JP2512542Y2 - 車両用サンバイザ― - Google Patents

車両用サンバイザ―

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JP2512542Y2
JP2512542Y2 JP1992092634U JP9263492U JP2512542Y2 JP 2512542 Y2 JP2512542 Y2 JP 2512542Y2 JP 1992092634 U JP1992092634 U JP 1992092634U JP 9263492 U JP9263492 U JP 9263492U JP 2512542 Y2 JP2512542 Y2 JP 2512542Y2
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JP1992092634U
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Inventor
六夫 菅生
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しげる工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用サンバイザー
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用サンバイザーはサンバイ
ザー本体を備えており、サンバイザー本体は、芯材を表
皮によって被覆して構成されている。表皮は、通常、ト
リコットまたはポリ塩化ビニル(以下、PVCとい
う。)フィルム等からなるものであり、美観の向上を図
るために、トリコット製のものにあっては表面が起毛さ
れ、PVC製のものにあては絞加工が施されている。
【0003】ところで、サンバイザー本体の表面には、
運転時における注意事項等を記載したいわゆるコーショ
ンラベルが貼付されることが多い。従来、コーションラ
ベルは、その周縁部を溶着することによって貼付されて
いる。
【0004】
【従来技術の問題点】ところが、コーションラベルを溶
着すると、誤ったコーションラベルを貼付した場合に、
正規のコーションラベルと貼り変えることができない。
このため、サンバイザーを廃棄しなければならず、その
ロス率が増加するという問題があった。
【0005】なお、コーションラベルの裏面に粘着剤を
塗布し、この粘着剤によってコーションラベルを貼付す
るようにすれば、コーションラベルを貼り変えることが
できる。しかし、サンバイザー本体の表面は、起毛され
ていたり、絞加工が施されているため、粘着剤では固着
力が低く、コーションラベルが容易に剥離してしまう。
したがって、粘着剤による貼付は、実際には行われてい
ない。
【0006】また、1つの型式のサンバイザーに対し貼
付すべきコーションラベルの種類が多数ある場合には、
コーションラベルの分だけサンバイザーの種類が増えて
しまうという問題がある。すなわち、仮にコーションラ
ベルをサンバイザーに貼付することができるのであれば
コーションラベルの種類の多少に拘わらず特定の型式の
サンバイザーについては一種類だけを製造するだけで済
む。しかるに、コーションラベルの溶着は、サンバイザ
ーの完成後に行うことができず、表皮を芯材に装着する
前に行わなければならない。このため、表皮の種類がコ
ーションラベルの種類と同数だけ存在することになり、
その結果サンバイザーの種類が増加してしまい、その製
造管理に多大の手間を要していた。
【0007】そこで、この出願の発明者は、図1〜図3
に示すサンバイザー1を先に開発した。この先の開発に
係るサンバイザー1を説明することにより、この発明の
目的を明確にする。図1は日避けとして用いた状態のサ
ンバイザー1を車室側から見た図であり、この図に示す
ように、サンバイザー1は、平板状をなすサンバイザー
本体(以下、単に本体という。)2と、この本体2の一
側部に設けられた支持腕3と、この支持腕3の先端部に
設けられたブラケット4とを備えており、本体2は、車
両の天井Cにブラケット4および支持腕3を介して回動
可能に取り付けられる。
【0008】本体2は、図2および図3に示すように、
プラスチックフォーム等からなる芯材21と、この芯材
21を被覆する表皮22とから構成されている。表皮2
2は、トリコット、ポリ塩化ビニル等からなるものであ
り、トリコット製のものにあっては表面が起毛され、P
VC製のものにあっては絞加工が施されている。
【0009】本体2の表面、つまり本体2を日避けとし
て使用した場合に室内側を向く表面にはシート5が貼付
されている。このシート5は、透明なポリ塩化ビニル等
の樹脂からなるものであり、30μm〜50μm程度の
厚さを有し、左右方向に長い長方形状に形成されてい
る。そして、シート5は、上下および左側の周縁部(図
1において破線から外側の部分)が表皮22にウェルド
加工等によって溶着されている。これによって、シート
5と本体2との間には、右側部が開放した収容部6が形
成されている。この収容部6は、その内部に収容すべき
ラベルのうちの最も大きいラベルを収容することができ
るような大きさに設定されている。なお、図2および図
3においては、収容部6を表示するために、シート5の
うちの溶着部以外の部分を表皮22から離しているが、
実際には接している。
【0010】上記構成のサンバイザー1においては、収
容部6内にその右側の開放部6aからコーションラベル
等のラベル(図示せず)を挿入して収容する。この場
合、シート5が透明であるから、収容されたコーション
ラベルの注意書きは、外側から読み取ることが可能であ
る。また、挿入したコーションラベルについては、開放
部6aから取り出すことができる。したがって、誤った
コーションラベルを挿入した場合には、正規のものと交
換することができる。よって、サンバイザー1を廃棄す
る必要がなく、その分だけサンバイザー1のロス率を低
減することができる。
【0011】また、サンバイザー1の完成後に収容部6
にコーションラベルを挿入することができるので、収容
部6に収容すべきコーションラベルの種類に拘わらず、
1つの型式のサンバイザー1については一種類だけ製造
すればよい。したがって、その種類が増えることがな
く、製造管理を容易に行うことができる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サンバイザー1においては、収容部6が開放部6aで開
放されているため、収容部6aに収容したコーションラ
ベルがサンバイザー1の搬送中に収容部6から脱落して
しまうという問題があった。勿論、コーションラベルを
収容部6aに収容してから開放部6aを溶着等によって
閉じれば脱落を防止することができるが、そのようにす
るとコーションラベルを収容部6から抜き取ることがで
きなくなってしまう。
【0013】この発明は上記背景の下になされたもの
で、コーションラベル等のシート状物品を誤って取り付
けても容易に交換することができ、かつ取り付けるべき
シート状物品の種類に応じて種類を増やす必要がないの
は勿論のこと、収容部に収容したシート状物品が開放部
から脱落するのを防止することができるサンバイザーを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る考案は、サンバイザー本体の表面
に透明な材質からなるシートの少なくとも一側縁部と他
側縁部とを固着することにより、シートとサンバイザー
本体との間に、少なくとも一端部にラベル状物品が挿入
脱可能である開放部が形成され、かつ内部に上記ラベル
状物品を収容する収容部を設け、上記シートの開放部側
の端部に収容部側へ向かって折り返された折り返し部を
形成したことを特徴としている。また、請求項2に係る
考案は、サンバイザー本体の表面に透明な材質からなる
シートの周縁部を固着することにより、シートとサンバ
イザー本体との間にラベル状物品を収容可能である収容
部を設けるとともに、上記シートの中間部に、上記収容
部に上記ラベル状物品を挿入するためのスリットを形成
したことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に係る考案において、収容部にコーシ
ョンラベル等のラベル状物品を挿入する場合には、折り
返し部を予め外側に引き出しておく。その状態でラベル
状物品を開放部から収容部に挿入する。挿入後、折り返
し部を収容部内に戻す。この場合、折り返し部とシート
とによってラベル状物品を挟み込むようにする。この結
果、ラベル状物品はシートによって抱えこまれるような
状態になり、開放部からの脱落が防止される。挿入すべ
きラベル状物品を間違えた場合には、折り返し部を外側
に引き出し、収容されたラベル状物品を抜き取り、正規
のラベル状物品と交換する。請求項2に係る考案におい
て、収容部にコーションラベル等のラベル状物品を挿入
する場合には、ラベル状物品の両端部をスリットから収
容部の一端側と他端側とにそれぞれ挿入する。ラベル状
物品の全体を収容部内に挿入した状態においては、ラベ
ル状物品の両端部がスリットによって分けられる収容部
の一端部と他端部とにそれぞれ収容されるので、収容部
から脱落することがない。挿入すべきラベル状物品を間
違えた場合には、ラベル状物品の中間部をスリットから
引き出すことにより、その全体を収容部から取り出す。
【0016】
【実施例】以下、この考案の実施例について図4〜図7
を参照して説明する。なお、以下の実施例においては、
上記先の開発に係るサンバイザー1と異なる部分につい
てのみ説明するとこととし、同様な部分には同一符号を
付してその説明を省略しする。
【0017】図4および図5に示すサンバイザー1′
は、シート5の上下の両側部だけを溶着し、収容部6を
左右の両方向に対して開放したものであり、シート5の
左右開放部6a側の両側部には、収容部6内に向かって
延びる折り返し部51が形成されている。そして、図5
に示すように、収容部6内に収容されたコーションラベ
ルLの左右の両側部をシート5の折り返し部51,51
によって挟み込むようにし、これによってコーションラ
ベルLが収容部6から脱落するのを防止するようになっ
ている。
【0018】上記のサンバイザー1′の収容部6にコー
ションラベルLを挿入する場合には、一方の折り返し部
51を予め外側に引き出しておき、その状態でコーショ
ンラベルLを挿入する。挿入後、折り返し部51を収容
部6内へ戻すようにする。この場合、シート5とその折
り返し部51とによってコーションラベルLを挟み込む
ようにする。また、コーションラベルLを収容部6から
取り出す場合には、折り返し部51を外側に引き出した
後、コーションラベルLを開放部6aから抜き取る。な
お、図6に示すように、コーションラベルLを収容部6
に収容した後、シート5、コーションラベルLおよび折
り返し部分51を樹脂製のリベットR等によって加締た
り、あるいはその他の手段によって一体的に結合すれ
ば、コーションラベルLが収容部6から脱落するのを確
実に防止することができる。
【0019】また、図7に示すサンバイザー1″は、左
右に細長い長方形のシート5の全周縁部を溶着すること
によって収容部6を形成したものであり、シート5の中
央部より若干右側には、上下方向に延びるスリット52
が形成されている。このスリット52の上下の各端部に
は、そこから二股に分かれる分岐スリット52a,52
aが形成されている。
【0020】このサンバイザー1″において、スリット
52から収容部6内にコーションラベルを挿入する場合
には、コーションラベルをシート5と対向させた状態で
その中間部をサンバイザー1″から離れるように湾曲さ
せ、その両端部をスリット52から収容部6の各端部内
に挿入する。したがって、コーションラベルの全体を収
容部6内に収容した状態においては、コーションラベル
が収容部6から脱落することはない。勿論、挿入後にス
リット52が形成された部分に粘着または接着テープ等
を貼り付けたり、スリット52の近傍部分と対向するコ
ーションラベルの表面に粘着剤を塗布しておき、挿入後
にコーションラベルとシート5のスリット52近傍部分
とを貼り付けるようにしてもよく、そのようにすれば、
コーションラベルが収容部6から脱落するのを確実に防
止することができる。また、コーションラベルを収容部
6から取り出す場合には、スリット52と対向するコー
ションラベルの中間部を外側へ湾曲させつつスリット5
3から抜き出す。
【0021】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更可能である。例えば、上記の実施例においては、
長方形のシート5を用いることにより長方形の収容部6
を形成するようにしているが、円形のシートを用いるこ
とにより円形の収容部6を形成するようにしてもよい。
また、本体2を日避けとして使用した場合に車室内側を
向く面にシート5を固着しているが、逆側の面に固着す
るようにしてもよく、あるいは両面に固着するようにし
てもよい。また、上記の実施例においては、収容部6に
コーションラベルを収容しているが、他のラベル状物品
を収容するようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1または2
に係る考案の車両用サンバイザーによれば、収容部に間
違えて収容したコーションラベル等のラベル状物品を容
易に交換することができるとともに、収容すべきラベル
状物品の種類の多少に拘わらず一種類だけ製造すればよ
いのは勿論のこと、ラベル状物品が収容部から脱落する
のを防止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先の開発に係るサンバイザーを示す正面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視拡大断面図である。
【図3】図1のB−B矢視拡大断面図である。
【図4】請求項1に係る考案の一実施例を示す正面図で
ある。
【図5】図4のA−A矢視拡大断面図である。
【図6】図4に示す実施例の変形例を示す要部の拡大断
面図である。
【図7】請求項2に係る考案の一実施例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1′ サンバイザー 1″ サンバイザー 2 サンバイザー本体 5 シート 6 収容部 6a 開放部 51 折り返し部 52 スリット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザー本体の表面に透明な材質か
    らなるシートの少なくとも一側縁部と他側縁部とを固着
    することにより、シートとサンバイザー本体との間に
    少なくとも一端部にラベル状物品が挿入脱可能である開
    放部が形成され、かつ内部に上記ラベル状物品を収容す
    る収容部を設け、上記シートの開放部側の端部に収容部
    側へ向かって折り返された折り返し部を形成したことを
    特徴とする車両用サンバイザー。
  2. 【請求項2】 サンバイザー本体の表面に透明な材質か
    らなるシートの周縁部を固着することにより、シートと
    サンバイザー本体との間にラベル状物品を収容可能であ
    る収容部を設けるとともに、上記シートに、上記収容部
    に上記ラベル状物品を挿入するためのスリットを形成し
    ことを特徴とする車両用サンバイザー。
JP1992092634U 1992-12-24 1992-12-24 車両用サンバイザ― Expired - Lifetime JP2512542Y2 (ja)

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JPH0651002U JPH0651002U (ja) 1994-07-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0651002U (ja) 1994-07-12

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