は接触状態にあるにもか
かわらず、前記ファイル用紙(1)(1)は内部に被収
容物を収容して厚肉となるため、ファイル全体が膨らん
で格好が悪いものとなる。
又、台紙(10)が袋体(11)内にその横幅方向におい
てほぼ一杯に挿入される形式の場合では、綴じ込み辺
(12)においても、前記台紙(10)(10)が前記袋体
(11)を介して隣接する構成となるから、従来のものと
同様に、ファイルを完全に見開き状態に維持することは
難しく、使い勝手の悪さは改善されたとは言えない。
[課題] 本考案は、このような、『厚紙からなる台紙(10)と
該台紙(10)を一部開放状態に被覆する合成樹脂シート
製又は合成樹脂フィルム製の袋体(11)とからファイル
用紙(1)を構成するとともにその一側辺を綴じ込み辺
(12)とし、前記綴じ込み辺(12)を、表紙体(2)の
背表紙体(20)の内面に接着剤(22)で接着させること
により、前記ファイル用紙(1)を多数、前記表紙体
(2)内に綴じ込んでなるポケット式ファイル』におい
て、台紙(10)(10)を湾曲させずに見開き状態となる
ようにするとともに各ファイル用紙(1)(1)の袋体
(11)と台紙(10)との間に、紙葉類等の被収容物を収
容した場合でも、ファイル全体が膨らんで不格好になら
ないようにし、加えて、前記台紙(10)の幅が袋体(1
1)の幅に略一致する大きさのものでもファイルの使い
勝手を良くするようにすることをその課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は『ファイル用紙(1)の綴じ込み辺(12)にま
で袋体(11)を被覆させ、この袋体(11)のみを背表紙
体(20)に接着し、前記台紙(10)の幅を前記袋体(1
1)の幅に略一致させるとともに、この台紙(10)の綴
じ込み片(12)側の側辺に、前記台紙(10)を二重に折
畳んでなる厚肉部を構成した』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
ファイル用紙(1)の綴じ込み辺(12)まで袋体(1
1)を被覆させ、この袋体(11)のみを背表紙体(20)
に接着したから、上記したように、ファイル用紙(1)
(1)の見開き度合いは十分となり、見開き状態のまま
にファイルを維持することができる。
又、台紙(10)の綴じ込み辺(12)側の側辺は、二つ
折りにされて厚肉部が構成されているから、前記台紙
(10)の綴じ込み辺(12)側の肉厚は、他の部分の肉厚
の二倍となる。又、この台紙(10)の幅は前記袋体(1
1)の幅に略一致させていることから、前記台紙(10)
を袋体(11)内に収容した状態では、前記ファイル用紙
(1)の綴じ込み辺(12)側の端縁の断面は大きな円弧
を構成するものとなる。
従って、前記袋体(11)の前記表紙体(2)の背表紙
体(20)の内面への接着面積が大きなものとなる。
又、前記ファイル用紙(1)(1)を多数並列させた
状態で、前記表紙体(2)内に綴じ込むと、自由端側の
台紙(10)(10)間には、少なくとも台紙(10)一枚分
のスペースが生じることとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
各袋体(11)の前記背表紙体(20)の内面への接着面
積が大きくなるから、ファイル用紙(1)(1)の表紙
体(2)への接着強度が増大するとともに、前記背表紙
体(20)の内面に設けた接着剤における、ファイル用紙
(1)(1)との接着部分に形成される凹凸は緩やかな
ものとなるから、前記接着剤に接着されていない台紙
(10)は袋体(11)内において見開き方向に相対回動し
易くなる。よって、ファイル用紙(1)(1)の見開き
度合いが十分でファイルを見開き状態のままに維持でき
る。しかも、台紙(10)が袋体(11)内にその横幅方向
においてほぼ一杯に挿入される形式であっても見開きが
簡単になる。
また、隣接するファイル用紙(1)(1)内の台紙
(10)(10)相互間には、台紙(10)1枚分のスペース
が形成されることとなるから、袋体(11)と台紙(10)
との間に紙葉類等の被収容物カード類を収容した場合で
も、ファイル全体が不恰好に膨らむ不都合がない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第4図に基いて説
明する。
本考案実施例の台紙(10)は所定の厚みを有する厚紙
を採用しており、前記台紙(10)を収容する袋体(11)
は、透明な合成樹脂製シートにより、上方にのみ開放す
るように形成されている。
前記台紙(10)の横幅は、前記袋体(11)の横幅に略
一致させるとともに、その高さは、前記袋体(11)のそ
れよりも高く設定されている。よって、この実施例のも
のでは、前記台紙(10)の上端部の一定範囲より下方域
全体が透明な袋体(11)で包み込むように被覆されてお
り、言い換えれば、台紙(10)の上端の一定範囲が袋体
(11)から露出する態様のファイル用紙(1)が構成さ
れることとなる。
又、台紙(10)の一側辺は、第2図に示すように、所
定位置で二重に折り曲げられて厚肉部が構成されてい
る。
この台紙(10)には、その両端部近傍及び中央の所定
位置に複数の長孔(13)(13)を開口させるとともに、
該長孔(13)(13)を介して、第3図に示すように、台
紙(10)の表裏を被覆している袋体(11)相互を溶着し
ている。これにより、台紙(10)は袋体(11)内で抜け
留め状態となる。尚、この溶着部と前記長孔(13)(1
3)の周縁との間には、一定の余裕を設けてある。
さらに、台紙(10)の表裏において、前記袋体(11)
を、前記中央の各溶着部より下方域でそれぞれ水平に切
断することにより、1枚のファイル用紙(1)に複数の
ポケット部(P)(P)が形成されている。特に、この
実施例のものでは、このポケット部(P)(P)の大き
さ形状はテレフォンカードのそれに一致させている。
この実施例のものでは、前記台紙(10)の厚肉部側を
被覆している袋体(11)の側辺を、第4図に示すよう
に、このファイル用紙(1)の綴じ込み辺(12)(12)
とし、所定枚数の前記ファイル用紙(1)(1)を重ね
合わせると共に、各綴じ込み辺(12)(12)を、表紙体
(2)の背表紙(20)に、熱溶融性の接着剤(22)で接
着させる。これにより、第1図に示すように、ファイル
用紙(1)(1)は表紙体(2)に綴じ付けられること
となる。
綴じ込み辺(12)(12)側の台紙(10)は、前記した
ように二つ折りにして肉厚を二倍に設定するとともに、
前記台紙(10)の幅は前記袋体(11)の幅に略一致する
寸法関係に設定されているため、前記台紙(10)の厚肉
部が、前記袋体(11)を介して、前記表紙体(2)の背
表紙(20)に押え付けられることとなる。
これにより、前記袋体(11)(11)の熱溶融性接着剤
(22)への接着面積は、綴じ込み辺(12)側に厚肉部を
形成しない従来のものに比べて約2倍大きくなり、ファ
イル用紙(1)(1)の表紙体(2)への接着強さが増
大することとなる。また、第1図に示すように、前記厚
肉部により、前記熱溶融性接着剤(22)の、前記ファイ
ル用紙(1)(1)との接着部分に形成される凹凸は緩
やかな円弧を形成することとなるため、前記熱溶融性接
着剤(22)に接着されていない台紙(10)(10)は、前
記厚肉部側端辺が前記熱溶融性接着剤(22)の表面に形
成される凹部内で回動することとなり、前記ファイル用
紙(1)(1)は、綴じ込み辺(12)側に厚肉部を形成
しない従来のものに比べて、左右に倒れ易いものとな
る。
又、台紙(10)は綴じ込み辺(12)側で二つ折りとな
っているから、多数のファイル用紙(1)(1)を並列
させて表紙体(2)に綴じ込んだ場合、自由端側の台紙
(10)(10)間には、台紙(10)一枚分のスペースが生
じることとなる。よって、前記ポケット部(P)(P)
にカード等を入れた場合でも、該カードの厚みで、前記
袋体(11)が膨らんで、ファイル全体が不恰好に膨らむ
不都合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図,第2図はファイル用紙
(1)の説明図,第3図はX−X断面図,第4図は接着
状態の説明図,第5図、第6図は従来例の説明図であ
り、図中, (10)……台紙 (11)……袋体 (1)……ファイル用紙 (12)……綴じ込み辺 (2)……表紙 (20)……背表紙体 (22)……接着剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙からなる台紙(10)と該台紙(10)を
    一部開放状態に被覆する合成樹脂シート製又は合成樹脂
    フィルム製の袋体(11)とからファイル用紙(1)を構
    成するとともにその一側辺を綴じ込み辺(12)とし、前
    記綴じ込み辺(12)を、表紙体(2)の背表紙体(20)
    の内面に接着剤(22)で接着させることにより、前記フ
    ァイル用紙(1)を多数、前記表紙体(2)内に綴じ込
    んでなるポケット式ファイルにおいて、ファイル用紙
    (1)の綴じ込み辺(12)にまで袋体(11)を被覆さ
    せ、この袋体(11)のみを背表紙体(20)に接着し、前
    記台紙(10)の幅を前記袋体(11)の幅に略一致させる
    とともに、この台紙(10)の綴じ込み片(12)側の側辺
    に、前記台紙(10)を二重に折畳んでなる厚肉部を構成
    したことを特徴とするポケット式ファイル。
JP1990052366U 1990-05-18 1990-05-18 ポケット式ファイル Expired - Lifetime JP2512613Y2 (ja)

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